大倉崇裕のレビュー一覧

  • 福家警部補の考察

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    いつもながら、面白い。今回も期待を裏切らなかった。

    特に『上品な魔女』は、描かれている登場人物の“異常さ”がぴか一。リアルにこんな人が居たら、怖いわ。

    それと、『東京駅発6時00分のぞみ1号博多行き』は、今回の作品の中では一番短いですが、逆に言えば話が超スピーディ。福家の捜査能力というか、引きの強さというか、そう言うものが見られます。

    早く次の作品が読みたいです

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    2024年04月11日
  • 福家警部補の追及

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    ネタバレ

     大倉崇裕さんの『福家警部補』シリーズ第4作。最初に第5作『福家警部補の考察』を読んだが、第4作は倒叙ミステリとして文句なしに面白い。

     第4作は中編2編という構成だが、真犯人の人物像といい、動機といい、緊迫感といい、いずれも十分に長編化可能だろう。敢えて中編に留めているために、内面を見せない福家警部補のキャラクターが生きているし、切れ味も鋭い。

     「未完の頂上」。息子の未踏峰挑戦を控えた著名登山家が、支援を止めるという有力スポンサーを撲殺する。登山のロマンは認めるが、山を愛する男が山で偽装工作をするとは。登山家としても経営者としても、早々に読者に見限られるだろう。

     偽装工作はことごと

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    2024年03月09日
  • 犬は知っている

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    警察病院でファシリティドッグとして働くピーボ。その相棒笠門と共に、瀕死の被疑者から重要な証言を聞き出すと言う裏の仕事があり…

    あまりやらせたくない仕事だけど、ピーボの賢さと、バディの笠門のピーボファーストが心地よかったです。

    是非シリーズ化希望です!

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    2024年03月08日
  • 殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官

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    初めて怪獣が現れたのは1954年のこと。日本領海だった。以来、世界は度重なる怪獣襲来に悩まされる事態となった。特に四方を海に囲まれた日本の被害は深刻だ。
    そこで日本は怪獣対策のため1970年に「怪獣庁」を設立し、さらに2000年に「怪獣省」に昇格させ、防衛力を強化した。
     こうして日本は、他国の追随を許さない対怪獣防御システムを誇るまでになっていた。

     これは怪獣襲来に際し、その進路および迎撃方法を分析し決定する怪獣予報官と、怪獣絡みの犯罪を捜査する怪獣捜査官の活躍を描いた物語である。
               ◇
     太平洋沖の日本領海に突如現れた怪獣。怪獣省第1予報官の岩戸正美は特

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    2024年03月09日
  • 福家警部補の考察

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    ひさしぶりの福家警部補。ずっと読みたかった。3,4を飛ばして、つい最新を読んでしまった。倒叙式のこのシリーズは福家さんの登場シーンが見どころだ。すべての容疑者は彼女の風貌から、彼女を捜査一課の警官それも警部補とは思わない。今回も見事に細かいところからどんどん犯人の企みを崩していくのが気持ちいい。手にしているのは缶入りおしるこ。この本を読んでから、私も自販機を見るとついおしるこあるかな?と探すようになった。バーテンダーのお話『安息の場所』が悲しみが漂って一番良かった。

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    2024年02月13日
  • 福家警部補の挨拶 福家警部補シリーズ1

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    軽快に読める短編のミステリーです。事故死ではないことや容疑者に気づくまでの展開が速く、テンポよくクライマックスに進みます。といっても、関係者の聞き込みといった捜査についても無駄なく書かれていて、犯人との対決は論理的で納得のいくものです。事故の隠蔽ミスが手がかりになりますが、そのミスはうっかりしたものでなく、犯人の性格による理由のあるものだったりします。そのため犯人も魅力的であり、読後感も爽やかでした。

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    2024年01月08日
  • 福家警部補の考察

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    例年この時期になるとジェフリー・ディーバーのリンカーン・ライムシリーズの文庫が出るのに、今年はなし…ということで、はからずも、国産の警察ものミステリーを続けて読んでしまった。主人公のキャラクターも警察の描き方もだいぶ違って面白い。ミステリーなのに、なんだかホッとするところが良い。またドラマ化しないかなー。

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    2023年12月22日
  • 琴乃木山荘の不思議事件簿

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    琴乃木山荘という山小屋を舞台に「山岳×日常の謎」を描いたミステリー短編集。
    謎解きにあたる人・山荘で働く人たちに嫌な人がなく、かなり好きな雰囲気の小説だった。

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    2023年11月05日
  • 死神さん 嫌われる刑事

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     無罪判決が出た事件を再捜査して真相を突き止める、儀藤堅忍警部補の活躍を描く連作短編ミステリー。
     シリーズ2作目も、各話ごとに儀藤の相棒となる刑事の視点で描かれていく。
              ◇
     警視庁鑑識課の川代翔子警部は今日も若手鑑識課員をきつく叱り飛ばしていた。
    翔子の怒りは凄まじく、20分を経過しても叱責は止む気配もない。悪いのは軽率な行動で検視前の現場を荒らしてしまった課員の方だ。そう思って部下をさらに糾弾しようとしたとき、内線電話が鳴った。鑑識課長からの呼び出しだった。

     出向いた翔子を待っていたのは思いもよらぬ異動の内示で、異動先は大学の法医学研究室、ポストは講師である

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    2023年11月04日
  • 小学館ジュニア文庫 名探偵コナン ハロウィンの花嫁

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    ネタバレ

    とっても面白かったです!
    安室さんの過去が泣けた…
    高木刑事がとってもかっこよかった✨
    映画で観ることができなかったので、機会があれば観たい‼️

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    2023年06月05日
  • 名探偵コナン から紅の恋歌 1

    匿名

    ネタバレ 無料版購入済み

    服部くんを巡り、和葉ちゃんに恋のライバルが…!でもやっぱり服部くんには和葉ちゃんしかいないですよね!どんな場所でも駆け付ける服部くんが格好良かったです。

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    2023年04月21日
  • 名探偵コナン から紅の恋歌 1

    匿名

    無料版購入済み

    服部くんと和葉ちゃんの仲は磐石だってわかってるけど、ライバルが出てくると落ち着かない気持ちになります。早くくっついて欲しい〜

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    2023年04月21日
  • 名探偵コナン から紅の恋歌 1

    無料版購入済み

    関西弁いいですよね!毎回平次達が出てくる回は明るいので楽しいです、映画も見ましたが漫画も面白かったです!

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    2023年04月19日
  • 福家警部補の再訪 福家警部補シリーズ2

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    倒叙小説の境地!クセが強く、愛されるキャラクターも、コロンボ、古畑なみ!2作目は、キャラが更に濃くなった感アリ。

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    2023年04月12日
  • 福家警部補の報告

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    福家警部補シリーズ第三弾。
    どうしても下の名前を明かすつもりはないらしい。
    今回は3本立てで、一編が長め。
    犯行の動機・理由がそれぞれ方向性が違って、別の味わい。
    「倒叙ミステリ」なので、犯行そのものは最初に見せられるけれど、それにまつわるストーリーは、徐々に明かされていく形になる。

    二編目の、組が解散したヤクザの話が良かった。
    想像もつかない世界だが、ヤクザから堅気になるというのは大変なことらしい。
    特に若者は、多分家庭に事情などあり、居場所が無くなって行き着く先の一つが暴力団だったのだろう。
    若いから、ヤクザ気質は根元まで染み込み、なかなか消えない。
    カタギになっても、周りは前科者を見る

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    2023年03月09日
  • 殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官

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    抜群のエンタメ性。おもしろかった。お役所怪獣防衛x刑事ドラマ。まだでてこないタイプの怪獣いるし、ぜひ続編と、MM9みたいなかんじで実写ドラマ化期待!

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    2023年02月24日
  • 殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官

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    怪獣とミステリー? どんな感じ? 
    題名からも難しそうな気がして読む前から思案…  
    読むと一気読み! 面白い! 読み進めるうち怪獣の姿が 眼の前に浮かびます!特に3話目は唸る 続編も読みたいです

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    2023年02月21日
  • アロワナを愛した容疑者 警視庁いきもの係

    匿名

    購入済み

    あっという間の読書体験でした

    このシリーズを読み始めたきっかけは、Twitterでレビューを見たからでした。
    推理小説はあまり読みませんが、内容も充実していて短編のためあっという間に話が進み飽きずに読み切ることができました。
    タイトルになっているアロワナ編はシリーズの中でも好きな話です!

    #ドキドキハラハラ #笑える #癒やされる

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    2023年01月26日
  • 紙魚の手帖Vol.05

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    ネタバレ

    22/7/6 世界の望む静謐
    犯人に感情移入すると辛い
    22/7/7 我輩は犯人である
    犯人がとてもかわいかった
    22/7/7 悪魔の橋
    23/10/27ナルマーン年代記 小瓶の魔族
    初廣島玲子さん読みやすい文体
    アラビアンナイトみたい

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    2022年11月18日
  • 紙魚の手帖Vol.05

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    倒叙ミステリ特集。どれも面白かったけど、石持浅海さんの『五線紙上の殺意』が得に好み。
    『吾輩は犯人である』も他では見ないタイプ!猫かわいいし、短編として上手くできてるし面白かった。

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    2022年11月13日