大倉崇裕のレビュー一覧

  • 小鳥を愛した容疑者

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    ストーリーが面白く、一気に読めた。

    謎解き要素が意外としっかりしており、ミステリー好きも、読み応えを感じられると思う。

    また、主人公二人のキャラクターも魅力的で、二人の会話が軽快で心地良いところも好き。

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    2025年11月08日
  • 福家警部補の報告

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    倒叙ミステリ短編集の第3弾
    短編集、とは書いたものの、収録作品は短編2つに中編1つの計3作です

    みどころは犯人たちの描く人間模様、たまりません

    もちろん倒叙ミステリとして、探偵役の福家警部補が犯人を追い詰めていく……といった本筋があってこそではあります
    でも、決定的な証拠を突き付けて事件解決!といったシーンがメインの面白さではないなぁと
    そこに至るまでの犯人たちの描写、これこそがこの巻の面白ポイントでした

    お気に入りは冒頭で書いたところの中編にあたる『少女の沈黙』
    犯人である元ヤクザ菅原がとても魅力的
    あまり任侠物の作品に触れずに生きてきましたが、これは素直にかっこいい人だなと思えました

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    2025年10月31日
  • 福家警部補の挨拶 福家警部補シリーズ1

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    倒叙スタイルで描かれるミステリー作品。

    先に犯人と犯行の様子が明らかになる。その後、福家警部補が犯行の綻びを見つけて犯人を追い詰めて行くスタイル。
    刑事コロンボや古畑任三郎のスタイルです。


    面白かった。
    知的な犯人による完全犯罪。穴を一緒に探しながら読み進める感じ。
    福家警部補の静かな追い詰め方。
    こういうのを探してました。

    特に、「オッカムの剃刀」。
    犯人も骨太で読み応えがありました。
    シリーズものですので近々、次も買います。

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    2025年10月21日
  • 福家警部補の再訪 福家警部補シリーズ2

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    倒叙ミステリ短編集の第二弾

    相変わらず謎の多い探偵役、福家警部補
    お笑いや古い映画(しかもややマニアックな?)が好きで、徹夜もものともしない鬼の体力
    などなど、徐々にその輪郭が明らかに

    とはいえ、あいかわらず掴みどころのないキャラです

    巻末解説によると、コロンボ役として心情描写は絶対にしない、という手法で制作しているようです
    キャラクターは確立させつつも、芯の部分ではずっとミステリアスなまま
    なるほど、面白い

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    2025年10月13日
  • 怪獣殺人捜査 高高度の死神

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    怪獣ミステリシリーズ第2弾で中編3篇収録。
    世界各地に怪獣が出没する世界という設定で、怪獣省の予報班エースと警視庁怪獣防災法専任調査部の捜査官が事件に挑む。怪獣との戦いそのものではなく、その極限状態の中で起こる事件なのが面白い。怪獣が絡んでいるだけに世界が滅亡するかどうかの危機もあってドキドキ感があり、そんな中でも人間の権力闘争があったりして楽しめた。シリーズ次作も期待。

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    2025年09月22日
  • 死神さん

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    なかなか面白いミステリでした。
    冤罪事件から再捜査して浮かび上がる人間は良かった。

    3015冊
    今年243冊目

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    2025年09月20日
  • 死神さん

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    テレビドラマ化もされた短編四篇の小説。冤罪事件を再捜査し、当時の捜査のズレを浮かび上がらせていく展開が新鮮で、普通の推理小説とは違う面白さがある。主人公の儀藤は一見風変わりだが、真実を徹底的に追う姿勢に引き込まれた。重いテーマを扱いながらも、最後に添えられる一節が温かく、読後にほっとする余韻を残してくれるのが魅力だった。

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    2025年09月14日
  • 小学館ジュニア文庫 名探偵コナン ハロウィンの花嫁

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    はじめて映画館に見に行った作品でノベライズも何回も読み直しました。僕がコナンに一段とハマった作品です!!!!

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    2025年08月06日
  • 樹海警察2

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    今回もなかなか面白いし、連作のオチも含めていろいろな仕掛けあり良かった。

    2972冊
    今年200冊目

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    2025年07月26日
  • 小鳥を愛した容疑者

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    動物詳しかったら考察しながら出来るのかもしれないが、最後結末読むまで毎回真相が分からなかった。
    うずらやひよこを冷凍して餌にするのは少し嫌だなあって思っちゃった
    家の中で飼われているフクロウは幸せなのだろうかと考えてしまった
    たしかに捕まった人のペットとか、亡くなってしまった人のペットってどうしてるか知らないから気になった。

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    2025年07月23日
  • 樹海警察

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    面白かった。
    樹海で見つかる死体を話しのメインにすえ、ミステリとして二転三転させるのはさすが。
    最後のは結構ゾクっとしました。
    2949冊
    今年177冊目

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    2025年06月27日
  • 殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官

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    ネタバレ

    怪獣が現れそれを殲滅している世界。
    主人公の正美が予報官という役職で日本を守っている。
    怪獣=人間の方が逃げ惑うというイメージだったが、対抗できるという設定が面白い。
    船村の怪獣防災に関する権限が強くてある意味最強。
    怪獣より人間の欲望の方が怖い。

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    2025年06月22日
  • ゾウに魅かれた容疑者 警視庁いきもの係

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    長編で、像を絡めながら結構壮大な犯罪だって感じですね。
    そして過去に出て来た人たちや他のシリーズの人たちを含めてなかなか面白かった。
    2946冊
    今年174冊目

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    2025年06月22日
  • 犬は知っている

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    警察犬ではなくファシリティドッグと言う弱った人間に寄り添って隠された事実を告白させることで事件の真相を明らかにする短編集。私は猫派なので私には効かないはず!

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    2025年06月08日
  • ペンギンを愛した容疑者 警視庁いきもの係

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    安定して面白いし、ミステリとしては動物を絡めながら意外な方向から謎解きに至る物語はさすが。
    「サルを愛しすぎた容疑者」はいろいろ面白く、そしてミステリの歴史を重ねたニヤって出来る作品でした。

    2912冊
    今年140冊目

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    2025年05月19日
  • 怪獣殺人捜査 高高度の死神

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    このシリーズ好き!船村が最終的に上手くやってくれるのはもちろんだが、頼りがいというなら殲滅班の海江田か。怪獣退治以外の周辺の世界観も良い。

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    2025年05月05日
  • 殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官

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    これは、怪獣の話ではなく、特殊設定ミステリー。
    普通に怪獣(ゴジラみたいなヤツ。でも種類が多くそれぞれ特徴あり)がでてくる世界線のお話なんだけど、テーマは殺人事件なんですよ。だから、トリックも特殊。面白い。メインの登場人物は2人。怪獣殲滅時に指令トップの任にある岩戸正美と、警察の船村秀治。部署の全く違う2人が、事件で交わりお互いのスキル生かして謎を解きます。
    この世界に浸ったり、登場人物をイメージするのがやや困難だったけど、3章読み進めるうちに登場人物と世界観に入り込めました!3章が一番面白かった。怪獣も生き物なので、心臓の場所や特徴で殲滅方法変わったりとか、予想外の動きから殲滅の後にその理由

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    2025年04月28日
  • ゾウに魅かれた容疑者 警視庁いきもの係

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    短編が多いこのシリーズだが、2回目の長編でおまけに舞台はラオス。大倉さん実際にラオスで象使いのライセンスを取られたそうで、リアルなんだ。結構いろいろの裏がある話で、結構面白かった。環奈ちゃんと渡部さん、もうやらないよね

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    2025年04月20日
  • 怪獣殺人捜査 高高度の死神

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    怪獣省第一予報官の岩戸正美(美人)と、警察庁公安部怪獣防災法筆頭捜査官の船村秀治(食えないオッさん)コンビの、怪獣絡みミステリの第二弾が今年1月に出た。第一弾は昨年12月末にレビューしている。設定が兎も角私の好みであり、単行本しかもミステリの新刊など普段は読まないけど、コレは別腹、とっても愉しんだ。

    怪獣大発生時代の地球に於いて、日本は今や世界一の怪獣対策先進国であり、アメリカやロシアはいつのまにか後進国に成り下がっている。怪獣対策に於いて、海岸線立地の原発は致命的であり全廃されているし、怪獣に核兵器は(説明ないけどゴジラのように)バージョンアップの材料でしかないのだから、コレまた全廃されて

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    2025年04月20日
  • 怪獣殺人捜査 高高度の死神

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    怪獣がいるという前提の世界での事件を描いた中編集ですが、怪獣の影でいろいろな人間が暗躍したり隠したりなど人が結局怖いのを描いてる。
    自分はこの作品集が前作より設定を生かした秀作だと思います。
    2876冊
    今年104冊目

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    2025年04月14日