【感想・ネタバレ】犬は知っているのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

警察病院でファシリティドッグとして働くピーボ。その相棒笠門と共に、瀕死の被疑者から重要な証言を聞き出すと言う裏の仕事があり…

あまりやらせたくない仕事だけど、ピーボの賢さと、バディの笠門のピーボファーストが心地よかったです。

是非シリーズ化希望です!

0
2024年03月08日

Posted by ブクログ

ファシリティドック初めて耳にする名前です。 裏の任務はフィクションぽいですがでも警察と犬のバディーぶりが迫力もあり面白くてよかった。表紙の『ピーボ』の絵がカッコイイです。もちろん続編希望です!!

0
2024年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

犬がメインということもあって敵味方問わず、殆どの登場人物が主人公(笠門)にあまり関心を持たずにストーリーが進むというのは新鮮で面白い着眼点だと思った

0
2024年04月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 犬のイラストが目立つ、大倉崇裕さんの新刊である。ゴールデン・レトリバーのピーボは、警察犬ではなく、ファシリティドッグ。警察病院に常駐し、小児科病棟で子供たちを癒すのが役目。しかし、ピーボには裏の任務があった。

 その任務とは、癒し効果で余命わずかな囚人患者の心を開かせ、事件の秘密について口を割らせること。ピーボ専任担当の笠門巡査部長は、指示された囚人患者の病室にピーボを連れていく。犯罪者相手とはいえ、卑怯な任務には違いない。

 最初の第1話から、おやと思う。『一日署長』に登場したいずみが再登場しているではないか。本作中では笠門への資料提供を担い、あくまで脇役だが、奇妙な任務を担う者同士、気は合うらしい。過去の事件を蒸し返すという点も共通している。

 作り話とはいえ、ポロっと何か漏らしてくれれば儲け物。実際、笠門が得られる情報は極めて断片的。いずみの協力が得られるとはいえ、基本的に笠門1人と1匹で動かなければならない。捜査員ではない笠門だが、立場は適当に誤魔化す。

 9人を殺したとされる死刑囚が、1人だけ自分の犯行ではないと言う。真相は、おいおいおい…。自殺と処理された案件が、実は殺人だった? うーむ、そうまでしてその地位が欲しかったのか。時には現在進行の事案に駆り出される。

 殺人現場を目撃したという少年。しかし、目撃したのは神奈川県だった。こういう捜査法はドラマでよく見る気がするが…。かつて麻薬捜査の渦中に自殺した捜査員。彼に使われていた情報屋は、何を知る? とりあえず、ピーボお疲れ様。

 全5話、それなりに練られているが、実際に再捜査に奔走する笠門より、ピーボが目立っているような。ピーボ以外の特徴を見出しにくいのが正直なところである。何より、せっかくの『一日署長』とのコラボ効果も出ていないのが残念。

 ピーボと笠門の再登場があるとしたら、いずみが過去に飛んで捜査し、ピーボと笠門が現在で過去の事件を追う、胸熱な展開を期待したい。

0
2024年02月10日

Posted by ブクログ

ファシリティドッグのピーボが、笠門巡査部長と共に事件を解決する。
どちらかと言うと頼りない笠門の存在が、読者をイラつかせながらも事件解決へと気持ちが引き込まれてゆく。
謎解きも無理なく意外性もあり、頭の良いゴールデンレトリバーへの親近感もあって次作も読みたいと思わせてくれた。
前作でお馴染みのシュイイインのポルタと五十嵐いずみの登場も読者の気持ちをくすぐる。
面白かった。

0
2024年02月05日

Posted by ブクログ

ファシリティドックであるピーボが、入院中の囚人に寄り添い、事件に関する内容をおびきだすという目論みは面白かった!
ただ、各々の事件内容がちょっと弱かったような薄いような・・・

0
2024年05月07日

Posted by ブクログ

警察病院で働くファシリティードッグのピーボとハンドラーの笠門巡査部長が事件を解決していく連作短編集、全5話。

表紙と裏表紙のゴールデンレトリバーのイラストに釣られて。
いいなと思ったら、なんと「犬を盗む」のチワワと同じ伊藤彰剛さんのイラストでした。

ファシリティードッグに入院中の犯罪者の秘密を聞き出す密命があるという、なかなか斬新な設定がこの作品のキモです。
病人や怪我人とはいえ、犯罪者と一対一で向き合わされるピーボくん…
こんな仕事やらせたくないなぁと思ってしまったけれど、まぁフィクションなので良しとしましょう(えらそう 笑)。読みやすいし、エンタメ寄りのミステリーかなと思います。

賢くて優しいワンコ。いつでも人の気持ちに寄り添ってくれる健気さ、かわいらしさには本当に癒されます。

個人的に子供の頃から大型犬と暮らし、その後は小型犬と暮らしたので、色々と思い出しました。
性格や性質は犬種にもよるし、それぞれ違った良さがあります。どっしりゆったりした大型犬もいいなぁと改めて思いました。

0
2024年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【収録作品】犬に囁く/犬は知っている/犬が寄り添う/犬が見つける/犬はともだち

犬の能力を使った特殊設定ものかと思ったら、とびきり優秀な犬ではあるけれど、特殊能力なしの普通のミステリだった。
『一日署長』の五十嵐いずみ巡査が協力者として登場。

ペットやロボット、ぬいぐるみに話しかける人はけっこういそうだから、そこにAI仕込んだら情報取りほうだいだなと常々思っているので、この設定は興味深い。
再捜査ものだから、逃げ得は許さないということだろうが、笠門は、著者の『死神刑事』の主人公・儀藤ほど割り切ってはいないようで、こっちのほうが普通の感覚か。

0
2024年04月07日

Posted by ブクログ

ゴールデンレトリバー犬のファシリティドッグとして活躍する話だ。表題の通り警察犬としての話しなので捕まえた犯人は簡単に自供するのは仕方がないのかも。全部で5話もある。が最後の話しが余韻を残していて面白い。

0
2024年04月06日

Posted by ブクログ

老若男女、善人から悪人まで(?!)たくさんの人を虜にするファシリティドッグ・ピーボ(ゴールデンレトリバー)とそのハンドラーの警官が抜群のチームワークで事件を解決に導くミステリ作品。
とりわけ大きな驚きなど、郡を抜いた特徴があるわけではないが、とにかくピーボが賢くて可愛くて大活躍!犬好きの人はぜひ読んでほしい。

0
2024年03月27日

Posted by ブクログ

ゴールデンと共に生活したいと思ってしまう小説

ファシリティードッグって言葉を今回初めて知りました。
セラピードックとして、患者の心の支えになるとても大切な役割であり、それを元に事件を解決する話です。

ピーボがとにかく可愛くて癒しの存在で、なんとも堂々とした姿がカッコ良すぎます。
ミステリー小説ですが、読み応えがあり気持ちよく読むことができました。
犬好きにはたまらない小説だと思います。

0
2024年03月21日

Posted by ブクログ

ファシリティドッグのピーボとハンドラーの笠門。入院中の囚人からピーボの癒しの力で秘密を聞き出し捜査をする。
ピーボがとにかく可愛い。私は猫派だけど犬も良いなぁ飼いたいなぁと思ってしまう。
果たしてこんなに上手くいくだろうか?と疑問に思う所もあるけど、そこはピーボが優秀過ぎて..ということになるのかな。「一日署長」の五十嵐いづみとパソコンのポルタが出てきたのには驚いた。

0
2024年03月16日

Posted by ブクログ

人々を癒す警察犬、ファシリティドックが事件を解決!凛々しくて可愛いピーボに惚れる #犬は知っている

■あらすじ
警察病院で子どもたちを癒すファシリティドックとして活躍しているピーボくん。笠門巡査部長とピーボは、特別病棟に入院する受刑者と会話し、犯罪の情報を聞き取る使命があった。犯罪者からの新たな情報から、彼らは捜査を始めるのだった。

■きっと読みたくなるレビュー
アニメ脚本やコロンボの翻訳を手掛ける大倉先生らしい作品。読みやすく映像がそのまま浮かぶようなストーリー展開で、どなたでも安心して楽しめる連作短編です。

ファシリティドックという素材をうまく使ったエンタメ小説で、そこにお得意の謎解きで読者を引き込んでいきます。特に四話目はお得意の倒叙ミステリーで、このネタはあれだな~なんて思いながら楽しませていただきました。

物語としては最終話が一番のお気に入り。二つの意味の「警察の犬」を物語にあしらうなんざ流石ですよ。特に終盤は、ちょっと複雑な構造も先生らしい決め手でニヤリ。ぜひ映像化して欲しくなる作品でしたね。

そしてなんといってもピーボくんが凛々しくて可愛い!表紙をわんちゃんの装画にしたのは大正解ですね。いつも笠門の横で活躍するピーボが見えてきて、きゅんきゅんさせてもらいました。我が家には猫が二匹いますが、すっかり犬も飼いたくなってしまいました。

■ぜっさん推しポイント
本作のイチ推しキャラは、警察官の笠門。捜査の主要部門ではありませんが、洞察も鋭く、周囲の人たちにも優しい。そして最も素晴らしいのは、常にピーボくんの安全や健康を最優先に考えてあげられるところなんです。

この謙虚さと真面目さが静かに伝わってきて、忘れがちな何かを思い出させてくれるんですよね。我々も当たり前だと思っていることに、感謝をしないといけないですね。

0
2024年03月03日

Posted by ブクログ

ファシリティードッグのピーボとハンドラーの笠門。
警察病院に入院している子供たちを癒すことが仕事だが、実は特別病棟に入院する受刑者から情報などを聞き出すという密命も帯びていた。

小児病棟の子供たちがピーボにどれだけ力を貰っているのか、事件解決以上に心を打つ。

「一日署長」の五十嵐いずみとの絡みで、ポルタも活躍するのかと期待したが、残念。
「警視庁いきもの係」の薄・須藤との絡みも読んでみたい。

0
2024年02月21日

「小説」ランキング