大倉崇裕のレビュー一覧

  • 死神さん 嫌われる刑事

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    シリーズ第2弾。
    4話からなる短編集。

    無罪判決が出た事件の再捜査を担当する儀藤刑事(あだ名死神)が真相を捜査しつつ、その時その時で組む相棒も幸せにしてしまうといったお話。

    おもしろいです。
    キャラクターも仕上がってます。
    ただの刑事小説でもなく、ハッと気づかされる場面や言い回しもあったりと続編が楽しみな一冊。

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    2022年11月04日
  • 死神さん 嫌われる刑事

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    「死神」と呼ばれる儀藤は、すでに解決済みの事件の再捜査で真相を突き止める為に、必ず相棒を決める。その相棒は地位が危うい人ばかりで…

     ねちっこい捜査で辟易する相棒達だけど、事件の真相が近づく度に気持ちが変わってき、そして、事件解決後は相棒達は上司の弱みを儀藤から知らされて再び元のポジションへと戻っていくのが爽快でした。

     お気に入りは「死神 対 死神」。
     死刑囚の冤罪を晴らすのが今回の目的。タイムリミットは次の日までで、どう解決するのかハラハラしっぱなしでした。副総監まで上り詰めた亀島が、事件の本質を全く理解していなかったけれど儀藤と組んで心持ちが変わり、今度は上司の一掃が出来そうで、こ

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    2022年09月07日
  • 樹海警察2

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    捜査担当エリアが樹海という山梨県警警察署地域課特別室のお話シリーズ第2弾。

    必ず1作目から読んで頂きたい。
    2作目になって少しずつ仲間が増えていっている様子が表現されております。
    本作は3編で構成されており、全編でつながっております。
    最終話で盛り上がる部分と、おとぼけ無能上司が出来る部下2名に振り回されているところも楽しめます。
    次の第3弾が楽しみ。
    おススメの一冊。

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    2022年09月06日
  • ゾウに魅かれた容疑者 警視庁いきもの係

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    「警視庁いきもの係」今回は長編。いきもの係の事務員、我らが弘子さんからの休日定期連絡がなかった事が発端となり彼女の拉致事件が発覚。プロが証拠隠滅をしたであろう自宅で本に挟まれていた井の頭動物園のチケットからどうやらゾウが鍵だという事で須藤と薄はラオスへ飛ぶといういきもの係海外編。相変わらずの二人の掛け合い漫才と人間なんて野生動物に比べたら雑魚扱いの薄の戦闘能力がパワーアップで畳み掛けてきて楽しい。取材効果がっちりの臨場感たっぷりなゾウ使い体験や救出劇でのハードボイルド展開や事件のそうきたか、な真相と満腹満腹。福家警部補や「死神」儀藤警部補も出てきたけど今度は須藤と薄がそちらに出演?したらにやり

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    2022年02月27日
  • GEEKSTER 秋葉原署捜査一係 九重祐子

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    2000年の秋葉原を舞台に描かれるアクション要素強めのミステリー小説。

    2000年といえばまだ2ちゃんねるができてわずか1年、世間一般の認知度は無いに等しく、まさに白い目で見られていた頃の話だ。犯罪系とはまた違うアンダーグラウンドな世界をオタク歴35年の著者がテンポ良く描いていく。
    全くオタクに興味も理解もない女性警官、九重の目線から当時の秋葉原を取り巻く環境や事件に対する警官の対応まで、これらの要素を巻き込んでアクション小説として仕上げられている。

    面白いのはこの部分
    警察がオタクの対応を嫌味たっぷりに突っぱねた事もあり、オタク界隈や秋葉原で起きた事件は警察へ通報しなくなった。
    これは2

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    2022年01月16日
  • 名探偵コナン から紅の恋歌 1

    無料版購入済み

    古都を舞台に巻き起こる、巡恋ミステリー!

    平次、和葉、そして大岡紅葉…
    運命の事件を翻弄するのは――
    「古からの恋の歌」

    かずはと平次!

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    2021年11月01日
  • ゾウに魅かれた容疑者 警視庁いきもの係

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    ネタバレ

     弘子が何者かに拉致された。しかも、それが東南アジアで…

     いつものいきもの係と違って、日本を飛び出し須藤と薄は弘子を追ってラオスへ。
     今回のテーマは象。流石に乗りたいとは思わないけど、そこまで乗るのが大変だとは知りませんでした。薄はどこへ行っても薄でした。
     ラストまで気が抜けず、ハラハラしっぱなしでしたが、まさかの大どんでん返し。誰を信じて誰を疑えば良いのかドキドキでした。

     福家警部補や死神刑事まで登場して、コラボは嬉しかったです。

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    2021年08月27日
  • 名探偵コナン から紅の恋歌 1

    無料版購入済み

    爆破

    大爆発やないか工藤………
    服部平次とかずはちゃんも巻き込まれて大阪で大爆発。コナンくん、さすが巻き込まれなれてるのでひとりで脱出してましたね。

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    2021年04月17日
  • 死神さん

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    ありえない部署の警察ストーリーがいつも面白いし、キャラクターがいい。容姿端麗ではないのが玉に瑕。でもそれがストーリーテラの人物を引き立てることになっている。
    続編出るかな?と思う。

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    2021年04月12日
  • 問題物件

    購入済み

    さくさく読めました

    昨晩購入し通勤時間や休憩中に読んでいました。
    一つ一つの依頼が凄まじい速さで解決されていくのが、爽快感というかわくわくしながら読めました。

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    2020年07月09日
  • やさしい死神 落語シリーズ3

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    落語のネタと関連付けた日常の謎。
    落語家たちの少し変わった習性を熟知した落語雑誌編集者の読みは鋭ど過ぎますが、全体的にほのぼのしており読んでいてとても楽しい。
    コロナが少し収まってきたので、そろそろまた寄席に行くことを考え始めようかな。
    この3冊でシリーズが中断しているのがとても残念です。
    再開への期待を込めて星5つ。

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    2020年06月24日
  • クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係

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    警視庁いきもの係、シリーズ第4弾。
    TVドラマも放映され、益々面白くなって来ましたね。
    須藤警部補と薄巡査の掛け合い漫才(?)も、健在です(笑)。

    今回は、ピラニア、クジャク、そしてハリネズミ。
    それぞれひねりが効いたミステリーです。
    なかなか気付かない様な伏線もあります。

    また、今回から、動物アレルギーの部下も増え、益々パワーアップ。
    更に、監察室とのトラブルや、福家警部補の影など、盛りだくさんで、嬉しくなります。

    最後に、監察室とのトラブルから、クビを覚悟した須藤警部補ですが、鬼頭管理官の采配で何とか収束。
    鬼頭管理官、流石です。
    再び、刑事を続けられるとの思いが涙に...
    ウルウル

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    2019年09月07日
  • 白戸修の逃亡

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    シリーズ3作目。長編。因縁の町、中野区でまたまた事件に巻き込まれる白戸修。道行く人々に追われるわ、刺客に襲われるわ、脅迫電話がかかってくるわ…。膨大な数の追跡者、次々に襲い来る襲撃者から逃れつつ、2年前のビッグイベント『メガトンコミックフェスタ』での死亡事故の謎を解く。一作目、二作目で白戸に関わった人達が続々登場。それぞれが特性を活かして白戸を助ける、この連携プレーがとても読ませてくれる。宇田川さん、めちゃくちゃカッコいい!!このシリーズ、もう書いてくれないのかなぁ…。

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    2019年07月27日
  • 蜂に魅かれた容疑者 警視庁いきもの係

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    シリーズ初の長編。
    これまでの作品のテイストはそのままに、長編ならではの起伏に富んだストーリー仕立てになっています。

    須藤警部補に薄巡査の凸凹コンビに、鬼頭管理官や石松警部補などなども絡み、...

    都内で蜂に刺される事件が続発する。
    更に、高速道路で、車に蜂を投げ込まれ、死者を出すような悪質な事件も起こる。

    一方、『ギヤマンの鐘』と称する新興宗教団体の事件も起こり、警視庁は、緊張に包まれる。
    やがて、2つの事件は、繋がりを見せ...

    須藤警部補と薄巡査の絶妙なコンビが、大きな謎に立ち向かう長編シリーズです。

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    2019年03月20日
  • ペンギンを愛した容疑者 警視庁いきもの係

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    シリーズ、第3弾。
    動物に関する知識は並外れているが、どこか天然で日本語がおかしい(?)薄巡査。
    そして、元捜査一課の強面刑事・須藤警部補。
    この2人の凸凹コンビが、難解な事件の真相に迫る。

    今回は、ペンギン、ヤギ、リスザル、ヨウム(オウムやインコの仲間)の4編。
    それぞれ動物の生態や習性が事件の鍵を握る。

    ペンギンは、寒いところにいる。
    ヤギは、紙を食べる...
    以前から常識と考えていたことが、違うとのことで、ウンチクも学べます。

    2人の関係も、ユーモア溢れる会話が飛び交うなど、ますます楽しくなります。

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    2019年03月13日
  • 小鳥を愛した容疑者

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    『警視庁いきもの係』として、TVドラマ化もされた原作。

    頭部に銃撃を受け負傷した警視庁捜査一課のベテラン刑事・須藤警部補。復帰後の職場は、リハビリも兼ねた警視庁総務部総務課『動植物管理係』。
    そこは、容疑者などのペットを保護する係。

    須藤警部補の相棒は、ペットには詳しいものの、どこかずれている薄(うすき) 圭子巡査。

    この凸凹コンビの2人が、様々な現場のペットを通じて、難解な事件の謎を解き明かす...

    シリーズ化もされており、本作では、表題にもなっている小鳥に、ヘビ、カメ、フクロウの4編。
    それぞれ伏線があり、最後は『あっ』と言わせる結末になっています。

    掛け合い漫才のような2人の

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    2019年02月22日
  • 福家警部補の報告

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    文庫化されてから、ずいぶんと遅ればせながら、福家警部補の3冊目です。
    「禁断の筋書(プロット)」「少女の沈黙」「女神の微笑(ほほえみ)」と、長めの短編3編が収録。

    倒叙物って、犯人への共感が大きくなるほど、そして探偵の実力がすごければすごいほど、探偵を鬱陶しく感じるんですね。
    これまでの2冊では、そんなことあまり思わへんかったけど、「禁断の筋書(プロット)」と「少女の沈黙」を読んで、はじめてそんな風に思いました。

    それから、これまで、その鋭い観察力と推理力、犯人の追い込み方に比して、どこか抜けてるとさえいえる普段の言動の数々は、福家警部補自身が周囲を油断させたり、距離を詰めるために、意識し

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    2019年02月03日
  • GODZILLA 怪獣惑星

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    ネタバレ

    アニゴジのノベライズ。怪獣黙示録、プロジェクトメカゴジラはプレストーリーだったが、こちらは本編。もちろんプレストーリーの方を読まなくても話はわかりますが、できれば怪獣黙示録の方から読んでおいた方がストーリーがわかりやすいです。

    万物の霊長として地上を支配していた人類が、1999年の怪獣・カマキラスの出現を皮切りに次々に現れる怪獣たちに生存を脅かされていた。そんな中、最大のいける絶望ゴジラが出現し、人類は地球を離れる決断を下す。20年後、新居住地発見を断念した人類は、再び地球に戻り、ゴジラが支配する2万年後の地球に降り立った。

    破壊神ゴジラは怪獣という枠を超えて、もはや惑星と同一のものといっ

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    2019年01月28日
  • 樹海警察

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    何故この人はこう見えるよう振舞っているのか、を見抜く必要があるのが日常なんだと思う。
    新任警部補殿に関しては、そんなのまったく関係ない。思惑など読まない。ひたすら真っ直ぐな道を踏みしめる。
    最終的にここまで愛されるとはね。まぁきっとアレも愛なんだよ。たぶん。

    たったひとつ文句を言うなら全員の苗字が読めな過ぎて覚えるの放棄した。覚えられませんでしたーっ!

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    2018年11月22日
  • 樹海警察

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    個性が爆発しているメンバー相手にも警察官の鑑を素で貫き通す柿崎さん

    周りは変わらず自分が変わったと思っているけど、柿崎さんの影響はしっかりとでていると思う

    チグハグで好き勝手にやりながらも連携が取れている不思議。面白くてドンドン読み進めてしまった・・


    こういうお堅い人間が少しずつ絆されていくの好き

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    2021年12月30日