神永学のレビュー一覧

  • ガラスの城壁

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    父がハッキング犯罪で誤認逮捕された悠馬が、学校での苛めを払い除けて、真相を探る物語だが、第一章ではなかなかストーリーをつかめずに苦労したが、第二章以降は一気に読めた.同級生の相川涼音が絶妙な支援をしてくれる中で、刑事の陣内との接触で次第に全貌が見えてくる過程が楽しめた.陣内の亡くなった息子 暁斗が重要な枠割を担っている.悠馬は存在しない暁斗や謎の男らとのやり取りで真相解明に進むが、最終段階で彼らが実際にはいないことに気づき、パソコンのウイルスによる犯罪の証拠を見つけ出す.悠馬も涼音も複雑な家庭環境の中で生き抜いていく必要に迫られながら、お互いの良い所を前面に出して活動する姿勢は素晴らしいと感じ

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    2024年05月20日
  • 心霊探偵八雲2 魂をつなぐもの

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    心霊探偵八雲2作目。
    今回も面白かった。
    八雲の父親、石井刑事等、これからのシリーズで重要キャラが沢山出て来た作品だと思います。
    今回の事件は、大切な人が無慈悲に無くしてしまったら、誰もが願ってしまう事だと思います。
    犯人のように例え人道とは違う方法だとしても、その人と出会う方法があるなら、それをしてしまうと思いました。
    亡くなった人にとっては、自分よりも幸せになって欲しいと思っている事が伝わって来ました。

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    2024年05月08日
  • ラザロの迷宮

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    ネタバレ

    永門がそもそも…っていうのはかなり序盤で気づいたが、あとは何も当たらず。

    最終章もちゃんとダマされたけど、救いある終わり方でよかった

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    2024年05月04日
  • イノセントブルー 記憶の旅人

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    前世が見えると呟く悠人.それを確信するために動き始める悠人.何とも奇怪な描写から始まる本だが、この非現実的事象を真面目にとらえてストーリーを展開させる著者の力量は素晴らしいと感じた.キーになるのは森川誠一郎と彼の経営する白壁のペンションだ.悠人が三浦千里を朧げながら知覚することでストーリーが展開する.有田浩介、汐見純也の登場.ペンションに現れる才谷梅太郎が関係者を引き付けるように行動し、前世へ辿り着くの道筋が実現する.この著者の癖かもしれないが、エピソードが小間切れに出現することが多く、繋ぎ合わせて理解していくのが大変だったが、反対にそれがこのストーリーの良さでもあると感じた.有田の転身が少し

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    2024年04月25日
  • 心霊探偵八雲 INITIAL FILE 幽霊の定理

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    久しぶりに読んだ八雲シリーズ。やはり読みやすくて面白い。そしてうるって泣けるシーンがある。
    御子柴さんと八雲の絡みも良い。

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    2024年04月24日
  • マガツキ

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    「それ」「友だち」「欲しい」「羽化」「誘う」「嫉妬」「真相」
    7話の短編とエピローグで構成されたホラーミステリ。

    SF要素も盛り込まれているが難解さはなく、久々ホラーの面白さを感じる作品だった。

    連作短編の形ではあるものの、1話完結の短編としても楽しめる。

    特に四話目の「羽化」はインパクト十分。
    美麗という名前を持ちながら、自分の醜い容姿に悩む女子生徒が無料モニターキャンペーンに応募した事で起きた悲劇。
    嗚呼恐ろしい。

    続く第五話「誘う」も衝撃的。
    まさに天国から地獄とはこの事か。
    AIロボットを駆使した完全犯罪に戦慄。

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    2024年04月24日
  • 悪魔の審判

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    神永さん初読み。こちらは第3弾だったんですね。ここから読んでも話はつかめました。悪魔なだけに黒い部分も多々ですが転回的に読み進めるすごさ。人に触れるとその人の殺害方法や痛み、苦しみまでも分ってします阿久津そのなも悪魔。

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    2024年04月19日
  • コンダクター

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    石倉毅と新垣の捜査陣、音楽家の朽木奈緒美、真矢秋穂、玉木和夫.コンダクターとして登場する結城康文、演出家・柏井武雄.ミュージカルプロデューサー・相場陽一郎、雑誌記者の野島啓祐、メンタルヘルスカウンセラー・松崎.登場人物の把握がまず大変.椅子に座った頭部のない白骨死体発見がストーリーの発端だが、各人物の動きが小間切れに出てくるので前後関係を確認しながら読んでいくのに苦労した.被害者が雨宮礼司と判明し、恩田匠が登場して事件の真相が次第に明らかになっていく過程が楽しめた.最も意外だったのは石倉の動向だ.ネタバレになるのでここまでにするが、このような奇想天外なストーリーを創造した著者の力量は凄いと感じ

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    2024年04月15日
  • 心霊探偵八雲1 赤い瞳は知っている

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    ネタバレ

    八雲と晴香のコンビが好き。八雲くんかっこいい。 詩織ちゃんが死んでいたってわかったところで鳥肌が立った。こわいけど惹き込まれる。 これからどういう展開になるのか、続きを読むのが楽しみ。

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    2024年04月13日
  • ラザロの迷宮

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    あおり文句のように話が進むにつれて展開を予想させるような数々の手がかりが出てくるが、最後まで決定的な核心をつかず、二転三転と話が動くので読む手が止まらなかった。

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    2024年04月12日
  • 心霊探偵八雲 ANOTHER FILES いつわりの樹

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    心霊探偵八雲シリーズは、ナンバリングされているもの・SECRET FILES・ANOTHER FILESがあり、リアルタイムで追っているのではない私からすると、読む順番が非常に分かりにくいなぁと思っていた(刊行順だとナンバリングの間にSECRET FILESやANOTHER FILESが色々挟まっているので)。
    こちらのあとがきを読むに、ナンバリングのものは八雲とその父親をメインとして進行するシリーズ、SECRET FILESは八雲が晴香と出会う前を描いた作品、ANOTHER FILESは八雲が晴香と出会った後の時間軸で本編では描かれなかった物語、とのこと。

    この「いつわりの樹」は元々舞台用

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    2024年03月25日
  • 心霊探偵八雲 INITIAL FILE 魂の素数

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    面白かったです。

    八雲と御子柴先生の邂逅の話。これを読むと八雲が子どもに見えてしまうのは自分だけではないはず。
    御子柴先生のキレッキレの確率論も面白い。数学は苦手だけど...

    この春に出る続きもどの様になるのか、楽しみです。

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    2024年03月07日
  • 超怖い物件

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    来月公開の映画『変な家』の予告編を劇場で観るたび、怖い、観たい、怖いという思いの繰り返し。原作には手を出せなかったけど、これなら読めそうな気がして。

    書き手はとても魅力的な11人。曰く付きの家だったり部屋だったりが登場します。内藤了の“よろず建物”シリーズ中にあった座敷牢の話が凄く怖くて、以来、座敷牢をイメージさせる物語にビビりまくり。ここにもひとつありました。

    全話読んで思うのは、「出られない家」は恐ろしいということ。当たり前か(笑)。怖くて飲酒しつつテレビで『アメトーク』をつけたまま読んだ最終話は読み直さなければ。(^^;

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    2024年02月02日
  • 革命のリベリオン―第I部 いつわりの世界―(新潮文庫nex)

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    ガンダムが再燃してる私としては、今読んだらハマりそうです
    絶望感もありながら希望を感じさせる話が好きなもので、、、続きがどうなるのか楽しみです!

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    2024年01月30日
  • 心霊探偵八雲1 赤い瞳は知っている

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     人間の魂が存在するということを前提にしたミステリー。(今で言う特殊設定ミステリーに当たる?)オカルト系のミステリーとして読みやすくて面白かった。主人公とヒロインの関係がどうなっていくのかも気になる。

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    2024年01月18日
  • 心霊探偵八雲 ANOTHER FILES いつわりの樹

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    ネタバレ

    今回も面白かった〜!
    八雲と赤目の男のシリーズは全て読んだので、最新版から言えば過去編みたいな感じ。

    取り憑いて、人を殺すとかちょっと無しちゃう?と思ったけどそれ以外は楽しかった。

    今回は石井の過去にも焦点が当てられたので、他のキャラのも読みたい。

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    2024年01月06日
  • 心霊探偵八雲 INITIAL FILE 魂の素数

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    なるほど、大学時代のエピソードゼロってことね!!
    ってことで、八雲、大学生になるを堪能できました。
    まさか・・・根城の確保にそんな絡みがあるとか
    色々楽しませてくれますね
    それに、そういえば御子柴先生話のときに、あぁ〜お知り合いってなってたけど
    まさかこんなにグイグイのなかになるネタを仕込んでくるとか
    よくできてるなぁ〜って(ちょっと御子柴先生側おぼろげだけど)
    まぁ、とにかく、これぞ八雲って感じを堪能できたので
    大変美味しゅうございました、ごちそうさまでした。

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    2024年01月02日
  • 青の呪い 心霊探偵八雲

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    いわゆるエピソード0もの。
    高校時代の八雲。
    事件解決としては伏線がたくさん散りばめられているものの、真犯人には辿り着けなかった(≧∀≦)
    河本兄妹には、なんらかの罰を与えてほしかったな。

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    2024年01月02日
  • 悪魔を殺した男

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    悪魔シリーズ第二弾も、すごくおもしろかった!!
    阿久津は殺された被害者の追体験をするわけだけど、悪い奴を自分で殺しながらも、その瞬間も追体験しているわけですよね…
    自分の心を痛めつけながらも、法で裁けない悪い奴を退治する阿久津かっこよすぎる。
    それにしても、警察組織に悪い奴が多すぎる。
    第三弾がすごく楽しみ!!

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    2024年01月01日
  • 心霊探偵八雲12 魂の深淵

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    ネタバレ

    シリーズ本編の12巻目で、完結編。
    ハラハラした。今までも登場人物死にすぎな中で八雲も晴香も死んでしまうかと思った…
    七瀬美雪の複雑な生い立ちが明らかになって衝撃を受けた。このような深淵を覗き込んでも晴香のおかげで、踏みとどまることが出来た八雲。本当に良かった…
    後藤や石井らの愛と信頼もとても感じて、この様な人たちが周りにいる八雲は幸せだなと思った。

    完結編と思いきや、そのうちその後の八雲たちを書きたいと文庫版あとがきで著者が言っているので、まだ読んでいない何冊かの番外編などを読みながら楽しみに待ちたい。

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    2023年12月26日