太田紫織のレビュー一覧

  • あしたはれたら死のう

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    ネタバレ

    最初の方は、主人公の同級生達のいじめがあまりに幼く羞恥すらも感じたのですが、後半につれて謎が解けていき、最後の十数ページは号泣してしまいました。
    これは私が家族に恵まれているからこその感想なのかもしれないので、もしかしたらあまり感動できない方もいらっしゃるとは思いますが…

    (以下、少々ネタバレ入ります)
    この物語の『わたし』である遠子と志信は、“面白くて、優しい、無責任な人間”の被害者だと感じました。“面白くて、優しい、無責任な人間”とは即ち、遠子にとっては父親、志信にとっては母親の元恋人のことを指します。
    遠子はヒステリックな母親を疎み、父親といる方が快いとすら感じていました。父親はヒステ

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    2022年09月02日
  • 涙雨の季節に蒐集家は、 あなたがくれた約束

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    ネタバレ

     旭川に金色の雨が降った日、青音は「悪魔」に出会った。その思い出の地で遺品整理の仕事にやりがいを感じ始めていた。人一倍共感性の高い青音は、カウンセラーの紫苑に依存している事に気づく。彼が「悪魔」かもしれないのに…

     青音がずっと心の枷になっていた「悪魔」の正体がついに明らかに。その「悪魔」にも心の枷があり、ようやくそれが解き放たれて、青音も前へ進むことが出来て良かったです。
     青音はもう札幌には戻らないのかな?旭川での居場所が大切な場所へと戻ってホッとしました。

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    2022年08月23日
  • 涙雨の季節に蒐集家は、 あなたがくれた約束

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    ネタバレ

    ええ話やぁ〜
    おとうさーん!と叫ぶシーン。
    ポロポロ泣いてしまった。
    ええ話やぁ〜

    青君は泣きすぎて途中笑えてしまう位。
    だが可愛い。弟にしたい 笑

    ミュゲのみんなが暖かくて
    好きな世界観だった。

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    2022年08月22日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている

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    三度の飯より骨が好きという変わったお嬢様とお嬢様に連れ回される僕の距離感がよい。お嬢様が変な趣味を持っていなければとても美人で付き合っていただろうに、変人であるとあのような距離感になるのか。お嬢様は検視のまねごともでき『謎解きはディナーのあとで』のような作風だった。

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    2022年08月22日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 冬の記憶と時の地図

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    今まで以上にサスペンス色が強くなっていた。今回は設楽教授視点でエピソードか進んでいくなか、櫻子さんが冷静に推理をしていく様子が新鮮だった

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    2022年07月24日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている Side Case Summer

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    シリーズ番外編。
    鴻上百合子って、こんなにネガティブだったっけ?とかなりいらっとしてしまったけど、ああいうラストでよかった。
    あの勇気には拍手拍手。頑張ったね。
    薔子さん磯崎先生ペアに登場の近成さん。あまりお近づきにはなりたくないタイプだわー。
    マンドレイクに引き寄せられる磯崎先生が、とってもらしくって笑ってしまった。
    あの結末は苦いものではあるけれど。
    でも、エピローグの全員集合なバーベキューは明るくて救われる。みんな、元気でね。

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    2022年07月18日
  • 涙雨の季節に蒐集家は、 あなたがくれた約束

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    2編の短編+プロローグとエピローグからなる,「涙雨の季節に蒐集家は、」の3巻目.
    八鍬記者登場で時間的にも櫻子さんの世界と繋がる(正太郎の物語の続きって所か.鴻上さんの登場がないかな).櫻子さんに同世代の友だちってムリじゃないって思うのだけど,紫苑君で慣れている望春さんならOKか.

    「まっすぐ空へ」亡くなったお父さんへの想いの話.えり子さん,なんて優しいの! うちのカミさんには,生後半年くらいの幼子を残して遊びで1週間も家を空けるなんて,とてもじゃないけど言えやしない.くわばらくわばら,考えただけでタタリが怖い.
    「あなたがくれた約束」異性との友情はあるのかというお話.確かに変に勘ぐってしま

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    2022年07月11日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶の足跡

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    ネタバレ

    突然姿を消した櫻子さんと老婆や。正太郎は2人の安否が気になり探し始めるが、悲しくも不思議な事件に巻き込まれていく。花房が言われた、「正義は信念の中に存在する」という言葉を繰り返し考える正太郎。信念を貫いた先に本当に正義があるのか。あるいは、正義ではなく悪しかないのか。深く考えさせられた。

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    2022年05月11日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている はじまりの音

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    7巻からチラつく花房の」影、今巻でも2つの事件に花房が関わっていると感じる館脇。しかし、櫻子さんの強力により無関係とわかるが、ラストのシーンで館脇の家のポストに蝶の羽根が入れられていた…。

    いじめられていた経験から生じる歪んだ感情。
    自分より幸せな人をみると殺意を感じる女性。
    しかし、その相手は人間以外の動物にも向けられる。

    少しの憎悪が人の考え方や行動を変えてしまうのだなと感じた。

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    2022年02月17日
  • 涙雨の季節に蒐集家は、 夏に遺した手紙

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    ネタバレ

     大学を休学して第二の故郷である旭川で葬儀屋のバイトをする青音。同僚の勇気と湖畔でキャンプをしていたが、放置車両の中に遺体を発見した。その遺体は悪役プロレスラーの雄大で、雄大は突然姿を消して行方不明だった…

     最初、遺品の指輪が出てきて奥さんの指には嵌まらないと判った時、不快な気持ちがありましたが、徐々に理由が解明されていった時には切なくなりました。本当の指輪の送り主に渡せて良かったです。

     幼馴染の菊香との再会も、青音にとっては当初不快な再会だったけれど、ちゃんと話して和解した時、ようやくホッとできる相手が出来て親目線でじんわりしちゃいました。

     そして、不穏な動きをする紫苑。まだ紫苑

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    2022年02月15日
  • 新世代ミステリ作家探訪

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    既読作家のインタビューは面白く読めたが、それ以外の方のは上滑りする感じで読んだ。しかし、作家さんたちや、書評家の方々は本当に本を読み込んでいるのだなぁと思う。澤村伊智と阿津川辰海は読もうと思っていた作家で、更に早く読まねば、と思った。あと、大学のミステリ研で、ミステリーよりも「ジョジョ」「カイジ」「ガンダム」が会話に出るというエピソードや、京大ミス研にはジョジョ全巻置いてあるのとか面白かった。デスノートもインタビューのあちこちにでてきたし、マンガ・アニメのストーリーがミステリー界に与えている影響も大きいのですね。
    今、高校生だったら賢い大学行ってミステリ研入る目標も楽しそうだなぁ。読み仲間が増

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    2021年10月24日
  • 新世代ミステリ作家探訪

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    言い回しや考え方にそれぞれの個性や人柄を感じられ、同じ本をあげていても視点が違ったりする所があったりしたのが読んでいて楽しめた。

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    2021年09月30日
  • 涙雨の季節に蒐集家は、

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    ネタバレ

    文庫書き下ろし

    櫻子ロスの読者に新たなシリーズ?
    ぞわりとさせる冒頭の恐怖の記憶シーンは、まだ謎のままだし。

    好きだった伯父の葬儀と遺品整理のために久しぶりで旭川に来た主人公青音は、遺品の窃盗、傷害事件に巻き込まれ、葬儀社の望春と双子の紫苑に助けられる。
    青音は大学を休学して葬儀社で働き、正太郎と櫻子さんの関係を思わせる年上の望春たちの家に同居し、死にかかわる仕事のストレスで毎日紫苑のカウンリングを受けるのだが、その目的は希有な成分の青音の涙を採集することという、奇妙なもので、しかも、青音が旭川に長く来られなかった子供の頃の恐怖体験の原因が紫苑で、二人ともそれが分かっていながらその謎は明か

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    2021年09月22日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 櫻花の葬送

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    終わってしまいました。
    長い間ドキドキとワクワクを感じさせて頂いた。時間の経過が現実と相違ない速さで進んでいたように思った。全般的に死と向き合う物語が続く中で、不可避な老いにも目を向けるところは真摯で良かった。
    登場人物の性質も、時の経過と共に変わり積年に沿い丸みを帯びる様も現実の周囲とも重なる。そして現実の行動を考える時にも参考になると思う。
    正太郎くんの説得力と臨機応変な行動には度々感心させられた。年齢に反する能力にも思えたけど、実際にも居るのかなぁ。
    太田紫織さんの他の作品も読んでみよう。

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    2021年09月13日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は聖夜に羽ばたく

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    前作を読んでから少し間が空いてしまった。それまでの話を忘れてしまった状態で読み進めましたが、少しづつ"そういえば・・"が蘇ってきた。映画の"パルプフィクション"を思わせる話の進め方でした。三者の目線での出来事が少しずつ重なり合っていき、結末では皆同じ場所に集うと察した。いよいよたどり着く結末に向かう異変に興味を抱いたところで、次へのお楽しみ。次作を購入します。

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    2021年09月06日
  • 涙雨の季節に蒐集家は、

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    ネタバレ

     青音は頑張って入った京大を休学し、故郷の札幌へ戻ってきた。そんな時、幼少期に可愛がって貰っていた伯父の訃報を聞き、葬儀の為に旭川へと赴く。だが、そこは青音にとってトラウマの街で…

     遺品整理士の望春と双子の弟の紫苑との出会いが、閉ざされていた青音の心に徐々に訴えかけていくのが前向きになれて良かったです。でも、トラウマの元凶である紫苑の存在はまだ謎のままなので、続編あるのかな?
     遺品整理の見習いとして遺族と関わるのは、かなり辛そうですね…

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    2021年08月15日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 櫻花の葬送

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    最終巻としてふさわしく面白かった。でも少年と呼んでいた櫻子さんが名前で呼ぶことに変えたりすると少年が最後大人になった、成長したといった場面も読んでみたいなと思った。

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    2021年08月06日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は聖夜に羽ばたく

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    色々なことが繋がり始めました。次はすぐ読めそうなので一安心。
    最後の何冊かは最初からの伏線と繋がっているので、一気読みをオススメします。
    冷静な櫻子さんに、少し安心感。

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    2021年08月04日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は聖夜に羽ばたく

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    ゆっくりと着実に進んでいく展開が話の不信感などの雰囲気を増長させていて良かったのと今後どうなっていくか最後どう変わるのか気になる展開で面白かった。

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    2021年08月01日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている わたしを殺したお人形

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    シリーズ最高に(いい意味で)嫌な終わり方。久しぶりに櫻子の本領発揮の話だった。次巻も一気に読む予定。

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    2021年06月20日