太田紫織のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
145~146ページの磯崎先生のセリフを読んで、櫻子さんは犯罪に手を染めていないだけで、自分の価値観の元に行動するというのは花房と同じだと思った。
自分の価値感を元に行動することは周囲に流されない強さだと思っていた。世の中のルールや周囲に流されない状態を、「不変の価値観でいられる」ことだと思っていた。だが、個人の価値観や判断の可否はホルモンバランス、健康状態、たった今置かれている状況、空腹か満腹か、起き抜けの朝か1日活動したあとの夜か、周囲に自分以外の人間がいるのか・その人との関係性はどうか、など、たくさんの要素が変えている。そう考えると、一見意味や目的の分からない世間の善悪は個人の暴走を -
Posted by ブクログ
櫻子さんの弟の件が大きく影を引く。
1話目では前半はそうでもない雰囲気から、薔子さんの家に行ったあたりから、不気味な雰囲気が。
百合子は安心していたけど、阿世知さんからのメッセージにいやな予感。
だって、櫻子さんや正太郎が不在のタイミングで。
不気味さがぐんぐん増していくところで、次の章。
内海さん、立派な警察官だなってあたりは穏やかだったのが、、、
被害者遺族が犯人に復讐したい気持ちって分かる。
でも、だめだよ、、、
それは、そんなことしたら遺族がよけいに辛いことになると思うから。櫻子さん、どうなってしまうんだろう。
正太郎は?
あんなところで終わったら先が気になってたまらない。