太田紫織のレビュー一覧

  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶の足跡

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    櫻子さんが行方不明(大げさかな)っていう冒頭から、第壱骨の表題の蝶の足跡、本当に怖かった。。。
    いつもの死体を見つけて、腐乱して云々よりよっぽど肝が冷えた!
    第弐骨の話でもやっぱり花房の影が色濃く出てくるんだけど、正太郎は心配し過ぎではないだろうか。
    櫻子さんは変わり者だけど、花房にはならない、というか、本当の身内以外にそこまで興味がないので、正直そっちに行ってしまうことはないように思う。
    もし正太郎が殺されるようなことがあったら、でもどうかわからないかも。。。なぁ。。
    彼女は孤独なようでいて、その実全然孤独ではないと思う、ばあやさんとか、薔子さんとか。
    本当に孤独になった時、ただ自分や社会と

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    2017年04月09日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 白から始まる秘密

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    文庫書き下ろしのシリーズ第6作

    第1話「土を掘る女性(ひと)」は、中3の秋に正太郎が櫻子さんと出会って初めて事件を解決した話。正太郎の永山の祖父の家の隣に住んでいて今は老人ホームに入っている女性が2度も行方不明になり、正太郎たちが見つけるが、女性が神社で探していた少女の頃埋めたものも発見する。
    第2話「亡霊メール」は鴻上の友人から「7月25日、観音台の墓地でマサヒロの幽霊が出た」という都市伝説の出所を探すよう頼まれ、櫻子さんは狂言と見破る。しかし婦女暴行未遂事件だったことが分かり、その事件の直後に自殺した女性との関連も分かり、首謀者の店に乗り込むタイミングで、花房からのメールにあおられて櫻子

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    2016年12月03日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 白から始まる秘密

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    ネタバレ

    櫻子さんと正太郎の出会いの話と正太郎退院後の「友達の友達から聞いた話」。メールの相手にはすっかり騙された。花房は何者なのか?櫻子さんのことをこんなによく知っているなんて・・・。後半の話は腹立たしい。「そんなつもりはなかった」軽はずみ、想像力の欠如、自分のしたことの罪深さがわからないのか・・・?

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    2016年09月10日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 冬の記憶と時の地図

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    シリーズ5作目、長編です。
    短編も好きですが、たまには長編も悪くないです。
    過去の事件を追って各地を巡る、っていうのも王道で大好きです。
    でも、結局何も解決していないような……。そんなこと思ってしまったり。
    (2014/07/05)

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    2016年08月21日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている はじまりの音

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    相変わらず死体に縁がありますねw
    観光地で腐乱した遺体とかなかなかえぐいなぁ。
    花房の影がまた、というかなんとなく花房の正体の影のようなものが見えてきたような気もしますね。
    最後のショートストーリー、おじいちゃん達やばあやさんにやっぱり泣ける。おばあちゃんっ子の私としては祖父母系のエピソードはやっぱり泣けるなぁ。

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    2016年02月02日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 白から始まる秘密

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    学校の怪談を解き明かしていくっていう、一見今までとは別の感じの進み方だなぁと思って読んでたんですが、クライマックスでひぇ!ってちょっと怖くなりました。
    Phantomのあたりが特に怖いw
    あとゲスい犯人とか、むき出しの生々しい悪意みたいなものはやっぱりゾッとする。
    結局犯人にも事情があるんだよ、的な優しい感じはこの作者にはないよね。人間の暗い部分を描き出す方ですね。

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    2016年01月11日
  • オークブリッジ邸の笑わない貴婦人―新人メイドと秘密の写真―(新潮文庫nex)

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    てっきり英国の物語かと思ったら現代の北海道で19世紀の英国貴族の過ごし方をしようとする使用人と老婦人の話でした。
    主人公は家事はできて真面目で完璧主義。エミリー寄り(さぼりたがりな所が)な私としては憧れます。
    でも誰にも触れてほしくないところにずかずか踏み込むのは良くないぞ?アイリーン。

    それに終わり方も続きがありそうな感じだったので楽しみにしています。

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    2015年12月12日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた

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    ネタバレ

    ★ネタバレありです★

    今作もどれも面白く読ませてもらいましたが、一番の推しは「蝶は十一月に消えた」です。
    正太郎の担任である磯崎先生はキャラクター紹介で「残念な性格」とあり、確かにそうだなぁと思うことが多かったですが、実は不器用な一面も持っていたんだなぁと、磯崎先生の印象が随分変わりました。磯崎先生はこの事件の顛末を上手く受け止められるといいなぁと思います。
    画家(花房)が今後も出てくるのか、注目です。

    また、エピローグでのパーティーは誰の誕生日(ケーキの蠟燭は20本)なのか気になります。今後、明らかにされるのでしょうか?

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    2015年12月07日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 冬の記憶と時の地図

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    事件の解決は思ったより怖い落ちだったけど、それより最後櫻子さん切ない。
    きっと傷ついているんだろうな。
    これから二人会えなくなるのかと思うと胸が痛い。
    櫻子さんにとっての正太郎は完全に弟キャラなんだろうけど、正太郎にとっての桜子さんへの気持ちは、思慕は、姉に対するものではないように思える。
    どっちにしろ切ないな。。と思っているところに最後の掌編がほろりと切ない。
    正太郎の男の子への接し方がすごいほほえましいというか、うまいなぁと思ったけど。櫻子さんがかわいすぎた!あかん、これは惚れてまうやろー!
    まったく罪作りだよ。

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    2015年12月07日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 雨と九月と君の嘘

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    正太郎くん真面目すぎ、と思うけど、だから櫻子さんと釣り合うのかな、とか。あとがきがなく、どんどん増えていく参考文献にただただ作者様の知識の深さを見るばかりです。珍しくウェットな櫻子さんもいいなぁ。と言うか、ばあやさんがステキすぎ。

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    2015年10月07日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 骨と石榴と夏休み

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    つくづく北海道への愛情が詰まってるなーと思う一冊。話の中に仕掛けられた救いに、この小説を読んで良かったーと、本気で思いました。変わってるけどすごく人間臭い、櫻子さんの姿がまたひとつ見られて、ますますはまってしまいそうです。

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    2015年10月07日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた

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    どんどんおもしろくなってくるー。そしてやっぱり食べ物が美味しそう。櫻子さんの謎にだんだん近づく感じも、恐いような楽しみのような、そんな一冊。

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    2015年08月31日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた

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    まだ途中なんだけど、相変わらずイラストの容姿が作中の描写と合っていないのが気になります。立ち絵ない方が良かった……。絵柄は好きなのに残念です。
    取り敢えずメモ。

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    2015年04月06日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 謡う指先

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    一部痛々しくて背筋が寒くなった。でも、全体的には、とても素敵な短調の曲を聴いているような感じだった。
    次巻楽しみ。

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    2015年03月14日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 白から始まる秘密

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    櫻子さんカワイイし、館脇くん、わかるよそのキモチ。
    最後の終わり方が次もあるような・・・あるよね、たぶん

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    2015年01月01日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 冬の記憶と時の地図

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    人間や動物の「骨」に着目したライトミステリの第5巻。前巻から引き続き、「蝶形骨」が欠損した遺骨の謎を巡って過去の事件を追いかける展開。そして、1つの事件が思わぬ結末を迎えた。しかし、肝心の蝶形骨コレクターに近づくことはできず、決着は第6巻に持ち越しに。たぶん次巻で決着する、と思う。。。

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    2014年11月24日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 骨と石榴と夏休み

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    旭川が舞台と聞いて、5巻まで出ているらしいが、とりあえず2巻まで読んでみた。

    1巻に引き続き、タイトルにもなっている櫻子さんの、「骨好きのお嬢様」という風変わりなキャラを生かして物語が進行していく。

    テーマである「骨」と「北海道」に関して、1巻よりもさらにテーマが深くなっている。

    特に旭川ネタについて、1巻ではまだあまり旭川描写は出てこなかったものの、2巻「骨と石榴と夏休み」では、ローカルネタがこれでもかというほど出てくる。

    旭川市科学館(サイパル)、スタバ(恐らく日本最北のスタバ)、バナナ焼き、ジュンドッグ、ホットドッグ(恐らく「ホットドック」の間違いか?)、新子焼き、塩ホルモン、豚

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    2014年07月25日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 雨と九月と君の嘘

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    人気のライトミステリーシリーズの第3巻。櫻子さんと正太郎くんの距離感が少しずつ近づいている感じが良い。って、ラブコメではないはずだが…。

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    2014年07月06日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 雨と九月と君の嘘

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    二巻に引きつづき、櫻子さんの人間的側面が、もう少しはっきり見られました。櫻子さんの相棒である館脇正太郎は、櫻子さんを血も涙もない、骨にしか興味のない人間だと思っているようですが(少なくともそう描写されていると思えますが)、それは正太郎の思い込みだと分かります。櫻子さんに感謝される出来事があって、正太郎は櫻子さんへの認識を改めかけるのですが、そのすぐあとに骨にしか興味がない、と落胆します。きっと理由があるのだと、読みながら思いましたが、明かされた理由には涙が出ました。
    櫻子さんにとって正太郎は大切な、近しい存在になっていると感じました。二人の関係がこれからも変わらずにいてくれることを、願わずには

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    2014年05月29日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた

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    相変わらずご飯の描写がとても美味しそうでした。ばあやさん特製アップルパイ(生クリームとアイスクリーム添え)、食べてみたいです

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    2014年02月27日