太田紫織のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
太田紫織の中華ファンタジー。シリーズ2作目。
時代は唐で、後宮もの。
少年・玉蘭は、そっくりな姉の身代わりで、玄宗皇帝の後宮へ。
姉の華妃・翆麗は、一度は寵愛されたこともある美女だが、皇帝が楊貴妃に夢中になったために、孤独に暮らしていたらしい。
何か理由があって自分から出て行ったらしいのだが、脱走となれば重罪。
姉弟の叔父は高力士で、廷臣。華妃は病気療養中とごまかし、玉蘭が代わりを務めている間に行方を探そうとしているのだが。
この後宮には、毒妃という特殊な立場の妃がいました。
毒見役だった女性が毒に苦しみながら産み落とした娘で、生まれながらに毒に強く、知識も半端ない。
(毒に詳しいのと、愛 -
Posted by ブクログ
太田紫織の中華ファンタジー。
時代は、唐。なので、歴史ものとも言えないこともない…かなぁ? 史実重視ではないけど。
玄宗皇帝が楊貴妃を寵愛している時代。
主人公の姉も、入内していて、一時は寵愛されていた。
その姉・翠麗が行方不明となり、脱走となれば一族も罪を負う一大事。
そっくりな弟・玉蘭が身代わりとして送り込まれ、療養中と称して、離宮で特訓を受けることに。
主人公の叔父は高力士という設定。
離宮には、毒妃と呼ばれる、特別な存在がいた。
毒味役の娘で毒に詳しいため、何かあれば検分に駆り出されるが、自ら毒を放つと恐れられ、普段は侍女一人と孤独に暮らす。
玉蘭は、姉がなぜ、どこへ行ったのかとい