太田紫織のレビュー一覧
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とても面白い。感動するー!2巻が楽しみです!作者様、応援しております。
あらすじ うろ覚えなので、間違ってるかもです。へー。って感じで読んでね。
主人公の陽葵(ひまり)は、神童だった。幼い頃、家にあるピアノでよくある番組の曲を弾いてみせた。そのことにより、両親の扱いは激変した。母は、ピアニストとしての陽葵しか見ていない。娘としての陽葵よりも、ピアニストの陽葵の方が大事なのだ。そんな母に嫌気がさして、父と母は離婚。母に勧められ、イギリスへ留学。母のお人形のように感じ、ピアノを弾くのが嫌になった陽葵は、わざと車に轢かれようとする。車に轢かれれば数ヶ月はピアノを弾かなくて済むと思ったからだ。だ -
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ネタバレ母親は陽葵ちゃんにピアノで強い期待をもってるけど妹の菜乃花ちゃんにはどうなのだろうか。
菜乃花ちゃんは初登校の時にぶつかってきたり、カラオケの事を母親に伝えてと姉が嫌いな子なのかなって思ったけど、母親が菜乃花ちゃんに対して無関心の様な接し方ならそうなるのかなと。
人物像がまだハッキリしないので気になる。
大きな後悔をしないために過去を変えると今まで得てきたものを失う。過去が変わった本人は覚えてないけど、それが時守の身近な人だったらなんとも。
良い結果になった人も居るだろう。竜太くんも変えて月子ちゃんが生きているから良い結果なのだろう。けど、『渡し』の瞬間、4分33秒はとても辛い。
次も良い結 -
Posted by ブクログ
ネタバレ幼少期にピアノの神童と言われ、母親に無理やりイギリス留学させられた陽葵。だがそれは実らず、イギリスで凡人レベルにまで落ち、交通事故で大怪我をしてピアノを断念し札幌へ戻ってきた。ナーバスになりながら新しい中学への通学途中、派手な格好のおばあさんに会う。
おばあさんから聞いた「タセット夕暮れ堂」は魔女のいる喫茶店だと言う。陽葵はひょんな事からここに通う事になり、そして不思議な事を体験する事になる…
味方が誰も居ない陽葵にとって、タセット夕暮れ堂の時花と日暮は家族の様な存在だと思います。毒親の母との和解は無理そうで何だか切なかったです。
そして、やっとできた親友と初恋の人を同時に失い、それでも -
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ネタバレ文庫書き下ろしで、シリーズ17作目で最終巻。
前作の事件の結末であり、物語全体の結末でもある。
幼くして殺された弟惣太郎の復讐を櫻子さんにさせようとする企みで、神居古潭の廃トンネルまでたどり着いた櫻子さんと正太郎は、同様に幼い妹の復讐をしようとしていた千葉に重傷を負わせた好美をなんとか説得して危地を脱したものの、駐車場に残されていたレンタカーには死体が残されていて、櫻子さんは警察に連行されてしまう。
正太郎は蘭香に協力してもらって、好美の居所を推理し、死んだ姉清美の好美のヘのメッセージを解き明かすことで、好美は自首し、千葉の意識も回復して櫻子さんの嫌疑が晴れる。
薔子さんが譲られた別荘の -
ネタバレ 購入済み
日常の中で
櫻子さんシリーズ、まだ出版して下さるとは夢にも思いませんでした。
櫻子さんが旅立ってから、それぞれのスタートを切ったみんなが、櫻子さんやヘクター、そして梅さんを懐古しながら日常の中でなにかと出会って、だけどそれは櫻子さんが繋げたものだったり。所々で櫻子さんが、櫻子さんらしい文で返信していることに安心を覚えたり。
小説の中の人々なのに、みんな元気そうで良かったなあなんて昔の友人のSNSを覗いたようなそんな気持ちになりました。
百合子ちゃんのおばあさまからのメッセージ、よかった。感動した。
最後に、いーちゃんもヘクターもみんなが九条家に集まったこと、きっと梅さんが笑ってるだろうなあ。喜んでいるだろ -
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館脇の家に送られてきた差出人不明の封筒。中身は愛犬ウルフの無惨な写真。花房の仕業だと疑うが、とうの本人からある娘を救ってほしいとメールが届く…。
まさかの花房との急接近に少し驚きました。また、館脇が探す娘は、集団自殺をしようとしている人達の中にいると花房から告げられます。一人一人の死にたい理由も細かく書かれていて、納得するものもあれば、そんなことで?と思うものもありました。しかし、感じ方や心の持ち方など人それぞれなのだから、しょうがないのかもしれないです。
最後に内海さんの話も少しありましたが、ほっとする内容ではありませんでした(笑)少し涙が出てきました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ終わってしまいました。。。
なんか、寂しいなぁー。ずっと応援してたから。
全巻の「蝶は聖夜に羽ばたく」の後半です。
行方不明だった山路さんのお兄さん(お兄さんも山路さんです笑)が花房の亡霊だったとは。。。
山路さん(兄)と揉めあった時の銃声は山路さん(兄)が自分に向けて発砲したの!?
ばあやさんが病院で入院。正太郎がお参りに行った時にばあやさんが正太郎のことを忘れて「惣太郎お坊ちゃま」って言って正太郎も惣太郎くんのフリをしているところがじーんときた。正太郎にとって最後のばあやさんに対しての感謝なんだろうなぁ。。
空港で正太郎が櫻子さんのおデコにキスしたシーン。在原さんの「挨拶ですよ。」