太田紫織のレビュー一覧

  • 涙雨の季節に蒐集家は、

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    地元の風景を思い出しながら読むと、非日常ではない誰かの話のような気がしました
    青音の遺言書の答え、涙が出ました
    続きがとても待ち遠しい

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    2021年08月19日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 櫻花の葬送

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    最後の巻で過去の回収、これからがちゃんと描かれて、しかも前向きな終わりでとてもよかった。この前の巻でも、この巻でも、櫻子さんが「生きるという事が、この世の全ての生命に課せられた使命であり、業であり、本質だ。」「生きて、生きて、生きなければならないんだ!」とぶれません。
    素晴らしい。人間以外の生き物は忘れないこの原則を人はすぐ見失ってしまうのだ。
    このシリーズ、骨に対する愛と、北海道(旭川寄り?)食レポが好きでした。★ちょっとオマケ。

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    2021年08月04日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 櫻花の葬送

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    な、なお、なおなお直ちゃんめえええぇうあーーー……!!!
    (最終巻にして原点回帰したばりばり正太郎さん移入をした。。)

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    2021年07月26日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 櫻花の葬送

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    完結。表紙いい表情してる。
    途中2巻くらいとばしてるなぁ…タイトルに通し番号がないとすぐわからなくなる。
    このシリーズ、不穏な空気がずっと流れてて、誰が本当に味方なのかわからないことも多くて、なかなかしんどかった。
    けど、その中でも信じられる人たちに心底救われる。磯崎先生好き。
    最後の梅さんとのやりとりには涙が出た。梅さんもずっとどうにもならない後悔を抱えてたんだろうね。正太郎えらい。

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    2021年06月12日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 櫻花の葬送

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     もう最終巻。とても寂しいです…

     櫻子の弟の死の真相、そして本当の黒幕の正体。怒涛の展開で一気読みでした。

     いつでも温かく見守ってくれていたばあやさんの最期、それぞれの進路としんみりでしたが、皆んな前へ進んで良かったです。
     正太郎と櫻子の冒険も最後で、「少年」を卒業してしまったのも成長の過程なんでしょうね。
     立派な法医学者になって欲しいです。

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    2021年05月17日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 櫻花の葬送

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    ネタバレ

    櫻子さんシリーズの集大成。花房の正体や櫻子&正太郎のコンビの成長が感じられた完結編だった。
    最初は"死体"というだけで嫌悪していた正太郎が法医学者を目指し、最後にはエゾ鹿の肉を取り除く作業を手伝っている。そして何より、櫻子及び梅の悪夢を、ようやく終わらせられた事が心底嬉しい。
    櫻子のケイへ向けた叫びには深く感動した。私もいつか死する時、冷たいコンクリの上に横たわるのでなく、豊かな土壌の上で母なる自然に抱かれるように、また次の生命へ何かを残せる死でありたいと思う。私も命の奴隷である櫻子が大好きだ。
    それぞれの道を歩きだした先には、何があるのか。正太郎達はなにを見つける

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    2021年04月11日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 櫻花の葬送

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    ネタバレ

    素敵な最終巻でした。
    ケイさんのお宅でのシーンは圧巻でした。櫻子さんの骨に対する思いを少し覗けたような気がします。

    今、生きているから精一杯生きなければ。


    それぞれの道に進んだ櫻子さんや正太郎くん、他のキャラクターがどこかの世界線で幸せに暮らしている事を願います。

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    2021年03月29日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 櫻花の葬送

    ネタバレ 購入済み

    最後まで

    最終巻発売、おめでとうございます。この小説でだいたいの骨の名前や場所を覚えました。家族や友達に豆知識みたいに披露してみたり。
    櫻子さんは、最後まで櫻子さんでした。だけど、1巻と比べて櫻子さんが笑っていた気がします。今のこの時代、大切な人をいつどこで失うか分からない。だから、ちゃんと感謝して愛し言葉を掛ける。でもきっと“その時”は後悔するんだろうなとも思います。櫻子さんが梅さんに後悔を抱いていないとは思わないけれど、しっかり見送れてよかった。この小説で“死”がいかに身近に潜むのか、ただ、そこには“骨”があって語ってくれるのかもしれないと知りました。櫻子さん、正太郎くん、百合子ちゃん、阿世知ちゃん

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    2021年03月24日
  • オークブリッジ邸の笑わない貴婦人3―奥様と最後のダンス―(新潮文庫nex)

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    奥様のための最後の舞踏会。その成功に向けて頑張るアイリーン。そして奥様の最後の悪戯とその意図、結末がすごく感動的!
    自分の中のイチオシのシリーズ。

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    2021年01月11日
  • オークブリッジ邸の笑わない貴婦人2―後輩メイドと窓下のお嬢様―(新潮文庫nex)

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    二巻目で、結構思い入れが出てきた。登場キャラも増えて、話に広がりが出てきた感じ。そしていろんな人に対して、その人のためを想って行動するアイリーンを、応援したくなります。

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    2021年01月11日
  • オークブリッジ邸の笑わない貴婦人―新人メイドと秘密の写真―(新潮文庫nex)

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    情景が目に浮かぶ。東川町をはじめ北海道が舞台。アイリーンの思いや頑張り、優しさが伝わってくる。体験してみたくなるかも。

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    2021年01月11日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は聖夜に羽ばたく

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     正太郎と櫻子抜きでの薔子、百合子、磯崎のトリオは中々新鮮でした。櫻子の過去、母との確執がとても痛く、誰が悪いんじゃないんだろうけど、切ない。

     蘭香が正太郎達と出会ってここまで友達思いになるなんて意外でした。恋愛感情ではないけど、とても正太郎を大切に思っているのが伝わってきます。これまた正太郎を抜いた蘭香、内海、山路の珍しいトリオ。雪かきのやりとりが内海のぼんやりしてそうで意外とキレ者な一面を垣間見ました。

     そして、満を辞しての正太郎パート。好美の真意とは?そして櫻子の弟の本当の真相は?又謎を残して続くのがにくい!全体的に厚さは薄いけど、凝縮された巻でした。

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    2020年11月18日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている わたしを殺したお人形

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    久々の新刊、待ってました!新聞記者の八鍬が加わり、今回はアメリカから友好の印として贈られた人形がテーマ。あの最初の事件の被害者の妹・好美が現れ、今まで信じていた清美の裏の顔が明らかに。まだ謎が謎を呼ぶ展開、しかもあの終わり方が気になって仕方ないです。

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    2020年02月23日
  • 昨日の僕が僕を殺す

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    『櫻子さん』シリーズしか読んだことがなかったため、怪異系にちょっと意外な印象。怪異=ホラー現象というところに留めずに、周りにもいっぱい怪異いた!という路線を取ったことでもう少し世界とつながった感じ。バクの人とかね。チーム戦という点は、先日読んだ岡崎琢磨『九十九書店の~』とか知念実希人『神酒クリニックで乾杯を』なんかと似た印象。デートに水族館という発想は読んだばかりの『麦本三歩~』とリンク。田舎で人目が少ないところでの優しい先生は、やっぱりちょっと怖い。『僕だけがいない街』を連想する。『櫻子さんの~』の先生は一応安心キャラだけど、どうにもちょっと不安感も感じている。

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    2019年04月29日
  • 昨日の僕が僕を殺す リュウグウノハナヨメ

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    まだ過去の主人公の事件には触れることなく、今の生活で起こるあやかし事件と解決が綴られる。そう簡単にイジメは流せるものではないだろうと思うけれど、優しい話でした。アニメ化してほしい

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    2023年04月19日
  • 銀河の森、オーロラの合唱

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    読み終わってすぐにまた読み返したくなるくらい、大切なことをさりげなく教えてくれる本。感想を書きたいのに、この本の素晴らしさを伝える表現がなかなか見当たらない。

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    2019年02月21日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている キムンカムイの花嫁

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    書き下ろし シリーズ14作目

    正太郎は櫻子さんたちと、ばあやさんを生まれ故郷に連れて行き、糠平の親戚の旅館に泊まり、タウシュベツ川橋梁を見に行く途中の山林で、動物に食い荒らされた若い女性の遺体を発見する。
    警察は自殺と判断したが、青葉さんの法医解剖でアルコールと共に摂取すると悪夢を見る物質が見つかったことで、櫻子さんは真相の解明に乗り出す。
    死んだ娘は、帯広で指輪を買って旭川に向かったことがわかり、4年前の旭川でのいじめ問題に絡んで意外な展開になる。

    正太郎は法医学の道に進むことを決めるが、櫻子さんに花房の影がつきまとうことを心配する。しかし、青葉さんは「花房は九月十四日に死んだ」と言う。

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    2018年11月06日
  • オークブリッジ邸の笑わない貴婦人3―奥様と最後のダンス―(新潮文庫nex)

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    ■奥様、貴女にとって私は、完璧なメイドでしたか?

    北海道東川町のお屋敷で営まれる十九世紀英国式の生活。この特別な毎日にも終わりが近づく中、メイドのアイリーンこと派遣家政婦の鈴佳は、奥様が望む舞踏会の実現に奔走する。しかしそれは思いがけず、町ぐるみの盛大な催しへ。頼みの綱の執事のユーリさんはどこか様子が変で――。庭の侵入者、秘密のダンス、奥様が遺した最後の謎。お屋敷の歯車達が輝かす「本物」の時間の締めくくり。

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    2018年01月18日
  • オークブリッジ邸の笑わない貴婦人―新人メイドと秘密の写真―(新潮文庫nex)

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    北海道旭川の隣東川で19世紀英国を再現したお屋敷にヴィクトリアンメイドとして雇われた派遣家政婦相川鈴佳。外見だけでなく生活すべて再現。映像で見ると優雅だけど、今の生活に比べると当然ですが不便で大変。そのうえ現代と当時じゃ思考というか、考え方自体が違う(階級社会とか)。老婦人の生涯最後の夢、てことだけどそれを支えてくれる人に出会えてマーガレット(楢原タエ)様は幸運。続編も読みたいな。ユーリとアイリーンの関係も進むのかな。

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    2017年10月24日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている(1)

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    【あらすじ】
    北海道、旭川。平凡な男子高校生の正太郎は、お屋敷に住む美人なお嬢様・櫻子さんと出逢う。しかし、彼女は三度の飯より「骨」を愛していた――。骨から謎を紐解く、角川文庫の大人気ミステリがコミック化!

    【感想】
    主人公があまりにも変わり者でびっくりした。でも、それと同時にすごく興味を惹かれたのも事実だった。櫻子さんが一体どんな人なのか、どうして骨にそこまで興味を示すのか、その理由は何なのか、何かきっかけがあったのかーいろいろと考えを巡らせてしまった。これはマンガだったから、大まかなストーリーしかわからなかったので、ぜひ小説を読んでみたいと思った。

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    2017年08月01日