太田紫織のレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
日常の中で
櫻子さんシリーズ、まだ出版して下さるとは夢にも思いませんでした。
櫻子さんが旅立ってから、それぞれのスタートを切ったみんなが、櫻子さんやヘクター、そして梅さんを懐古しながら日常の中でなにかと出会って、だけどそれは櫻子さんが繋げたものだったり。所々で櫻子さんが、櫻子さんらしい文で返信していることに安心を覚えたり。
小説の中の人々なのに、みんな元気そうで良かったなあなんて昔の友人のSNSを覗いたようなそんな気持ちになりました。
百合子ちゃんのおばあさまからのメッセージ、よかった。感動した。
最後に、いーちゃんもヘクターもみんなが九条家に集まったこと、きっと梅さんが笑ってるだろうなあ。喜んでいるだろ -
Posted by ブクログ
館脇の家に送られてきた差出人不明の封筒。中身は愛犬ウルフの無惨な写真。花房の仕業だと疑うが、とうの本人からある娘を救ってほしいとメールが届く…。
まさかの花房との急接近に少し驚きました。また、館脇が探す娘は、集団自殺をしようとしている人達の中にいると花房から告げられます。一人一人の死にたい理由も細かく書かれていて、納得するものもあれば、そんなことで?と思うものもありました。しかし、感じ方や心の持ち方など人それぞれなのだから、しょうがないのかもしれないです。
最後に内海さんの話も少しありましたが、ほっとする内容ではありませんでした(笑)少し涙が出てきました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ終わってしまいました。。。
なんか、寂しいなぁー。ずっと応援してたから。
全巻の「蝶は聖夜に羽ばたく」の後半です。
行方不明だった山路さんのお兄さん(お兄さんも山路さんです笑)が花房の亡霊だったとは。。。
山路さん(兄)と揉めあった時の銃声は山路さん(兄)が自分に向けて発砲したの!?
ばあやさんが病院で入院。正太郎がお参りに行った時にばあやさんが正太郎のことを忘れて「惣太郎お坊ちゃま」って言って正太郎も惣太郎くんのフリをしているところがじーんときた。正太郎にとって最後のばあやさんに対しての感謝なんだろうなぁ。。
空港で正太郎が櫻子さんのおデコにキスしたシーン。在原さんの「挨拶ですよ。」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ櫻子さんシリーズの集大成。花房の正体や櫻子&正太郎のコンビの成長が感じられた完結編だった。
最初は"死体"というだけで嫌悪していた正太郎が法医学者を目指し、最後にはエゾ鹿の肉を取り除く作業を手伝っている。そして何より、櫻子及び梅の悪夢を、ようやく終わらせられた事が心底嬉しい。
櫻子のケイへ向けた叫びには深く感動した。私もいつか死する時、冷たいコンクリの上に横たわるのでなく、豊かな土壌の上で母なる自然に抱かれるように、また次の生命へ何かを残せる死でありたいと思う。私も命の奴隷である櫻子が大好きだ。
それぞれの道を歩きだした先には、何があるのか。正太郎達はなにを見つける -
ネタバレ 購入済み
最後まで
最終巻発売、おめでとうございます。この小説でだいたいの骨の名前や場所を覚えました。家族や友達に豆知識みたいに披露してみたり。
櫻子さんは、最後まで櫻子さんでした。だけど、1巻と比べて櫻子さんが笑っていた気がします。今のこの時代、大切な人をいつどこで失うか分からない。だから、ちゃんと感謝して愛し言葉を掛ける。でもきっと“その時”は後悔するんだろうなとも思います。櫻子さんが梅さんに後悔を抱いていないとは思わないけれど、しっかり見送れてよかった。この小説で“死”がいかに身近に潜むのか、ただ、そこには“骨”があって語ってくれるのかもしれないと知りました。櫻子さん、正太郎くん、百合子ちゃん、阿世知ちゃん