太田紫織のレビュー一覧

  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている キムンカムイの花嫁

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    最終章突入。櫻子と正太郎、青葉が見つけたご遺体の謎を追う。花房とのこと進展が無かったな〜、と思っていたら、最後の青葉との会話で「え!」。青葉は花房の正体を知っていたということ?早く続きが読みたい!

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    2020年08月28日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている わたしのおうちはどこですか

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    いいちゃん誘拐事件完結。鴻上いい働きでした〜、正太郎ドキドキよね。鴻上のいう正太郎の正義漢ぶり、私も好きじゃない。ハロウィンの事件、櫻子・正太郎編と鴻上達編の二つ。今居の気持ちに気がついてない鴻上にビックリ。そして花房の協力者は誰なのか?

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    2020年08月25日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶の足跡

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    行方の分からない櫻子さんと梅さんを探す正太郎、その過程で死体を発見。いく先々で死体を見つけて、コナンかお前は。秀翔くんのいい子すぎて・・・、あんなクズに親を奪われてしまって。だからこそ他の人が彼に対して申し訳なさを感じるのね。この話の裏テーマは裁判員裁判だったのね。判決の結果を背負い続けるのは重いよ。

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    2020年04月14日
  • 昨日の僕が僕を殺す

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    書き下ろし
    シリーズ第1作。3作目が出たので読み直し。
    青少年向けホラーミステリーと書かれているが、ファンタジーかな。

    高校生の主人公ルカは、5歳の時母親が父親を刺し殺して親戚の家で育てられていたが、母親の事件が本にされて学校にいられなくなり、数か月前小樽に住む父の妹に引き取られたものの叔母は事故死し一人暮らしになった。
    いじめで入らされた廃屋で、あやかしの老婆から死んだ娘の婿になるよう迫られて逃げ出すが、そこはかつて事件が起きるまで住んでいた家の近所だった。
    あちら側の世界の境界に踏み込んでしまったルカの身に危機が及び、パン屋の人たちに救われて同居させられるが、そのパン屋の人々は天狗、狗神

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    2020年04月14日
  • 昨日の僕が僕を殺す リュウグウノハナヨメ

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    文庫書き下ろし
    シリーズ第2作で、中編3話。

    5歳の時に母が父を刺殺し、自分も誰かを殺すかも知れないとおびえる高校生ルカは、小樽の天狗山の麓のパン屋で天狗、狗神、ロシアの吸血鬼たちと同居している。

    「ワスレモノ」は、駅前の歩道橋から転落して死んで霊が留まっている老女に、ルカと榊が話しかけて1日を共に過ごす。老女はルカの次のブンの飼い主で、ブンが自分をひき殺した青年に憑依したので、その青年榊に会って驚く。やがて老女は自分が死んだことに気づいて成仏する。

    「リュウグウノハナヨメ」では、小樽水族館のイルカの飼育員である榊の姉がストーカーに誘拐されたのを、ルカのいつもの悪夢(前巻で死霊がルカを溺

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    2020年04月14日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 謡う指先

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    鴻上ちゃん視点の話が、なかなか新鮮だった。高校生あたりの恋愛ってこんなだったっけ?と、遠い昔を懐かしんだりwww

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    2020年03月21日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 冬の記憶と時の地図

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    函館が舞台になっている、このシリーズ初めての長編は、長さを感じさせないほどあっという間に読み終えた。櫻子さんの謎解きが、読んでいて気持ちよかった。

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    2020年02月28日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 雨と九月と君の嘘

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    ネタバレ

    「託された骨」この作品を知るきっかけになった北鎮記念館が出たことに驚き、実家の飼い犬が亡くなったときのことを思い出したりとか…、とてもいい話だった。

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    2020年02月06日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている

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    旭川の北鎮記念館で紹介されていた本。実に面白かった。ところどころ出てくる北海道の風景を、自分の記憶から呼び出して、当てはめながら読みすすめるのが心地よかったな。

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    2020年01月18日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている わたしを殺したお人形

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    本年1冊目。
    あぁ、だんだんと櫻子&正太郎の周囲で物語が不穏な気配を濃くしていく。
    新聞記者八鍬は、これからも絡んでくるのだろうか。
    物語が2人に焦点を当てていて、骨度は低めの印象。
    櫻子さん、あんなに事件関係者に容赦がないのが苦しい。
    正太郎はもっと苦しいだろうと思うと痛ましくて。
    そして、あのラスト。
    あぁ、どうしよう、正太郎。

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    2020年01月01日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている

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    初めての北海道ご出身太田紫織さん。数年前、観た記憶がない観月ありさ主演大コケドラマ原作。見た目クール美人の櫻子さんはツンデレでお骨に異常に執着する変わり者。ワトソン役の少年と北の街旭川を舞台に、あんな事件こんな事件を解決するライトミステリー。

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    2019年10月05日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 雨と九月と君の嘘

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    少し暗くて陰気だけれど北海道・旭川の自然と風土に触れられて人骨と人生の勉強になるスケルトン探偵ミステリの3冊目です。今回は3つの話で櫻子さん、ばあやさん、正太郎の推理がそれぞれに味わえるヴァラエティ豊かな趣向になっていますね。著者が最も力を注ぐ第3話では櫻子さんの何故か素っ気無く冷たい性格の理由が明らかになりますが、若い正太郎が頑張って不吉なジンクスを跳ね返して欲しいですね。正太郎は骨学と人生の師匠・櫻子さんの厳しいご指導のお陰で愚かなと言われながらも経験を積んで確実な成長が感じられるのが頼もしいですね。

    キャラクター紹介のイラスト頁が充実して来て嬉しいですが、ばあやさんと初登場の登場犬物ふ

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    2019年08月25日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 骨と石榴と夏休み

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    ネタバレ

    久しぶりに櫻子さんシリーズを手に取ってみましたが、やっぱり面白いですね。
    高校生なのにやたら精神年齢の高い正太郎くんと、かなり型破りな櫻子さんは見ていて微笑ましいです。

    今回の三作は結構重い…というより、切ないお話が多めでした。
    どのお話を読んでも分かることですが、やはり女性は強かですね。
    すごくカッコいい。

    櫻子さんの必死な様子、それでいて優しい様子も見れたため、お腹いっぱいです!

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    2019年08月25日
  • オークブリッジ邸の笑わない貴婦人2―後輩メイドと窓下のお嬢様―(新潮文庫nex)

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    二巻。主人公のことが好きになってきた。
    何がというと難しいが、なんとなく癖になるお話。続きも読みたい。
    2019/7/3

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    2019年07月03日
  • オークブリッジ邸の笑わない貴婦人―新人メイドと秘密の写真―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    設定が大分酔狂だけど、ありえない話じゃないし、人の心の機微がしっかりと描かれていて、第3話では号泣してしまった。
    まだ1〜2ヶ月しか経ってないけど、どこまで続くのかな。

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    2019年06月30日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 骨と石榴と夏休み

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    北海道・旭川を舞台に骨マニアの偏屈美女・櫻子さんとグルメな食を愛する高校生・正太郎が遭遇する不思議な事件の数々を描いた異色ミステリの2冊目です。私は密かにいつも美食で正太郎をもてなしてくれる厳しいけど優しい「ばあやさん」が大好きですね。今回は老女の骨の話と迷子の幼女の話と日本のドンファン九十歳当主の死の話ですが著者は平凡なミステリで満足せずに毎回新鮮なサプライズを読者に届けてくれますね。櫻子さんは一見クールな冷たい女だけど一理ある鋭い独自の倫理感の持ち主ですので若い正太郎に大事な本質を学んで欲しいですね。

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    2019年06月27日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている

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    地主の娘のお嬢様、櫻子はとにかく「骨」が好きな変わり者。その知識を活かして「僕」と事件の謎を解く…という筋書きのミステリ。
    メインヒロインは頭が切れる変なやつで妙なグイグイさで事件に首を突っ込んでくる、みたいな部分はまあ既定路線感だよな、というところアリアリなので「骨」というキーワードなり、何かオリジナリティのあるところが今後にどう繋がるんだろう。な1巻目

    雰囲気、で流さず描写や説明が必要なところはきちんと活字で描写されているのは言葉足らずのラノベが増えた中で好感触。知識に裏打ちされてる感も個人的に好み。櫻子さんのエキセントリックさのキャラ立ち度合いもいい感じ。

    ミステリ部分が、「〜という

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    2019年05月18日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている

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    北海道の旭川を舞台に高校生の僕、正太郎と骨を愛でる男前の変人美女、櫻子さんが死体と事件の謎を追う異色ミステリ短編集の1冊目です。本作には骨や死体が普通に出て来るのでダークには違いないのですが、ヒロインのあっけらかんとした性格のお陰で全く暗さを感じさせませんね。正太郎は勘の鈍いワトスン役ですが北海道グルメの食レポに力を発揮しますね。また櫻子と恋人の在原(業平?)「問うた」の文章に古風さを感じますね。甘くまだ若造の正太郎には正義に拘らず我が道を行く櫻子さんの型破りな生き方から人生の厳しさを学んで欲しいですね。

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    2019年05月12日
  • 銀河の森、オーロラの合唱

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    ネタバレ

    表紙の絵と「青春小説」という紹介の文言から部活ものかと想像していたのだけれど、ずいぶん違った。北海道が舞台ということで『櫻子さんの~』や『昨日の僕が~』とも世界観がつながっているのかな。今まで「希望的観測」が「希望」とどう違うのかどうにもよく分からなかったのだけれど、本書で、観測結果が希望に引っ張られることだと認識できた。

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    2019年04月30日
  • 銀河の森、オーロラの合唱

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    ネタバレ

    太田紫織さんのSF設定(幽霊・妖怪系はファンタジーに分類)は初めてかな.
    主人公の男の子が少しすれていて初めのうちは気になるけど,「銀河鉄道の夜」をうまく使った雰囲気のいい作品.
    (「昨日の僕が僕を殺す」から主人公の男の子のキャラ設定が変わった気がする.実はけっこう面倒くさいやつである正太郎君が,わりと世間や大人を信じているいい子なので,そう感じるだけなのかもしれない).
    子供たちはそれぞれ傷を持っていて,それを知ってしまった主人公がいろいろ感じて・考えて・行動して・失敗して,それでもいろいろやってみる.
    傷を持った子供たち(の再生と成長),家族って?というのがキーワードかな.

    ママが宇宙人

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    2019年03月11日