あらすじ
優しい愛があふれる天体系日常ミステリー
地球へとやってきた愛にあふれる宇宙人モーンガータと、北海道陸別町でともに暮らす少年少女が出会うちょっとだけ不思議な日常の謎。
オーロラの見える町、北海道陸別町へやってきた宇宙人アウロラ。
自らに向けられる愛情を「糧」に生きるモーンガータ星人は、同じ星の仲間だけでなく、地球人にも優しい。
そんなアウロラは事情を抱える子どもの母代わりとなっている。
日常で出会う謎を、科学の力と「愛」で解きながら成長していく子どもたちを描く青春小説。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
読み終わってすぐにまた読み返したくなるくらい、大切なことをさりげなく教えてくれる本。感想を書きたいのに、この本の素晴らしさを伝える表現がなかなか見当たらない。
Posted by ブクログ
日本一寒い街
オーロラ
りん 私たちの長男 才能がある
あかり 姉さん
かおるこ 主人公
ゆきの おばあさん
まさし 次男
こひなた 民生委員
じろう 新しくきた子
モンガータ星人
かおるこも宇宙人
まちこ 童顔のねーちゃん
アウロラ 母?
ザウエル 犬
えり まり 小6
家族ごっこ
かおるこの温度計を壊した
Posted by ブクログ
話としては良かったと思うがアウロラが宇宙人設定でなくても、過去に自分も親との間にトラウマのあった外国人とかでも成立する。宇宙の謎の力みたいな非現実的な要素が入るとしらけるところもあってのことかもしれないが、宇宙人である意味は?と思った。
Posted by ブクログ
表紙の絵と「青春小説」という紹介の文言から部活ものかと想像していたのだけれど、ずいぶん違った。北海道が舞台ということで『櫻子さんの~』や『昨日の僕が~』とも世界観がつながっているのかな。今まで「希望的観測」が「希望」とどう違うのかどうにもよく分からなかったのだけれど、本書で、観測結果が希望に引っ張られることだと認識できた。
Posted by ブクログ
太田紫織さんのSF設定(幽霊・妖怪系はファンタジーに分類)は初めてかな.
主人公の男の子が少しすれていて初めのうちは気になるけど,「銀河鉄道の夜」をうまく使った雰囲気のいい作品.
(「昨日の僕が僕を殺す」から主人公の男の子のキャラ設定が変わった気がする.実はけっこう面倒くさいやつである正太郎君が,わりと世間や大人を信じているいい子なので,そう感じるだけなのかもしれない).
子供たちはそれぞれ傷を持っていて,それを知ってしまった主人公がいろいろ感じて・考えて・行動して・失敗して,それでもいろいろやってみる.
傷を持った子供たち(の再生と成長),家族って?というのがキーワードかな.
ママが宇宙人である必要はあったのだろうか?
まあ.あのポジションは人間では難しいかもしれない.