【感想・ネタバレ】銀河の森、オーロラの合唱のレビュー

あらすじ

優しい愛があふれる天体系日常ミステリー
地球へとやってきた愛にあふれる宇宙人モーンガータと、北海道陸別町でともに暮らす少年少女が出会うちょっとだけ不思議な日常の謎。

オーロラの見える町、北海道陸別町へやってきた宇宙人アウロラ。
自らに向けられる愛情を「糧」に生きるモーンガータ星人は、同じ星の仲間だけでなく、地球人にも優しい。
そんなアウロラは事情を抱える子どもの母代わりとなっている。
日常で出会う謎を、科学の力と「愛」で解きながら成長していく子どもたちを描く青春小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙の絵と「青春小説」という紹介の文言から部活ものかと想像していたのだけれど、ずいぶん違った。北海道が舞台ということで『櫻子さんの~』や『昨日の僕が~』とも世界観がつながっているのかな。今まで「希望的観測」が「希望」とどう違うのかどうにもよく分からなかったのだけれど、本書で、観測結果が希望に引っ張られることだと認識できた。

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2019年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

太田紫織さんのSF設定(幽霊・妖怪系はファンタジーに分類)は初めてかな.
主人公の男の子が少しすれていて初めのうちは気になるけど,「銀河鉄道の夜」をうまく使った雰囲気のいい作品.
(「昨日の僕が僕を殺す」から主人公の男の子のキャラ設定が変わった気がする.実はけっこう面倒くさいやつである正太郎君が,わりと世間や大人を信じているいい子なので,そう感じるだけなのかもしれない).
子供たちはそれぞれ傷を持っていて,それを知ってしまった主人公がいろいろ感じて・考えて・行動して・失敗して,それでもいろいろやってみる.
傷を持った子供たち(の再生と成長),家族って?というのがキーワードかな.

ママが宇宙人である必要はあったのだろうか?
まあ.あのポジションは人間では難しいかもしれない.

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2019年03月11日

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