土方奈美のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレフォトリーディング&高速リーディング。のちに熟読。表題の答えは、超一流になるには「限界的訓練しかない」という事。たとえ才能の遺伝子があったとしても、著者によるとそれは音を聞く事が好きな遺伝子が楽器に触れる機会を与えたり、色に興味を抱かせる遺伝子が絵画に触れる機会を与える、というきっかけを生むだけで、誰もが訓練によって超一流になり得るとの事。
この手の本では自己評価最高は星四つなのであるが、それを越えた感動(私的)があったので星五つとする。
限界的訓練とは、意図的訓練の先を行く自己の限界を破り(コンフォートゾーンを脱し)ホメオタシス(心身の持つ恒常性維持機構)をずらす訓練。意図的訓練とはだらだらと繰り返さず、何をしているのかを意識する訓練。多くの人がなんの分野でも、この意図的訓練さえできていないらしい。それゆえにほとんど努力が無駄になる。
最後の章で著者は心的イメージの重要性を述べ、教育はその心的イメージを付けさせる訓練をするべきだと述べる。
要するに、どんなエキスパートになるにしてもその完成形を自分に当てはめ、限界的訓練をし続けると、超一流になれるという事。 -
Posted by ブクログ
※評価基準
想定される読者ターゲットが、アウトプットする際の再現性が高そうか?のみ。
(内容が素晴らしくても再現性が低いと感じれば1とし、
逆に内容が微妙でも再現性が高いと感じれば5にしています)
※以下内容は内容をまとめたもの
▼ 想定される読者ターゲット
駆け出しマネージャー
▼内容
目標設定のハウツー
▼ アウトプットする際の再現性
・課題
やたら頑張ってるのに成果ぎでない要因特定をできていない事。
・解決
ストレッチを効かせる(安易に達成できる目標設定は、
却って本質からずれるリスクをもたらす。
・事例
youtubeのOKRは視聴時間を増やす事
失敗ー視聴回数をOKRに置いた事。
→結果、
目的はユーザーが動画を観ることで、より幸せになる事。
視聴者の満足度=視聴時間と仮定し好循環モデルとする。
視聴時間が増えれば広告収入は増え、コンテンツクリエイターのインセンティブとなり、それがさらに視聴者を呼び込む。
視聴回数やクリック数ではなく視聴時間。
動画閲覧後の次の動画はあくまでおまけ。
紐結びのマニュアル動画があったとして
①正解のみ
②正解+エンタメ
なら解決は①で十分でも、実は満足度は②が高い。 -
Posted by ブクログ
AI、遺伝子、医療、農業、エネルギー、VRなど20の分野に分けて、技術的な観点から2050年がどんなふうになっているかを大胆に予測した一冊。
基本的にテクノロジーの進化に期待しつつも、テクノロジー自体には進化する意図はなく(AIにおけるシンギュラリティはないと断言)、人間が新しいテクノロジーをどう受け入れ、社会、生活に反映させることができるかがカギと説いているが、これには同感。
遺伝子治療により医療が急速に進歩し、食糧難は避けられること。AIのサポートによって、長期的には人間の暮らしは最適化することなど、テクノロジーへの期待に満ちた予測が並ぶ中、環境破壊、温暖化については、すでに手遅れとの悲観的な見方がされている。温暖化、環境破壊、そして戦争という大きなリスクに対して、テクノロジーがどのくらいソリューションになり得るかが、2050年に向けた課題だと認識した。この先の人生後半戦、自分なりにこういったテクノロジーに少しでも関わっていければ、と少し気持ちを新たにした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ技術の進歩、社会、格差、観念など様々な側面から、2050年がどうなっているかを推測するもの。
基本的なスタンスとしては、訳者のコメントにもあるとおり非常に楽観的なものとなっている。特にエネルギー政策に関しては、エネルギーは潤沢になりかつ地球環境にも悪くないものである可能性がある、というもの。
一方で、テクノロジーによる「格差」の問題にも踏み込んでいる。政策立案者に適当に届かないものであれば、現状のとおり格差を広げ続けるものになる、というもの。
特に「教育」については重要で、労働生産性、賃金との兼ね合い、業務範囲の変化から、今後ますます重要になると思われた。加速する世界の中で、いかに取り残されず、かつ、あくせくせず。そうしたバランスを取っていくためには、やはり知恵が重要になる。 -
Posted by ブクログ
目指すべき目標と、その達成状況を示す主要な結果であるOKR(Objectives and Key-Results)。
OKRを組織の隅々にまで浸透させるためのCFR(Conversation, Feed-back and Recognition)。
本書はその2つを軸に、なぜその手法が好ましいのか実際の事例を交えて紹介されている。
数年前に出版された「How Google Works」では比較的あっさりと紹介されていたOKRだが、
本書を読む限りはGoogleの信じられないような発展の原動力であったことがうかがえる。
巻末の付録にあるガイドラインはとても実用的。 -
Posted by ブクログ
LBO(プライベートエクイティ)業界の変遷がとてもよくわかりました。
面白いのは、時代の流れ(と業界が世の中にどんな風に見られているか)と共に、ビジネスモデルが変わってきている事で、ジャンク債による資金調達に始まり、シンジケートローンによる複数金融機関による資金調達、シンジケーションと証券化のハイブリッド(これが今だと一番主流)による資金調達と、夫々の時代に於けるエリート金融マンたちによって新たな金融商品が開発され、その調達規模感と共にプライベートエクイティの買収案件規模も大きくなってきていることがわかります。本自体が2010年頃に書かれているのでその後の業界の変遷については言及されてないですが(経営改革による新たな価値の創造、がこれからのトレンドと紹介されてます)、ブロックチェーン技術等を使った一般からの資金調達なんかもそのうち始まるのかな、なんて考えたりしました。
ページ数も厚く、重めでしたが非常に面白くスラスラ読めました。 -
Posted by ブクログ
SNSに登録した個人データや日々更新するつぶやきやいいね等、全てのデータはSNS会社によって収集されビックデータとして利用されている。
公開していない個人情報は、SNS会社も含めてプライバシー権によって保護されていると思っていたが、とんでもない勘違いであった。
また他人のデータからも友達情報やたまたま写ってしまった写真などによって、自分のデータが吸い上げられていく。
もはやインターネット上でプライバシーはないものと考えて行動する必要がある。
その際に重要なことは、個人情報を提供することと、それによって得られるメリットは比例するということだ(お勧め情報がより志向に合ったものになる等)。
・訳者あとがきより
本書の内容は工部構成になっている。まず前半では、今日われわれについてどのようなデータが収集・分析されくいるのか、つまり「ゾーシャルデータ」とは何か、データ会社はそれをどのように精活用しているかを解説する。それを理解することが、ビッグデータの時代を生きる者の必須能Yある「情報リテラシー」を身に着ける第一歩だと著者は説く。
データ会社が収集するソーシャルデータは、「クリック」「つながり」「コンテクスト(背景)」の三種類に大別され、それぞれがわれわれの人格を赤裸々に伝えている。
何気なく使っているネットサービスや身の回りのセンサーからどれほどの個人情報が明らかになっているかがわかったところで、後半はそうしたデータによってデータ会社だけではなく、われわれ自身が恩恵を享受するための条件を考察する。著者はそこでカギとなるのが「透明性」と「主体性」という二つの原則だと主張し、データ会社の透明性を高めるための権利、ユーザーの主体性を高めるための権利の実現を訴える。
たとえば金融機関には、フェイスブックなどから明らかになる交友関係を通じて、個人の信用度を推し量るうとする動きがある。
金融機関などデータ会社が、あなたについてどのようなデータを作成し、判断材料としているのか、そうしたデータの管理方法が適切であるかを確認できるようにするには、透明性を高める権利が必要だ。そうした知識に基づいて、特定の相手を友達リストから削除するなど、自らの意思に基づいてデータを管理するには、主体性を高めるための権利が必要だ。
二〇世紀のもっとも重要な資源が石油だとすれば、二十一世紀にそれに代わるのはデータであるという認識は広がっている。データの世界においては先行者に大きな優位性があり、すでに膨大なソーシャルデータを蓄積している大手企業の影響力は今後ますます高まる。
いまはデータを作成する個人と、データから製品やサービスを生み出す組織との関係がまさに決まろうとしている重大な時期にあたる、と著者は指摘する。そしてソーシャルデータにかかわりのない個人は一人もいないとして、透明性と主体性の高いデータ企業を積極的に選ぶなど「ソーシャルデー夕革命」への参画を促す。