土方奈美のレビュー一覧

  • ブラックストーン

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    PE業界の最大手の一角であるブラックストーンを通して、PE業界の歴史とその手法の変遷について知ることができる大著。シュワルツマンという強烈な人物を通してブラックストーンを知ると同時に、他のプレイヤーについても詳しく書かれている。
    アメリカの産業の歴史、景気の変動に対応して変革してきた自社の力が克明に描かれている。また失敗案件も包み隠さず書かれていてとても参考になる。
    最後の2章は若干業界寄りの書き方っぽくもあるが、PE業界が果たしてきた役割の大きさについては疑いようがないのとを改めて認識した。
    以前カーライルは読んだが、それよりも詳細で迫力があった。今年読んでよかった一冊。

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    2012年12月30日
  • ブラックストーン

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    プライベート・エクイティという存在をご存知でしょうか。
    プライベート・エクイティとは、大雑把に言うとLBOと言う、自身の資本に他から調達した資金を追加して企業を買収する手法を用いて企業買収を行い、買収した企業を転売して利益を得る金融グループの事です。
    もしかしたら、PHSキャリアのWillcomを買収した事があるカーライルが、その一つである事を知っている方も結構居られるかもしれません。

    本書は、この比較的新しい形態の金融グループであるプライベート・エクイティを、その最大手の一角を占めるブラックストーンの創業以来の歴史を通して解説しているノンフィクションです。

    尚、訳者の後書きによれば、原著

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    2012年04月19日
  • 知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか

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    知性をどう定義するかによるけれども、いわゆるIQ(一般知能)が高いことを「頭がいい」と定義すると、なかなかおかしなことになる。

    IQって車で言うとエンジンのようなもので、高いとそれだけ速く走れるわけなんだけど、IQが高い人は当然、変な方向にも誰より速く走れてしまう。しかも、自分が言ったことの辻褄を合わせるのも他の人より優れているせいで、間違った方向に行ったとしても、それを自ら認識するのが難しいんですよね。そもそも、他の人に比べて自分の速度(回転の速さ)が速いことははっきり自覚できるはずなので、それが「他の人が正しく、自分が間違っている」と認めるハードルをさらに上げてしまう。そんなこんなで、I

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    2026年05月24日
  • 知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか

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    インテリエリート層の陥りがち、あるいは陥ってしまった罠の話かと思っていたら、神経科学や教育心理学に近い内容だった。

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    2026年05月24日
  • CLEAR THINKING(クリア・シンキング)大事なところで間違えない「決める」ための戦略的思考法

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    「デフォルト反応」は私たちが本能に引っ張られそうになったときに正気に引き戻してくれるトリガーになりそうだ。

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    2026年05月12日
  • 超一流になるのは才能か努力か?

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    『PEAK 超一流になるのは才能か努力か?』は、『日々のたゆまぬ努力>先天的な資質』という方程式が成立するのだということを、これでもかというほどの事例を添えて主張する。しかも、『正しい努力の仕方』とは汎用的、普遍的に、あらゆる分野、世代にとって共通に効果があるらしい。これは凄い。

    著者のアンダース・エリクソンによれば、いわゆる”超一流”と呼ばれる人々は『心的イメージ』という高度な情報処理能力を脳内に構築している可能性があるとのこと。その上で、そこそこの上達ならば、誰でも達成できるものの、抜きん出たトップレベルに到達するには『コンフォートゾーン』から脱して、『限界的練習』に挑む必要があるらしい

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    2026年05月03日
  • NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX

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    今世界で最も加入数がいるNetflixが、どのように成長してきたが書かれています。
    従業員の質や考え方もかなり独自で、現代のニーズに沿っている様に思います。
    自分もコロナ禍であまり外に出なくなったので入会しましたが、率直な意見は「こりゃ、人をダメにするな」です 笑
    永遠に観ていられるので、気を付けなければいけないなと思いました。
    ちなみに今はBreaking Badを観ていますが、メチャクチャ面白いです。

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    2026年03月30日
  • アバンダンス:「豊かな時代」を呼びさませ

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    有り余る豊かさという意味
    カリフォルニアの住宅価格は供給が少ないから高騰している。その原因が規制とリベラル思想の反発からなる。

    規制によってコスト競争力のない国になっているが特例が成功するケース コロナワクチンの開発など も一方で起きているのアメリカという国

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    2026年03月07日
  • NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX

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    日本ではあまり考えられないけど、あらゆる面で自由なルールにすることで、イノベーションを生みやすくするというもの。
    ただし、ルールがない=自由=責任があるという枠のため、自由さの裏にある意図やらをきちんと受け取る側が誤解なく認識する必要があり、その難しさ含めどうしてきたかが説明されていた。
    クリエイティブな業種には効果ありそう。

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    2026年03月01日
  • NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX

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    ネタバレ

    ピュアソフトウェアの売却した資金と、失敗から生まれた。
    プロセスより社員を重視する、効率よりイノベーション、制約のないカルチャー。
    郵送DVD→ストリーミング→独自コンテンツの配信→社内スタジオ制作体制→グローバル企業へ。
    規則を与えると自らの判断力を失う。コントロールを撤廃することで、フリーダム&レスポンシビリティ(F&R)のカルチャーが生まれる。

    点と点を結びつける=ジョブス、ヴァージン創業者リチャードブランソンなど。

    能力密度を高める=優秀な人材だけにすると更に優秀になる。1/3のレイオフで生まれた。才能豊かで協調性のある仲間と働く喜び。能力密度を高めることが最優先。
    違う意

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    2026年02月23日
  • 運のいい人が幸運をつかむ前にやっていること―セレンディピティの科学

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    セレンディピティ、少し前に流行ったWord。
    が、読み進めてみると、なるほど、なるほど、確かにそうだね!っと思うことがあり、結局、付箋をバンバン貼り付けながら読破しました。
    確かに…
    私達が書く履歴書はさも、自身の経歴に一貫性があるように書いてはいるが、多くの人にとっては、偶然、たまたまそうなっていた。振り返ってみた時に完成したストーリーに仕立て上げているだけで、本当は様々な出来事やタイミングが予想もしない形で起きているに過ぎない。

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    2026年02月11日
  • 知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか

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    ノーベル賞受賞者が陰謀論に傾いたり、天才と呼ばれた子供たちが凡庸な人生を歩んだり、オカルトにのめりこんだりする。この本はアメリカを舞台にした話であるが、日本でも「神童も20歳過ぎればただの人」という諺があったり、旧帝大卒の秀才がカルト宗教にはまったりする。

    なぜ、知能(IQ)で最高峰の能力・才覚を持つ彼らが、そのような愚行を犯してしまうのか?

    という問いから始まった本書。
    4部構成となっており、

    1部:知能の落とし穴
     IQテストの限界、他の知性の可能性、天才だから陥りやすい罠について解説する。

    2部:賢いあなたが気を付けるべきこと
     ベンジャミンフランクリンを例に、ならどうなればよい

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    2026年02月07日
  • 知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか

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    少し重いが非常に多くの示唆に富む。個人的には学習について「望ましい困難」の考え方が一番の発見だった。

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    2026年01月18日
  • 超新版ティッピング・ポイント 世の中を動かす「裏の三原則」

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    それまで緩やかだった変化が、ある閾値を超えた瞬間に一気に拡大する——その転換点を「ティッピング・ポイント」と呼ぶ。これがグラッドウェルの提示する核心的な概念だ。
    著者は、変化を爆発的に広げる担い手として「コネクター(広範な人脈を持つ人物)」「メイヴン(情報の専門家)」「セールスマン(人を動かす説得者)」という三種類の人物類型を挙げる。現代で言えば、新型コロナウイルスの感染拡大を一地域から全国へと広げた、いわゆる「スーパー・スプレッダー」的な存在がこれに近いだろう。また、変化が定着するかどうかは「時代の空気感」、つまりその変化を受け入れる社会的な雰囲気が醸成されているかどうかにも左右されると著者

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    2026年01月06日
  • BUILD 真に価値あるものをつくる型破りなガイドブック

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    IPodの生みの親の本。自分の作りたい良い物を作るために会社との付き合い方、起業の考え方など。ビジネスのための組織の作り方というより、良い物を作るためにいかに組織と付き合うか、組織を作るか、どうチームを組むかという本だと思った。どこか勇気の出る本だった。

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    2025年12月08日
  • 超一流になるのは才能か努力か?

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    結局のところ、本書はアスリートや音楽家など、技能の基準がはっきりした専門領域で成果を出したい人のための本だと思う。

    アンダース・エリクソンは遺伝の影響を重視しない立場だが、世界レベルの卓越を求めていない自分にとって、長く苦しい孤独な訓練を積む必要はないかな。無価値とは言わないが、トレードオフを考えると無理をしてまで追うものでもない。

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    2025年12月04日
  • NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX

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    本書は、Netflixのカルチャーを“奇抜な事例”としてではなく、高業績を生み出す組織設計の論理として提示している点に価値があります。特に、自由と裁量を「結果の伴う高い基準」とセットで運用している構造は、経営者にとって示唆が大きい部分です。

    本書が強調する自由と責任・優秀さの密度・正直なフィードバック文化・ルールよりコンテクストといった要素は、単なるカルチャー論ではなく 高速意思決定と組織の適応性を高めるための経営戦略として整理されています。これにより、カルチャーが“情緒”ではなく“仕組み”であることを再認識できます。

    一方で、Netflixが成功している背景には、優秀人材の高密度採用・高

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    2025年12月04日
  • 超一流になるのは才能か努力か?

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    認知心理学者今井むつみ先生の推薦図書に挙げられていたので読む。題名から、超一流になるのは才能でなく努力であることは察せられたが、統計的なエビデンスから分析されており説得力がある。人生、なんとなく生きるより、楽しい方が良い。そのための示唆が載っている。2025.10.27

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    2025年10月27日
  • 失敗できる組織

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    タイトルこそ「失敗できる組織」であるが、本質は「失敗から学べる組織かどうか」に尽きる。
    個人的に考えさせられたのは「チームに分かれ、床に敷かれたタイルを歩くゲーム」の話だ。
    ルールは単純で、タイルによって「OK・NG」があり、NGの場合はブザーが鳴るという仕組みになっている。
    床のタイルを歩くのは一人ずつで、ブザーが鳴ったら次の人にバトンタッチして最初からやり直す。
    スタートからゴールまで、最も早く辿り着けたチームが勝ちというゲームだ。
    これで実際にゲームをスタートすると、タイルに足を置くことで迷う人がいるのだという。
    この気持ちが分からないでもない。
    みんなが見てる前で失敗したくないと思う気

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    2025年10月19日
  • 知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか

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    ネタバレ

    <目次>
    第1部  知能の落とし穴~高IQ、教育、専門知識がバカを増幅する
    第2部  賢いあなたがきをつけるべきこと
    第3部  実りある学習法~「根拠に基づく知恵」が記憶の質を高める
    第4部  知性ある組織の作り方

    <内容>
    昔から言われてきたことだが、賢いヤツほど実はバカ。世界の例がたくさん載っているが、日本でも「オウム真理教」などが最たる例だろう。第2部でそうならないための知恵が、またかゆいところに手が届くように、第4部では個人ではなく、組織になるとバカになる例が載っていて、それへの対処法(こちらが一番難しいかもしれないが)が載っている。頭の良さだけではなく、組織内の人間関係が影響される

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    2025年10月13日