土方奈美のレビュー一覧

  • Anthro Vision(アンソロ・ビジョン) 人類学的思考で視るビジネスと世界

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    人類学の方法論と思考法の有効性を説く。
    異文化理解を旨とする人類学的思考が、異なる文化圏でのビジネス展開に役立つとか、感染症を分析するのに資するとか、そういった実践例だけでも十分に面白い。

    でも本書の面白さはもっと先に進んでいて、広範に未知の領域への探求法として人類学の手法を応用するということだ。

    「経済や金融のことなどさっぱりわからず、専門用語はあまりに理解不能で退屈で、放り出したくなった。(中略)
    だがしばらくして、そんな自分の反応は主に恐れと偏見から生じていることに気づいた。大学では人類学を専攻する学生は、金融業界を志す学生とは異なる社会的「部族」に属しており、後者の使う言葉は私にはまるでわからなかった。そうした文化的ギャップを飛び越えるには、人類学者と同じようなスキルが必要だった。
    2008年に金融危機が勃発した後、イギリス人ジャーナリストのローラ・バートンからインタビューを受けた私はこう話した。「ここもタジキスタンと変わらない、新しい言葉を学べばいいだけじゃないか、と思った。投資銀行の人々も、さまざまな儀礼と文化的パターンで自らの営みを彩っているに過ぎない。タジク語を学ぶことができたなら、外国為替市場の仕組みも絶対に学べるはずだ、と思った」。(122ページ)

    こうして著者はリーマンショックの前に警鐘を鳴らした。
    その後はアドテックやESGに目を向けたとのこと。
    なんかよくわからない専門用語で煙に巻かれるような事象に対処するのに人類学の思考法が役立つというのだ。

    あるいは、ビッグデータがどれだけ充実して定量的分析が充実したとしても、その文化の中での「意味の網目」を読み解くような定性的分析が果たせる役割がまだ残っているという主張だ。
    すごく刺激的な一冊。

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    2024年10月13日
  • 倫理資本主義の時代

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    経済活動は、他者に不利益を押し付けるのではなく、他者の問題の解決策を生み出すことで利益を得るべきだというのが道徳律。マイナス面ももちろんあったが、コロナ禍でワクチンを開発した製薬会社が巨大な利益を得たのは確かに好例だ。問題解決という資本主義の機能は、その道徳的正当性に依拠している。
    私たちが協力するのは、なんらかのアイデンティティを共有しているためではなく、それぞれが異なるから、という考え方はつい見過ごしがちだけれど、今一度確認しておきたいことだ。

    持続可能性は経済活動の制約要因ではなく、地球上で生存と繁栄を続ける唯一の方法が経済成長という概念を放棄することだと考えるのは誤りだ、という記述は、個人的に目からウロコだった。
    著者が他の著書でも繰り返し主張してきている倫理資本主義とエコ・ソーシャル・リベラリズム。理想的だが、そこにベクトルを向けるにはどうしたらいいかは難問だ。

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    2024年09月27日
  • The Intelligence Trap(インテリジェンス・トラップ) なぜ、賢い人ほど愚かな決断を下すのか

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    知性が高いとされるようなグループの人間でも、若しくはそれ故に愚かな行動や判断に陥るという視点からの認知科学サイエンス本。
    最近は認知科学系の本が沢山出ているので、切り口以外の部分は既知のものが多かった。

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    2024年08月18日
  • 知ってるつもり 無知の科学

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    もっとライトなものかと思って読み始めたら、間違いなく骨太本。説明深度の錯覚も興味深かったが、個人的には知識はコミュニティに蓄えられる、という主張がしっくりときて納得。個人の能力より、コミュニティの知をいかに上手く使うか、の方が大事という主張は個人の能力至上主義的な考えをしている自分には目から鱗だった。


    フレーズ

    人間は自分が思っているより無知である、


    文明が誕生した当初から、人間は集団、一族、あるいは社会のなかではっきりとした専門能力を育ててきた。農業、医療、製造、航行、音楽、語り部、料理、狩り、戦闘をはじめ、さまざまな分野にコミュニティの専門家がいた。一人が二つ以上の専門能力を持つケースもあったかもしれないが、すべての分野、あるいは一つの分野のすべての側面に精通する者はいなかったはずだ。あらゆる料理を作れるシェフはいない。傑出した音楽家はいるものの、あらゆる楽器、あらゆるジャンルの曲を弾けるわけではない。なんでもできる人というのは存在しない。

    知識がすべて自分の頭のなかにあるのではなく、コミュニティのなかで共有されることを理解しはじめると、英雄に対する認識が変わる。個人に注目するのではなく、もっと大きな集団に目が向くようになる。

    それに基づき、平均的な大人の知識ベースを算出したところ、得られた答えが〇・五ギガバイトだった。

    運輸当局は人間がオプティカルフローを知覚することを利用して、減速させたい区間では、実際よりも速く走行しているような感覚を抱くように車線を引く。これは高速道路の出口ランプあたりでは特に有効だ。

    まず働きバチがいる。巣を守り、蜜や花粉を集め、冬を越すための食料であるハチミツをつくり、それを貯蔵しておく小部屋をつくり、幼虫に餌をやるメスだ。

     続いてランドアーは、私たちが人生七〇年のあいだ、一定の速度で学習を続けると仮定し、持っている情報の量、すなわち知識ベースの大きさを計算した。さまざまな方法を使ったが、結果はだいたい同じだった。一ギガバイトである。

    なぜ、これほど無知な私たちは、世界の複雑さに圧倒されてしまわないのか。知るべきことのほんの一端しか理解していないのに、まっとうな生活を送り、わかったような口をきき、自らを信じることができるのか。  それは私たちが「噓」を生きているからだ。物事の仕組みに対する自らの知識を過大評価し、本当は知らないくせに物事の仕組みを理解していると思い込んで生活することで、世界の複雑さを無視しているのである。

    脳は最も有益な情報を選び出し、それ以外を捨てるという作業に忙しい。すべてを記憶することは、本質的な原則に意識を集中し、新たな状況に過去に経験したものとどのような共通点があるかを認識し、有効な行動を見きわめる妨げとなる。

    説明深度の錯覚」

    重さの異なる物体を二つ、紐で結んで落下させたらどうなるかを予想している。そして自らの思考のよりどころであった物理法則の理解に基づき、二つの物体が重量にかかわらず同じ速度で落下することを正確に推測していた。

    ただ物体が曲面上を回転するときには、この法則は当てはまらない。

    直観は単純化された大雑把な、そして必要十分な分析結果を生む。それは何かをそれなりにわかっているという錯覚を抱く原因となる。しかしよく考えると、物事が実際にはどれだけ複雑であるかがわかり、それによって自分の知識がどれほど限られているかがはっきりする。

    それからコロニーを離れ、他のコロニーの女王バチと生殖する雄バチがいる。

    個々のハチに自らを守る力はない。働きバチは交尾ができない。雄バチは食料を集められない。女王バチには幼虫を世話することはできない。それぞれの個体には決まった仕事があり、そこにおいて卓越した能力を発揮する。

    専門知識の集合体として、うまく機能すれば各部分の総和を超える集団的知能を生み出す。

    コミュニティのなかに知識があることを知っているだけで、私たちは自分が知っているような気になる。

    たしかに大げさな言い分ではあるが、今日の世界で、私たちは驚くほど人づての情報だけを頼りに生きている。自分の身に起きることのうち、直接的な知覚経験を通じて理解することはほんのわずかだ。

    私たちの知識ベースの大部分は、外界とコミュニティに存在している。理解とは、知識はどこかにあるという認識でしかないことが多い。高度な理解とは、たいてい知識が具体的にどこにあるかを知っているというのと同義である。実際に自らの記憶に知識を蓄えているのは、真に博識な人のみである。

    すでに世界を変えつつある超絶知能とは、知識のコミュニティである。テクノロジーの大きな進歩を実現する道は、超人的能力を持った機械を創ることではない。広がりつづける知識のコミュニティを、情報が自由に行き交うようにし、協業を促すことによって実現する。

    概して、問題に対する強い意見は、深い理解から生じるわけではない。むしろ理解の欠如から生じていることが多い。

    偉大な哲学者で政治活動家でもあったバートランド・ラッセルはそれを「情熱的に支持される意見には、きまってまともな根拠は存在しないものである」と表現している。

    意見が神聖な価値観で決まれば、結果がどうであろうと関係なくなるというのは、他者を説得することを生業とする人々が数千年のあいだに身につけてきた知恵だ。

    リーダーのもう一つの任務は、自らの無知を自覚し、他の人々の知識や能力を効果的に活用することだ。優れたリーダーは個別の問題について深い知識を有している人々を周囲に配置し、知識のコミュニティを形成する。それ以上に重要なのは、優れたリーダーはこうした専門家の意見に耳を傾けることだ。意思決定をする前に、時間をかけて情報を集め、他の人々と相談するリーダーは、優柔不断で頼りなく、ビジョンがないと思われることもある。世界は複雑で容易に理解できないものであることを認識しているリーダーを、きちんと見きわめようとするのが、成熟した有権者である。

    流動性知性とは、誰かが「賢い」というときに私たちが念頭に置いているものだ。その人物はどんな話題についても迅速に結論を導き出し、新しいこともすぐに理解する能力がある。一方、結晶性知性は、記憶の中に蓄積され、すぐに使える知識がどれだけあるかを指す。そこには語彙の豊富さや、一般知識の豊かさが含まれる。

    知識はコミュニティのなかにあるという気づきは、知能に対するまったく別のとらえ方をもたらす。知能を個人的属性と見るのではなく、個人がどれだけコミュニティに貢献するかだと考えるのだ。

    その人物が居合わせたとき、集団が問題解決に成功した頻度、あるいは失敗した頻度はどの程度か。

    認知的分業のなかで自分にできる貢献をし、知識のコミュニティに参画することが私たちの役割ならば、教育の目的は子供たちに一人でモノを考えるための知識と能力を付与することであるという誤った認識は排除すべきだ

    私たちが個人として知っていることは少ない。それはしかたのないことだ。世の中には知るべきことがあまりに多すぎる。多少の事実や理論を学んだり、能力を身につけることはもちろんできる。だがそれに加えて、他の人々の知識や能力を活用する方法も身につけなければならない。実は、それが成功のカギなのだ。なぜなら私たちが使える知識や能力の大部分は、他の人々のなかにあるからだ。

    知識のコミュニティにおいて、個人はジグソーパズルの一片のようなものだ。自分がどこにはまるかを理解するには、自分が何を知っているかだけでなく、自分は知らなくて他の人々が知っていることは何かを理解する必要がある。知識のコミュニティにおける自らの位置を知るには、自分の外にある知識について、また自分の知っていることと関連のある知らないことに自覚的になる必要がある。

    「ダニング・クルーガー効果( 3)」、すなわちパフォーマンスが低い人ほど、自らのスキルを過大評価するという認知バイアス


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    2024年07月28日
  • 倫理資本主義の時代

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    ナンシー・フレイザーの資本主義に対するヒステリックなディスりと比べ、大人な感じ。けど、結局、難しいは難しい。

    ナンシー・フレイザー → 白井聡 → 斎藤幸平 → マルクス・ガブリエル → 柄谷行人 → ナンシーへ戻るw

    「子どもをマイノリティにするな」は激しく同意。

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    2024年07月16日
  • ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる

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    ネタバレ

    いつか読もうと思いつつ読めていなかった本、ようやく購入。
    偉大な企業をつくるには何が必要か、
    最高の人材をあつめることの重要性、効果的なリーダーシップスタイル、ビジョン、戦略、イノーベーティブな組織にするために必要なことと等の様々な視点から実際に企業の事例にも触れながらわかりやすく記載されている
    HEART OF LEADERSHIPやTrue North リーダーたちの羅針盤、NO RULESなど最近読んできた本にもつながる内容であったが
    一企業の経験に基づく記載ではなく多数の企業を比較分析して辿り着いた結論であるという部分がポイントだと思う。
    いわゆる大企業の一社員であっても多くの学びのある良書であり、所属企業や階層によらずおすすめできる一冊だと思う

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    2024年07月12日
  • CLEAR THINKING(クリア・シンキング)大事なところで間違えない「決める」ための戦略的思考法

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    ネタバレ

    著者も言ってるが著者の言葉じゃなく、いろんな人から聞いた事を纏めた本。
    他の本で読んだ事が、わかりやすく纏まってる。
    7つの習慣、嫌われる勇気、自分の言葉でできているとかかな。

    生物として、流されて生きるようになってるので仕方ない。
    動物として本能のまま生きるか、人間として人生に満足して生きるか。
    幸せを感じるには、物の見方であって、出来事そのものでは無い。

    ちゃんと自分の人生を主体的に生きて、出来るだけ後悔しないようにしましょう。
    そのためには、セイフガードを準備して、日々の選択のルールを決めておきましょう。
    ゴールが決まってないと目指す所がわからない。
    まず人生の大きなゴール設定。
    目先の目標なんて人生から見たら、どうでもいい。
    今の快楽、短時間の成功で、その後にどれだけ時間を使い、苦しみ、問題を抱えるか。
    とりあえず、電話やメールのお誘いは断る。もしくは、後で返事すると言う。
    わざわざ向こうから返事を聞かれる事はほぼ無い。
    自分の時間を、その程度の頼み事に使わない。

    参考文献
    クリスマスキャロルのスクルージ。
    流星ワゴン。
    ファストアンドスロー。
    セネカ。

    後悔を減らすことが、満足のいく人生に繋がる。
    勝ちにいくんじゃなく、負けないようにする。
    自動操縦モード、デフォルトモードで生きないために、セイフガードを正常な精神状態の時にセットしておく。
    焦った時、正常な判断はできないから。
    どういう過程で選択肢を選んだか、その時に文字に書いておく。
    結果が悪くても、判断が合ってれば今後の人生でいい。
    良い結果と正しい判断は別物。
    運だけで成功したのを分析しなかったら、上手に判断する技術が身に付かない。
    良い判断をするには、その過程やその時に何を知っていたかの情報をその時に書き留める必要がある。
    結果が出た後では、色々つじつまを合わせて脳が作り変えるから。

    難しい迷路は、ゴールから辿ると容易になる。
    人生も終わりから考える。
    死ぬ時。
    日々の小さい選択が人生で重要な意味を持つ。
    主体的に生きる。
    やり直しのきく、どうでも良いことはサッサと決めて進む。
    死ぬ間際にアイツに仕返ししてやりたかったと後悔する人はいない。
    限りある生きてる時間を大事な事に使おう。

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    2024年06月27日
  • The Intelligence Trap(インテリジェンス・トラップ) なぜ、賢い人ほど愚かな決断を下すのか

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    こういう人沢山いる。

    しなやかマインドセット、知的謙虚さを大切にしていきたい。仕事にもきっと必要。

    自分には見えないものがあることを意識することで少し変わるかも

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    2024年06月15日
  • ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる

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    偉大な企業の根底にある共通したものは何か?それは愛情と敬意。社員を信じるから信頼される、困難な基準を設定する、自由な文化を育むことができる。
    ビジョナリーカンパニーの5冊の中でこの本が最高傑作だと思う。

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    2024年05月21日
  • Speed & Scale(スピード・アンド・スケール) 気候危機を解決するためのアクションプラン

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    ビルゲイツの本やドローアウトの内容など、かなりの文献を参考にしてよくまとめられている。単純にGHGを減らすための技術や置き換えについて説明しただけではなく、どう行動に移すか、どう世の中を動かしていくかの視点でも書かれている。気候変動に関心を寄せる著名人は多く、実際にファンドを作って支援していることも改めて知った。
    本書に記載の通り、多くの人が読めばもっと世の中は変わっていくだろうと感じた。OKRに則りとりあえず自分も行動したくなった。

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    2024年05月02日
  • CLEAR THINKING(クリア・シンキング)大事なところで間違えない「決める」ための戦略的思考法

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    未来に向かう考え方の基本を示す良書
    二次的思考と二元的思考、別物で紛らわしい
    一次的思考は今の自分、二次的思考は未来の自分
    二元的思考に陥るな

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    2024年04月26日
  • セレンディピティ 点をつなぐ力

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    ある時ふと起きる運も偶然にも、名前があるという事自体を知ったのははじめて。しかし、これが引き寄せに幸福をもたらすのも、また新しい感覚でした。
    ビジネスマン向けで、ページも豊富だが、真摯に前向きに仕事や人生捉えたい人は読むと、何かの発見・気づきになるすると思います

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    2024年04月22日
  • NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX

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    Radicalっていう意見もあるかもしれないが、個人的には極めて合理的で理にかなってると思う。
    Netflixで働きたいと思った

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    2024年03月08日
  • 知ってるつもり 無知の科学

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    いわゆる「無知の知」に関連する最新の知見に触れることができる。身近に情報が溢れ、知らずのうちに「知っている」感覚に陥ってしまうため、自身の理解度に対して常に謙虚でいる姿勢が必要だと感じた。

    また、誤った情報を強固に信じている人々に対して、考えを軟化してもらうアプローチについても述べられており、非常に示唆に富む内容だった。

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    2024年02月04日
  • セレンディピティ 点をつなぐ力

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    主体的に考えて行動してるうち、あるときふとした偶然や幸運が目の前に転がってきて、そのおかげで人生が思わぬ方向に広がり展開していく。

    いままでそんな経験が何度かあったので、本書の内容には深く刺さるものがありました。

    スピリチュアルな話をするつもりはないですが、「運を自分で引き寄せる」というのはたしかに現実に起きる、というか起こせるものだと思います。

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    2024年01月29日
  • BUILD 真に価値あるものをつくる型破りなガイドブック

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    心のこもったメッセージがたくさん詰まった良著
    一つずつの話がコンパクトにまとまっており、読みやすくて良い。
    時間がある時にもう一度読んでみたい
    エピソードもすごく参考になる。

    メモ
    ・辞めます
      ミッションに情熱を感じられなくなった
      手は尽くした

    ・最初の冒険
      意思決定に必要なツール 
       ビジョン、顧客の情報、データ

    ・最高のアイデアには次の三つの要素が揃う
      なぜへの答えがある。なぜ顧客がそれを求めるか
      多くの人が日常生活の中で直面する課題を解決する
      あなたにつきまとって離れない。リサーチし、知識を得て、試してみた結果、どれだけ実現困難かわかってもそのアイデアのことが頭から離れない

    ・優れた判断をするには遅い思考を実践する。スローダウンが必要。

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    2024年01月27日
  • BUILD 真に価値あるものをつくる型破りなガイドブック

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    【はじめに】
    トニー・ファデル。この本を読むまでその名前を知らなかったのだが、AppleでiPodとiPhoneの開発をリードし、米国で一世を風靡したサーモスタットのNESTを創業(最終的には2013年にGoogleに32億ドルで売却)したこの上なく素晴らしい実績を残した人だということを知った。大失敗に終わった伝説のゼネラルマジック社でエンジニアとして働き、フィリップスでのビジネス向け携帯端末プロダクトマネージャ(CTOの一人)を経て、AppleとNESTでの成功を築いたスター経営者だ。エンジニアからマネージャを経て経営者になるというとても分かりやすいが言うほどには簡単ではないキャリアを重ね、今では次世代経営者に向けてのメンターと資金提供を行っている。

    成功者自身による成功譚は大変に面白い。そこに熱量や本人にしかわからない事実や感情が乗っかってくるからだ。NIKEの創業者フィル・ナイトの『シュー・ドッグ』、Google Mapのもととなったキーホールの共同創業者ビル・キルデイの『NEVER LOST AGAIN』、Apple共同創業者スティーブ・ウォズニアックの『アップルを創った怪物』などいくつもその例を挙げることができる。さらに本書は、著者の経験を軸にして、そこから得られたビジネスマン、特にプロダクトマネージャやプロダクトを届ける企業の経営者が持つべき資質や能力に関する洞察が融合されている。その点において、Intel創業者のアンディー・グローブの『パラノイアだけが生き残る』や『HIGH OUTPUT』にも比肩する本だと思う。
    副題は”An Unorthodox Guide to Making Things Worth Making”~ 「真に価値あるものをつくる型破りなガイドブック」とあるが、まさにここに自伝ではなくガイドとして読まれたいという著者の意志がこめられている。読まれるべき名著。

    【ゼネラルマジックからApple、そしてNESTへ】
    ゼネラルマジック社のプロジェクトは(彼からすると)突然に終わりを迎えた。その経験を買われて情報端末を作るために入社したフィリップスを辞め、その後のリアルネットワークスはすぐに退社した。その後創業したスタートアップが瀕死の状態のときにAppleから声がかかり、その入社からわずか10か月で初代iPodを販売開始まで持っていった。スティーブ・ジョブズのもと、彼にしかできない芸当としか思えない。そこから18世代にもわたるiPodの開発チームを率いたあと、伝説のプロダクトでもしかしたら至上もっとも多く売れたプロダクトかもしれないiPhoneの開発を主導した。このAppleでの輝かしい9年を経て、NESTを創業する。このストーリーをなぞるだけでも心が躍るようなストーリーになりそうだ。彼は自らが世に送り出すプロダクトによって、何度か多くの人の生活に大きなインパクトを与えてきた。そこにはつねに明確な「なぜ」があった。

    前半では、まずはゼネラルマジックやフィリップスでの失敗の経験から学ぶことの重要性が綴られる。そのことを著者は、「社会に出るとは、いつの日にか多少うまくやれるようになるまで、ひたすら失敗を重ねていくチャンスを手にすることだ」と表現する。他の個所でも、失敗をしていないのは、十分に挑戦していないからだともいう。どんな仕事に就いてもいいが大手戦略コンサルにはなってはいけないと言う。そこには失敗できる要素がないからだ。また会社には挑戦を邪魔する多くのクズがいるとして、ご丁寧にその分類と対処策を教えてくれる。著者は基本的には辛口で、一緒に働くとどうも大変そうだが、書きっぷりは面白い。

    そのキャリアの中で、著者が本気で取り組むべきものは大きくぶれなかったこともわかる。
    「あなたが本気で好きになれる仕事、最終的に成功者となれるようなキャリアを見つける一番の方法は、自然と興味を惹かれるものを追いかけ、どこで働くかを決める段階でリスクを取ることだ」
    ゼネラルマジックを選んだこと自体は決して失敗ではなく、取るべきリスクであり、それは著者の人生の中で十分に報いられたとも言える。

    iPodやiPhoneの開発エピソードからは、プロダクトを生み出すまでの具体的な苦労が語られるが、そこからはストーリーの重要性や顧客に向き合うこと、そして「なぜ」に立ち帰ることの重要性が語られる。
    スティーブ・ジョブズのプレゼンがスムーズで人の印象に強く残るのは、彼がそのストーリーをそれまでに社内で何度も何度も繰り返して語り続けてきたからだという。そしてそのストーリーの最初に来るのが「なぜ」だ。なぜ、このプロダクトが存在する必要があるのか。なぜ重要なのか。なぜ人はそれを必要とするのか。なぜ夢中になるのか。「何を」に囚われることなく、その前提になる「なぜ」にこだわることが必要なのだ。そして優れたアイデアには、その「なぜ」への答えが含まれているのだ。
    そのストーリーはプロダクト開発の最初に考えられるべきものである。そのためにプレスリリースを開発の前に考えるべきだというのが著者のアドバイスだ。このリリースノートを書くというのは、IT界隈では有名な話になっていて、自分も書くように言われたことがあった。難しく、またそれが重要であることはよくわかる。

    そして、それをどう伝えるのかもまた重要である。
    「メッセージこそがプロダクトだ」と著者は言う。
    顧客にとってのアナロジーの重要さは、iPodの「1000曲をポケットに」がとても強力なメッセージとなって果たした役割からよくわかるという。このメッセージによってiPodはその圧倒的な価値を端的に示すことができた。

    iPod/iPhoneの開発譚では、そこから得られるプロダクトマネージャのあるべき姿に対する分析と指摘が白眉とも言える。
    曰く、
    「プロダクトだけがプロダクトなのではない。ユーザーのエクスペリエンス全体、つまりユーザーがあなたのブランドを始めて知ったときから、返品するか捨てるか、友人に売ったり中身をリセットするなどして別れを告げるまでの一連のプロセスが、あなたのプロダクトなのだ」

    プロダクトマネジメントについての語りは深くて同時に説得力がある。プロジェクトマネジメント、採用とチームビルディング、リスクマネジメント、グロースマネジメント、マーケティングなどの役割と意味を教えてくれる。プロダクトマネジメントとプロダクトマーケティングは一体であり、ひとつの仕事であるべきだとも。
    またプロダクト主導を進める上で、「従来型の歩合制は過去の遺物だ。時代遅れで最悪の行動を助長する」としする。セールスとマーケティングは違うとドラッカーが言ったことをとても説得力ある形で理解して腑に落ちることができたのがこの点だ。コミッションの文化、セールスの文化が会社自体を害すると。これは本当に難しい問題ではある。

    NESTに関しては、新しいプロダクトを作って市場で既存プレイヤから顧客を奪うということと、その後のGoogle売却の顛末がとても興味深いエピソードで満載になっている。NESTのプロダクトで自前工事の取付用ドライバを付属させたエピソードが効いている。ドライバがストーリーの一部になった。こういうところこそが重要なのだ。
    (NESTについては、サーモスタットの北米でのポジションを知っている必要があるかもしれない。日本でサーモスタットと言ってもほとんどだれもピンとこない。でも、当時はスマートホーム・ホームIoTの文脈でとても有名な事例だった)

    ここでの体験から、会社を作るとはどういうことか、CEOになるとはどういうことか、取締役会はどうあるべきか、会社を売ることもしくは買うこととはどういうものなのか、そしてCEOを辞めるとはどういうことなのかが丁寧に書かれる。

    【まとめ】
    この本では、著者の何人とも代えがたい体験に裏打ちされた素敵な内容が目白押しで出てくる。そこで使われる言葉もまたとても素敵だったりする。おそらくは著者のメッセージをいかに伝えるのかに心を砕き続けたことが、使う言葉も含めて染みついているのだろう。

    起業や買収売却、そうでなくても大きな意思決定について、曰く、
    「完璧なデータをそろうのをまってはいられない。そんなものは存在しないからだ。腹をくくって未知の世界に一歩踏み出すしかない。学んできたすべてを動員し、次に何が起こるかを知恵を絞って予想しよう。人生とはそういうものだ。決断を下すとき、データは参考になるが答えをくれるわけではない」

    また同じく、
    「これは冒険だ。冒険が計画どおりにいくわけがない。だから楽しい。だから怖い。だからやる価値がある。だから深呼吸して、最高の仲間を集め、荒野に向けて歩き出すのだ」

    また曰く、
    「顧客を抜きにした数字は空疎であり、コンテキストを抜きにした事実には意味がない」

    さらには、
    「ソニーはiPodを笑った。ノキアはiPhoneを笑った。ハネウェルはネスト・ラーニング・サーモスタットを笑った」
    こんなことを言えるのは著者だけかもしれない。かっこいい。

    最後に著者は、
    「突き詰めると、重要なものは二つしかない。プロダクトと人だ。「何を」つくるか、そして「誰と」つくるかだ」
    という。

    この本の中では、著者がビジネスの上で関係をもった多くの人が出てくる。もちろんスティーブ・ジョブズもその一人だし、Googleのセルゲイ・ブリンやラリー・ペイジもそうだ。Androidを作ったアンディ・ルービンもゼネラルマジックでの同僚でAppleに買わないかと持ち掛けてきたというエピソードで出てくる。そこからは人、そしてチームの重要性が強調される。当たり前ではある。でも、簡単ではない。自分ももっと積極的に人に絡んでいくべきなんだろうなと思った。

    そして、この本の中心でもある「プロダクト」は一連のエクスペリエンスだということが何度も強調される。自分もある新製品のプロダクト開発の責任者(たぶんプロダクトマネージャの位置づけだったのだと思う)になったことを思い出して、知識は薄っぺらだったし、考えも甘かったということを痛感した。

    何か新しいことをしたいと思う人、特に若い人には、まずもって面白いので手にとって読んでほしい。

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    2023年12月31日
  • BUILD 真に価値あるものをつくる型破りなガイドブック

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    昔のアップル社の話題が満載で、個人的にノスタルジックな感情で楽しめました。経営者、管理職、将来管理職のポストを狙ってる方だけでなく、一般社員の方も開発部の方には特に読んでいただきたい。トニーがハードウェア開発部にいた頃のアップルが懐かしい。iTunes, iPod, iPad, iPhone が次々と発表されたいい時代でした。

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    2023年12月27日
  • 超一流になるのは才能か努力か?

    Posted by ブクログ

    スポーツだけでなく、仕事や習い事・趣味にまで
    応用できる考え方でした、

    限界的練習が大事だとわかっていても、
    いつも何となく、自分に無理のない範囲で練習をしてしまうのはなぜか?
    それを明らかにすることも大事だなあと感じました。

    大抵自分の場合だと、

    ・やった事実で満足感を得ようとしてる
    勉強やトレーニングに入る前、何も考えずに開始することがほとんど。
    →練習前:今日はこの時間で、~ができるようになる
    とか、~を重点的に取り組むとか超短期の目標を設定する

    →練習後:何ができるようになったのか⁇
         何が身に就いたのか⁇
    トレーニング・勉強の振り返りをする

    これらを意識するだけでも大分変化がありそう

    よし、実践あるのみ!

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    2023年12月26日
  • NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX

    Posted by ブクログ

    会社のあり方や組よ織づくりの大きな示唆を得る言葉が多く、非常にためになりました。
    NETFLIXと同じような組織は作れませんが、考え方や一部は取り入れることはできると思いました。

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    2023年12月24日