土方奈美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ちょっと仕事で使えそうだったので、さーっとつまみ読み。
評判通りの知的好奇心のくすぐられる良書だった。
サイロとは、会社で言えば、専門性が発達し過ぎて、
部署・部門間の連携・交流がなくなり、
結果、会社や組織が衰退してしまうという事象。
まさしく多くの企業が多かれ少なかれ、サイロに陥っていると思います。
この問題を文化人類学者である著者が分析した本。
興味深かったのは、企業がサイロ化(専門化)することを著者は否定していなかったこと。
すなわち、今のビジネスや事業を進めていく上で、
専門化は必要なことだが、交流や情報共有がなくならない
仕掛け作り・仕組みづくりが重要というスタンスに妙に納得して -
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Posted by ブクログ
色々と書いてあるが、4半期に3~5に重要事項を絞るのがコツ
っていうのが一番刺さった。やっぱり良い目標設定が一番大切だと思った。
「良い目標」の事例がいっぱい載ってるので参考にしていきたい。
メモ
ゲーグルのOKR実践マニュアル
OKRを作成する際の落とし穴
①コミットするOKRと野心的OKRを区別できない
コミットするOKRにすべき項目を、野心的OKRとすることで、未達の可能性が
高まる。チームはまじめに取り組もうとせず、このOKRの達成にフォーカスする
ために他の優先項目を調整しようとしなくなる。
反対に、野心的OKRをコミットするOKRにしてしまうと、それを達成する方法
を見いだせないチ -
Posted by ブクログ
OKR(Objective and Key Results)の運用方法や要諦を詳細に紹介している良書。Objectiveは目指すべき目標を意味し、Key ResultsはObjectiveを達成するために必要な成果である。つまり、Key Resultsすべてを達成できればObjectiveを満たせるという論理的関係性がある。
OKRは単なる目標管理ツールではなく、パフォーマンスの定期観察と、企業ビジョンと部門目標の連携を可能にするものだ。OKRは定期的に見直し、進捗状況をモニタリングし、部署外に公開されることで、部署間の壁を変えたコラボレーションを生み出し、高いパフォーマンスを実現できる。
多 -
Posted by ブクログ
メモです。
最高の人材がいなければ、最高のビジョンに意味はない。
→人材が大切。まずは採用。次に、良い人材を確保したら、たっぷりの機会を与えて育てる。
リーダーとは
→やらなくてはいけないことを見極めることが役割。そして、やりたいと思わせること。そのためには、魅力的なビジョンを明確かつ簡潔に表現する才能がいるかもしれない。ポジティブなフィードバックをすること。
コンセンサス
→多数決とかそういう話ではなく、反対意見もあるという中で、意見を言わない人もいる中で、肌で感じるもの。
ビジョンとは
→ただ口に出せばいい。何度も何度も。目に入るようにし、話題にする。あらゆる階層の社員の意思決定に -
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Posted by ブクログ
薬草を使った民間療法には眉唾物があると理解した上でも、中には効果のあるものもあるというのには同意しやすいでしょうが、こころを対象にした「引き寄せの法則」などの方法論には忌避感を示すことも多いのではないでしょうか?本書は、薬草における医薬科学と同様に、脳科学、神経科学の見地から右脳左脳の論は誤り、引き寄せの法則は説明しうる、などのように経験的な事柄のうち、最近の科学で検証可能なものについて論じています。
第一部で全体の外観を示したあと、第二部は様々な研究結果が立て続けに登場し、全く違う本のようですが、このように理論の部分と実験の部分、そしてその後に登場する実践の部分が別れていて、読者は頭を切り -
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Posted by ブクログ
オリンピック出場や世界記録を出すことを目指すのであれば1万時間でも足りないだろうが、趣味のレベルで楽しむためにスキルを身につけるのであれば20時間で十分ということを示してくれる。
事前準備の時間は20時間に含まれておらず、また相当の準備を必要とするが、「練習時間を20時間しかとることができない」と仮定して計画を立てるとするのであれば当然のことだろう。20時間しかないのだから無駄なことをしている暇はない。そう考えれば入念に準備をして当然である。
1万時間の練習を否定するものではないが、1万時間という言葉が独り歩きし、1万時間という言葉に怯んでしまって挑戦をやめてしまっているのも否定できない -
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Posted by ブクログ
ネタバレ■ひとことで言うと?
あらゆる能力は限界的練習で後天的に獲得できる
■キーポイント
・才能=限界的練習の蓄積
→才能は圧倒的な量の練習から生まれる(1万時間の法則)
→才能は後天的に獲得できる
・限界的練習
→能力向上には「限界的練習=かろうじて手が届く挑戦」が必要
→1. 自分の能力を少し超えた課題に挑戦する
→2. 具体的な達成目標を設定し、集中して課題に取り組む
→3. 成果に対してフィードバックを受け、やり方を改善する
・「心的イメージ」の構築
→心的イメージ=対象の物事に対する概念・情報の集合(心的構造)
→心的イメージの拡充≒判断