土方奈美のレビュー一覧

  • 超一流になるのは才能か努力か?

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    何か(通常、高い)目標に向かって努力しているとき、「自分には才能があるのだろうか」という問いは必ず浮かぶ。
    本書では、トップレベルに到達するには生まれつき備わっている資質が重要なのか、後天的に努力で得るものが重要なのかを実例や文献等を用いて述べている。

    2014年に刊行された『スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?(デイヴィッド エプスタイン著、早川書房)』が遺伝子とスポーツ能力に着目していたのに対し、こちらは各分野で過去に「天才」と呼ばれた人たちの幼少期の訓練や、トップレベルに到達した人たちがどんな練習をどれだけ行ってきたのかを調査し考察している。

    いくぶん「結論ありき」で論述しているような向

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    2020年12月28日
  • アリババ 世界最強のスマートビジネス

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    アリババの成功の秘訣は、ネットワーク・コーディネーションとデータ・インテリジェンスの組合せ。
    以上。

    といいたいところですが、さらにいえば、オンライン市場もオフライン市場も未成熟だった中国、は、アリババの成功にとって、大きな条件だったように思います。
    そう考えると、日本で、アリババのような成功をするのは難しいかと。
    もし、同じような成功を狙うならば、インド、アフリカ、南米あたりがよいと思われます。

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    2020年12月04日
  • ボールド 突き抜ける力 超ド級の成長と富を手に入れ、世界を変える方法

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    本書は現代の爆発的な成長、「エクスポネンシャルな(指数関数的)成長」の波に乗るには、どう行動するべきなのかを説いたビジネス本。話の舞台や登場人物、また翻訳の影響かカタカナ語が多く、記憶になんとも残りづらい部分が多少あった。

    前半は、アイデアのビジュアル化や実現へのプロセスを仔細に説いていてわかりやすいと感じた。21世紀以前は大企業や国のみが巨大市場に挑戦できたが、テクノロジーの指数関数的成長により、誰でも巨大な資本を手に入れられるチャンスが到来したのは自明。著者がアメリカで起業した経験を基に語っており、日本にはないアプローチが多く新鮮だった。

    後半のXプライズ財団の「賞金付きコンテスト」の

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    2020年10月23日
  • 2020年・米朝核戦争

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    現実の二〇二〇年三月には、ここで描かれているような核戦争は幸い起きなかったが、このような些細な出来事からの齟齬の連鎖から北朝鮮が先生核攻撃に至る可能性は、北朝鮮の核兵器開発、弾道弾開発の進展と共に高まっている。「こんなことはおきなかった」ではなく、「これから起こりえる(確率が増えていく)」未来予想図なのである。

    ただ、GDIがここまで役立たずの代物なのか?と言う疑問が残るのも事実である。

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    2020年09月20日
  • ビジョナリー・カンパニー 弾み車の法則

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    こちらはたった100ページにも満たない本ではあるが、僕はこの書籍は買わざるを得なかった。 というのも、僕のビジネス人生20年程度、ビジョナリーカンパニーシリーズにはとても強い影響を受けてきたからだ。

    帯に『「ビジョナリーカンパニー」の最重要ロジックが1時間でわかる!』と記載されているけど、確かに1時間で読み切れてしまうボリュームだけど、最重要ロジックが1時間でわかるかどうかは、うーーん、1~4まで熟読してきた人、という限定かも。

    というのも、僕にとってはこの80ページほどの内容が、これまで読み重ねてきた(?)ビジョナリーカンパニーシリーズを思い返させてくれて、あぁ確かにこんな記述もあったっ

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    2020年08月18日
  • アリババ 世界最強のスマートビジネス

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    ネットワークこコーディネーションとデータインテリジェンス、フィードバックグループが非常に重要。
    アリババでの実践により得た、戦略。

    ただ、ここまで自由にできたのは中国というまだ未熟な市場があったから。
    とはいえ、この考え方は今の時代では必須で、それをどうやってローカライズして実践していくかが重要と考える。

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    2020年07月12日
  • Measure What Matters(メジャー・ホワット・マターズ) 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR

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    私はコンサルティング会社で金融・人事に関わる領域を担当している。
    組織・文化変革に携わる中での疑問解決の一助となるかと思い、本書を手に取った。

    私の関心は2つ。
    ①変革をどのように浸透させていくか
    ②組織・文化を改革するうえで、変革しようとしない層をどう巻き込むか
    本書のメインはOKRの話だが、これはまず自分の目標設定の参考にしようと思っている。
    OKR: 端的にいうと、目標(Object)を絞りこみ、その目標に到達したとみなせる主要な結果(Key Results)を設定し、結果を管理する
    この主要な結果をどれだけアグレッシブなものにできるか、ともすれば抽象的な目標の到達度合いは変わってくる

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    2020年06月14日
  • ビジョナリー・カンパニー 弾み車の法則

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    かなりボリュームのあるビジョナリーカンパニーシリーズの中で、偉大な企業になるための重要な概念である「弾み車の法則」にフォーカスしてあり、読みやすい。
    このサイクルを作ることの大切さを再認識しました。

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    2020年06月02日
  • TED 驚異のプレゼン 人を惹きつけ、心を動かす9つの法則

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    ひとつひとつ読み解いていくことで、プレゼンのポイントと自分らしさを探せる本でした。実際に引用されるTEDを視聴してポイントを見返すことで理解を深められると思います。読んで終わりにならない、ずっと手元に置いておきたい本でした。

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    2020年05月17日
  • TED 驚異のプレゼン 人を惹きつけ、心を動かす9つの法則

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    購入するも長らく積読状態だったが、読んでみた。
    ボリュームはあるが、ポイントを9つに分けているので1ポイントずつ読んでいけば何とかなるという印象。
    一番難しいとして1章が気持ちを伝えることが出てきており、いわゆるテクニックを紹介する系のプレゼン本との違いが、ここで明確化されていると思う。
    例として出されているプレゼンはどれも面白いと思うが、ハードルが高いかなと思ってしまう自分もいた。

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    2020年05月15日
  • 脳メンテナンス 無限の力を引き出す4つの鍵

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    もともと脳科学に興味があって、色々と読んでますが、この本はボリュームもあるけど、中身もしっかりしている。脳に影響を与えるホルモンの話、マインドフルネスのようなテクニックから、生活習慣の話まで、網羅的に取り上げています。過去に読んだ脳に関係ある本と、似たことも書かれていたので知識として定着しましたし、読み返す価値のある本だと思います。

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    2020年04月04日
  • Measure What Matters(メジャー・ホワット・マターズ) 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR

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    いかにもすぎるタイトルにちょっとひるんだが、OKRの概念がわかりやすく、事例が豊富で、「OKRって何?」っていう私のような初心者にはとてもとっつきやすい本。訳文も読みやすい。
    たとえ達したとしてもなぜか満足度にはつながらないKGI/KPIとか、チームの士気の下がり具合とか、情報の流通の悪さとか、そういったものに悩んでる自分には救世主の言葉みたいなのに満ちていてで、この本で紹介されている例はいずれも前途洋々(当時)の企業や団体なのだが、そんな華やかな会社でも、同じような苦労してたことはあったんだと思うと、ちょっとほっとしたりする。ここでほっとしてないで、導入してみよう。少なくとも、今期の失敗を繰

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    2020年03月29日
  • Measure What Matters(メジャー・ホワット・マターズ) 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR

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    OKRをGoogleに紹介した本人による著書.OKRの手法,目的などに加え,多くのスタートアップにOKRを導入した例が語られる.

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    2020年03月12日
  • 超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条

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    予測できることとできないことを明確に
     長期的な問題に関する予測はほぼ無理
    問題を明確に
     自分に都合よく解釈しない
      認識のバイアス
     大きな問題は小さな問題の集合に分割して考える
      フェルミ推定
    類似事例をもとにベースとなる確率を設定しそこから予測確率を調整
     新たな情報を得た場合は予測を調整
      情報の重要性を考慮
     他者の意見も予測に反映
      自分の考えに固執しない
    予測内容は具体的に検証可能な状態で
     予測対象、期間、予測結果の指標
      どうすれば結果から予測精度を検証できるか
     検証時は後付けバイアスに注意

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    2020年01月25日
  • Measure What Matters(メジャー・ホワット・マターズ) 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR

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    OKRとCFRに興味をもったなら読むべき一冊。

    具体例は興味深いが、特にYouTubeの件は面白かった。

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    2020年01月22日
  • アリババ 世界最強のスマートビジネス

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    アリババのスマートビジネスを支える2つの要素の解説
     ネットワーク・コーディネーション
     データインテリジェンス
    また、エコシステムにおける面、線、点の戦略分類も興味深く感じました。
    本書にあるようなデータを武器に学習し、成長し続けられる仕組みを持つことが次世代に生き残る組織の要件になるのかもしれません。

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    2020年01月14日
  • Measure What Matters(メジャー・ホワット・マターズ) 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR

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    個人と組織の目標をリンクさせるOKR
    OKRとは、Objectives and Key Resultsの略称であり、組織が掲げる目標を達成するために、目標(Objectives)と主要な成果(Key Results)をリンクさせ、組織・個人の方向性の統一や従業員のエンゲージメント向上を目的とした目標管理手法の1つである。
     
    OKRの特徴は、個人の目標と会社の目標がリンクすることである。個人の目標が組織の目標がリンクすることで、自身の取り組みの組織への貢献が可視化されるため、 組織を前進させている感を感じられる。自分の取り組みが何に活かされてるのかわからない状態で仕事に取り組んでも、暗闇のなか

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    2023年12月23日
  • オリバー・ストーン オン プーチン

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    オリバー・ストーンの質問に答える形で、ロシア大統領としてのプーチンが回答するインタビュー集。

    プーチン自身のプライベートな内容はほぼ話はされず、外交と内政、経済について語られる。

    メディアで目にしているロシアのイメージは、プーチン自身によると「アメリカの内政における駆け引きの材料としてのロシア」であって実際とは異なる、という主張を繰り返すプーチンは、意外と「外からどう見られているのか」を気にしているようにも感じる。

    外交で行われていることで表に現れて報道されているのは1/6程度、となるとほとんど見えないということで、この見えないことが正しいことと捉えているのか誤っているので正す必要がある

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    2019年12月09日
  • 脳メンテナンス 無限の力を引き出す4つの鍵

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    「念ずれば通ず」は昔から言われていた言葉であり、昨今では「引き寄せ」と言われることが多いようです。スピリチュアルなこれらを脳科学で説明したのが本書。
    脳をデフォルトで自動運転すると、利益より損失に敏感なその性質から変化を避けるようになっています。そのままでは、自分の変化・向上は望むすべもありません。常に変化・向上に向けて強固な意識と十分な行動を伴って生きることで、神経可塑性により脳は変化・向上することが可能であると説明します。自分の現状分析やあるべき姿をアウトプットする方法などもちょっと面倒な気もしましたが、丁重に説明されてます。他にも脳の可塑性を向上させる要因として、運動、楽器演奏、水分補給

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    2019年11月04日
  • 2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する

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    テクノロジーの未来を予測する際に目を向けるべき3つのこと。
    1.過去の類似事例
    歴史は繰り返す。
    2.現在の限界的事例
    特定の集団や国だけで広がりつつある事例のこと。
    3.SFに描かれた未来

    ムーアの法則はまもなく終焉を迎える。その後はプログラミングの質の向上や、専門性の高いチップの設計が進む。
    コンピューティング能力はクラウドに置かれ、必要に応じて使うようになる。
    音声で操作するコンピュータが普及する。また、ウエアラブル、電子コンタクトレンズが出現する。

    これまでコンピューティングテクノロジーには6つの波が訪れている。
    1.メインフレームとミニコンピュータ
    2.パソコン
    3.インターネッ

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    2019年09月09日