土方奈美のレビュー一覧

  • 知ってるつもり 無知の科学

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    知っているということより
    自覚的であることが大切だ。
    この本に書かれていたことに驚きはなかった。新たな発見といえるものも少なかった。だが、自覚的になれた。これは大きな成果です。

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    2025年10月07日
  • ビジョナリー・カンパニー 弾み車の法則

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    ビジョナリーカンパニーの弾み車の考え方を、いろいろな事例を挙げ、具体的に説明している。考え方を深めることができた。

    「(運に恵まれたとき、そこから多くを引き出す)重要なのは「幸運に恵まれるか」ではなく、「恵まれた運をどう生かすか」である」p86

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    2025年09月15日
  • 知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか

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    少し難しい本でした。簡単に知りたいことを得るには、その前提としての知識が必要で複雑なものでした。
    ハマる人ならグッと入って行くのでしょうが…。

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    2025年08月17日
  • 超新版ティッピング・ポイント 世の中を動かす「裏の三原則」

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    ネタバレ

    期待して読んだが、面白かったが何を学べたのかわからない印象。

    【旧版】ティッピング・ポイントの3原則(2000)
    1. 少数者の法則(The Law of the Few)
    社会的感染を引き起こすのは、ごく少数の「特別な人物」である。

    この「キーパーソン」は以下の3タイプに分類される:

      Connectors(コネクター):多数の異なる社会圏をつなぐ人
      Mavens(メイヴン):知識の豊富な情報通
      Salesmen(セールスマン):人を説得する力のある人

    2. 粘りの要素(The Stickiness Factor)
    情報が拡散するには、「人の記憶に残る」「再生されやすい」特

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    2025年07月14日
  • シグナル:未来学者が教える予測の技術

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    「どうすれば未来を予測できるのか?」これは永遠のテーマかもしれない。
    しかし、よく考えてみると、その考え方自体あまり意味がないことではないか、と思ってしまう。
    「未来予測」というと、当たった、外れた、という話になってしまうのだが、それが本質では
    ないことは明らかなはずだ。
    映画に出てくるタイムマシンのように、競馬などで一発当てるつもりならよいかもしれないが、結局は金儲けのためだけか。
    そこだけ考えると、「他人が知らない情報を、自分だけが先に知る」という優位性を使って、富を築くことに利用するという話になる。
    これはこれで、理解はできるのだが、浅はかというか、小さいというか。
    このように「他者より

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    2025年06月17日
  • Why We Die(ホワイ・ウィ・ダイ) 老化と不死の謎に迫る

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    ネタバレ

    分子生物学者が書いた真面目な本。長生きのためのサプリを推奨するような内容ではない。

    ・人間は癌抑制遺伝子p53を2つ持っているが、象は20個持っており、そのおかげで癌にかかりにくい。

    ・DNA修復遺伝子が強いと長生きになる。ハダカデバネズミのケースは有名だし、長生きの人は並外れて効率的なDNA修復メカニズムを有している。

    ・カロリー制限が有効であるというエビデンスは人ではほぼ皆無。また、そもそもの話としてカロリー制限はQOLを低下させる。

    ・メトホルミンについてもかなり調べられているが今日まではっきりしたエビデンスはない。DMの人が飲むのはよいが、健康な成人に投与して効果を期待するのは

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    2025年06月15日
  • NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX

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    各章のまとめを読めば良い。エピソードはやや眠くなる内容。最後の章の日本法人でのFB方法の改善が参考になった。

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    2025年06月01日
  • シグナル:未来学者が教える予測の技術

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    勉強になった部分あった。端っこからはじまり、予兆の見つけ方、進化のプロセスなど。
    一方、私にとってはうまく言えないのだが、大学の講義を聞いている気分になることもおり、少々読みにくかった。

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    2025年05月12日
  • ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる

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    ビジョナリーカンパニーの原点に新しく注釈をつけた作品である。
    過去のビジョナリーシリーズを読んでいるとわかりやすいです。
    特にリーダーシップの章が良かった。
    また、戦略と戦術の違いがよくわかった。


    世界1000万部超ベストセラーシリーズ『ビジョナリー・カンパニー』の原点で最新刊!

    本書『ビジョナリー・カンパニーZERO』は、『ビジョナリー・カンパニー』シリーズが発行される前の1992年にジム・コリンズが記し、日本語訳されずにいた名著『Beyond Entrepreneurship』の改訂版。まさに、ビジョナリー・カンパニーの原点だ。

    ◆ネットフリックスCEOなど大絶賛の声が続々!


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    2025年05月05日
  • Why We Die(ホワイ・ウィ・ダイ) 老化と不死の謎に迫る

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    健康長寿の秘訣は、節度ある食事(本当に安全なのは自然のままの食品。ほどほどに。主に植物性の食べ物を。)、運動、睡眠とのこと。

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    2025年04月21日
  • 知ってるつもり 無知の科学

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    知らないことをすぐに調べられるスマホがあると、考える余地もなく検索してしまう時代になった。調べて答えが出てくるから記憶しようとすることをやめてしまうことを実感しています。他にも、普段使っている道具の仕組みを説明できないことから、実は知らないことばかり。人は全ての知識を知ることはできない。だからこそ色んな仕事があって、色んな人が協力していきていく、人と生きていく生き物なんだなと思いました。

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    2025年03月31日
  • 年1時間で億になる投資の正解(新潮新書)

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    人気のようだったので読んでみた。

    カナダの記者である著者が、投資で資産を築く方法を解説している。

    前置きや解説は長いが、要は分散投資できるETFを2本買って放置する、ということ。日本でもオルカンとS&P500を買えばいいと言う話はよく聞く。
    でも誰でも億になるわけではなくて、かけた時間と総額と、タイミングに恵まれるか次第かな。

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    2025年02月06日
  • 倫理資本主義の時代

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    倫理と経済は再び同期できるというストーリー。最後に、
    1企業はCPOという倫理責任者とともに倫理研究部門を設置し、利益と倫理の同時に達成すべき点を開発せよ
    2子どもに参政権を与えよ
    3欲望をコントロールせよ
    4AIそれ自体はインテリジェンスにはならない 
    などの提言がある。

    特に 子どもに参政権を は深く納得した。倫理セクターは今後少しずつ導入されると思うが、哲学が実学として教育されてから時が経てばと思わなくもないので5〜10年ほど変わるだろう。

    フィロソフィーマーケティングなどとマーケティングオリエンティッドの安い理論に陥らないことを願う。

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    2025年01月26日
  • 年1時間で億になる投資の正解(新潮新書)

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    ネタバレ

    ミリオネアとは金銭的目標だけでなく心も持ち方を指す。=雨が降らなければ虹もかからない。投資にはリスクが伴う。投資しないリスクはそれより大きい。

    儲かる株を探すのに労力や時間をかけるほど儲からなくなってくる。
    シンプルさと時間を味方にする。
    市場は時折暴落する。私たちにできることは何もない。

    レアな真珠の神話。
    未来を読めるとしても、投資の実績はよくならない。自動車の復興を予測して20世紀はじめに自動車メーカーの株を買ったとしても、3000社の自動車メーカーのうち生き残った自動車メーカーは3社だけ。未来を読んで投資をすることは不可能に近い。

    将来を見てきた人間が、ドミノピザが上場したときに

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    2025年01月14日
  • 倫理資本主義の時代

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    『日本にはCPO(最高哲学責任者)たるべき人材が限りなく不足している』がこの著作を日本向けに書き下ろした唯一の理由でないことを祈る。

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    2025年01月10日
  • 運のいい人が幸運をつかむ前にやっていること―セレンディピティの科学

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    運の良し悪しは、予想外に出来事の結果や他人との比較で考えられるが、気付きと準備で幸運は増やせる。

    セレンディピティは無限に通り過ぎている。それを網に捕まえて行動に落とせるか。気づいて、行動に移す準備ができているか。準備ができていれば意識が向きやすく気づきやすい状態を作る。

    広く柔軟なマインドセットがされているか常に自分を確認する。
    狭く固執した状態はセレンディピティが通りすぎて行きやすい。

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    2024年12月22日
  • 倫理資本主義の時代

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    「哲学界のロックスター」と言われ、来日講演したりEテレの番組にも出演したりしたことのある新進気鋭の天才哲学者である著者が、初の日本書き下ろしを出版したということで2024年の夏休み図書として購入。

    本書は3部構成となっており、第1部ではまず、「倫理」「資本主義」「社会」について、あえて経済的側面から定義するところから論考が展開される。そしてそれらの定義や概念に基づき、資本主義のインフラを使って道徳的に正しい行動から経済的利益を生み出し、社会を大きく改善することができる、またはそうすべきだと冒頭で筆者は述べている。
    かつてミルトン・フリードマンが主張した「企業の目的は利益追求である」から、「企

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    2024年10月06日
  • 倫理資本主義の時代

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    資本主義に対して革命を起こすことを説くのではなく、人間が有する道徳の客観主義にもとづき、資本主義の営利活動と倫理とは両立する。著者マルクス・ガブリエルはそのことを「倫理資本主義」を「エコ・ソーシャル・リベラリズム」に発展させながら述べていく。言っていることはわかるが、著者の才気を感じさせるような議論ではなかった。

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    2024年09月30日
  • 超一流になるのは才能か努力か?

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    限界的練習の重要性を解く。ただし、「限界的練習とは何か」への解が書中に散らばっているので、一気に理解したい人には、少し難儀。

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    2024年09月07日
  • NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX

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    Netflixの会社が自由すぎるということは、以前SNSで見ていてどんな風に自由なのか詳しく知りたくてこの本を読んでみた。実際に社会人としてまだ働いたことのない自分にとったら理解するのが難しい所も多々あったが、自分の個性を会社のルールで潰されるような所で働くのではなく、自分の持っている能力を活かせる会社で働きたいと思えた。その分リスクも発生すると思うが、それを乗り越えた先にやりがいを感じることが出来ると思うので、この本で学んだことを大切にしながら就職活動に励んでいきたいと思えた。また、日本と海外の言葉の伝え方の文化の違いも学校で学んでいることをさらに深く学ぶことが出来たので、それも学びに繋がっ

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    2024年08月20日