司馬遼太郎のレビュー一覧

  • この国のかたち(五)

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    色々な…自然だったりタイミングだったり…それはもう一言では言い表せない事柄がつなぎ合わさって、歴史がある。
    教科書の歴史ってのは、ものすっごく薄切り状態なんだけれど、興味を持つきっかけになればいいと思う。あとは自分次第でどんどん本を読んでいったり、大学を目指してみたり。

    この年齢まで読んでいなかったこと、この年齢でようやく読んだこと、何かあるのだと思っている。

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    2015年12月30日
  • この国のかたち(四)

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    だんだんと…巻が進むにつれて、同じことを繰り返し始めたかなって気がしなくもないけど、新しい発見というか、目からうろこみたいな新鮮さもあって、やっぱり楽しい。

    まぁ昭和の軍の話はちょいちょい「?」みたいなところがあるんだけれどもね…好き嫌いが出るのは仕方ないけれど。
    ホント司馬さんは好き嫌いが分かりやすくて。
    それにしてもこれだけの知識と、それらがまたつながっている思考がすごくて。
    私が書きものを趣味としてやっているのは間違ってなかったわと思う(笑)

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    2015年12月28日
  • この国のかたち(三)

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    ネタバレ

    自分の思考の根っこを探るように読んでいる。

    国民性はそんじょそこらじゃ変わっていかないというけれど、これからどうなっていくのか、この本を読んで探っていきたい。

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    2015年12月21日
  • 翔ぶが如く(十)

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    全十巻を読み終えた。
    実をいうと今回は初読ではなく再読である。
    日本の歴史の中でも最大の転換となった明治維新を成した傑人たち、そしてその当人たちが意識せずに起こした維新の幕引きとなる西南戦争を描いた、この「翔ぶが如く」。
    この作品は「小説」というだけではあらわし切れないものがあると感じている。史実、そして登場人物の機微、著者の所感と探究心。いってみれば「小説」でもあり「随筆」でもあり「歴史書」でもあるのではないかと感じてしまう。
    このあたりが司馬さんの描いた「翔ぶが如く」のスケール大きさ、また、ちょうど良い細やかさなのだろう。
    西郷隆盛、大久保利通、その他の登場人物の「己の正義」に心がつき動か

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    2015年12月07日
  • ペルシャの幻術師

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    司馬先生は、モンゴルと坊様の煩悩がお好きらしい。

    とび加藤と果心居士という幻術的忍者の話は面白い。

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    2015年12月07日
  • 翔ぶが如く(九)

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    激戦を極めた田原坂の戦いも終わり政府軍の圧倒的物量によって、薩摩軍の先行きも暗くなってきた。
    西郷その人の心境も気になるところであるが、桐野利秋の心持ちは如何であっただろうか。
    維新に大功ある薩摩旧士族達がこれだけ固陋な思想以外は受け入れずに西南戦争を戦っていたことが驚きである。
    維新は成し遂げたが、彼らの中では旧幕時代の薩摩の気色が尊ばれていたのだろう。
    薩摩の中でも開明を良しとした者達も、この頃には負けると分かって薩摩武士として戦う以外になかったのだろうか。

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    2015年12月03日
  • 翔ぶが如く(八)

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    西南戦争が始まったが、「太政官軍対反太政官軍」の図式という以外に何もなく、薩軍も本来の目的が何であるのか忘れてしまっているようだ。
    「敵を叩く」ことに終始しており政略も戦略もなく、維新の功高い薩摩壮士とは思えない戦いだ。
    西南戦争については一般的に「明治の初期頃に政府と西郷率いる薩摩を中心とした不平士族の内戦」というくらいの認識しかない。
    この「翔ぶが如く」を読んで、その歴史の前後関係や対外情勢、思想気分などをつぶさに観察してみると維新〜西南戦争の姿がよくわかる。

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    2015年11月29日
  • 翔ぶが如く(七)

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    ついに薩摩勢力が蜂起となった。
    果たして西郷という人はどのような人であったのだろうか。
    薩摩勢力を蜂起させ政府と戦争をするということは西郷の本意でなかったことは事実なのだが、維新を終えてしまってからは西郷という人物としての塊が見えてこない。
    まるで空想上の偶像のような感じさえしてしまう。
    いずれにしても事態が「薩摩勢力蜂起」となり、今後の方向性は一本道となってしまった。
    各々の正義が刃を交えるしかなくなったのである。

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    2015年11月24日
  • 街道をゆく 43

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    読書の秋なのに、移動も多いのに、モチベーションがあがらなかった。ずっと頭と心が疲れてる感じ。そういう時は紀行文。紀行もののある種の代表も言えば街道をゆくシリーズだが、司馬遼太郎の逝去によって最後の紀行は未完のまま。それがこの「濃尾参州記」。殆ど終わりだけで終わってしまっているが、司馬遼太郎が描こうとした名古屋が垣間見えて面白い。三河、そして美濃のことは、存命であればどう描いただろうか。さ、また本を手に取ろう。

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    2015年11月24日
  • 翔ぶが如く(六)

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    神風連が決起し事が起こった。
    いよいよ西南戦争に向かって動いてゆく。
    反太政官思想の波が大きくうねり出したと言って良いだろう。
    歴史的には西南の役が大きく取り上げられるが、その前夜、反太政官思想の有志たちがどのようにしていたかなどがよく分かる。
    後の日露戦争などで後世に名を残す、児玉源太郎や乃木希典、野津道貫の兄、野津鎮雄の名前なども出てくる。
    神風連の決起が西南戦争への弾みになったことは確かであろう。

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    2015年11月20日
  • 翔ぶが如く(五)

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    在野の不平分子を考慮した事実上大義のない征台を実施する。
    しかし撤兵するためには、この征台を義のあったものと清国側に認めさせ、しかも派兵のための賠償金を清国側から出させるという力技をもってして外交に臨んだ大久保は、ある程度満足のいくかたちで終結させた。力技を建前上だけでも成功裡に導いた執拗さと周到さは見事といってよいだろう。
    この明治がはじまって十年と経たない頃は、果たして維新の本来の目的は何だったのだろうかとも思わせられる時代だ。
    国家が大きく動こうとするとき、大きく進歩しようとするときの舵取りは後の時代になってみないと正解は分からないのかも知れない。いや、もしかすると後の時代になっても分か

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    2015年11月11日
  • 国盗り物語(一)

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    人生に目的を持とう。目的のために生きよう。
    斎藤道三、織田信長の生き方からこんなに学ぶものがあるとは思わなかった。過去から学び、そして実行すること。


    乞食になっても、将来に望みをもって生きる

    自ら考え、工夫する。戦術転換をしたものが必ず勝つ

    野望があるためだ。男の男たる所以は、野望の有無だ。

    人の世は明日がわからない。というが、こういう、わけのわかったようなわからぬような、その実、生きるためになんの足しにもならない詠嘆思想はない。あす、何が来るか、ということは、理詰めで考え抜けばわかることだ

    小九郎の人生には目的がある。目的があってこその人生だと思っている。生きる意味とは、その目的

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    2021年12月21日
  • 翔ぶが如く(四)

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    西郷隆盛という人物その物が英雄視され思想となって、どれだけ強力な渦を巻いていたかがよくわかる。しかしこれは西郷が望んでそうなったのではないだろう。自分では望まなかった強烈な吸引力は、やがて西郷の最期へと向かってゆく。
    この巻では、そのようなことに焦点を絞って書かれているような気がする。

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    2015年10月30日
  • 翔ぶが如く(三)

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    ひとまず征韓論の是非に決着がつき西郷は野に下る。この決定こそが日本の今後の運命を決める一つであったかもしれない。
    主要な登場人物について細かく考察されており、その人物の思想や大義、正義の背景なども少しはわかってくる。
    江戸幕府が瓦解し明治は緒に就いたばかりであるが、自国の未来を創るという一人ひとりの正義が強く渦巻く時代であったのだと感じる。

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    2015年10月27日
  • 新装版 箱根の坂(下)

    購入済み

    描写が優れている

    いつもながら、司馬遼太郎の歴史的背景、人物観察の描写が極めて優れていると思います

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    2015年10月27日
  • 花神(上)

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    戊辰戦争時の長州司令官・村田蔵六(大村益次郎)の物語。感情など人間的で不確定な要素を排し、事実や理論だけを拠り所にする蔵六の極端な描き方が面白い。時代遅れの悪習になり下がり装飾化した武士道が、蔵六の実在的運用によって打ち払われていく様も痛快。

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    2015年10月20日
  • 翔ぶが如く(二)

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    西南戦争前夜ともいうべき明治六年、ここで西郷の行く末は決まってしまったのであろう。
    徳川幕府の瓦解から六年、足元の覚束ない明治という時代の中で、各人たちの思惑が交錯する。古来からの義を貫き通すか、日本国の百年後を考えて列強国と肩を並べるために足元を固めるのか……。
    現代日本の基礎を形造った重要な時代であろう。

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    2015年10月13日
  • 幕末

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    古い本。
    暗殺短編集。

    幕末それなりに知っているつもりだったが知らない話ばかりであった。
    後世に名を残した人も意外と遅咲きだったり苦労してたりといったエピソードが印象的であった。

    そして、乱世はチャンスも多いが、生きるか死ぬかの世界でそれを分けるのは運であることも強く感じた。
    生き残ることの大切さ。

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    2015年10月08日
  • ひとびとの跫音 下

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    なんともいえないジャンルの作品。エッセイなのか小説なのか。正岡子規周辺のひとびとの生死を描く。タカジが強烈な個性を出している。英雄ではなくてもこういった人間の話がいくつも折り重なって歴史となっているのでしょう。

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    2015年09月26日
  • 項羽と劉邦(中)

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    ネタバレ

    有能なリーダーと無能なリーダー、そんな対照的な二人の闘いの物語・中盤戦。

    上巻では影も形もなかったですが、張良という人がいきなり登場します。
    彼は劉邦を天下人に至らしめた名軍師で、楚漢では項羽と劉邦に次ぐ魅力的な人物であります。

    この張良には、超大国を滅ぼしてしまった伝説の英雄・太公望呂尚の兵術書を謎の老人から授かったという、なんともドラマチックな伝説があります。
    そのため、彼の戦術は呂尚に非常によく似ている、ということが、本書でも指摘されています。

    宮城谷昌光さんの「太公望」という作品を読むとよく分かりますが、太公望はまさしく「準備の人」です。
    戦ってから勝つのではなく、勝ってから戦う

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    2015年09月22日