石井光太のレビュー一覧
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「日本企業は中国でつくった一番いい製品を欧米に輸出する。二番目にいい製品を、日本へ逆輸入する。そして、最悪の品を中国本土で売る」…etc。海外でまことしやかにささやかれている日本の「うわさ」です。
この本は海外でまことしやかにささやかれている日本人に関する「うわさ話」を海外に取材をすることの多い筆者が見聞きしたものを収録した本です。まぁ、笑えるものから「あながち間違ってはいないよなぁ」、というものまでさまざまあります。こういうところから日本人はいったい海外でどうんなふうに見られているのかを知るというのもまた面白いことだと思います。目次に書かれていることをを少し引用します。
「日本人は、洋服 -
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餓死現場で生きる人たちが直面している様々な問題と、問題が起こる背景を実体験に基づいて語ったもの。
児童労働や売春などは先進国の価値観では許されるものではない一方で、彼らにとって家族が食べていく為の最後の手段だったり、貧困から抜け出せる手段だとしたら、我々はこれらの行為を安易に非難すべきであろうか。単に統計上これらの数字を減らせば良いわけではなく、こういったものに従事せざるを得ない彼らの現実をもっと理解すべきであると感じます。児童労働や売春を単に取り締まるだけだと、彼らはもっと劣悪な労働環境に陥る可能性があり、貧困の根本になっているものを解決しないでは、問題は解決しないと感じました。 -
Posted by ブクログ
アジアの路上で物乞う人々のありのままがかかれています。
先進国である日本では考えられないような事も
まかり通るほんとに恐ろしい現状にただただ自分の無力感を
覚えました。
不発弾がごろごろと転がる村で力を合わせて
必死に生きている人々
シンナー中毒で路上を這いずり回るストリートチルドレン
物乞いをさせるため手足を切断されたり眼を潰されてしまう子供
臓器や眼球までも売買させられてしまう物乞い
こんな事が同じ地球上で生きるために繰り返されているのです。
こんな信じられないような現実が。
苛酷な環境で生きる人々の心に歩み寄り
問いかける事で現状の羅列でなくより真実に -
Posted by ブクログ
とにかく目が醒めました。
とにかく泣きました。
悲しくて泣くと言うより、新たな発見で泣く。
人はこういうとき、こう思うんだなって。
私にとっては心から大切な本になりました。
遠いアジアの現実は自ら端を発して知ろうとしなければ知ることができない。
ボランティアや福祉、ストリートチルドレンや発展途上国問題ににありがちな、施しを乞い悲しい現実だけを捉えた本とは違い、旅をしながらありのままの出来事、感じたことを偽りなく伝えてくれる。
それはときに葛藤であったり、恋心であったり、笑いであったり、嘆きであったりと過酷な旅で得たものは人生における大切な感情そのものたち。
健常者であってもそ -
Posted by ブクログ
現代では、子どもの国語力低下が著しい。単なる読解力の低下ではなく、語彙力、想像力、思考力の全てが低下していると言える。
これら全ての力は全ての学力の基礎となるだけではなく、生き抜く力にも直結する。
よって、今の子どもたちは生き抜く力が低下しているとも言える。いじめに不登校に、引きこもり。生きづらさを抱えている子どもたちは年々増加傾向にある。
中でも深刻なのは語彙力の低下だ。語彙力が増えないことには知っている言語が増えないため、それにともない思考力も鍛えられない。
人は言葉で思考し、アウトプットする。
ヘレン・ケラーが、「ウオーター」を理解してから、瞬く間に言語を習得し、癇癪がなおり、人として -
Posted by ブクログ
興味があったところ(4章まで)だけを読みました。
この本を読もうと思った理由は、富の格差が生じ貧困がうまれた社会的背景・経緯を知りたいと思ったからです。
その答えがわかりやすく書かれていて、非常に勉強になりました。
1970年代の日本では、一億総中流と呼ばれるように、多くの個人商店があった影響で、富裕層と貧困層の差は大きくなかったようです。
しかしながら、1990年代に入るとすぐさまバブル崩壊、さらに2000年代にはグローバル化と情報化により拍車がかかり、結果、富裕層と貧困層の格差が大幅に広がったようです。
なんだか、社会科の授業の復習をしているようで、読んでいてとても楽しかったです。