石井光太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この事件で一番衝撃だったことは犯人の少年たちが逮捕される前にSNSで写真と名前らしきものが公開されていたことでした。少年法で守られてきた個人情報がいとも簡単に出回る世の中になったと当時の私は思いました。
少年法の腑に落ちない点がSNSで露わになったかもしれませんが、事件と全く関係性のない人たちが「この人が犯人です」とSNSで拡散する光景が不気味に感じました。
もし、写真に写ってる人が全く関係のない人だったら拡散した人たちはどうするつもりなのでしょうか?
話は少し脱線しましたが被害者や加害者の家族、両者の友達や地域性まで細かく調べ上げた石井さんのルポは客観的にまとまっていて読みやすかったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレベーシックインカムのことを勉強しており、日本の貧困のことに知りたくて手に取った本。
絶対貧困と相対貧困の事例を短いテーマ毎に並べ、比較しているため、非常に分かりやすい。
住居、路上生活、教育、労働、結婚、犯罪、食事、病と死。
日本は制度を利用することができれば、最低限の生活を送ることができるが、それから漏れる人は多い。絶対貧困はコミュニティ内で助け合うが、高所得者と低所得者が混在して住んでいる日本では、助け合うことが少なく、孤独になる。
読書メモ
絶対貧困とは、一日1.25ドル以下で暮らす人。日本は先進国のため、それに当てはまる人はあまりいない。相対貧困とは、等価可処分所得が全人口の中央値 -
Posted by ブクログ
ネタバレ当時テレビでニュースをみて本当にショックを受けた事件だった。
遼太君のお父さんが言うように 少年刑務所で彼らは生きて、出所してからも何十年と生きていける。 なのに遼太君の人生はもうないし被害者の人生も辛いまま。
少年だからって、加害者が保護されるのっておかしいよね。。
殺人なんて、家庭環境のせいだけにはもちろんできないけど、どこの家庭も、もう少し子供をちゃんと見てあげてたらこんなことにならなかったかもしれない。
とも思ってしまう。。
しかも3人のうち2人は別の事件で保護観察処分になってた時なのに、、大人達が放置しすぎてる気がする。
もちろん殺害した本人達が1番悪いんだ -
Posted by ブクログ
久しぶりの石井さんの本。
貧困についてやけど、その貧困を理由に生じる児童労働・教育・児童結婚と性・ストリートチルドレン・子供兵・エイズについて書かれている。
それぞれ筆者が出会った人たちの個人のストーリーが紹介されるので、自分が思ってたそれぞれの問題が一概に言えないと痛感。
とくに児童労働の話が印象的で、ハッとさせられた。
児童労働と聞くと小さい子供たちが朝から晩まで長時間、低賃金で肉体労働させられて可哀想!と思ってたけど、実際はそうとも言えないなと。
そこで働けなくなったら、本当に餓死しかない切羽詰まった環境。
よくよく考えたら分かる事を気付かされた!
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Posted by ブクログ
「ルポ 餓死現場で生きる」を読んだのは9年前。本書はその改題・改訂版。世界の貧困はそのときよりも改善しているという。「低体重児」「児童労働」「児童買春」「児童婚」「ストリートチルドレン」「子供兵」・・。途上国は何故途上国なのか。日本は何故豊かなのか。それは株式会社のように日本が外国から稼いでいるからではない。生活に必要なものを供給できる力。国内の生産力が物をいう。
「借金まみれの国は金を使うな」
この言葉がどれだけ供給力を棄損してきたか。必要なのはお金ではなく、生産性を高める投資である。この答えは世界の貧困を改善することにもつながる。
「経済成長よりも心の豊かさを目指すべき」経済とは経世済民。 -
Posted by ブクログ
石井光太『それでも生きる 国際協力リアル教室』ちくま文庫。
貧困や飢餓に喘ぎながら、知恵を絞り、我が身を削って、自分のため、家族のために働き、何とか生きている世界の子供たちの状況を伝えるルポルタージュ。
今の日本の子供たちは数字で見る限りはかなり恵まれているのだが、本書に描かれているような過酷な生活を強いられる子供たちが少しずつ増えているように思う。また、近い将来、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の低迷で困窮家庭が増加し、日本の子供たちにも同じような苦難が襲い掛かるだろう。本書を読めば、今の日本を見つめ直す切っ掛けになる。
慢性的な貧困により、まともに教育を受けられず、家族のた -
Posted by ブクログ
ネタバレ育てられない母親がいても、育てられる父親がいれば、不幸にも命を落とす子供は少なくなるだろうなあ、と感じる。
「babyぽけっと」の活動は素晴らしいものだと思うし、特別養子縁組のシステムはもっともっと普及していって欲しいとは思う。
私にとって子育ては苦行の部分もあったし、そうでない部分もあった。
苦行でしかない時期もあったし、そうでない時期もあった。
なるようになる、どうにかなると、どうしてもっと早く対策しなかったの、どうして誰かに相談しなかったの、がない交ぜになるのが子育てのように思う。
どうやっても、この環境では健全な子育ては無理だ、という事態はあるのだということをこの本は教えてくれる。
親 -
Posted by ブクログ
たとえば、シングルマザーの彼氏が子どもを虐待して死なせたという事件は多い。
そのとき世の中は、一様にその事件を非常に分かりやすい構図で捉えようとする。子供のまま親になりきれない女が、ろぐてもない凶暴な男に入れ込んで我が子を犠牲したのだと。シンプルな構図で彼らを糾弾する。
でも私はそういった事件を見聞きするたび、「どうしてこのような事件が起きたのか」、「どうしてこのような人間ができあがったのか」と考えてしまう。背後に潜む過去について。
本書は、まさにそこに着眼点を置き、彼女たちの長い人生の中で色んな問題が雪だるま式に膨れ上がり、やがて虐待事件が起きてしまうまでを追ったノンフィクションだ。
子ど