石井光太のレビュー一覧

  • 43回の殺意―川崎中1男子生徒殺害事件の深層―(新潮文庫)

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    「何で救えなかったんだろう」
    この事件は衝撃で、
    事件当時、同市内に住んでいたこともあり、
    当時会ったこともない少年に対して
    自責の念を感じたのを覚えている。

    本書は事件までの経緯や家庭環境が丁寧に描かれており、惹き込まれるように読んでしまった。

    やるせない、寂しく、恐ろしく、
    残念無念で、重石で心が沈むように
    心にズーンとくる本だったけど、
    少年たちの心について、考えさせられた。

    家庭での寂しさが、少年を夜の街へ
    非行へと向かわせるのかな·····

    学校が、家庭が、部活が、趣味が
    どれか一つでも居場所があることの大切さよ

    だけどその居場所は、悪事や不健康でなく
    健全で安心安全な楽し

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    2025年10月16日
  • ルポ スマホ育児が子どもを壊す

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    数十年前より圧倒的に便利で密度の高い時代。人の方はその進化についていけているのだろうか?
    これだけ世の中にデジタル機器が溢れても人の働き方、時間はさほど変わらない。
    課題や問題が片付いたと言う話もとんと聞かない。常に成長と発展を求められ、休むのは墓の中でと言う考えは今はあまり表には出ていないかもしれないが、どこかで改めていかなければならないのではないだろうか。とにかく人生にも心にも余白が必要だと本書を読んで強く感じた。

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    2025年10月04日
  • 格差と分断の社会地図 16歳からの〈日本のリアル〉

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    ネタバレ

    16歳からの、とあるとおり、若者向けに書かれたもの。斜め読みしちゃったけど、本来はちゃんと読むべき本だろう。正直気の毒な境遇の話が多くて気が滅入る。でもこれが現実とちゃんと理解すべきなんだろうなぁ。虐待とか貧困とかの問題は他の本でも読んでるけど、外国人の子どもが学校に行かなくてもいいとは知らなんだ。選挙に出る人たちはみんなこの本を読んでから発言してほしい。シェア金沢は初めて知った。憧れの場所が実在してたとは。

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    2025年09月14日
  • ルポ 誰が国語力を殺すのか

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    言葉を使うことが不得手であることが、社会で生きていくことに圧倒的に不利な状況を生むことと、それを克服する実践が紹介されている読み応えのあるルポ。

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    2025年09月13日
  • ヤクザの子(新潮文庫)

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    映像などでドキュメンタリーを見る事があるけど
    この本の内容の方がリアルを感じられた。
    それぞれの置かれている立場や
    人それぞれの考え方があるけど
    あまりにも辛くて途中読み止まる事が何度もあった。
    乗り越えようとする者、流れに流される者、
    望んでこの親の元に来たわけでは無いはず。

    一番怖いなと思ったのは
    あとがきに出てくる少年の言葉。
    この考えに至るまでに、伝えられる事はないものなのかなと。

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    2025年09月02日
  • 本を書く技術 取材・構成・表現

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    筆者がこれまでノンフィクションを書くために培った術が余すことなく、結構赤裸々に収められていて、書き手を目指す方々は必読では。と同時に、例示として多数のノンフィクション本が紹介されており読みたい本が急増。『累犯障害者』は特に読みたい。

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    2025年08月18日
  • ルポ 誰が国語力を殺すのか

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    「ヤバい」という言葉で全て済まそうとする若者が増えていると感じる。語彙力がなければ、表現できることも少なく、能力を伸ばすことも難しいだろう。そのことを、多くの取材から示してくれる。また、その多くの取材から、解決策も模索している点でこの本は優れているいる。

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    2025年08月08日
  • 「鬼畜」の家―わが子を殺す親たち―(新潮文庫)

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    ネグレクトや児童虐待の裏には、連鎖する劣悪な家庭環境があることを知った。
    今後世の中がそういった家庭へのアプローチを深く取っていけるように変われば、救われる子供、そして母親も増えると思う。

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    2025年08月06日
  • 血と反抗 日本の移民社会ダークサイド

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    世界で移民の問題が取り沙汰される中
    日本の移民問題はどうなっているのか
    田舎のコンビニでもバイトの留学生の
    シフト無しでは店が運営できない状況の日本
    そして移民や留学生 技能実習生により引き起こされる事件 失踪
    日本に働きにきた外国人は多くの困難に出会い
    その子ども達は貧困虐待差別に遭い
    アイデンティティも確立できず
    仲間のコミュニティの中で暴力に明け暮れ 闇の世界で生きるようになる
    ゴテゴテの日本の施策
    単なる労働者不足を補うためではなく
    異国で人として生きていける施策が
    必要だろう


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    2025年08月05日
  • 43回の殺意―川崎中1男子生徒殺害事件の深層―(新潮文庫)

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    こんな事があってはならない。
    でも、一歩間違えれば自分も…とも思える事件だと思った。
    私も親が微妙で、誰でも良いからとりあえずつるむ、と言う時期があったし、暴力としてもそんなに遠くにあるものでもなかった。
    なので、一歩間違えれば…
    他人ごとではない事件だ、と言う考えが本書を読む事でより一層深まった。

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    2025年08月01日
  • こどもホスピスの奇跡(新潮文庫)

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    ホスピスとは重篤患者や不治の病に苦しむ患者たちが、主に緩和ケアを行ないながら人間らしい暮らしを送るための施設である。そして難病を抱える子どもたちにとっても同様であり、子どもらしく遊びながら学び、短い生涯を楽しいものとして終えるための場所として、治療ではなく尊厳を守るために建てられているのが「こどもホスピス」である。

    NHKスペシャルでPICUの特集を観る機会もあって、幼い頃の記憶が呼び起こされた。小学生の頃、長期入院していた時期がある。自分の場合はただの外科手術で、時間が経てば完治する希望があったわけだが、隣の病棟には同年代で難病を抱える子どもたちが入院しており、それから40年近くの年月が経

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    2025年07月25日
  • ルポ 誰が国語力を殺すのか

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    言葉を読み取るというのは自分はできていると思い込んでいるからこそ、他人はできていないと思ってしまう。学校教育の中や社会での国語力をどう考えるかという点がとても興味深かった。国語力の低下について色々な要因が挙げられていたが、一朝一夕に解決できるものではなく、難しいものだと感じた。

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    2025年07月24日
  • ヤクザの子(新潮文庫)

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    親にヤクザを持った子供たちを追ったドキュメンタリー。映画ドラマに出てくるヤクザは基本的に成功者。子供も贅沢にしていることが多いし、それが現実ではないと知っていたが、想像以上に悲惨。倫理観の欠けた反社会的な両親によってまともな養育を全く受けられず育つ。
    少ない例外は金がある、もしくは母親がまともな場合だ。それが稀というのも悲しい。
    ヤクザの子も社会から福祉で保護する対象として声を上げていきたいという意義でこの書を書いた筆者に敬意を表したい。

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    2025年07月21日
  • 血と反抗 日本の移民社会ダークサイド

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    石井光太さんの新刊には
    どうしても手が出てしまう。
    「血と反抗」、タイトルからすでに重い。

    入念な取材と聞き取り、
    数々の現実に暗澹たる思いを抱く、
    それでも ページを繰る手が
    止められない
    何度もため息を吐きながら
    読み進める

    最後の第六章の
    児童相談所に勤める日系ブラジル人の
    比嘉マリアナ優美さんの語られる
    今の現実に自問自答しながら
    読み終える

    他人事ではない
    日本の今とこれからに想いが
    気持ちの中に漂っている

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    2025年07月20日
  • 世界と比べてわかる 日本の貧困のリアル

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    確かに日本の貧困と海外の貧困では全然違うのが分かった

    海外の貧困地域では女子の方に教育をかけることが多い理由に、海外でホステスになれるからっていうのがなるほどってなった

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    2025年07月16日
  • ルポ スマホ育児が子どもを壊す

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    表示が印象的で、職業柄すぐに手にして頷きながら読みました。実際にあった出来事たちが書かれていて、保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校とそれぞれの年代で起きていることを記録しているので、読みやすいです。
    そんなことになってるの?!と驚愕することだらけです。
    「先生」達の証言を読み、大人は未来を見直して欲しい1冊だと思う。

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    2025年07月08日
  • 本を書く技術 取材・構成・表現

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     ノンフィクション作家である石井光太さんが書いた、これからノンフィクションを書く人達に向けての本。
     ただノート術やインタビューの仕方などは自分の仕事でも活用できそうなお話もあり最後まで面白く読ませてもらいました。あと文中や巻末で紹介された数々のノンフィクション作品も読みたくなりました。お勧めです。

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    2025年06月29日
  • ヤクザの子(新潮文庫)

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    2025.06.27〜07.01

    環境が個人を育てる。親を選べない子供にとって、どこで生まれたのか、誰の子として生まれたのかは、運でしかない。
    よくこんなに取材が出来たな。

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    2025年07月01日
  • ヤクザの子(新潮文庫)

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    作者の方の取材に敬意を表します。
    なかなか一般的には、ヤクザの世界の特にその子供がどういう生き様をしていったのか、知ることはできないです。
    最初このタイトルを見たとき、なんだか興味が湧き何となく手に取りましたが、詳細の事例を丁寧に取材しとても勉強になりました。
    合わせてこの社会問題を何か解決する手立てはないかとも思います。

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    2025年06月22日
  • 血と反抗 日本の移民社会ダークサイド

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    1980年代以降、工場での単純労働、農作業、建設現場や風俗産業に受け入れてきた移民。ベトナム戦争後のインドシナ難民、80年代~90年代の中国残留日本人、90年代の南米日系人、80年代から2000年代のフィリピンパブ「ジャパゆきさん」、2000年代以降の技能実習生のベトナム人などが取り上げられている。それぞれの国の移民の歴史・背景を紹介し、特に2世の人たちに焦点を当て、個別にインタビューしその軌跡を追っている。特に非行化した人たちに話を聞いたという部分はあるのかもしれないが、彼らについて言えばそれ以外に生きる道はなかったということは理解できる。母国から連れてこられた場合には日本語がわからず、学校

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    2025年06月20日