石井光太のレビュー一覧
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『飢餓に瀕して、骨と皮だけになった栄養失調の子供たち。
外国の貧困地域の象徴としてメディアに描かれている彼らも、
ただ死を待っているわけではなく、日々を生き延びている。
お腹が膨れた状態でサッカーをしたり、化粧をしたりしているのだ。
ストリートチルドレンや子供兵だって恋愛をするし、結婚するし、子供を産む。
「餓死現場」にも人間としての日常生活はある。
世界各国のスラムで彼らと寝食を共にした著者が、
その体験をもとに、見過ごされてきた現実を克明に綴る。』(表紙より)
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この世に生をうける前から栄養失調であるという現実。
彼らは母 -
Posted by ブクログ
途上国の「絶対的貧困」と日本の「相対的貧困」を具体的なエピソードで比較した本。日本の事例については確かに具体的でリアルな感じは伝わってくるんだけど、これが本当に多数のケースなのかどうかは正直わからないなあというのが読後の印象。
例えば「親が生活保護を受けていると、子どももそうなりやすい」という話は、まあそういう傾向があるのは事実らしいけど、これって鶏が先か卵が先かという話にもなってくる。貧困家庭で育つと教育機会が制限されて、結果として貧困になりやすいのか、それとも貧困を「学習」してしまうのか、因果関係は単純じゃないと思う。こういう傾向があるからといって全部鵜呑みにするのはどうだろう、という批 -
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世界の貧困の現実を載せた本作。
写真が多く、視覚的に訴えるものばかりでした。
正直、この本のページを捲るのが怖かった…どのくらい怖かったかというと、動物の殺処分の実態を知るときくらい怖かった…
特に印象に残ったのは、
マフィアに腕を切断され物乞いする男の子、
レストランの残飯を手にするストリートチルドレン、
下半身はだかで路上に横たわる女性。
写真が脳内に焼き付いて、今後忘れることはないと思います。
日本の情勢に対して意見がありつつも、この本を見ると日本は本当に恵まれた国だなと思い知らされます。
平和ボケしている僕ら。
世界の貧困の現実は誰もが知っておいた方がいいなと思いました。
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Posted by ブクログ
【『格差』を『分断』へ転化させないために、私たちの側にこそ『知識』が求められている。】
《要約》
●日本社会に深く根を張る「格差」によって、下層の生活実態が全く見えない「分断」を生んでる
●現場取材に基づく「具体的実例」を通して、格差の「構造的要因」を浮かび上がらせる。
●「7つの格差」を軸に各章を立て、「自己責任論」では片付けられない、「分断の実像」を解き明かす。
①所得格差
②職業格差
③男女格差
④家庭格差
⑤国籍格差
⑥福祉格差
⑦世代格差
《感想》
●内容自体は平易平凡で、既知のものが多かった。タイトル通り、読者ターゲット層は社会問題をあまり知らない中高 -
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近年の『学力』低下を国語力と言うキーワードで斬り込んだ発想は評価できる。著者は国語力を殺した犯人として、教育システム、SNS、家庭·社会の変化にその原因を求めているようだが、国語力=広義の学力と言う点を踏まえれば本人の持って生まれた能力の影響を排除できないのではないか? 最終章の私立学校の事例は入試でトップ数%の秀才を集めたからできることで、更には親の学力と財力がその差に拍車をかけているように思われる。そこら辺の公立校で家から伝統工芸品を持ってこさせても、江戸切子のカットグラスなんて出てこない。特殊な家庭環境の子息が通う特殊な学校と言う印象だ。結局様々な社会変化によって個々人の能力差が国語力の
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はぁ、重たかった。
ひたすら不遇な環境で育った外国人労働者2世が裏社会と繋がっていくエピソードで、気が滅入ってしまった。
とても楽しい読書とは思えないけど、彼らの複雑な現状が理解できてよかった。
筆者は国によって背景が異なるからと国ごとに章を分けているけど、多少の差があるだけでどの例も似たような過程を辿っている。
移民問題が騒がれているなか、強制送還しろという声が必ずあるけど、2世にとってあまりにも酷だと思った。
当時は今より支援制体制が整っていなかったとはいえ、日本だけでなく、問題は移民せざるを得なくなった国にもある。
できたら、同じ境遇でも道を逸れずにまともな暮らしをしている話もあったら良 -
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タイトル通り、ヤクザの子どもたちにスポットを当てたルポルタージュです。
正直、ヤクザの世界は映画やドラマでしか知らないので、この本を読んで、彼らがどうやって収入を得てるのか、どんな生活をしているのかを知ることが出来ました。
特にその子どもたちについては、総じて精神的にも肉体的にも虐待を受けているのに、ヤクザの子どもだからという理由で公的な支援もなかなか受けられません。周囲の人間も、ヤクザの子と付き合うなと言って避けるのでなかなか支援の手が伸びず、置き去りにされた子どもたちは益々悪い方へ転がっていきます。
ただ、悪循環の中でも抜け出したり立ち直る人もいます。その抜け出せない子、立ち直れない子をど