石井光太のレビュー一覧
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日本が労働者不足を補うため、どんどん外国からの働き手を受け入れている現状を踏まえると読んでおくべき一冊。
世界情勢の流れで訳もわからず日本に連れてこられ、そこで大人に振り回されながら育ってきた来日2世のケースがとにかく過酷で可哀想だった。
日本人でも劣悪な家庭環境に置かれる子どもは数多いけれど、外国人というだけで、さらに言葉の壁によるコミュニケーション不全や、アイデンティティの欠如、学校や地域での外国人差別など、抱える問題がどっと増える。そして寝るのにも食うのにも困り、やがて日本で罪を犯してしまう。服役して更生した者もいるが、それはその後の人生でもずっと「白でも黒でもない灰色の沼を何度もつまずきながら歩んでいくということ」。
外国人との関わりやそれに付随する諸問題は、今後確実に増え続ける。
抽象的で聞こえの良い多様性についていつまでも呑気に論じている場合ではなく、本当の意味での多文化共生社会を整備していかなければいけないのだと思う。 -
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日系人のこと。
ブラジルやペルーへ移民して行った日本人も、またその子供も彼らの様な体験をしたのだろうか?
南アメリカに移住して行った日本人と、
日本に移住して来る日系人とどう違うのだろうか?
親が日本に移住するから、自分たちはどうにもならない?
南アメリカに移住して行った日本人の子供もどうにもならない。
親が決めたから。
どう違うのだろうか?
アイデンティティが違うから?
一世は、どう乗り越えたのだろうか?
彼らは、一時的にブラジルに渡るという考えはなかったと思う。
時代が違うから、ブラジルのアイデンティティでは受け入れられない。
なら来るべきではない。
当時の日本政府は、日系人なら日本の生活習慣に速やかに合わせることができるだろう、
日本語が話せるだろうと、浅はかな思考でやむを得ず受け入れただろう。
しかし、彼らは違った。
考えが甘かった。 -
Posted by ブクログ
保育園幼稚園編・小学編・中学編・高校編と4つに分けてあるので年齢に合わせてスマホによる育児の問題をわかりやすく構成されています。
保育園幼稚園編では、親御さんがデジタルに頼る世代となり、今後の子育ての在り方に提唱しています。
小学編では、良かれと思った教育や子育ての親の過干渉問題。あと街の暴走族は減っているのに校内暴力は増えているのは知りませんでした。
中学編では、子どもが当たり前にスマホを持ち、新型いじめ問題。
高校編では、子どもが高い目標を持たない受験、高望みしない安くてもほどほど稼げるバイトなど、頑張らない子どもたち。あとビックリしたのがセフレだけでなく、ソフレ、ハフレ、ビリフレ、カモフレなど用途によって違う恋人関係。
タイトルでは子どもにスマホは悪であるかのようなイメージでしたが、それだけではなく時代の変化に合わせて、社会全体的に子育ての在り方も変えていきたいという思いが強かったと思います。
しかし、この本を選んで読んでいる人は、ある程度スマホ育児に問題あることをわかっている人だと思うので、わたしも含め、ほとんど知っている内容だったかなと思います。
それでもスマホ無しでは日常生活をおくることは今更出来ないので、スマホがあってもより良い子育てをどのようにしていけば良いのかがポイントなのかなぁと思いました。 -
Posted by ブクログ
この本で紹介されている事例がどこまで、一般的なものなのかは分かりませんが、実際に実在する事例だということに驚きました。
最後の方にも書かれていますが、私たちの生活を便利にしてくれるはずのデジタルツールが、結果的に私たちの自由を奪ったり、デジタルツールに振り回されたり、豊かな生活とは逆方向に進んでしまっていることに、改めて気付かされました。
もはや、スマホなしでは生きていけない時代ですので、スマホとうまく付き合いながら、子どもと普段から話をし、色々な場所に連れ出して、自然やスポーツ等、一緒に楽しみたいと思いました。
また、私自身のスクリータイムは可能な限り減らそうと思います! -
Posted by ブクログ
今時の育児はこんな事もあるのか?と ビックリしました。
ただ スマホだけが 育児子育てに悪影響を与えているとは 書かれておらず、タイトルは内容の一部と思われました。
しかし 何もなかった時代に育った私たちにはわからない 現代の子供達の苦労も読めましたので ある意味 便利な世の中になったけど 可哀想と思ってしまいました。
とは言え この本の中の やる気のない子供たちは お店や遊具施設などで 大騒ぎしている子たちより 大人にとってみたら良い子に思えますね。
どちらが 良いか悩みますが やはり 子供はある程度の年齢までは 元気に走り回って欲しいものですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレノンフィクション作家になる方法。
取材力、構成力、表現力の三要素。
テーマがまず優先。社会の常識を覆すような力。
毎回ホームランを狙うのではなく、よくあるテーマでも一工夫加えて新規性を出すこと。
マスメディアがたくさん取材しているテーマは空白地帯を見つけないと勝てない。正面からではなく未踏の切り口を探す。
世の中の常識を常に疑う=職業的会議の精神で疑って、取材する。マイノリティから見たことを書く。
取材では謝礼を払うことはない。
発表前に原稿確認はブログ、webニュースなどでの記事を確認して貰う。
書き手の立場を忘れない。美味しい情報、に注意。足下をすくわれる。
ICレコーダーとノートを併用する。
紀行文ではICレコーダーは実質的に不可能。
裁判所は、通常使えないが、記者は黙認されている。
ノートに書くほうがインタビューが充実する。
本は一章ごと、小見出しごとに書きためる。
一冊で12~15万字。5~10章に分ける。小見出しで4000字程度に分けて息継ぎをしながら書く。
完成予想図を先に作っておく。設定、対立・葛藤、解決。
ジャンルを意識して、不要なものは思い切ってけ削る。
冒頭の数行より、プロローグをしっかり書く。
下から見上げて書く。
書き手が人物をジャッジしない。判断は読者に委ねる。
12歳の子どもが読める文章を意識する。
極端なデフォルメはしない。
推敲は、編集者が手を入れてから。
出版社に持ち込むときは完成原稿を渡す。
webや雑誌で書いたモノが評価される。
新人賞を取る。