石井光太のレビュー一覧

  • 物乞う仏陀

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    かなりリアルでヘビーな作品。はじめは興味本位で読めるが、後半になるにつれて、ページをめくるのが苦しくなってくる。
    おそらく筆者が疲弊していくにつれての変化なんじゃなかろうか。ノンフィクションのような随筆のような筆致。傍観者であろうとする筆者がだんだんと苦しくのめりこんでしまう様子が伝わってくる。

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    2012年08月12日
  • おかえり、またあえたね

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    「知って、じゃああなたは何をする?」と、一貫して語りかけている良作。
    やさしい語りかけにやさしい色合いの絵が調和していて、残酷なリアルなのに、きっと小さな子どもにでも最後まで読ませてくれる。


    『おかえり、またあえたね ストリートチルドレン・トトのものがたり』は、とてもおそろしい本だった。
    帯に偽りはない。
    「絶対貧困」という、途方もなく、世界中の誰もまだ解決できていない残酷な現実に対してリアルで、
    けれど希望を残してくれた作品だった。

    「知って、じゃああなたは何をする?」と、一貫して語りかけている良作だ。
    「絶対貧困」の世界に暮らす、トトというひとりのストリートチルドレンを主人公にした物

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    2012年07月31日
  • 物乞う仏陀

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    現実とは認めたくないような現実であっても、そこには糾弾する相手はいない。そんな現実を少し知ることができた。

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    2012年07月16日
  • 地を這う祈り

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    この本読まないと知らなかった世界があった。

    一度だけ東南アジアで物乞いを見たことがあるが
    そのバックグラウンドが多少わかる。

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    2012年07月10日
  • おかえり、またあえたね

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    石井光太さんの本。絵本になっていて、とても読みやすい。
    絵本なので、全体的な雰囲気としてはやわらかいが、詰まっているメッセージとしてはかなり重いもの。貧困地域のスラムを取り巻くさまざまな問題を突きつけてくる。
    ひとつひとつに想像力を働かせながら読めば、本書を存分に活かすことができていると思います。

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    2012年05月16日
  • ルポ 餓死現場で生きる

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    公用語すら喋れなければいかに仕事がないか、
    児童結婚という名の身売りが、娼婦と比べてどちらがよいのか、
    児童労働を禁止したら、児童労働でしか金銭を得られない彼らはどうなるのか、
    貧困から抜け出す唯一の道が子供兵になることなのに、子供兵すら禁止するのか、
    そういった餓死現場で生きている人たちの現実を描写した作品。
    豊富な現場に裏打ちされた文章が目の前で起きていることのように訴えてくる。

    簡単な特効薬があればとっくに解決している。
    問題の糸は深く複雑に絡んでいる。答えは一つずつ見つけていくしかない。

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    2012年04月22日
  • ニッポン異国紀行 在日外国人のカネ・性愛・死

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    在日外国人の諸問題を書いたノンフィクション。
    普段生活しているうえでは全く知らなかった日本の一面を
    垣間見ることができる珍しい本かと。
    読後は色々考えさせられました。
    ノンフィクションをあまり読まないのですが。これはぐいぐいと引き込まれました。

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    2012年03月24日
  • 物乞う仏陀

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    アジア各国の物乞いを取材した本

    ・宝くじを売る障害者の姿をよく見るのは、発展途上国に税金を社会福祉に使う余裕がなく、宝くじの仕事や利益を社会福祉事業に回すことを行っているためである。
    ・ムンバイのマフィアはストリートチルドレンを捕まえて手足を切断し、沈黙を強制して働かせる。
    ・物乞いを眠らせて、臓器を摘出し、闇ルートで販売する。
    などなど

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    2012年03月17日
  • ニッポン異国紀行 在日外国人のカネ・性愛・死

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    異国に住むせつなさとしたたかさ。生身の人間の息づかいを感じる。

    ニッポンに住む外国人たちの、通常はスポットライトが当たらない部分に目を向けたルポ。
    死後の遺体搬送、宗教、売春、病気の治療などに焦点を当て、外国人たちのナマの姿を浮き彫りにしていく。

    多くの事例が紹介されているが、いずれの話も、へぇ、そうなんだと驚くとともに、ああそうなんだろうなと納得がいく。
    特に興味深かったのは、韓国系新興宗教のホームレス支援。やむにやまれずいつの間にか宣教師になっている例もあるのだろう。
    タイ人の占い師の家が売春をしているタイ女性の一種のコミュニティになっているという話もなるほどと思わされる。
    イスラム教

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    2012年03月17日
  • 地を這う祈り

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    まざまざと見せつけるだけが、描きだし方ではないと思っている。

    けれど、誰かがそれを描かなければ、写さなければ、その事実は「なかったことになる」、そんな世界もある。
    この世界の片隅で起きていることを、わたしが知っていても良いじゃないか。

    私自身、全て伝えることが正義とは思いきれぬまま、伝える職業に就こうとしている。
    そこにある葛藤はなくならないと思っているし、むしろなくすことは心も亡くすことだと思う。

    そんな葛藤をやはり抱えた著者が、それでも描きだそうとしたことに私は圧倒された。



    この人の著作を一通り読んでみようと思いました。

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    2012年03月12日
  • ニッポン異国紀行 在日外国人のカネ・性愛・死

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    ここ数年、日本国内の閉塞感の裏返しなのか、嫌韓・嫌中を始めとするナショナリスティックな風潮が強くなっているので、この本もそんな内容だったら嫌だなぁ・・・と心配しつつ読んでみたら、全くそうではないので安心した。
    著者の在日外国人へのまなざしは、あとがきでの「日本に根付く異文化を見ることは日本の一側面を直視することだし、在日外国人を支えるものは、きっと日本人自身をも支えるものとなるはずだ。私たちはそれを歓迎すべきものとして受け入れ、日本のグローバル化をより豊かで輝かしいものとしていく必要があるのだろう」との一文に顕著である。
    著者は1977年生まれ。年齢で一概に人を判断することは出来ないが、まだ3

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    2012年03月10日
  • ニッポン異国紀行 在日外国人のカネ・性愛・死

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    「日本文化はもう日本人だけのものではない」
    石井光太の本はどれも外れがなく、新しい視点を与えてくれる。

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    2012年02月17日
  • 地を這う祈り

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    ネタバレ

    石井光太、四冊め。写真が多かっただけに、いままでで一番グロかった。
    自分もバックパック背負って、途上国にはいくつか行ったけど、真っ正面から立ち止まってみたことはないから、写真という静止画でまざまざと見せつけられると、やっぱり、たじろぐ。
    電車の中では読めない。。。

    前書きのアフガン難民の盲目少女の話と、長距離バスの後ろにつかまる少年たちの話と、あとがきのゆで卵の話が印象に残った。

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    2013年04月25日
  • ニッポン異国紀行 在日外国人のカネ・性愛・死

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    日本に住んでいる外国人市民の話では、
    亡くなった時、宗教についてというのは、
    一般に資料を持たことがなかったので、
    著者ならではだな、と興味深く読めました。

    面白かったです。

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    2012年01月16日
  • おかえり、またあえたね

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    小さな命がいとも簡単に失われていくなんて…。
    世界中にストリート・チルドレンがいることを、子どもたちに知ってもらいたくて、最近図書室にこの本を入れました。
    このお話はラストで、ストリート・チルドレンの子ども同士が結婚し、新しい命を迎えることによって、一筋の光がみえる―だから、救われる思いがしました。

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    2024年03月24日
  • 地を這う祈り

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    世界の貧困層の写真が多数掲載されています。

    いろいろと考えさせられる。

    著者が書いているように、何かを考えるきっかけになればいいのだと思う。


    こういう世界もある、それを知ってどうするか?
    何ができるのか?
    他にも思うところはたくさんある。

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    2011年06月25日
  • ルポ 餓死現場で生きる

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    世界の飢餓について、貧しい国の現状について、ただ統計の数字ではなく実態をひとつづつ紹介するもの。
    普段私たちの目に入らない情報がたくさんわかりやすく書いてあります。
    飢餓であってもそれですぐ死に至るという話しではなく、それは彼ら、彼女らには日常で、その状況の中で生きなければならない。
    本書の中にNGOや政府の支援の行き違いについて記述されている部分もありましたが、それでもこうした現状を目の前にした時に、私たちはただかわいそうで終わらせるだけではなく、何かできることをする必要があるのではないか。と考えさせられる一冊でした。
    少しでも世界の貧困の問題に興味のある方にはお勧めします。

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    2011年06月18日
  • 地を這う祈り

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    直視するのがつらい、現実の一面。

    社会の底辺で生きる人々のルポルタージュ。
    日本の生活からは程遠い、けれど地球のある場所では日常になっている、せかい。

    最初の「物乞い」の章が衝撃的で、怖くてページをめくることが出来なくなった。
    現実にはもっと悲惨な出来事もあるのだろう。
    けれど、本と写真が強制的に一番強いところを見せる方法は、現実にはない衝撃がある。
    実世界であれば、遠めに察知して、近づくにつれ心の準備が出来ていくこともある。
    だが、本は否応なく強い部分を濃縮して提示する。
    結局は、私のような心構えの出来ていない人間は目を背けてしまうこともあるのだ。

    事実の感情を、ありのまま撮ろうとした

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    2011年06月18日
  • ルポ 餓死現場で生きる

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    彼らが何を思いどう生きているか、私たちは知らないことが多すぎる。無知で一方的な支援は、餓死現場を助けることにはならないということを痛感した。

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    2011年06月14日
  • 物乞う仏陀

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    仏教圏内の最貧民、物乞、障害者にスポットを当てたノンフィクション。イスラム圏内の方も壮絶だけど、こっちもひどい。
    私自身の気持ちが引っ張られて鬱に何度なったことか。
    でも、これが事実。それから目を逸らしちゃいけない。(イスラムの方でも書いた気がするけど。)そう思わせる、ぐろい本。読み終わっても「これ本当に事実?」て気持ちが消えないもの。平和ボケとか言われるの仕方ないかも。
    この本を読もうと思ったきっかけは宗教と経済、国家というものが複雑に絡み合いつつもそして理想を語りながら決してなぜか理想の形にならないのが不思議だったから。
    結果、ますます混乱するだけ、だったため、正直いまは宗教というものに疑

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    2011年05月30日