石井光太のレビュー一覧

  • 物乞う仏陀

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    ショッキングな描写も多くて、読んだ後呆然となることもあった。けれど、自分の生きる世界とは全く違う世界があるということを知らなくてはいけないと思う。同じ地球に生きていても、歴史や政治や宗教や、いろいろなことの違いがある、ということを知るべきだ。

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    2011年07月18日
  • 物乞う仏陀

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    著者は南アジアの障害者や路上生活者と寄り添い、インタビューしていく。すさまじい勢いで発展するアジアの都市の影にスポットを当てる。読んでいただくしかない。僕らは何をすればいい・・・ということを超えているような気がする。正直最後のインド、ムンバイの章では吐き気さえもよおす。それだけすさまじい書である。

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    2010年11月07日
  • 地を這う祈り

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    世界の貧困について、ストレートに書かれた作品です。偶然本屋で見つけ、手に取った本。ぺらぺらと捲ってみると衝撃的な内容と写真の羅列。日本という国がどれだけ恵まれているか考えさせられました。

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    2010年11月07日
  • 世界と比べてわかる 日本の貧困のリアル

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    日本の貧困のリアルということでしたが、読後の感想としては、「まだ、日本はマシな国、いい国」と感じた。
    作者は、日本の貧困もこんなに大変です的な説明が有るが……、どう考えてもはるかに途上国の方が生きるには苦しく難しい。
    とは言え、人と人との繋がり等も含め、生きるのが「楽しい」ということだけを考えれば、途上国でも楽しさを感じること、ひょっとして、日本より多いかもという気もする。

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    2026年07月12日
  • 遺体―震災、津波の果てに―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    311後の釜石の様子に迫るノンフィクション。

    街の民生委員、医師、歯科医師、市役所員、市長等、震災時の遺体の処理に奔走した人たちの回顧と本音が綴られます。

    ・・・
    震災、なかでも遺体処理を巡るものが多いですね。

    とはいえ、タイトル以上に物語は広がりがあるように感じます。昨日まで顔を合わせた人が今日はもう息をしていない事実。子どもを救えなかった親の後悔、行方不明の家族を捜し歩きようやく見つけた家族の土気色に変わった亡骸、早く火葬して安らかにしたいのに稼働しない火葬場、被災している市職員に不満をぶつける遺族等々。

    そうした辛く、厳しい状況のなかで、葬儀屋で勤務経験のある民生委員の千葉さんが

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    2026年07月09日
  • 最期は一日中抱っこさせて  ―短い命の輝かせ方―

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    ★★★
    小児の難病なんて考えた事なかった。
    子供の問題は退院してもずっと後遺症が残ったりそれが原因で離婚したり。問題は複雑だな。
    そうなんだよな、元気ならいい、とは言いつつ色々求めてしまうんだよな。

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    2026年07月06日
  • ルポ 誰が国語力を殺すのか

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    ★★★
    ほんとに由々しき事態だと思う。
    AIが出てきて本よりバカなショート動画が永遠。
    携帯は便利すぎて頭が悪くなる。使い方だけどほんとに国力は下がるでしょう。
    ラジオ良く聞くけどやはり学があったりする人間の語彙力てのは頭の良さを感じる。勉強よりそっちよね

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    2026年06月19日
  • 血と反抗 日本の移民社会ダークサイド

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    オーディブルで。ちょっと前にオーディブルで聞いた窪美澄さんの『給水塔から見た虹は』って、これじゃん。親の都合で日本に連れてこられた外国の子供たち。貧困に差別。生き抜くために犯してしまう犯罪。支援したくても、言葉、文化の違いが壁になり、ままならない。放り出されたままのハードな現実。外国にルーツを持つ子供たちにも、同等に生きる価値がある。どうにかならないものか。彼らのおかれている状況を思うと、辛く、切なくなる。

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    2026年05月22日
  • ルポ 誰が国語力を殺すのか

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    物語を読み取れない子どもが増えている。葬儀で村人が煮炊きする場面を「死体を煮ている」と誤読する小学生たち。家庭による教育機会の格差を、公教育が是正できなくなっている――取材を進める中で著者は、現実に直面する。根源には何が?国語力は再生できるのか?現代日本の不都合な真実に真正面から挑む、渾身のルポ。
    衝撃だった。自分はこの本でいう、教育環境が恵まれている社会の上流にいたので絵本の読み聞かせをたくさんしてもらって本好きだし読み書きや話すのも得意な方だ。だからこんなにも国語力のない子供が増えていると聞くと、社会に出て成り立たないだろうと戦慄する。問題点はもちろん一つではないが、他の指導内容が増えすぎ

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    2026年03月15日
  • ヤクザの子(新潮文庫)

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    伊集院静の羊の目を読んで、裏社会における仁義を知りたいと思って本書を手に取りましたが、
    実態はただただおぞましいもので、やっぱり小説とルポは全然違うと思いました。

    前後の裏社会の成り立ち、ヤクザのシノギや、仕組みなど、知りたかったことが丁寧に描かれていました。

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    2026年03月01日
  • 最期は一日中抱っこさせて  ―短い命の輝かせ方―

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    幼くして入院生活を送らなければならない子どもたちがいることも知っていた。小児がんで命を落とす子どもたちの話も聞いていた。しかし、闘病後の生活まで思いは及ばなかった。ここに載っていたのは、子どもたちとその家族の闘病生活とその後の生きる力を支えようと奮闘されてる方々へのインタビュー記事だ。犬好きの私がまず惹かれたのは、ファシリティドッグのお話。犬ならではの支えがそこにある。闘病に付き添う家族を助ける家、院内学級、プラネタリウムで宇宙とつながる(初耳、魅力的)などなど、いろんな支え方があるのだと知ることができた。いろんなアイデアで広がって欲しい活動だ。きめ細かい政治の力添えも必須だ。なかなか目を向け

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    2026年02月27日
  • 世界と比べてわかる 日本の貧困のリアル

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    途上国の「絶対的貧困」と日本の「相対的貧困」を具体的なエピソードで比較した本。日本の事例については確かに具体的でリアルな感じは伝わってくるんだけど、これが本当に多数のケースなのかどうかは正直わからないなあというのが読後の印象。

    例えば「親が生活保護を受けていると、子どももそうなりやすい」という話は、まあそういう傾向があるのは事実らしいけど、これって鶏が先か卵が先かという話にもなってくる。貧困家庭で育つと教育機会が制限されて、結果として貧困になりやすいのか、それとも貧困を「学習」してしまうのか、因果関係は単純じゃないと思う。こういう傾向があるからといって全部鵜呑みにするのはどうだろう、という批

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    2026年01月18日
  • 地を這う祈り

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    世界の貧困の現実を載せた本作。
    写真が多く、視覚的に訴えるものばかりでした。

    正直、この本のページを捲るのが怖かった…どのくらい怖かったかというと、動物の殺処分の実態を知るときくらい怖かった…

    特に印象に残ったのは、
    マフィアに腕を切断され物乞いする男の子、
    レストランの残飯を手にするストリートチルドレン、
    下半身はだかで路上に横たわる女性。

    写真が脳内に焼き付いて、今後忘れることはないと思います。

    日本の情勢に対して意見がありつつも、この本を見ると日本は本当に恵まれた国だなと思い知らされます。
    平和ボケしている僕ら。
    世界の貧困の現実は誰もが知っておいた方がいいなと思いました。

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    2026年01月13日
  • 格差と分断の社会地図 16歳からの〈日本のリアル〉

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    【『格差』を『分断』へ転化させないために、私たちの側にこそ『知識』が求められている。】
    《要約》
    ●日本社会に深く根を張る「格差」によって、下層の生活実態が全く見えない「分断」を生んでる
    ●現場取材に基づく「具体的実例」を通して、格差の「構造的要因」を浮かび上がらせる。
    ●「7つの格差」を軸に各章を立て、「自己責任論」では片付けられない、「分断の実像」を解き明かす。
      ①所得格差
      ②職業格差
      ③男女格差
      ④家庭格差
      ⑤国籍格差
      ⑥福祉格差
      ⑦世代格差

    《感想》
    ●内容自体は平易平凡で、既知のものが多かった。タイトル通り、読者ターゲット層は社会問題をあまり知らない中高

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    2025年12月31日
  • ルポ 誰が国語力を殺すのか

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    近年の『学力』低下を国語力と言うキーワードで斬り込んだ発想は評価できる。著者は国語力を殺した犯人として、教育システム、SNS、家庭·社会の変化にその原因を求めているようだが、国語力=広義の学力と言う点を踏まえれば本人の持って生まれた能力の影響を排除できないのではないか? 最終章の私立学校の事例は入試でトップ数%の秀才を集めたからできることで、更には親の学力と財力がその差に拍車をかけているように思われる。そこら辺の公立校で家から伝統工芸品を持ってこさせても、江戸切子のカットグラスなんて出てこない。特殊な家庭環境のご子息が通う特殊な学校と言う印象だ。結局様々な社会変化によって個々人の能力差が国語力

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    2025年12月16日
  • ヤクザの子(新潮文庫)

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    文庫本での出版にあたり、単行本の時には伏せられていた暴力団の組織名を実名で掲載されるようになったとのこと。
    ヤクザの子を取り巻く環境は想像していた以上に酷かった…。

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    2025年11月26日
  • 43回の殺意―川崎中1男子生徒殺害事件の深層―(新潮文庫)

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    本当にあった10年前の事件を、関係者への取材をもとに事件の内側から観ていく。
    被害者の父の「息子は運が悪かっただけ」発言。その言葉に全てが集約されているように感じた。

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    2025年11月18日
  • ルポ 誰が国語力を殺すのか

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    うちの子も家ではずっとスマホで動画やゲームばかり、語彙が少なく言葉がなかなか出てこない。
    読書を勧めようと思ったこともあったが、それにどれ程の効果があるのか自分でも分からなかったので結局そのままにしてきた。
    もっと早くにこの本に出会っていれば、きっと子供と一緒に本を読んだろうな。
    これからでも遅くないと信じて、子供の国語力を育てていきたいと思った。

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    2025年11月14日
  • 血と反抗 日本の移民社会ダークサイド

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    はぁ、重たかった。
    ひたすら不遇な環境で育った外国人労働者2世が裏社会と繋がっていくエピソードで、気が滅入ってしまった。
    とても楽しい読書とは思えないけど、彼らの複雑な現状が理解できてよかった。
    筆者は国によって背景が異なるからと国ごとに章を分けているけど、多少の差があるだけでどの例も似たような過程を辿っている。
    移民問題が騒がれているなか、強制送還しろという声が必ずあるけど、2世にとってあまりにも酷だと思った。
    当時は今より支援制体制が整っていなかったとはいえ、日本だけでなく、問題は移民せざるを得なくなった国にもある。
    できたら、同じ境遇でも道を逸れずにまともな暮らしをしている話もあったら良

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    2025年11月11日
  • 世界と比べてわかる 日本の貧困のリアル

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    ネタバレ

    日本は相対的貧困の国であり、途上国の絶対的貧困に比べれば生活環境は整い、貧困層も空間的に分離されていない。だが、公的支援の発達により人的つながりが薄れ、孤立や孤独、格差が深まっている。
    貧困はいずれの形でも苦しい。因みに著者からは解決策は示されていない。

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    2025年11月11日