石井光太のレビュー一覧

  • 地を這う祈り

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    世界の貧困の現実を載せた本作。
    写真が多く、視覚的に訴えるものばかりでした。

    正直、この本のページを捲るのが怖かった…どのくらい怖かったかというと、動物の殺処分の実態を知るときくらい怖かった…

    特に印象に残ったのは、
    マフィアに腕を切断され物乞いする男の子、
    レストランの残飯を手にするストリートチルドレン、
    下半身はだかで路上に横たわる女性。

    写真が脳内に焼き付いて、今後忘れることはないと思います。

    日本の情勢に対して意見がありつつも、この本を見ると日本は本当に恵まれた国だなと思い知らされます。
    平和ボケしている僕ら。
    世界の貧困の現実は誰もが知っておいた方がいいなと思いました。

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    2026年01月13日
  • 格差と分断の社会地図 16歳からの〈日本のリアル〉

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    【『格差』を『分断』へ転化させないために、私たちの側にこそ『知識』が求められている。】
    《要約》
    ●日本社会に深く根を張る「格差」によって、下層の生活実態が全く見えない「分断」を生んでる
    ●現場取材に基づく「具体的実例」を通して、格差の「構造的要因」を浮かび上がらせる。
    ●「7つの格差」を軸に各章を立て、「自己責任論」では片付けられない、「分断の実像」を解き明かす。
      ①所得格差
      ②職業格差
      ③男女格差
      ④家庭格差
      ⑤国籍格差
      ⑥福祉格差
      ⑦世代格差

    《感想》
    ●内容自体は平易平凡で、既知のものが多かった。タイトル通り、読者ターゲット層は社会問題をあまり知らない中高

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    2025年12月31日
  • ルポ 誰が国語力を殺すのか

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    近年の『学力』低下を国語力と言うキーワードで斬り込んだ発想は評価できる。著者は国語力を殺した犯人として、教育システム、SNS、家庭·社会の変化にその原因を求めているようだが、国語力=広義の学力と言う点を踏まえれば本人の持って生まれた能力の影響を排除できないのではないか? 最終章の私立学校の事例は入試でトップ数%の秀才を集めたからできることで、更には親の学力と財力がその差に拍車をかけているように思われる。そこら辺の公立校で家から伝統工芸品を持ってこさせても、江戸切子のカットグラスなんて出てこない。特殊な家庭環境の子息が通う特殊な学校と言う印象だ。結局様々な社会変化によって個々人の能力差が国語力の

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    2025年12月16日
  • ヤクザの子(新潮文庫)

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    文庫本での出版にあたり、単行本の時には伏せられていた暴力団の組織名を実名で掲載されるようになったとのこと。
    ヤクザの子を取り巻く環境は想像していた以上に酷かった…。

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    2025年11月26日
  • 43回の殺意―川崎中1男子生徒殺害事件の深層―(新潮文庫)

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    本当にあった10年前の事件を、関係者への取材をもとに事件の内側から観ていく。
    被害者の父の「息子は運が悪かっただけ」発言。その言葉に全てが集約されているように感じた。

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    2025年11月18日
  • ルポ 誰が国語力を殺すのか

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    うちの子も家ではずっとスマホで動画やゲームばかり、語彙が少なく言葉がなかなか出てこない。
    読書を勧めようと思ったこともあったが、それにどれ程の効果があるのか自分でも分からなかったので結局そのままにしてきた。
    もっと早くにこの本に出会っていれば、きっと子供と一緒に本を読んだろうな。
    これからでも遅くないと信じて、子供の国語力を育てていきたいと思った。

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    2025年11月14日
  • 血と反抗 日本の移民社会ダークサイド

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    はぁ、重たかった。
    ひたすら不遇な環境で育った外国人労働者2世が裏社会と繋がっていくエピソードで、気が滅入ってしまった。
    とても楽しい読書とは思えないけど、彼らの複雑な現状が理解できてよかった。
    筆者は国によって背景が異なるからと国ごとに章を分けているけど、多少の差があるだけでどの例も似たような過程を辿っている。
    移民問題が騒がれているなか、強制送還しろという声が必ずあるけど、2世にとってあまりにも酷だと思った。
    当時は今より支援制体制が整っていなかったとはいえ、日本だけでなく、問題は移民せざるを得なくなった国にもある。
    できたら、同じ境遇でも道を逸れずにまともな暮らしをしている話もあったら良

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    2025年11月11日
  • 世界と比べてわかる 日本の貧困のリアル

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    ネタバレ

    日本は相対的貧困の国であり、途上国の絶対的貧困に比べれば生活環境は整い、貧困層も空間的に分離されていない。だが、公的支援の発達により人的つながりが薄れ、孤立や孤独、格差が深まっている。
    貧困はいずれの形でも苦しい。因みに著者からは解決策は示されていない。

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    2025年11月11日
  • ルポ 誰が国語力を殺すのか

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    読書苦手な私でも読みやすかった
    私はゲーム大好きなので、ゲームとネット依存の話が印象深かった
    確かに簡単な日本語や略語しか使わないかも…
    ゲーム好きだからこそ、現実の言葉の大切さを忘れないよう気をつけたい
    そして、どちらかというと私も国語力あるとは思えないけど、考える力と言葉を取り戻せる様、大人がこの事実を知り、意識を変えることが必要なのかな?と感じました

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    2025年11月10日
  • ルポ 誰が国語力を殺すのか

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    何気なく学んでいた言語。普段から発する言葉。日常生活に切っても切り離せない国語でもあるが、少し楽観視していた様にも思える作品でした。
    なにより、冒頭で「えっ、本気?」と空いた口が塞がりませんでした。
    子供を持つ親におすすめの作品です。

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    2025年11月02日
  • 虐待された少年はなぜ、事件を起こしたのか

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    中には今まで見聞きした事もないような壮絶な虐待経験やドラッグ中毒も紹介されており、そんな彼らが犯罪者になる構図も分かりやすく書かれていた。
    また被害者にならないためには彼らの事をよく知り可能な限り近づかないに限ると改めて思う。

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    2025年10月07日
  • ヤクザの子(新潮文庫)

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    タイトル通り、ヤクザの子どもたちにスポットを当てたルポルタージュです。
    正直、ヤクザの世界は映画やドラマでしか知らないので、この本を読んで、彼らがどうやって収入を得てるのか、どんな生活をしているのかを知ることが出来ました。
    特にその子どもたちについては、総じて精神的にも肉体的にも虐待を受けているのに、ヤクザの子どもだからという理由で公的な支援もなかなか受けられません。周囲の人間も、ヤクザの子と付き合うなと言って避けるのでなかなか支援の手が伸びず、置き去りにされた子どもたちは益々悪い方へ転がっていきます。
    ただ、悪循環の中でも抜け出したり立ち直る人もいます。その抜け出せない子、立ち直れない子をど

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    2025年10月02日
  • 夢幻の街 歌舞伎町ホストクラブの50年

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    歌舞伎町でのホストクラブの黎明、隆盛、世代交代など形態を変えながら生き残ってきた歴史を軽く知ることができます。
    この世界で生き残ってる人達は成り上がりたいという気持ちの他に、経営手腕や時節を読む感覚も冴えていて多少なりとも社会に貢献する姿勢があるのだなと読んでいて思いました。
    野心だけでは生き残れないものなのでしょうね。
    最悪のケースとして八王子で起きた事件も書かれています。
    テレビや雑誌、ネットでお見かけした事ある方々の名前がチラホラ出てきて、「あーあの人か」なんて思い出しながら読むのが楽しかったです。


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    2025年09月24日
  • 血と反抗 日本の移民社会ダークサイド

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    ★★★
    今月1冊目
    石井光太。やはり面白いドキュメンタリー。
    どうして外人が多くなり犯罪が日本で増えるのか、戦後からが大きく関係している。
    これから日本はどうなっていくのか

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    2025年09月10日
  • ルポ 誰が国語力を殺すのか

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    因果関係が100%確定したものではないけど、国語力の影響がここまで甚大だとは想像していなかった。言語化するためには、聞いて意味を咀嚼して周囲の状況も加味した上で表現しなければならない。そりゃ練習しないとできないよな。
    「国語力とは、社会という荒波に向かって漕ぎだすのに必要な「心の船」だ」とは我が意を得た表現で、そういう土台となるものがなければ何も積み上がらない。
    また、つまみ食いのようなプログラミング指導なんか、おそらく数年後には陳腐な技術でしかなくなっているだろう。技術の進歩スピードをナメるなと言いたい。

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    2025年08月24日
  • 君はなぜ、苦しいのか 人生を切り拓く、本当の社会学

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    先輩から借りた本。

    大型スーパーの誕生によって
    商店街が生きづらくなっていること。
    許されてきた秩序が変わり、ハードルが上がっていること。

    いじめは起きて当たり前のもの。
    なぜいじめが起きるのかは、「人間は集団で生きていく習性があり、その集団の足手まといとなるものは省かれようとするからである」

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    2025年08月22日
  • ルポ 誰が国語力を殺すのか

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    非常に興味深い本だと思う。国語力の低下というキーワードから出発し、その原因を社会格差、教育格差、SNSに見出し、丁寧な取材を通じて掘り下げている。特に最後の二章では、小学校や中学校での具体的な取り組みを紹介し、今後の教育のあり方を考える手がかりを示している。

    一方で、学術的な研究書ではないため、論証の面では疑問が残る。極端な事例を列挙しているのではないか、そもそも国語力の定義が本書の事例に限定されていないか、などの懸念もある。その意味で、本書をきっかけに、まさに著者が紹介しているような「哲学的対話」を行うことこそ、本書の読み方としてふさわしいだろう。

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    2025年08月16日
  • 世界と比べてわかる 日本の貧困のリアル

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    途上国は絶対的貧困だがコミュニティを作り相互に助け合うことで生きる。対して日本の貧困は相対的貧困、福祉制度により支えられ、最低限の生活は保障される事が多いが人との繋がりを拒否、相互扶助を好まない。貧困と言っても全く違う。悲しい考え方だけど自分自身も同じだと気づいた。日に日に人と関わる事が面倒になっている。

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    2025年08月04日
  • ルポ スマホ育児が子どもを壊す

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    多少センセーショナルに書かれ過ぎに感じるエピソードもありますが、心当たりがある事象もいくつもあるし、本書に書かれていることを真摯に受け止めて今後のさらなる変化に対応していけたら。スマホ育児が及ぼす影響の研究は国を挙げて取り組むべき。

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    2025年07月31日
  • 世界と比べてわかる 日本の貧困のリアル

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    ネタバレ

    いわゆる相対的貧困について(先進国、日本など)について。絶対的な貧困と何が違うかというのをデータと著者の取材などから提示している、わかりやすい入門書ではないか。
    この年(50歳)になって思うのだが、子供の健全な成長に必要なのは衣食住の安定と精神的な安定である。衣食住が欠ける、または不足すると精神にも影響が出るので、これが満たされるのは当然必要である。が、相対的に貧しいとき、たとえば一応食事はできていて済むところもあるが、余分なものに使うお金がないときはどんな気持ちになるか。友達はスイッチ持ってるのに自分は持っていない、友達は遊園地に行けるのに自分はいけない、友達は部活ができるのに自分は道具が買

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    2025年07月27日