あらすじ
日本の子供が感じている幸福度が、先進国38カ国のうち37位。子供のうち7人に1人が貧困、15人に1人がヤングケアラー、児童虐待の相談件数は年間20万件、小中学生の不登校は24万人以上、ネット依存の子供が100万人を突破……。
子供たちを覆う息苦しさの正体とはいったい何なのか。
貧困と格差をどう乗り越えるか、虐待する親からどうやって逃げるか、いじめはなぜなくならないか、マイノリティーといかに向き合うか……。子供が直面している困難の正体を見極めたうえで、マイナスをプラスに変える処方箋を提案する。
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Posted by ブクログ
子どもを取り巻く、いや日本を取り巻く諸社会学の入門としてとても分かりやすく読みやすい一冊。タイトル通り苦しさや生きづらさを覚える人は一度手に取ってみると、自分を「俯瞰して見ることができ」、何かのヒントが得られるかも。様々な問題について多面的に、しかし一貫して理解しやすく綴られている。
中高生はもちろん、社会を作る大人たち一人ひとりが、書かれていることをまずしっかり認識することが大切だと感じた。
Posted by ブクログ
興味があったところ(4章まで)だけを読みました。
この本を読もうと思った理由は、富の格差が生じ貧困がうまれた社会的背景・経緯を知りたいと思ったからです。
その答えがわかりやすく書かれていて、非常に勉強になりました。
1970年代の日本では、一億総中流と呼ばれるように、多くの個人商店があった影響で、富裕層と貧困層の差は大きくなかったようです。
しかしながら、1990年代に入るとすぐさまバブル崩壊、さらに2000年代にはグローバル化と情報化により拍車がかかり、結果、富裕層と貧困層の格差が大幅に広がったようです。
なんだか、社会科の授業の復習をしているようで、読んでいてとても楽しかったです。
この本には、他にも依存性や児童虐待の問題についても書かれており、とてもためになりました。
Posted by ブクログ
★★★★
今月3冊目。
素晴らしい本でした。先進国38カ国で日本の子供の幸福度は37位らしい。
そこから貧困、虐待、いじめ、マイノリティなどの視点から子供が受けるストレスなどを考察。
中高生に向けて書いてある視点だが、親が読め
Posted by ブクログ
子供に呼びかけるような文体。大人が読んでも十分に参考になる。ヤングケアラー、児童虐待、不登校...。その背景と構造をわかりやすく解説してくれる。・・・一人では弱いはずのヒトが他の生き物に打ち勝ち頂点に立てたのは、群れることができたから。共同で知恵を出し合い過酷な自然に立ち向かう。そこには秩序が必要となる。団結の乱れを排除するのは自己防衛のため。いじめは生存本能が生み出すこと。食欲・性欲・睡眠欲。欲求を理性で制御することで文明は成り立ってきた。咎めるのは唯一の方法ではない。いじめもきっと撲滅できると信じたい
Posted by ブクログ
先輩から借りた本。
大型スーパーの誕生によって
商店街が生きづらくなっていること。
許されてきた秩序が変わり、ハードルが上がっていること。
いじめは起きて当たり前のもの。
なぜいじめが起きるのかは、「人間は集団で生きていく習性があり、その集団の足手まといとなるものは省かれようとするからである」