石井光太のレビュー一覧

  • 世界「比較貧困学」入門 日本はほんとうに恵まれているのか

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    ネタバレ

    絶対貧困とは「1日に1.25ドル以下での暮らし。この金額以下で暮らしている人は世界で6人に1人いる。この人たちが貧困なのはよく分かる。しかし、日本は世界で第3位の貧困大国だと言われると。ピンとこない。これを理解するには相対貧困という概念が必要になる。
    相対貧乏とは「等価可処分所得が全人口の中央値の半分未満の世帯員」とされる。日本の場合国民の約16パーセント、つまり6人に1人が相対貧困となっている。日本が貧困大国だと言われるのは、他の先進国に比べてこの相対貧困率が高いためだ。
    絶対貧困には生活するためにいろいろな制限や苦労がある。と同時に相対貧困にも絶対貧困とは違う問題がある。
    多くの人に読んで

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    2016年04月07日
  • ニッポン異国紀行 在日外国人のカネ・性愛・死

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    1日20体弱の死体が日本から海外へ運ばれている。棺の内側は金属コーティング(韓国行きのみなぜか木製でも可)。死体とドライアイス類以外は不可(大使館員立会いで確認)。病院の死亡診断書、パスポート、受け入れ国の入国許可書、葬儀社の梱包内容証明書、受け取り人の連絡先、葬儀社のエンバーミング証明書、全て揃わないと不可。
    エンバーミングで12〜20万、ドライアイスや書類作成、人件費を加えると20〜40万、空輸代で10〜60万、空港から遺族自宅までを含めると数百万になることも。
    イスラーム墓地では幽霊は出ない(死は最後の審判までの仮眠期間のため)

    韓国内での売春規制強化により日本に売春婦が大量流入、価格

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    2016年03月03日
  • 世界「比較貧困学」入門 日本はほんとうに恵まれているのか

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    日本のような相対的貧困と途上国のような絶対的貧困の違いが分かりやすく書かれています。平易な言葉で書かれているので、入門書としては最適だと思います。予備知識がないと難しく感じるところもあるかもしれませんが、そこを調べながら読むといい学習になると思います。

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    2016年02月04日
  • 遺体―震災、津波の果てに―(新潮文庫)

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    東日本大震災を取り上げた、2011年発表のベストセラー。2014年文庫化。2013年には西田敏行主演で映画化された。
    震災後の岩手・釜石の遺体安置所をめぐる極限状態を、自ら現地へ入り、地元民生委員、医師、歯科医師、市職員、消防団員、陸上自衛隊、海上保安部員、地元住職、市長らと行動を共にして綴った、壮絶なるルポルタージュであり、マスメディアでは絶対に報道されない、最も凄惨な現場の描写には、なんとも形容しがたい、胸をえぐられるような思いである。
    一方で、本書は2012年の講談社ノンフィクション賞にノミネートされたものの、著者の過去の海外ルポの小説的文体を使った手法があまりに「フィクション」的と、立

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    2016年01月11日
  • 日本人だけが知らない 日本人のうわさ~笑える・あきれる・腹がたつ~

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    高校の修学旅行の時、乗り換えで羽田空港で出発待ちの間立ち寄った本屋さんで見つけた本。題名を覚えておいて帰ってきてから学校の司書さんに購入してもらいました。内容はもうあんまり覚えてないけど、結構下品な日本の噂があっておもしろかったなぁ。

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    2015年12月03日
  • 世界の美しさをひとつでも多く見つけたい

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    本書を読むまでは、石井光太氏はジャーナリストだと思っていた。そのため、世界の国々の惨状を伝えるべくカメラを向け、言葉を紡いでいるのだと勘違いしていた。しかし、その惨状の中でも希望を見いだし生きていく人たちの力強さと美しさを伝えたい。その気持ちを胸に執筆していたことを本書を通して初めて知った。
    繰り返しでてくる一人一人にとっての「小さな神様」
    想像もできないほどの絶望や状況の中で、人は何を胸に抱いて生きていくのか。そんな著者の真摯な眼差しに心うたれた。

    ー私は他者を見つめるさいに大切なのは、相手がどんな小さな神様を抱いているのかを知ることだと思います。(中略)
    小さな神様を見つけるためにはどう

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    2015年09月18日
  • 感染宣告 エイズウィルスに人生を変えられた人々の物語

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     今までのエイズに対する自分のイメージが変わった。
    遠くに感じていたこの病気がとても身近に感じられるようになった。

     こういう内容のものって暗くなりがちだけど、淡々と続いていくので読みやすかった。

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    2015年08月30日
  • アジアにこぼれた涙

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    石井光太のルポルタージュの魅力は、光りの部分よりも常に陰の部分にスポットを当てて描いているところにあるのだと思う。本作でもアジアの各国を巡り、陰の部分に正面から向き合っている。

    アフガニスタン、マレーシア、インドネシア、フィリピン、インド、タイ、ネパール、イラン、スリランカと旅が綴られる。富裕の対極にある貧困、平和の対極にある紛争…その中でも、アジアの人びとは俯くことなく、必死に生きている…

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    2015年04月14日
  • 津波の墓標

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    ネタバレ

    今までに読んだ震災関係の本はおよそ“良い話”でしたが、本作は影の部分にもスポットが当てられている、という印象。火事場泥棒や、被災者によるボランティアスタッフへのセクハラなど、読んでいて嫌な気分になるところも多々。また、凄惨な現場の描写も読むのがとても辛い。

    けれど、どれも目を背けてはいけない現実なんでしょうね。

    そうした点で必読感はあるものの、本作の非常に残念な点は、報道する側の人間は時として被災者の意向に反して傷ついた現場の状況を写真に納めたりレポートしなくてはならないことを、「もっと酷いことをしてる(一般の)人がいる」と言い訳していたこと。

    そこは罪悪感を持ちつつも、言い訳すること無

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    2015年04月12日
  • 津波の墓標

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    東日本大震災被災地のルポ『遺体』の著者が、書ききれなかった部分を本書に記したものです。

    報道されていない「負」の部分が分かります。
    きれいごとでは片づけられない人間の感情がひしひしと伝わります。
    痛いです。

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    2015年04月01日
  • ニッポン異国紀行 在日外国人のカネ・性愛・死

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    ネタバレ

    各国から日本に来た人々のコミュニティの、日頃意識しない面を見せてくれる。遺体搬送、売春、偽装結婚、宗教、日本人の誤った幻想に基づく商売など。
    日本起源の宗教団体が、外国に根を張っている事例も。
    「インド料理」店事情が面白かった。

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    2014年12月21日
  • 世界の美しさをひとつでも多く見つけたい

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    素直に読めた。

    人には、それぞれ小さな神様、小さな物語があり、それを拠り所にそれぞれ自分にとっての真実の人生を歩んでいる。

    人生はその人のメガネを通して存在している。他の誰の世界とも同一ではない、ということ。
    真実はその人の中にだけ存在する。

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    2014年11月25日
  • ニッポン異国紀行 在日外国人のカネ・性愛・死

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    石井光太氏のことは、東日本大震災後の釜石の様子を描いた『遺体』で知った。その後にアジアの発展途上国の貧困に的を当てたルポを多く書いたフォトジャーナリストであることを知り、いくつかの本を読んだ。

    本書は、そのような経験を活かして日本にいる在留外国人についてのルポ。10年、20年前とは経済面での日本の相対的ポジションもずいぶんと時間をかけて変わってきている。インタビューはその歴史を掘り起こす作業でもある。

    日本で死んだ外国人の遺体処理の話から始まり、性風俗で働く女性たちの話、結婚ビジネスの話、宗教活動の話、HIV感の話が語られる。彼らにはビザの話が常につきまとう。結婚ビジネスの話や健康保険の話

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    2014年09月28日
  • 地を這う祈り

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    石井光太さんは、いつも私に「現実」を突きつけてくれる。
    心をえぐられるような感覚と、深い衝撃に襲われる。
    それでも目を見開いて、あっという間に読んでしまう。
    それを見て、私は幸せだ・・・などと安堵することはない。
    むしろ、自分の無知加減に驚き、世界の広さとあまりの違いに言葉を失ってしまう。
    本当にいつも多くの刺激を与えてくれる著者の一冊。

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    2014年09月18日
  • 日本人だけが知らない 日本人のうわさ~笑える・あきれる・腹がたつ~

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    私たち日本人は、周囲の外国人からはどのように見られているのか。そこには、時代によって様々な顔がありました。戦後の貧しい時代、バブルの時代、そして現代。遠い日本の地に対する恐怖や着たいから様々な噂が流れる。良くも悪くも、日本という国を改めて見直すことができた、そして、面白い一冊でした。

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    2014年09月14日
  • 遺体―震災、津波の果てに―(新潮文庫)

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    東日本大震災でノンフィクション。遺体安置所の体育館での話。実際にそこでしか聞けない体験出来ないことが詳細に書かれている。もし自分がそこにいたらそんなに強くできるだろうか。

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    2014年09月01日
  • 地を這う祈り

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    衝撃的な写真が多くある。ただこれは世界で実際に起きてること。それと向き合うこの本に出会えて良かった。

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    2014年09月01日
  • 世界「比較貧困学」入門 日本はほんとうに恵まれているのか

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    ■低所得者だから不健康なのではなく,
     不健康だから低所得者なのでは?
     因果関係が逆転している。
    ■脚色されている部分も多いとは思うが,
     面白かったです。
     と,同時に切なかった…。
    ■この人の文章はうまいし,読ませる。
     だからこそなんだろうけど,胡散臭さも感じてしまう。

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    2014年07月17日
  • 物乞う仏陀

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    同じ作家さんの本を続けて読むのは3冊くらいまで、と、なんとなく自分の中で考えているのだけど(やはり、なんとなく飽きてくるので)、どうしてもハマりやすい体質のため、次々に読んでしまう。

    重いー。
    ベトナムやタイ、行ってみたいなーと思ったりした時もあったけど、とてもとても・・・。

    同じ人間なのに、こうも"生きる"ということに違いがあるなんて。

    だけど、笑顔があるのっていい。

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    2014年07月15日
  • 遺体―震災、津波の果てに―(新潮文庫)

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    2014年3月11日、乗換がうまくいかずに立ち寄った駅ナカの本屋で偶然目に留まった一冊。真っ白な表紙に『遺体』の2文字。帯に目を移せば、東日本大震災のルポだとわかった。
    この日に見つけたのも何かの縁だろうと思い、その場で購入した。

    内容は実に衝撃的だった。ボランティア活動にも行っていなければ、基本的に情報源はラジオという生活を送る我が家ではテレビもあまり見ることがなく。被災地の現場の様子はほとんど目にせず3年間過ごしていた自分。

    自分が学ぶ資源やエネルギーの話として、原発については大学でも話題になっていたが、被災地の復興という部分にはほぼ目を向けてこなかった。

    大地震とそれに伴う火事、津

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    2014年06月22日