血と反抗 日本の移民社会ダークサイド

血と反抗 日本の移民社会ダークサイド

小説・文芸
1,881円 (税込)

9pt

揺らぐアイデンティティ。貧困、虐待、差別。
彼らはなぜ道を外れていくのか。
外国人労働者2世たちの「裏の社会(パラレルワールド)」を追った衝撃のルポ。

これが、あなたの知らない「日本のリアル」だ!

パキスタン、バングラディシュ、イラン、ブラジル、ペルー、コロンビア、中国、ベトナム、ネパール……1980年代以降、多くの外国人労働者を受け入れてきた日本。移民2世であるその子どもたちは、貧困・虐待・差別といった多種多様な困難に直面。過酷な世界で生き延びるために道を外れ、犯罪に手を染める者たちがいる。自らに流れる「血」のアイデンティティを求め、つきつけられた理不尽への異議申し立てをするかのように、移民2世たちが作り上げた、現代日本の「裏の社会(パラレルワールド)」。日本人には想像もつかない、その実態を克明に描き切った衝撃のルポ。


(目次)
第一章 外国人ギャングというコミュニティ――ブラジル 、ペルー
第二章 外国人パブの子どもたち――フィリピン
第三章 成り上がった殺し屋の息子――コロンビア
第四章 日本鬼子(リーベングイズ)と呼ばれた男の生き様~中国
第五章 不良移民の最前線――ベトナム
第六章 差し伸べた手は届くのか――児童福祉

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血と反抗 日本の移民社会ダークサイド のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    知らない世界はあまりにも衝撃的で言葉を失う
    ただ、回りの人達や親にいじめられたり虐待を受けるのが普通ななかで優しくしてくれるのが
    悪い事を仕事にしている人達だったからそちらの道に進むというのは納得しかない。これが
    もし逆だったらそうはならなかったのでは?
    年々知識と感覚は変わってきている実感はある

    0
    2026年03月21日

    Posted by ブクログ

    知らなかった事実に衝撃。日本は移民がいないことになってるけど、残留孤児の引き揚げや在日朝鮮人、ベトナム戦争時のインドシナ難民、そして都合のいい労働力として何万人も生活している。2世、3世に至っては外国にルーツはなく、日本で生きていくしかない、でも日本人ではないという苦しみをかかえて。日本で、ただ普通の暮らしが出来ること、それだけで十分なんだろうけどな。こんな便利な世の中になっても、言葉の壁、貧困、差別、暴力の温床はすぐ側にある。

    0
    2025年08月30日

    Posted by ブクログ

    けっこう重い内容でしたが、読んでみて少し理解できた。
    どうして、こんなに外国の方が増えたのか
    コミュニティができているのかを知るきっかけになった

    0
    2025年07月08日

    Posted by ブクログ

    実際の色々な国の外国にルーツをもつ2世の人の話を聞きながら書かれている本で、自分では触れたことのない世界や考え方で考えさせられた。

    0
    2026年01月17日

    Posted by ブクログ

    世界で移民の問題が取り沙汰される中
    日本の移民問題はどうなっているのか
    田舎のコンビニでもバイトの留学生の
    シフト無しでは店が運営できない状況の日本
    そして移民や留学生 技能実習生により引き起こされる事件 失踪
    日本に働きにきた外国人は多くの困難に出会い
    その子ども達は貧困虐待差別に遭い
    アイデンティティも確立できず
    仲間のコミュニティの中で暴力に明け暮れ 闇の世界で生きるようになる
    ゴテゴテの日本の施策
    単なる労働者不足を補うためではなく
    異国で人として生きていける施策が
    必要だろう


    0
    2025年08月05日

    Posted by ブクログ

    石井光太さんの新刊には
    どうしても手が出てしまう。
    「血と反抗」、タイトルからすでに重い。

    入念な取材と聞き取り、
    数々の現実に暗澹たる思いを抱く、
    それでも ページを繰る手が
    止められない
    何度もため息を吐きながら
    読み進める

    最後の第六章の
    児童相談所に勤める日系ブラジル人の
    比嘉マリアナ優美さんの語られる
    今の現実に自問自答しながら
    読み終える

    他人事ではない
    日本の今とこれからに想いが
    気持ちの中に漂っている

    0
    2025年07月20日

    Posted by ブクログ

    1980年代以降、工場での単純労働、農作業、建設現場や風俗産業に受け入れてきた移民。ベトナム戦争後のインドシナ難民、80年代~90年代の中国残留日本人、90年代の南米日系人、80年代から2000年代のフィリピンパブ「ジャパゆきさん」、2000年代以降の技能実習生のベトナム人などが取り上げられている。それぞれの国の移民の歴史・背景を紹介し、特に2世の人たちに焦点を当て、個別にインタビューしその軌跡を追っている。特に非行化した人たちに話を聞いたという部分はあるのかもしれないが、彼らについて言えばそれ以外に生きる道はなかったということは理解できる。母国から連れてこられた場合には日本語がわからず、学校や地域の受け入れ態勢もなく親にはネグレクトや虐待を受けるなど「まとも」に育ちようがない。また日本で生まれた場合には差別され、母国の言葉も文化もわからず親は母国に帰れても自分は帰ることもできない。改善されつつはあるものの、彼らをきちんと受け入れる態勢を作ることは、移民に頼らざるを得ないこれからの日本に必要なことである。

    【目次】
    第一章 外国人ギャングというコミュニティ――ブラジル 、ペルー
    第二章 外国人パブの子どもたち――フィリピン
    第三章 成り上がった殺し屋の息子――コロンビア
    第四章 日本鬼子(リーベングイズ)と呼ばれた男の生き様~中国
    第五章 不良移民の最前線――ベトナム
    第六章 差し伸べた手は届くのか――児童福祉

    0
    2025年06月20日

    Posted by ブクログ

    ブラジル、ペルー、フィリピン、コロンビア、中国、ベトナム。生まれ育った国から様々な事情で日本にやってくる。思わぬ報酬の少なさ。行けば天国のはずが、来てみて地獄。苦しい暮らしの中でも家庭を持つ。貧困と差別に苛まれ、子が育つ。暴力に目覚め、薬を知り、不法な商いを始める。同じ境遇の仲間が集い、裏の社会を形成する。人生の展望はない。生き残ることだけを目的に生きる。…外国人労働者の数は230万人。ただ、安い働き手が欲しいだけのために受け入れる。崩れゆく秩序。果たして、この国はいつまで先進国であり続けられるのだろう。

    0
    2025年06月14日

    Posted by ブクログ

    日本が労働者不足を補うため、どんどん外国からの働き手を受け入れている現状を踏まえると読んでおくべき一冊。
    世界情勢の流れで訳もわからず日本に連れてこられ、そこで大人に振り回されながら育ってきた来日2世のケースがとにかく過酷で可哀想だった。
    日本人でも劣悪な家庭環境に置かれる子どもは数多いけれど、外国人というだけで、さらに言葉の壁によるコミュニケーション不全や、アイデンティティの欠如、学校や地域での外国人差別など、抱える問題がどっと増える。そして寝るのにも食うのにも困り、やがて日本で罪を犯してしまう。服役して更生した者もいるが、それはその後の人生でもずっと「白でも黒でもない灰色の沼を何度もつまずきながら歩んでいくということ」。

    外国人との関わりやそれに付随する諸問題は、今後確実に増え続ける。
    抽象的で聞こえの良い多様性についていつまでも呑気に論じている場合ではなく、本当の意味での多文化共生社会を整備していかなければいけないのだと思う。

    1
    2025年07月01日

    Posted by ブクログ

    オーディブルで。ちょっと前にオーディブルで聞いた窪美澄さんの『給水塔から見た虹は』って、これじゃん。親の都合で日本に連れてこられた外国の子供たち。貧困に差別。生き抜くために犯してしまう犯罪。支援したくても、言葉、文化の違いが壁になり、ままならない。放り出されたままのハードな現実。外国にルーツを持つ子供たちにも、同等に生きる価値がある。どうにかならないものか。彼らのおかれている状況を思うと、辛く、切なくなる。

    0
    2026年05月22日

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