石井光太のレビュー一覧

  • 育てられない母親たち

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    ネタバレ

    教育者を目指しており、子どもが抱える様々な問題について理解を深めたく、こちらを購入。

    事例を中心に書かれていることから、想像しやすくとても読みやすかった。心が痛み、涙が出た場面もあった。

    虐待は決して許されない。しかし、育てられない親がいるというのは現実かなり多く、ニュースでもよく見かける。
    教育者を目指す上で、そのような環境下の子どもの変化にいち早く気づき、関係機関と連携をとり、子どもを危険から救いたい。

    虐待される子どもがどのような感情を抱き、どれほど傷ついているのか、私は体験していないから分からない点がほとんどだ。でも、子どもの話をよく聞き、寄り添い、自分にできることは全力でしたい

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    2023年02月11日
  • 本当の貧困の話をしよう 未来を変える方程式

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    貧困の問題は先進国と途上国で課題の相違がある。
    支援団体が介入しても一筋縄で上手くいくとは限らない現状があることを知った。
    身近なところから自分が出来ることを少しずつ積み重ねていくことが大事。

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    2023年01月30日
  • 浮浪児1945-―戦争が生んだ子供たち―(新潮文庫)

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    名もなく懸命に生きる人々の話。
    「辛いこともあったけど、楽しいこともたくさんあった。今の若い人たちは食べものにも住むところにも困らないから、分からないだろうね」の言葉が衝撃。
    世の中が豊かになって、たいていの人間は頑張らなくても死ななくなった。食べものも住むところにも困っていたときは働くことが生きることに直結していたけど、今は生きていることには困らない分、働くことの意味を感じにくくなってるんだろう。

    でも「昔は大変だったんですねェ」で終わらせてはならない!
    この作者さんのいうとおり、今の世の中だって簡単に死なない分複雑な悩みは尽きないんだ。
    状況が違ったって、人間って部分は同じなんだから学べ

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    2022年12月13日
  • 本当の貧困の話をしよう 未来を変える方程式

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    石井光太『本当の貧困の話をしよう 未来を変える方程式』文春文庫。

    小学生から大学生を対象にした貧困に関する講義をまとめたノンフィクション。

    日本の賃金は先進国の中で唯一、年々低下している。その上に増税が重くのし掛かるのだが、日本政府は社会保障費を削減し、年金支給額も減額し、防衛費という名の軍事費は増額するというのだから狂っている。カルトの旧統一教会と創価学会に操られている与党の自民党が国民をさらに困窮させ、より国民を洗脳し易くしようとしているとしか思えない。

    世界は7億人以上が、日本でも6人に1人が貧困にあるという。貧困の連鎖から脱け出し、希望に満ちた未来を手に入れるためにはどのように生

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    2022年12月04日
  • 育てられない母親たち

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    読むのもつらい事例が多かったが、読むことをやめることもできなかった。
    やはり感じるのは、いろんな皺寄せが今も女性と子どもという立場の人間に集まってしまうことだ。
    育てられない母親たちというタイトルがついているが、問題は母親にあるわけではなく、一つ一つの事例が複雑な背景が絡み合っていて、これを解きほぐす仕事につかれている方には、本当に頭が下がる思いだ。

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    2022年12月03日
  • 「鬼畜」の家―わが子を殺す親たち―(新潮文庫)

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    「私なりに」子育てをやってきた。
    この言葉がとても印象的。

    子どもを暗い部屋に閉じ込めて餓死させた事件、生まれたばかりの子を天井裏と押し入れの中に遺棄した事件、ウサギ小屋に閉じ込めたり首輪を着けたりして殺した事件…信じられないけれど、どれも本当にあった話なのだ。

    自分には子供を虐待するなんて全く考えられないし、この親達には全く共感出来ることもないのだけれど、それは自分がとても平和な家庭に育ったからなのだろう。

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    2022年11月29日
  • 漂流児童 福祉施設に関わる子供たち

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    子供の生活や状況、それらに世の中や行政らの関心が無さすぎるというのを実感した。児相や養護施設などはプライバシーなどがあり伝えられることが限られてくるとは思うが、それでも出来ることは沢山あると思う。それを何故やらないのか?結局は関わりたくないんだろうと思う。子供の為に全身全霊を傾けて働いている人も世の中いっぱいいるのに何故そういうことをもっと報道なり援助しないのだろうか?

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    2022年11月15日
  • 育てられない母親たち

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    筆者の本をこのところ何冊か、読まさせていただいている。改めて考えさせられることが多い。連鎖。連鎖。負の連鎖、と言っては失礼だけど、愛されて、健やかに育つべき子どもたちが、こんなにも過酷な生活を強いられる。辛すぎるなあ。

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    2022年10月21日
  • ルポ 餓死現場で生きる

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    世界の貧困問題のルポタージュ。

    石井光太さんのルポは事実を客観的に述べながらも、悲壮感だけでない部分もしっかり切り取る眼差しがある。遠い遠い国の話ではなく、自分達の世界の延長にあることを感じさせてくれる。

    同時に、こうした地域では良い悪いではなくもともとの習慣や風習、思考が前提として大きく違う。違いをわかったうえで支援をしていかないと穴のあいたバケツのように全く意味をなさなくなってしまうという事を感じた。

    どんな課題や問題であっても、まず相手を知ること、現状を客観的に正しく理解することが必要。

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    2022年10月11日
  • 「鬼畜」の家―わが子を殺す親たち―(新潮文庫)

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    これは日本での子供の出来事。
    読後は、悲しすぎて辛すぎて、熟睡出来ない。何か自分に出来る事は無いのか。
    虐待の連鎖とは言いたく無い。
    深く考える日が続く。

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    2022年08月30日
  • 育てられない母親たち

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    子どもを育てられず施設に預けた親たちの、生い立ちや生活環境を書いた本。

    そろそろ母親ではなく父親のほうに注目した『認知しない父親たち』『ヤリ逃げする男たち』というタイトルの本を出すライターが出てきてもいいのではないか。

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    2022年07月27日
  • 格差と分断の社会地図 16歳からの〈日本のリアル〉

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    小学生でも分かる様に書かれてると思う。
    内容がスッと頭に入ってきてとても読みやすかった。

    格差と今まで言われてきたものが、今回は分断という言葉も使われていることが気になった。
    そろそろやばいのか。

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    2022年04月12日
  • 津波の墓標

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    テレビなどでは知り得ない当時の生々しい状況や人々の混乱を知ることができた。二度とこんなこと起こってほしくない。

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    2022年03月20日
  • 育てられない母親たち

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    ネタバレ

    虐待や育児放棄に至る原因はひとつではない。
    収入の不安定・病気・障害・親も被虐待児だったために問題に対処する能力の欠落など。ゆえに支援しきれない。
    また、施設に入った子の年齢により親に対する思いが違ってくるというのもあるらしい。
    外国籍の親と言葉が通じない、というのもショッキングだった。
    それほどコミュニケーションを取っていないということだ。
    また性行為により誰かに求められる喜びを初めて知りのめりこんでしまい、結果望まぬ妊娠につながることもある。
    避妊手術を受けられる、というのも支援の中にあっていいて思う。

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    2022年03月06日
  • 「鬼畜」の家―わが子を殺す親たち―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    幼児餓死白骨化事件/嬰児連続殺人事件/ウサギ用ケージ監禁虐待事件。
    これらの凄惨な事件はどうして起こってしまったのか。
    筆者の取材により明らかになる、加害者である親自体の問題。

    抑圧された環境で育った結果、思考を止めてやり過ごすことを覚え、誰かに相談するという発想を持てなかったりする。
    さらに問題を認識することもできなかったり、出来ても今までのように時間が経つに任せ、やがて問題を忘れてしまう。
    子どもの育て方というか、人間に必要なものが分かっていないから、過酷な環境に子どもを置いていても本人たちはきちんと育児をしているという認識になる。
    ケージ監禁虐待事件は上の子たちはきょうだいの虐待を見て

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    2022年03月06日
  • 絶望の底で夢を見る

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    これまで読んだ石井さんのルポとはまた違っていた。ご本人の感じたことや、経験されたことが多かったから。

    震災の話は、当たり前の日常が何より幸せである事を思い出させてくれる。胸が締め付けられる。

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    2022年01月08日
  • 格差と分断の社会地図 16歳からの〈日本のリアル〉

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    "分断"とは何か、実例豊富で大変わかりやすい。
    そして自分の認識の甘さというか世界の広さを痛感する
    真の分断は認識できる格差で説明できるものではなく、想像すらできないギャップがあるんだな。

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    ・分断→無理解→衝突
    ・自己責任論の振りかざす甘さ

    新自由主義、グローバリズム
    個人商店の消滅・大手資本の席巻→コンビニ店長、スーパーレジ打ち

    "アフリカのナイジェリアでは、ほんのわずかの富裕層が、国が席を始めとした利権の大部分を独占している。富裕層は高級住宅地の電流を流した要塞のような邸宅で警備員に守られながら暮らす一方で、貧困層は広大なスラムで歌詞と

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    2021年12月27日
  • 遺体―震災、津波の果てに―(新潮文庫)

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    高1の夏、東日本大震災により甚大な被害を受けた釜石市に被災地訪問をする際、課題図書として読んだ。

    『遺体』というタイトルからもわかる通り、震災のことを生々しく描いたお話だったので、被災者の方々や遺族の方々のことを思うと、胸が締め付けられ、辛い気持ちでいっぱいになった。そんな震災のなかで自分自身も親しい人や家族を亡くしているのにもかかわらず、復興のために必死で働き続けた人々のことを知り、驚いた。

    私は3.11のとき、外国に住んでいたため、大地震は経験していないが、海外のニュースでも東日本大震災は大きく取り上げられていて、非常に不安になった記憶がある。実際に被災地を訪れ、震災の傷跡を見たり、被

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    2021年12月18日
  • 「鬼畜」の家―わが子を殺す親たち―(新潮文庫)

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    読み進めながら、なんとか命は助かってほしい、、と祈ってしまうたび、もうこの世にいない子どもたちのノンフィクションだと思い直し、辛くなる。

    鬼畜な悪魔のような親の虐待の話ではなく、いわゆる「普通」「常識」とかけ離れた状況で育てられた者が親となることのリスクを考えさせられた。
    妊娠や出産を制限することは、人権の問題でできないけれど、負の連鎖を断ち切るためにはどうしたら良いのか、今後の課題である。

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    2021年12月01日
  • 育てられない母親たち

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    ネタバレ

    子どもを虐待した母親たちの24のエピソード。始めのミュンヒハウゼン症候群以外の人は、母親以前に人としてダメな人ばかり。でもその人たちもこの社会の中での被害者であることが多い。負の連鎖。
    他の本(確か熊本のコウノトリ揺かごに関する本)で、日本では児童養護施設に預けても、親と連絡が取れていたり、いつか迎えに来るという意思があれば、特養にはできないとあった。実際に迎えに来ることは少なく、子どもは愛情不十分のまま施設で過ごし、社会に出て行く。本書ではある施設では卒業していった子たちでしっかり仕事をして連絡が取れている人はほんの数人と書いてある。要は、施設を出たほとんどの子は裏社会、夜の世界へと行ってい

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    2021年06月26日