石井光太のレビュー一覧

  • 世界と比べてわかる 日本の貧困のリアル

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    世界との違いは、世界では富裕層と貧困層が分かれて生活する分断型であるのに対して、日本では混在型であること。
    分断型社会では、貧困層が宗教等に基づいた共同体を作成して相互扶助で生活しているのに対して、混在型の日本では貧困層は孤立する傾向がある。
    日本では、生活保護などのセーフティネットが他国と比較して手厚く存在するものの、家族に知られたくない、自尊心の欠如により申請をしない人も数多い。
    混在型であるが故に、他者と比較して貧困であることを自覚し自尊心を失っていく構造がある。

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    2024年03月03日
  • 教育虐待 子供を壊す「教育熱心」な親たち

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    医者の子どもが医者になれたら幸せだけど、その影にはこういう不幸な子もいるんだなぁと思った。
    信頼できる大人が近くにいることは再生産を食い止めるためにとても大事なこと。

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    2024年03月02日
  • 近親殺人―家族が家族を殺すとき―(新潮文庫)

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    どの事件も身につまされ、他人事では済まされない。その決断を下す前に出来ることがあると言うことを改めて実感する。いざと言う時、自分はそこに気がつくことが出来るか自信はない。

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    2024年03月02日
  • 育てられない母親たち

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    石井光太さんの文体がすき。淡々と事実を教えてくれて、人への愛がある感じ。
    この本もしんどいけど、つい手に取ってしまった。今も苦しんでいる子どもがいるかと思うと辛い。

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    2024年02月19日
  • 近親殺人―家族が家族を殺すとき―(新潮文庫)

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    まるで事件小説を読んでいるかのような感覚に陥ったが、紛れもない事実として起こったことかと思うと、身が裂ける思いと怒りが生じる。

    小説と違うのは、当事者たちが通常の私たちが感じている秩序や理の外側で独自の負のスパイラルを作り上げているところ。介護放棄や貧困からくる殺人は環境がそうさせる部分が大きいわけであり、当事者が一人でそのような事件を起こしたとは考えられない。
    逆に言えば誰しも、その環境におかれれば同じ行動をとる可能性があるということ。

    一見、限りなく身勝手な理由で家族を殺害しているように見えても、なぜそうなったかはもっと深い闇に包まれている。

    責任を当事者のみに科すような社会では一向

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    2024年02月05日
  • 教育虐待 子供を壊す「教育熱心」な親たち

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    ★★★★
    今月1冊目
    非常に勉強になった。しかしうちと全く違う親ばかりでたまげた。こうまでして子供に勉強勉強言うやついるんだ。
    こう言ってはなんだが我が家は慶應の学長がうちに入って下さいと言われてもいや、遠いし結構ですと言うレベルくらい学歴ブランドに興味がない。
    教育の押し付けでなく家庭を安心の空間にすることか。まあ、自発的にってのはホント理想だが、なかなかムズイよね。

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    2024年02月01日
  • 43回の殺意―川崎中1男子生徒殺害事件の深層―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    境界性知能を持つ女性達が、男性の見境なしの性欲によって、考えなしに次々と生まされた子供達。
    両親には確固とした教育方針などなく、ただただ子供達は放置されていた。
    殺された子は「運が悪かった」のではなく、親ガチャに外れまくった。殺した側も同じ。
    境界性知能の女性は子供を作るな。不幸になる子が増えるだけ。

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    2024年01月26日
  • 教育虐待 子供を壊す「教育熱心」な親たち

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    なんとなく書店で見つけて買いました。
    日本の教育に隠された虐待の実情を実例ともに筆者の意見として述べられていた。
    過度な受験戦争の中で勝てた者はそれから先の人生もうまくいくが負けた者の未来はあまり明るくない。
    そんなことを思わされた。
    少しでも教育虐待という言葉が広まり親の言いなりになって病んでしまう人が減ることを願いたい。
    まだ、教育を受ける立場でこの本を読んだので教育するということはわからないがいつかその立場にたった時にこの本のことを思い出したいと思う。

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    2024年01月19日
  • こどもホスピスの奇跡(新潮文庫)

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    ★★★★
    今月4冊目。
    命の短い子供のためのホスピスを作るまでの話とそこに関わってきた子達の話。
    いやーたまらん。
    ホントいくら憎たらしくても元気であってくれ

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    2024年01月18日
  • 君はなぜ、苦しいのか 人生を切り拓く、本当の社会学

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    ★★★★
    今月3冊目。
    素晴らしい本でした。先進国38カ国で日本の子供の幸福度は37位らしい。
    そこから貧困、虐待、いじめ、マイノリティなどの視点から子供が受けるストレスなどを考察。
    中高生に向けて書いてある視点だが、親が読め

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    2024年01月15日
  • こどもホスピスの奇跡(新潮文庫)

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    日本初の民間小児ホスピス誕生について書かれたノンフィクション。
    簡単に感動したとか言ってはいけないと思うが、心に沁みました。同じような施設が、もっと増えるといいと心から思う。

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    2024年01月10日
  • 本当の貧困の話をしよう 未来を変える方程式

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    いい本だった。
    鬱病と所得の関連、反社会より非社会性の子が増えている現在、日本の刑務所には、知的障害者が約2割いることとか、知らなかったことがあった。
    特に鬱病は、年収400万以上と100万未満で比べたときに、約7倍も開きがでるとか。
    出来ることをしたいと思った。
    コロナ下で、頑張ってた人たちには、頭が下がった。

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    2024年01月03日
  • 「鬼畜」の家―わが子を殺す親たち―(新潮文庫)

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    鬼畜っていうか、当の本人らは、子を愛してるとの認識か…
    何か、ゴソッと何かが抜けてる…
    常識というか、ごく普通に思える事がそう思えない…
    ここでは、3件の事件を追っているけど、共通してるのが、それ。

    作者は、その原因を事件を起こした親達の育てられ方が、このような子育て出来ない親達(多分、子育てだけやないんやろうな)を生んだと考えてそう。(あくまで、私が読んで思った事なんで、本当かどうか分かりません。)
    劣悪な環境で、生まれた時から、育って来たら、表面上は普通でも、何かが抜けるもんなんかな…
    それは、親から自分を守る為の防衛本能みたいな…
    だからと言って、そんな事を理由に事件を正当化出来る訳や

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    2023年12月22日
  • 格差と分断の社会地図 16歳からの〈日本のリアル〉

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    これとても良い本だった。
    中高生に向けて今起きている貧困、格差、そして持つ者と持たざる者の分断をわかりやすく教えてくれる。
    格差は自分の属する階層には視野が届きやすいのだが、下の階層で何が起きているのか、どういった理由でそういうことが起きてしまっているのかは見えにくかったり、偏ったバイアスでものを見てしまったりしてしまう。
    昨今、よく言われる”自己責任”なんて言葉もまさにそうだ。あなたがその階層にいるのは自己責任だ、自業自得だと言っても、実態はそうでなかったりする。

    こんな状況になってるのは政治の責任なので、本来なら国が主導で格差の解決に動かなければいけない。
    国民が"自己責任&q

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    2023年12月19日
  • 「鬼畜」の家―わが子を殺す親たち―(新潮文庫)

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    読むのがただただ辛かった
    ケーキを切れない非行少年たちと一緒に読むと思うところがより大きいと感じました。
    このような家庭で育った子供も、もしかしたら将来こういったレベルではなくともうまく家庭関係を作れないという事態は起こりうるわけで、万が一そうなったときには責められる側にいつのまにか変わってしまうわけで。そうならないことを祈り、そうならないための公助が必要と切に思いました。
    親自体は如何ともしがたいというのが率直な印象ですが、言い方は難しいですし冷たいようですが親と引き離して適切な環境を提供できる制度は必要な気がしている。共助の範囲で力になれることがあればしたいと思いました。

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    2023年12月11日
  • 絶望の底で夢を見る

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    著者はノンフィクション作家であり、この本は、著者が実際に見聞きした体験を基にした短編集ですが、それぞれの短編の内容が非常に濃いように思いました。

    特に印象深かったのは、HIVに罹患してしまった夫婦の再生の物語と、東日本大震災で妻を亡くしてしまった夫の物語でした。

    HIVに罹患していることが判明し、妻をなじる夫・・・
    夫婦関係が最悪になり、離婚の文字も浮かぶ中、ある出来事が起こります。
    この時の人間描写がものすごく秀逸で、この夫婦に感情移入してしまうこと請け合いです。

    また、東日本大震災で妻を亡くしてしまった夫の物語でも、夫婦愛というものを感じずにはいられませんでした。
    人はいつ死ぬか分か

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    2023年11月06日
  • 教育虐待 子供を壊す「教育熱心」な親たち

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    解決策はないが、実態を把握するためには良い
    日本にまだない虐待形態だとのこと。この言葉が広がれば良いなとおもう。
    書かれている内容は、この本を手に取る人なら見聞きしたことあると思われるが、思考する契機にはなると思う。例示が多く実態例を把握できる

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    2023年10月17日
  • 43回の殺意―川崎中1男子生徒殺害事件の深層―(新潮文庫)

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    生まれてくる全ての子供達が、生きがいを持って人生を全うできたら、どれだけいいだろう。

    生きていくには辛いことや悲しいこともあるけど、それでも前に進んでいけるような世の中になってほしい。
    結局はそこだよね、大人の義務は。

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    2023年10月16日
  • 世界と比べてわかる 日本の貧困のリアル

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    日本文学と世界文学。喚起される趣は違えど、それぞれが味わい深い。人口減少に悩まされる日本。人口爆発が起きている世界。問題ということでは変わらない。…国が救えず、近しい仲間でコミュニティーを作り助け合いながら生きる絶対的貧困。多くのセーフティネットがありながら精神的に病みその利用方法に行きつけず、片隅のアパートで孤独死を迎える相対的貧困。身近にも起き得る日本の貧困。渡航しなければ直接触れることのない海外の貧困。絶対軸で比較できない日本と世界。照らし合わせることで見えてくる何かがある。今この時代に生きている。

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    2023年10月09日
  • こどもホスピスの奇跡(新潮文庫)

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    ホスピスとは死に向かう場所ではなく、深く生きるための場所である。

    子どもは、ひとりで闘病しているというより、治療の中で家族の愛情が感じられることに喜びを見出している。

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    2023年10月08日