石井光太のレビュー一覧

  • 物乞う仏陀

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    日本だって60年前はこうだった。忘れちゃいけない、いろんな犠牲のもとに今の日本人がある。もっと必死に生きなくちゃ

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    2013年05月27日
  • 地を這う祈り

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    凄まじい。表現し難い衝撃だ。

    眼を背けたくなる光景。それが日常に溶け込んでいる事実。紛争や飢饉という非日常ではない。日常である。同じ空間に悲惨さが横たわっているのさえ忘れさせる微笑ましい写真もある。アジア特有のまとわりつく埃っぽい空気感とともに、数々の事実を切り取った写真の価値は高い。

    石井氏が自ら語るように、自分の弱さを痛感しながらも使命感から貧民窟を訪問し、写真を取り、文章へ興す。初海外がアフガニスタンというツッコミどころはあるものの、冒頭で語られる少女とのエピソードは彼の強烈な原体験になっている。偽善ではなく問題提起。本書の意義は十分果たしている。

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    2013年05月23日
  • 地を這う祈り

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    これまでたくさんの書籍を手に取り
    無数のページをめくってきたが
    この本ほど心が震えたことはなかっただろう。

    写真を直視するのに
    感情の嵐が吹き荒れる思いに陥るのだけど
    目を逸らせてはいけないような相反する感情も沸いた。

    “衝撃”というひとことでは語れない。

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    2013年02月06日
  • 戦場の都市伝説

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    ネタバレ

    チェック項目15箇所。その夜、漁師たちは信じられない光景を目の当たりにした、見張っていたところ、首都カンパラの方向から軍の巨大なトラックが何台も走ってきた、そして湖のほとりで止まると、軍人たちが荷台を開けた、そこには人間の死体をがぎっしりと詰められていた、軍の処刑によって殺された民間人だった、軍人たちは死体をトラックから降ろし、次々と湖に投げ捨てていく、湖にいた魚たちは一斉にその肉を食いはじめた。東南アジアには赤いバナナが実際に存在するが、こちらは黄色いバナナより一回り大きく、ねっとりして食べ応えがあって甘い。「魚は東京湾に流れた死体を食い漁った。きっとそれがもとで大きくなったり、異常繁殖した

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    2013年01月23日
  • 地を這う祈り

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    知らないふりをしてしまいたい現実がまざまざと見せつけられる。餓死より酷い生活がある発展途上国の裏側。涙が出た。恵まれている日本人に罪があるわけでははない。どうしようもない。けど、誰もが諦めて無視していたら、だれも救われない。自分以外。平等なんてあるわけがない。でも。自分だけがのうのうと甘い汁を吸い続けてればいいだなんていう人間にだけはなりたくない。
    レビュー登録日 : 2010年12月11日

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    2012年11月21日
  • ルポ 餓死現場で生きる

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    今まで石井さんが取材してきた貧困国のまとめのような一冊。

    ユニセフなどの国際機関がが発表している統計上の数字も見せながら、数字だけでは見えてこない一人一人の生活の一部を教えてくれます。

    例えば、世界では飢えている人々は約10億人いるといわれていて、途上国で死ぬ5歳未満の子供の3人に1人は栄養不良が原因といわれています。
    お腹を大きく膨らませ、目や口にハエがたかっても払おうとしない半分死んだような顔の子供たち。
    私たちがすぐに思い浮かべることができる貧困国の象徴のような映像です。
    では、死なない3人に2人はどのように生きているのか。
    栄養不良のまま膨れたお腹を抱えて、友達と遊び、仕事をし、恋

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    2012年10月16日
  • 物乞う仏陀

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    一端の旅人として、ずっと読みたいと思っていた石井光太氏の作品。
    古本屋で見つけて、ミャンマーへの旅をするにあたってジャストフィットやと思い、購入しました。

    内容としては、アジア各国の街を歩きながら、乞食や障害者などの弱者に対してインタビューを行い、各国の実情を明らかにしていくといったもの。
    ハンセン病患者の村を訪れたり、町の乞食を食事に連れて行って話を聞いたり、マフィアとの関係を調査したりと、本気のジャーナリストってすごいな、と改めて感じました。

    今では日本でも障害者の人権が主張されるようになってきたけど、それっやっぱ経済的に余裕が生まれて、福祉を充実させたり、家計の中で障害ある家

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    2012年08月24日
  • 地を這う祈り

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    電車の中で読もうと本書を開いたけど、そこにはあまりに衝撃的な写真が多数が掲載されており、本を閉じた。
    家で改めて読んだのだけど、まさに地を這う人々が生活していた。憐れみを増すため、ワザと身体の一部を切断し、砂を塗りつけ化膿させる子供。蛆や虫が入っていても気にせず残飯を食べる少年。数十円で春を売る障害を持った女。ものを拾って稼いだ僅かな金を現実逃避のためシンナーにつぎ込むストリートチルドレン。

    世界は思っているより貧しく、安定していない。ここでは命の価値が明らかに異なる。しかし、あくまで異なるのは他人の命の価値。泥をすすって、残飯を食べて、身体を売ってまで生きようとする彼らは自分の命を我々より

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    2012年08月23日
  • ルポ 餓死現場で生きる

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    アフリカで生じていることは何となく知っているつもりだった。しかし、実は何も知らなかったことをこの本で思い知らされた。
    つぶさに足を運んでの取材に頭が下がる。そして、様々な環境に置かれた一人ひとりの存在を受容する筆者のスタンスに学ぶものが多々あった。

    難しい理論を説明するのではなく、一人ひとりの迫られている現実を丁寧に炙りだすこうした仕事は価値がある。

    なす術は安易にみつかないが、筆者が訴えるように関心をもつことがとにかく大事だ。

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    2012年06月03日
  • 地を這う祈り

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    ネタバレ

    日本に産まれ育ったことによって練り上げられた自分の価値観を揺さぶり、再考させる書籍であったと思う。この書籍を読んでの率直な感想としては「私自身は著者と同じような体験をここまでできない」ということだった。吐き気や恐怖すら感じる。自分は国際協力の分野に興味があり、大学院の専攻にもかかわらず。

    事実をありのまま伝えていると実感でき、目を逸らしたくなるような記事もある、しかし。なぜか、ページをめくる手は止まらなかった。それは、著者による読みやすい文体での構成とともに、ありのままを写している写真が目に飛び込んでくるからである。

    日本人として産まれ育った自分としては想像もつかない生活が他の場所にはあり

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    2012年05月11日
  • ルポ 餓死現場で生きる

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    世界の貧困の現場を教えてくれているので示唆に富む。例えば児童労働を禁止すれば家族を養えなくなった子供たちはアンダーグラウンドでもっと劣悪な環境で働かねばならなくなったり。それは児童結婚や売春や貧困ループの助け合いなんかでも背景には色んな要因が絡んでおり、そういった点も考慮して考えねばならないんだろうなと思った。

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    2012年04月24日
  • ニッポン異国紀行 在日外国人のカネ・性愛・死

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    本書は在日外国人の生活の実態を遺体の冷凍空輸、韓国系教会によるホームレス支援、夜逃げ補償つきの結婚紹介所などから追ったものです。異国の地で生きるということの難しさと彼らの逞しさに心打たれます。

    あまりそのときのことは詳しく書くことができませんが、僕は20代の半ばくらいまでに、ここに描かれているような環境に生きる人たちのコミュニティーを覗くこともできれば、彼らの生態を間近に感じる環境に身をおいていたことがあったり、他の方の書いたノンフィクションなどを参考にしながらここにも取り上げられている新大久保界隈によく出没していたので、この本を読みながら彼らの息吹や彼らの生活の『におい』香辛料や、油のに

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    2012年03月24日
  • ニッポン異国紀行 在日外国人のカネ・性愛・死

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    日本社会のウラ側、もしくは一側面を生々しく映し出している。こういう社会の多様化を忌み嫌う側の人たちも多いだろうが、いろいろあった方が世間は面白い。そんなニッポン社会に向けた心構えを持つ上でも参考になる好著だ。

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    2012年03月05日
  • ルポ 餓死現場で生きる

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    石井光太さんの本は、どんなに疲れているときでも読み始めたら止まらない、背筋が伸びる。

    「教養」という言葉が、普段使っている意味と異なる意味を持って使われている。
    普段「教養がある」と聞けばそれは詩学を嗜み歴史に精通し音楽や芸術に造詣が深い・・・というイメージになるけど、この本では日常生活で人とコミュニケーションをとることを指している。
    育つ環境があまりにも違うせいで、他の人が当たり前にできていることができない。
    知っているつもりでも、日本で育った人にはきっとわからない。

    あああああー
    1、2の3で世界平和になれたらいいのに・・・

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    2012年03月05日
  • ニッポン異国紀行 在日外国人のカネ・性愛・死

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    ネタバレ

    在日外国人の葬式、風俗、宗教などの人間模様について紹介。

    目を背けて「なかったこと」にされがちな在日外国人たちの「日常」が いくつも提示されるている。

    あとがきの「日本文化はもう日本人だけのものではない」という言葉がとても印象に残った。

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    2012年01月29日
  • ルポ 餓死現場で生きる

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    ネタバレ

    世界で問題とされてる事柄を七つの章に分けて実際に見て触れて感じた事をわかりやすい言葉でまとめてある。貧困や餓死などの言葉は知ってるが、それが実際にどの様な状況なのかはわかっていた様で何もわかっていなかった。貧困で生きるか死ぬかの生活をしている子供達の心の豊かさに驚いた。我子を思う親心の深さや生きる為に子供にして家族の事を思う行動は言葉が出ない。衝撃を受けた内容だった。

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    2012年01月22日
  • ルポ 餓死現場で生きる

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    この作者の持つ視点の低さには毎度のことながら驚かされます。この本もまた、場合によっては自分の世界を根底から覆される恐れがありますので、お読みになるときにはその点をよくご理解いただけるとありがたいです。

    性懲りもなく石井光太さんのルポルタージュばかりを読んでいる自分がおります。この人の本は、ムチャクチャな世界の現実を描写しているので、読んでいるとだんだん感覚が麻痺してくるんですよね。今回取り上げたこの本の中には『飢餓』や『餓死』が日常と化している中で、人がどのようにして生き、食べ、遊び、そして愛し合うのか?そういうことを詳細にルポにしております。

    この本は新書なのですが彼の本ははっきりいって

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    2011年10月30日
  • おかえり、またあえたね

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    スラム街で暮らすストリートチルドレン・トトの物語。
    章ごとに事実に基づくスラム街や世界のデータが、お話の最初にあって、
    それに関連したトトの物語が始まる。

    櫻井さんの絵が可愛いのですらすら読めるけど
    内容はすごく重たい。
    でも絵のおかげで心で受け止めることができるような気がします。

    世界には、トトのような子どもがたくさんいる。
    どうしていけばいいんだろう。

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    2011年10月13日
  • ルポ 餓死現場で生きる

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    自分に表面的な知識しかないことを思い知らされて愕然とした。
    現実が通り一遍のものではないことを改めて知らされた。

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    2011年10月02日
  • おかえり、またあえたね

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    世界で数千万人いるといわれる路上で暮らすストリート・チルドレンと呼ばれる子供たち。主人公のトトはその一人です。かわいいタッチで描かれていますが内容は厳然たるもので、私たちに重い現実を突きつけられます。

    僕はこの本の原作を書かれた石井光太さんの本はすべて読んでいて、そのディープな世界に魅了されていますが、今回の本は彼が初めて手がける絵本だということで大変楽しみにしておりました。

    主人公のトトは作者の石井光太さんがアジアの最貧国で出会った少年のイメージが組み合わさってできたものなんでしょうね。これは、絵本なのでほかの石井光太作品で特徴的などぎつい話は一切出てきません。しかし、ここに書かれている

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    2011年09月07日