石井光太のレビュー一覧
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とっても面白くて学びが多かった。教育虐待について全然知識がない者にとっては、読みやすい文章で書かれている上、虐待が脳に与える影響から、発達障害と虐待の関連性、虐待を増加させる原因となった教育制度・社会背景までテーマも幅広く、点と点が繋がる感覚で非常に勉強となった。おすすめ。
自分の受けてきた教育(学習塾の先生からの過度な干渉)が虐待未遂だったこともわかって、腑に落ちて救われた思いもした。
ストレスは思っていたよりずっと精神疾患に繋がりやすいのだということ。甘えや怠けではないこと。
精一杯勉強をしてエリートコースを歩む以外にも、得意なことで手に職をつける方法があるということ。もっと自由になっ -
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本を書く技術
取材・構成・表現
著:石井 光太
出版社:文藝春秋
本を書くために必要なテクニックを学ぶための、数少ない書である
そして、その本とはノンフィクションが中心である
人生を変えるほどの衝撃を与える作品を書くために必要なのは、取材力、構成力、表現力の3つだ
もっとも、ノンフィクションを書きたいわけでも、それで儲ける気もないのですが、すばやく1冊の本を書けるぐらいの力、長文を書く力はほしいものだとはおもって手に取りました。
ノンフィクションならではの、いろいろな仕掛けがほどこされていて、なるほどと思いました。たのしかった。
やっぱり、文章って奥が深い。言葉って、ある意味恐ろしい -
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ネタバレ子どもを殺した親たちの事件のルポタージュ。
3つの事件のことが書かれている。どれも大きく報道されていたので、私も覚えている。
と思ったけど、二つ目の事件は記憶の中ではかなり曖昧だった。子殺しの事件は他にもありすぎて覚えきれてない。
Case1:厚木市幼児餓死白骨化事件
3つの事件の中でも、この事件は私の中で一番印象が強い。というのも、私も厚木市に住んでいたことがあるからだ。現場近くの様子や厚木市内の様子などの描写は、私の知っているものと重なってしまった。
そして、それとは別でもう一つこの事件を印象付けたのは『逮捕されたのは父親』という点だった。それまでは子供へのネグレクトでの死亡は母親逮捕 -
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アフガントラックに絵を描く父子、ジャカルタのゲイ娼婦、インド、フィリピンのストリートチルドレン、テロリストに息子をさらわれたイラク人。筆者の真骨頂であるアジアの片隅に生きる人々を追った10の物語です。
この本は2000年から2008年までに筆者が体験したものをまとめて『旅行人』という雑誌に連載されたものをまとめたものなんだそうです。
筆者自身が『第二の処女作』と位置付け、当時の感覚などを思い出し、あとがきのほうで回想されているのが印象に残っております。ここに描かれるのは筆者独自の海外取材で得た『目線』やいく先々で出会った人々への視点でまとめられております。
アフガントラックに絵を描 -
Posted by ブクログ
ネタバレゲームで感覚麻痺に陥って、小さな刺激では物足りなくなる、自然との触れ合いや友達との遊びの中での小さな感動がかんじられなくなるという記述は、危機感を感じた。
イクメンの形骸化=とりあえず静かにさせるのが育児と思い、夫の方が妻よりスマホを子どもに見せる時間が長いそう。なるほどなと。
また、現代の小学生の現状が良くわかった。
●友達の家に行かなかったりして、友達の一面しか見る機会がない。一面だけで判断して、全人格を決めつける、そしてマイナスの面を見つけて徹底的に叩く。
●自由な遊びが減って、運動能力の総合的な力が育っていない。
●ほめられて育っているので、先生からもほめられたい子が増えている
●あ