石井光太のレビュー一覧

  • こどもホスピスの奇跡(新潮文庫)

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    大阪に こどもホスピスが、在るとは知らなく
    幼い子供達の健気な様子と家族 それを取り巻く色々な人々の交流
    本当に 子ども達に優しい社会に 弱者に優しい社会になって欲しい。全国に拡がっていってほしい。機会があれば ボランティアで関われたらと思いました。

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    2023年07月26日
  • こどもホスピスの奇跡(新潮文庫)

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    誰かの力になれる大人たちが、人生を終える子どもたちの手を取る。奇跡なような優しさだけど、それを世界中で続けている人たちがいる。それがとても嬉しい

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    2023年07月24日
  • こどもホスピスの奇跡(新潮文庫)

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    ホスピスと聞くと最後に死を迎える場所と思ってしまうが、全く違う場所だった。
    友として寄り添う、死のあり方について考えさせられる本だったし子供たちが時にホッとできる家、そんな構想で練られたホスピスがUNIQLOが携わって建設されたとは。素晴らしい本でした。

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    2023年07月21日
  • 蛍の森

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    これはヤバいです。
    本当に考えさせられて、泣かされる本です。
    皆さんに読んでもらいたいです。
    本当に、最高でした。

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    2023年07月09日
  • こどもホスピスの奇跡(新潮文庫)

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    当たり前の生活を経験する、残された時間をよりよく生きる。
    特別な事ではない事をするために、多職種、立場が違う大勢の人達が、その願いを叶えるために奮闘します。
    生きるって何なのか、子供達が教えてくれます。

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    2023年06月17日
  • 格差と分断の社会地図 16歳からの〈日本のリアル〉

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    結論 日本の闇の部分は本当に闇なのか?

    ホストの世界や貧困との差を考えさせられる1冊
    普段生きているだけでは興味すら持たない世界をこの1冊で知ることが出来ますし何より今後の日本をどうしなければいけないかを考えたくなります。

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    2023年05月23日
  • 育てられない母親たち

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    実例が現実感を持って胸に迫ってくる。
    なるほど、こういう背景や事情で…と腑に落ちてしまうのが怖い。
    こういうことが起きているということを知ることができる貴重な資料である。

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    2023年05月08日
  • 加害少年A~そんげん寮と行き場を失った子どもたち~ 単行本版 1巻

    購入済み

    加害少年少女には、犯罪に至る背景があると知ったがそれでも少年少女重大犯罪には厳罰を求める必要あると考えてしまう。

    #ダーク #ドロドロ #萌え

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    2023年04月26日
  • 浮浪児1945-―戦争が生んだ子供たち―(新潮文庫)

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    涙無しでは見れない日本の歴史。

    戦争中の話はよく勉強したり映画になっていたりするけど、戦後にもかなり過酷な生活を強いられ、見捨てられた子どもたちが沢山いたんだと思うと今の平和な世界が信じられない。

    日本人として、今この地に生きている人達には目を通してもらいたい作品でした。

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    2023年04月22日
  • 赤ちゃんをわが子として育てる方を求む

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    第一章からぐいぐいと引き込まれ、一気に読んだ。「実話を元に紡いだ評伝小説」とのことだが、読み終わってから菊田昇氏についてざっと調べたところ、小説的な味付けはされているにせよ、概ね事実なんだろう。

    特別養子縁組制度というのが、自分が生まれる前から問題提起されていて、成立したのはずっと後だということに衝撃を受けたし、
    ものすごい信念を持った医師が尽力したということに感銘を受けた。
    そしていまだに、乳児置き去りや虐待など日々のニュースを見てもやもやすることがあるのも現実だ。
    皆が問題意識を持つことはなかなか難しいが、私はこの評伝小説を通じて、ひとつの現実を知ることができてよかった。

    ぜひ、映像化

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    2023年04月01日
  • 赤ちゃんをわが子として育てる方を求む

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    涙なくしては読めない、

    命の重さ、尊さについて考えさせられる。

    正しさとはなにか?
    正義の反対はもう一つの正義
    という言葉を思い出した。
    正しいことをするという
    主人公の医師の想い。
    いろいろな立場の人がいる中で
    何が正しいと言い切れるのだろうか。
    望まぬ妊娠をした女性、
    生まれてくる子ども、
    生を受けても生きることができなかった子ども、
    周りの大人たちのきもち

    宿った命。
    人が決められることではないけれど
    誰かがどこかで決めなくてはいけない、
    不条理、やるせなさ、葛藤、
    考えて結論を出すことではないけれど
    いたしかたなく、誰かが決める。
    なんとも言えない思いで読んだ。

    結局は自分が信

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    2023年03月26日
  • 死刑囚メグミ

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    石井光太『死刑囚メグミ』光文社文庫。

    いつものようなノンフィクションではなく、フィクション小説であるが、実際に起きた事件の取材に基づいた作品なのだろう。

    異国で死刑判決を受けた小河恵の過酷な過去と運命。運命は自ら切り開くものと言うが、自らの力ではどうにも出来ないこともあるのだ。

    純粋であるが故に人に騙され、利用され、捨てられた哀しい女性の物語。

    彼女だけでなく、登場人物の誰もが不幸を背負っており、その不幸が互いに影響し合っていくのだ。バタフライエフェクト……ブラジルで蝶が羽ばたけば、テキサスで竜巻を引き起こす……

    しかし、捨てる神がいれば、拾う神もいる。最後に希望を見せてくれた所で、

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    2023年03月18日
  • 格差と分断の社会地図 16歳からの〈日本のリアル〉

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    良書。暗澹たる気持ちになった。
    16歳向けということで平易にかつ網羅的に書かれていて、教育レベルに関わらず読みきれる本というのも良い。

    この本を手に取る"階層"にいる若者にとって、学歴と職業、貧困の再生産と格差の拡大、ジェンダー問題あたりまでは容易に想像がつくと思う。いわゆる、自分ごととして捉えやすく、また解決策を議論することができる程度の知識も持ち合わせているだろう。
    しかし、ホストやキャバクラ、風俗業界に生きる(生きざるを得ない)人間の思いを、背景を、想像できる人はどれだけいるだろう。それが経済的困窮だけではなく、虐待による自己否定感やグレーゾーンを含む知的障害とも密

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    2023年03月13日
  • 浮浪児1945-―戦争が生んだ子供たち―(新潮文庫)

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    東京大空襲によるどれだけの人の人生が変わったか、この本を読むまで考えたことがなかった。

    学校の授業でも映画でも原爆に焦点を当てることが多い中、浮浪児の話はあまり知られていないのではないだろうか。

    これを感じさせないぐらい、東京の発展と当時の人のがむしゃらさはすごかった、ということを物語っていると感じた。

    当時を知る関係者に取材を重ね、リアルで詳細。大変読み応えがあった。

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    2023年03月12日
  • 43回の殺意―川崎中1男子生徒殺害事件の深層―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    最初の一ページから胸が苦しくなる。
    ちょっと前まで小学生だった少年が、酷寒の2月の深夜、全裸で体中に切り傷を負い、それでも助けを求めて川から23.5メートルを道路に向かって這っていた。
    どうしてそんなことに。

    あまりに残虐な事件に、犯人の少年たちへの怒りが込み上げる。
    だけど、読み進めるにしたがって、著者が書きたかったのはそれではないことに気づく。
    確かに被害者の父親は加害者少年たちに「死刑になってほしい」「一生許せない」と言う。
    それは当たり前だ。
    けれど、当事者ではない第三者の大人として、それだけに終始していてはいけない。

    なぜこのような事件が起こったのか。
    止めることはできなかったの

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    2023年02月21日
  • 赤ちゃんをわが子として育てる方を求む

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    ネタバレ

    あとがきに「この物語は、実在の医師・菊田昇の人生に基づいたフィクションです」と書いてあったので「小説」に分類しました。でもほぼ時系列で、菊田医師の子供時代から、医師になった動機、医師として赤ちゃんの命のために奔走した過程、病に侵されながら多くの人の協力で特別養子縁組の制度の成立にこぎつけたところまでを描いているので、ルポルタージュに近い印象でした。
    菊田医師は戦時中の石巻で幼少期を過ごした。当時はまだ遊郭があり、母親が経営する遊郭で、遊女に囲まれて成長した。行き場のない女性たち、望まぬ妊娠、危険な民間療法による堕胎などを目にしてきた。
    母親は上の兄たちを進学させてやることができず、昇に望みをか

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    2023年02月18日
  • 赤ちゃんをわが子として育てる方を求む

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    石井光太『赤ちゃんをわが子として育てる方を求む』小学館文庫。

    数々のノンフィクションで有名な石井光太が綿密な取材により『赤ちゃんあっせん事件』の裏にある真実を描いた評伝小説。

    自らの立場が危うくなることも辞さずに新聞に『赤ちゃんをわが子として育てる方を求む』と広告を出した菊田昇医師の勇気たるや。

    世の中には誤った法律やルールが多数ある。こうした間違った壁を壊すために費やすエネルギーは並大抵ではないだろう。

    1926年、石巻に産まれた菊田昇は、母親が営む遊郭で育ち、遊女たちが味わう厳しい現実を目の当たりにする。母親の強い勧めで医学部に進学した昇は産婦人科医となり、望まれぬ妊娠で命を失う子

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    2023年02月15日
  • 本当の貧困の話をしよう 未来を変える方程式

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    漠然とした世界の貧困事情、サイクル事情がリアルに伝わる。厳しい現実だけど動かないと考えていかないと変わらない。再認識、意識を新たにできる機会になった。既に難しい世の中だけど地域で子供を見守り育てていくことと、その地域の神社を中心に暮らしていくのがいいと思うのと、監視カメラはもはやいたるところにあったほうがいいと思うのと。

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    2023年02月11日
  • 格差と分断の社会地図 16歳からの〈日本のリアル〉

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    所得、職業、男女、家庭、国籍、福祉、世代。あらゆる場面にある格差と分断を挙げ原因と対策を示す。
    困っていない人は社会の恩恵に助けられている人であり、困っている人は助けが届いていない人であろう。未来と希望を若者に託すためにやるべきことを説く。

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    2023年02月08日
  • 育てられない母親たち

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    事例が中心で読みやすかった。
    いわゆる世間の価値観からずれていることを行えば、犯罪となったり、保護の対象となるが、その価値観は本当に当人たちにとって幸せなのだろうか、と福祉に関わっていたときは常に迷っていたのを思い出した。
    何が普通なのか、何が幸せなのか、判断することは厳しいけれども、子どものために、自分の信じる正しいに従って周りが動くしかないのかも。

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    2023年01月24日