石井光太のレビュー一覧

  • 近親殺人―家族が家族を殺すとき―(新潮文庫)

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    石井光太『近親殺人 家族が家族を殺すとき』新潮文庫。

    近親殺人をテーマにしたノンフィクション。

    7つの家族内で起きた殺人事件を通じて、日本の様々な問題と家族の在り方を浮かび上がらせる。読んでいると、7つの事件は全て心に重たくのしかかって来る。いつ誰の身にも起こり得る事件なのかも知れない。

    日本では、殺人事件の認知件数は1954年の3,081件をピークに2013年には1,000件を下回り、近年は800件から900件台で推移しているが、家族内を主とした親族間での殺人事件の件数は、ここ30年ほど400件から500件台と変わらず、割合としては5割強と高くなっていると言う。


    介護放棄。介護放棄

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    2024年02月08日
  • 格差と分断の社会地図 16歳からの〈日本のリアル〉

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    これは若者に向けて書かれた本だが、とても良い本だと感じた。所得格差、職業格差、男女格差、家庭格差、国籍格差、福祉格差、世代格差と具体的な例を取り上げて説明してくれる。基本的に同じことを言っているのだが、ある世界にどっぷり浸かっている人間は、それ以外の世界にいる人を理解しないというか理解できない。それゆえに教育の欠落や心無い周りの態度で、多くの犯罪が生まれている中、ただ対象に理解のない非難の言葉を発するのみ。そういう人たちの偏見が、社会により深刻な闇を作り出している。若者に今、日本で何が起きているのかを知ってもらえることに、この本は注力していく。
    最後に若者に3つの提案をする。
    1.新しい仕事を

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    2024年01月23日
  • デリシャス・アンダーグラウンド―国際人材バンクより 2巻(完)

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    ネタバレ

    入館職員の口癖、我が子に真似される、離婚危機まで。
    「どーせ、救えないし、何をしても結果が出ないし、考えてもしょうがない」。同様な無力感は収容者にもあるのでは。
    「人間ってのはやっかなみもんで、ひとりひとりは理路整然に考えられるが、集団になった途端、なぜか間違えるようになる。」P.29 入管組織としての弊害か、職員である個人が考えなくなる。考えないことが業務遂行となる。

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    2024年01月21日
  • 物乞う仏陀

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    衝撃でした。20年前の事だけど、今はどうなっているのかな?
    貧富の差は、益々広がっていて、日本もそんな風にならないようにしないと。

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    2023年11月13日
  • 43回の殺意―川崎中1男子生徒殺害事件の深層―(新潮文庫)

    匿名

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    何が正解か

    遼太くんを助けるためには何ができたのか、親や教師、周りの人が不登校や非行に走り始めた時から支援を始めても遅いのだと感じた。
    こんなことを思いたくはないけど、家庭環境と育つ土地環境は生育の過程に大きな影響を及ぼすことを確信する内容だった。
    また、不遇な現実からみんなが目を背けた結果の凄惨な事件だと思う。子どもを授かったという重大なこと、責任意識が欠けている親、地域がら不良少年がいても見て見ぬ振りをする地域の人、学校、、みんな自分のことで精一杯の必死さが、読んでいて辛かった。運が悪かったで済まされていいことではないが、身近に感じるような少年が酷い殺され方をしたこの事件は本当に不運が重なっていた。

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    2023年09月26日
  • 格差と分断の社会地図 16歳からの〈日本のリアル〉

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    P101) パチンコ市場は20兆円。遊ぶ人の約半数が年収300万円以下という統計がある。つまり10兆円をお金のない人達から吸い上げているということになる。
    競馬や競艇、競輪も然り。
    日本のギャンブルはお金のない人たちから吸い上げるお金で成り立っているといえる。
    →これは衝撃。お金持ちの娯楽だと思っていたパチンコが実はそうではなかったと。
    貧乏人が負けて更に課金するスパイラルに陥る構図が容易に浮かぶようだ。

    P120)社会的、ビジネス成功の秘訣は、常に相手の立場を理解しようと努めること。相手の立場からものを考えるようにすること。


    P148)〜
    17歳でノーベル平和賞を受賞したマララさんの発

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    2023年09月07日
  • 格差と分断の社会地図 16歳からの〈日本のリアル〉

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    世の中の現実を様々な角度から教えてくれます。
    数値的な根拠、事例もあり、説得力があり、自分の視野を広げてくれます。

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    2023年09月02日
  • こどもホスピスの奇跡(新潮文庫)

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    心が震える、というのはこういうことなんだなと、随所で感じられた一冊。「感動」などという言葉では軽過ぎる。

    どんなに手を尽くしても亡くなってしまう幼い命。
    患者や遺族から向けられる無念の思い。

    どれだけのプレッシャー・ストレスを背負いながらの仕事なのだろうと、ただただ頭が下がる思い。

    そしてその重みに負けず、理想とする小児医療の実現に向けて、様々な困難をひとつひとつクリアしていく。
    使命感・責任感・真摯さ・優しさ、あらゆる面で尊敬の念しかない。

    彼らの歩んできた道のりを読んで、自分がどれだけ甘えた考えで日々の仕事に取り組んでいたのか、反省。

    今日と同じような明日が来ることは当たり前じゃ

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    2023年08月29日
  • 「鬼畜」の家―わが子を殺す親たち―(新潮文庫)

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    未知の世界、でも他人事じゃない

    読み進めていくうちに、どんどんその酷さの指数感覚が麻痺するような未知でよく理解できない行動の数々だった。しかし、どこかで自分もこの環境にいたら同じ行動をしてしまったのではないか、、?という感覚に襲われ、自分が怖くなると同時に周囲の環境の大切さを痛感した。
    子どもは親を選べない、ましてやどんなに酷いことをする親でも子どもにもとっては愛情をくれる大好きな親だから胸が痛む。
    どうしようもないと片付けてしまってはいけないことだが、本当にどうしようもない負の連鎖が引き起こした事件だった。

    #ダーク

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    2023年08月23日
  • 教育虐待 子供を壊す「教育熱心」な親たち

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    あらゆる親が読むべき一冊と思いました。身体的虐待、心理的虐待、ネグレクトのいずれにも当てはまる可能性がある教育虐待は、こどもの権利を無視する親の許されない行為です。こども基本法が令和5年4月から施行され、こどもの権利が最上位である事が法律で示されて、今後の親や学校の教育及び指導内容の見直しが期待されています。教育虐待を受けている子どもたちに、手を差し伸べられる社会へ近づくことを願っておりますが、本書がその役割を担ってくれる事を期待してます。

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    2023年08月17日
  • 赤ちゃんをわが子として育てる方を求む

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    ネタバレ

    特別養子縁組制度のために身を捧げた産科医、菊田昇氏のドキュメンタリー。同じ辛苦を味わっているはずの、つまりは同志となるべきはずの産科医から袋叩きにあいながらも「絶対に取り組むべき問題だ」と、一歩も譲らない。自分の意志を貫く強さ、情の厚さ、愚直の信念に感激した。また元妊婦や診療所看護師、仲間の医師などの優しさや情熱にも、何度か涙を誘われた。
    それにしても、昔の遊郭の女性たちの人生は、本当に苦しいものだったんだな、、、

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    2023年08月13日
  • こどもホスピスの奇跡(新潮文庫)

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    大阪に こどもホスピスが、在るとは知らなく
    幼い子供達の健気な様子と家族 それを取り巻く色々な人々の交流
    本当に 子ども達に優しい社会に 弱者に優しい社会になって欲しい。全国に拡がっていってほしい。機会があれば ボランティアで関われたらと思いました。

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    2023年07月26日
  • こどもホスピスの奇跡(新潮文庫)

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    誰かの力になれる大人たちが、人生を終える子どもたちの手を取る。奇跡なような優しさだけど、それを世界中で続けている人たちがいる。それがとても嬉しい

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    2023年07月24日
  • こどもホスピスの奇跡(新潮文庫)

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    ホスピスと聞くと最後に死を迎える場所と思ってしまうが、全く違う場所だった。
    友として寄り添う、死のあり方について考えさせられる本だったし子供たちが時にホッとできる家、そんな構想で練られたホスピスがUNIQLOが携わって建設されたとは。素晴らしい本でした。

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    2023年07月21日
  • 蛍の森

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    これはヤバいです。
    本当に考えさせられて、泣かされる本です。
    皆さんに読んでもらいたいです。
    本当に、最高でした。

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    2023年07月09日
  • こどもホスピスの奇跡(新潮文庫)

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    当たり前の生活を経験する、残された時間をよりよく生きる。
    特別な事ではない事をするために、多職種、立場が違う大勢の人達が、その願いを叶えるために奮闘します。
    生きるって何なのか、子供達が教えてくれます。

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    2023年06月17日
  • 格差と分断の社会地図 16歳からの〈日本のリアル〉

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    結論 日本の闇の部分は本当に闇なのか?

    ホストの世界や貧困との差を考えさせられる1冊
    普段生きているだけでは興味すら持たない世界をこの1冊で知ることが出来ますし何より今後の日本をどうしなければいけないかを考えたくなります。

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    2023年05月23日
  • 育てられない母親たち

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    実例が現実感を持って胸に迫ってくる。
    なるほど、こういう背景や事情で…と腑に落ちてしまうのが怖い。
    こういうことが起きているということを知ることができる貴重な資料である。

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    2023年05月08日
  • 加害少年A~そんげん寮と行き場を失った子どもたち~ 単行本版 1巻

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    加害少年少女には、犯罪に至る背景があると知ったがそれでも少年少女重大犯罪には厳罰を求める必要あると考えてしまう。

    #ドロドロ #ダーク #萌え

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    2023年04月26日
  • 浮浪児1945-―戦争が生んだ子供たち―(新潮文庫)

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    涙無しでは見れない日本の歴史。

    戦争中の話はよく勉強したり映画になっていたりするけど、戦後にもかなり過酷な生活を強いられ、見捨てられた子どもたちが沢山いたんだと思うと今の平和な世界が信じられない。

    日本人として、今この地に生きている人達には目を通してもらいたい作品でした。

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    2023年04月22日