宇野利泰のレビュー一覧

  • スミルノ博士の日記

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    読者の想像に多くを委ねる小説だからこそできる物語展開だと思った。おそらく、映画じゃ無理かな笑。めちゃくちゃ面白かった。確かに伏線はたくさんあったが、、

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    2026年09月02日
  • ドルリイ・レーン最後の事件

    匿名

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    「Xの悲劇」「Yの悲劇」の時のレーンであったなら納得が出来たのですが、今の彼がそれをやる体力があるようには見えず、違和感が残りました。ただ、読めた展開ではあったけれど、シェイクスピア劇のラストのようなワンシーンは悲しくも美しいと感じました。

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    2026年08月31日
  • Zの悲劇

    匿名

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    「Xの悲劇」「Yの悲劇」の時とはレーンの様子が明らかに違っていて、随所で感じる老いに寂しい気持ちになりました。探偵役としてペイシェンスも悪いではありませんが、個人的にはレーンの活躍が見たかったので、前半はちょっと退屈だったかな。ペイシェンスの恋にも少なからぬページが割かれていましたが、感情の動きがわかりにくくて物足りなかったです。

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    2026年08月31日
  • Yの悲劇

    匿名

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    エラリイ・クイーンの作品は悲劇シリーズが初めてだったんですが、「Xの悲劇」よりもインパクトがありました。本当にこれで良かったのかなとモヤモヤした気持ちでいっぱいになる結末でしたが、同時にこれはシェイクスピアの世界に染まり切ったレーンらしい選択かもしれないと思いました。

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    2026年08月31日
  • Xの悲劇

    匿名

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    わからないって訳ではないけど、余り使われないような漢字が多く出てくるので、翻訳としては少し読み難いかなと思いました。内容は文句なしに面白くて、特にドルリイ・レーンのキャラクターが好みでした。

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    2026年08月31日
  • 寒い国から帰ってきたスパイ

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    若い頃、もう30年前くらいになると思うが、ミステリー、スパイ小説、冒険小説と呼ばれる本ばかり読んでいた時期があり、ジョン・ル・カレはお気に入りの作家だったし、この「寒い国から帰ってきたスパイ」も夢中で読んだ記憶がある。
    およそ30年ぶりの再読であるが、ストーリーを全く忘れていた。それは悪いことではなく、30年ぶりの再読も夢中になって読むことが出来た。
    スパイの闘いは、頭脳戦である。
    英国情報部は東ドイツの情報部の幹部の失脚を図るために、情報部員のリーマスにある工作を命じる。そこから二転三転、派手なアクションはほとんどないが、英国情報部、リーマス、失脚を画策されたターゲットの頭脳戦が展開される。

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    2026年08月30日
  • 本好きに捧げる英国ミステリ傑作選

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    『探偵小説の黄金時代』のマーティン・エドワーズが選んだ、本にまつわる英国ミステリ・アンソロジー。
    各作品の前にある作家紹介や解説も良かった。作家の背景や当時のことを知ってから読むと味わい深くなる。
    古典英国ミステリ好きにはたまらない一冊だった。

    ​特に印象に残った作品(面白かった順)

    ■ロイ・ヴィカーズ『ある男とその姑』
    断トツの1位。倒叙が好きでこれまで読んできたけど、ここまで見事な作品にはなかなか出会えない。
    コロンボの〈あの作品〉を彷彿とさせる、誰にも文句の付けようのない綺麗な鋭いオチ。
    単にトリックを見せるための物語ではなく、「焦るがゆえに余計なことをしてしまうよね」という人間心理

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    2026年08月28日
  • ラヴクラフト全集2

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    クトゥルフ神話のところだけ読もうと思い「2」から読み始めましたがすっかりラヴクラフトの世界の虜になってしまいました。

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    2026年08月11日
  • スミルノ博士の日記

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    探偵推理系をあまり読まないので、新しい視点を得た感覚になった
    確かにそう思い込んで読んでたわってなった
    面白かった

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    2026年08月06日
  • 華氏451度

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    新訳も買ってたのに、間違えて古い方で読んでしまいました。が、それはさておき非常に良かった。

    複雑なことを考えさせないために、不要な情報の負荷を与え続けることで市井の人を無害化させるというのは、SNSなどで情報の洪水が押し寄せる現代を予見していたようで、読んでいてヒヤッとしました。

    まぁ、ただ「辛い状態を麻痺させるため」だと言われると絶対に悪だとも言い切れず、是非の判断は個人にゆだねられるべきだとは思いますけどね。

    また、好みのコンパニオン(家族)が画面から派手な映像と共に話しかけてきたり、ストーリーを流したりするのは、AIコンパニオンに依存する人や、今後AIで個人に最適化されたコンテンツ

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    2026年07月20日
  • ポケットにライ麦を

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    クリスティ18冊め、2作目のマープル
    「えっそっち?」っていうひとが犯人。
    あーびっくりした。
    ニール警部が有能で、変にイライラしなくていいのがいい。おかげで見事にミスリードされるんだけど。
    最後の被害者の手紙は哀れで切ないんだけど、サラッと描かれないのがよかった。

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    2026年07月15日
  • ラヴクラフト全集2

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    ネタバレ

    最後のチャールズウォードの失踪がキツかったけどやっとこさ読めた。最後魔導バトルみたいになっててワクワクした。
    エーリッヒツァンの音楽はラヴクラフトの中で一番好きな作品です。

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    2026年06月24日
  • 思考機械の事件簿1

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    神津恭介も鹿谷門実も湯川学も杉下右京も、皆フットレルの手による「思考機械」の子供達に過ぎないのでは?

    テクノロジーや共有されている科学にまつわる知識、物理的な再現性の詰め方等におおらかさとも呼べそうな時代感こそあれ、そこまで思わせる原型を持った作品です。

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    2026年06月05日
  • スミルノ博士の日記

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    ネタバレ

    良作。
    探偵:レオ・カリングが披露するラストの公開推理パートが他のミステリーではあまり見ない、「犯人に嫌がらせをして、自白させる」とかいう容赦ない方法をとるのが、個人的に新鮮で面白かった。

    物語の形式で犯人が察せてしまう部分はあるが、犯人の頭の良さ、異常性、途中の行動が錯綜する場面等は読んでいて、かなり楽しめるものだった。

    少し残念なところは「とても読みにくい」こと。
    言葉のリズム等は気にならなかいが、シンプルに平仮名が多く、読んでいて疲れる。
    『アルジャーノンに花束を』のように、意味のある平仮名かと最初は思ったが、そんなことも無いため、個人的にその点だけ低評価という感じ。

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    2026年02月06日
  • ラヴクラフト全集2

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    再読。
    個人的には全集で一番好き。SFホラーなんだけど、気付いたら異世界にいて、現世に戻るために四苦八苦する「ラヴクラフト版きさらぎ駅」みたいな話が入っています。

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    2025年11月27日
  • ピーター卿の事件簿

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    十五代デンヴァー公爵の次男坊であるピーター・ウィムジイは、ワインとコーヒーそして一流の謎が好きな貴族探偵。そんなウィムジイの魅力がたっぷり詰まった短編集。7篇収録。

    「盗まれた胃袋」が一番好き!

    ウィムジイがいいキャラなんだよねー。飄々としていて雰囲気イケメン(容姿は普通)カッコつけすぎず、でもスマートで、ザ・英国紳士。夫婦喧嘩したら黙って皿洗い始めちゃうあたりでもうダメ、めちゃくちゃ好き。
    周りも良キャラ揃いで読んでいて楽しい。
    謎自体はバカミス味もあるし、本格派には

    ウケなさそうな気はするけど(クリスティの方が日本で売れているのがおそらくそれ)バカミス&キャラ小説好きな私にはたまらん

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    2025年10月19日
  • 思考機械の事件簿1

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    ネタバレ

    ホームズのライバルとして描かれたアメリカ発のミステリ。とても読みやすい短編集で、思考機械と呼ばれる男と新聞記者がバディとなって難事件を解決していく。ホームズにおけるバディのワトソンは聞き役に徹しているイメージだが、こちらのハッチンソンくんは教授の指示通りに動き、時には教授以上の働きを見せるときもある。ていうかめちゃくちゃなオーダーすらこなしていくので、割とハッチンソンの役割が大きい。そこがホームズたちとは違うかもしれない。古きミステリながらとても読みやすく面白かった。ただただタイタニック号の事故によって亡くなってしまったのが残念でならない。

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    2025年10月08日
  • 愛蔵版 英雄コナン全集2 征服篇

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    ネタバレ

    一巻を読んでからずいぶんと時間が経ってしまった。
    心持ちとしては、カルピスは好きでも原液ではよう飲めん。味噌汁は好きでも味噌のままではそうそう食えん。そんな感じ。続けて読んだら胸焼けする。

    すべてがここにある。そう思えるほどに濃い。
    若き日に愛した菊地秀行や栗本薫の、原点の一つであろうことは間違いあるまい。この二人の作家の文体に同一の祖型を感じることがある。それはハワード、正確にはその翻訳で間違いないと思える。


    『鋼鉄の悪魔』
    廃墟から復活した城邑は、ドラゴンランスの暗黒の女王の神殿を思い出させる。べレムが復活させちゃったやつ。
    この城邑は暗緑色だという。このイメージはWoWのフェル色を

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    2025年10月05日
  • 華氏451度

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    この本を知ったきっかけはヨルシカの451から。
    動機はタイトルがかっこよくて印象深かったのと、単純に興味だったが読んでいて主人公のモンターグに感情移入してしまった。
    物語がどこに向かっていくのかの展開が読めずとても面白かった。
    何より現代社会を見透かされているかのような発言は的を得ていてすごいと感じた。
    死ぬまでに何か残したいなと思った。

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    2025年08月22日
  • 寒い国から帰ってきたスパイ

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    ネタバレ

    英国情報部員である主人公リーマス。仲間の死、同僚への欺き、恋愛、敵へのすり寄り、尋問、裁判、裏切り、逃亡とドラマのような展開がリアルに語られる。そして迎えるラスト、最後の章『26 寒い国から帰る』は4ページしかないのに、スパイという職業の厳しさを味わうには十分すぎる長さ。一つの選択、一つの失敗が即命取りつながる厳しく孤独な世界では生き残ってきたスキルの分だけ、小さな幸せからは遠ざかってしまう哀しさ。読み終わり感想を書いていると、この結末しかなかったかと思える。悲しいけど。

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    2025年06月12日