宇野利泰のレビュー一覧

  • 華氏451度
    アメリカの作家「レイ・ブラッドベリ」の長篇SF作品『華氏451度(原題:Fahrenheit 451)』を読みました。
    ここのところSF作品が続いていますね。

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    焚書官「モンターグ」の仕事は、世界が禁じている“本”を見つけて焼き払うことだった。
    本は忌...続きを読む
  • ラヴクラフト全集2
    冥界や謎の神話、黒魔術的要素を含んだようなお話勢揃い。時々、スゴイ眠気に襲われる時がありますが、何故か読むのをやめられない。しっかり集中して読まないと訳分からなくなりますが、分かると不思議な面白さ。癖になる。
  • 寒い国から帰ってきたスパイ
     スパイ小説の古典といっていいほど有名な本。スパイ小説ということもあり、諜報活動において注意しなければならない決まりや原則が所々言及されている。たとえ非道なやり方であったとしても、必要とする情報を得るために容赦なく行動する様は、まさにスパイのあるべき姿である。また、本作の冒頭における男女間の描写も、...続きを読む
  • 華氏451度
    ALTER EGOのエスが勧めてくれたので読んでみた。

    本が禁止され焚書される世界の話で、紙の発火温度がタイトルになっていることにセンスを感じて読み始めた。

    正直物語は面白くない。描写が詩的で仰々しいため進むのが遅い。350ページ近くあるが短編小説でも消化できるほどの物語しかない。しかも最後は戦...続きを読む
  • Xの悲劇
    探偵ものって、その探偵の個性や性格を愛せるかが肝になると思うのですが、あまりにも浮世離れの度が過ぎてるドルリーのことをあまり愛せないままでしたね。
  • アデスタを吹く冷たい風
    アメリカの作家トマス・フラナガンの短篇ミステリ作品集『アデスタを吹く冷たい風(原題:The Cold Winds of Adesta)』を読みました。
    ここのところ、アメリカの作家の作品が続いています。

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    復刊希望アンケートで二度〈第1位〉を獲得!

    ...続きを読む
  • ラヴクラフト全集5
     この巻にはクトゥルー神話の「体系」が形成される以前の、萌芽のような作品が集められるということらしい。
     相変わらず会話文がほとんど無い上に地の文も妙に読みづらいラヴクラフトの書法だが、印象的な作品が2つはあった。
    「死体蘇生者ハーバート・ウエスト」(1922)は、確かに以前スカパーで見た映画の原作...続きを読む
  • 寒い国から帰ってきたスパイ
    冷戦時代のスパイの話。
    池上彰さんが好きな本だという事で読んでみた。
    歴史の知識が浅い自分には少々難しい内容であったが、途中から世界観にどんどん引き込まれていく。

    乾いた骨をしゃぶり続ける狼。その骨を取り上げないと新しい獲物に飛びつこうとしない

    このセリフが妙に心に残った。

    スパイものの小説と...続きを読む
  • 犯罪カレンダー(1月~6月)
    アメリカで放送された人気ラジオ番組≪エラリー・クイーンの冒険≫の脚本を「エラリイ・クイーン」自身が編集する月刊誌≪EQMM≫向けにカレンダー仕立てにして小説化した作品で、本巻には前半の六編が収録されています。
    ■1月 双面神クラブの秘密
    ■2月 大統領の5セント貨
    ■3月 マイケル・マグーンの凶月
    ...続きを読む
  • 寒い国から帰ってきたスパイ
    スパイものの古典かつ金字塔と言われる作品らしい。その手の『分野で一番』と言われる作品は読めるうちに読んでおきたい、と思って読んでみた。

    ラスト30頁で見事に世界が反転する様は、ミステリーファンなら嬉しい騙され方でしょう。
    ラストは切ないけど。

    守りたいものを守るために、敢えて嵌めに行って失敗させ...続きを読む
  • ラヴクラフト全集1
    1985年以降購入して読んだが、詳細は覚えていない。
    これまで聞いたことがないような擬音のカタカナ、”ほのめかす”という普段使わない訳、不気味な話には惹きつけられた。
    今回電子版を購入したため、読むのが楽しみだ。(2021.9.7)
    ※売却済み
  • ラヴクラフト全集5
    1985年以降購入して読んだが、詳細は覚えていない。
    これまで聞いたことがないような擬音のカタカナ、”ほのめかす”という普段使わない訳、不気味な話には惹きつけられた。
    また読みたい。(2021.9.7)
    ※売却済み
  • ラヴクラフト全集2
    1985年以降購入して読んだが、詳細は覚えていない。
    これまで聞いたことがないような擬音のカタカナ、”ほのめかす”という普段使わない訳、不気味な話には惹きつけられた。
    また読みたい。(2021.9.7)
    ※売却済み
  • ラヴクラフト全集3
    1985年以降購入して読んだが、詳細は覚えていない。
    これまで聞いたことがないような擬音のカタカナ、”ほのめかす”という普段使わない訳、不気味な話には惹きつけられた。
    また読みたい。(2021.9.7)
    ※売却済み
  • ラヴクラフト全集4
    1985年以降購入して読んだが、詳細は覚えていない。
    これまで聞いたことがないような擬音のカタカナ、”ほのめかす”という普段使わない訳、不気味な話には惹きつけられた。
    また読みたい。(2021.9.7)
    ※売却済み
  • 寒い国から帰ってきたスパイ
    スパイ小説の金字塔と言うことで読んでみた。諜報部員の生々しい現実とスパイ情報部員の中にも普通の人間と同じ血の通った人間味のあるストーリーが具体的にリアルに描かれている。物語を通して情報部員の裏に潜む非情な世界とスパイの特殊な使命と悲劇が描かれている。スパイ物として非常に面白い物語であります。
  • 寒い国から帰ってきたスパイ
     先日亡くなられたスパイ小説の大家ジョン・ル・カレの代表作の一つだ。僕の生まれる前年に発表されている、すでに古典といってもいいのではないか。

     現代のスパイ小説を読みなれていると、本作に出てくる人物は純朴に映る。遂行される作戦も単純で遂行されるスピードも牧歌的だ。どんでん返しのあるストーリーだが、...続きを読む
  • ポケットにライ麦を
    これぞ「ザ・クリスティー!」といわんばかりの事件(笑)

    毒殺された金持ちの亭主、事件の捜査が進むごとに浮かび上がるドロドロの人間関係。金目当て、遺産目当ての殺人か、はたまた痴情のもつれか。と思っている間に、第二・第三の殺人が起こり……

    そして、殺されたメイドがかつてミス・マープルのお屋敷でも働い...続きを読む
  • ピーター卿の事件簿
    【収録作品】鏡の映像/ピーター・ウィムジイ卿の奇怪な失踪/盗まれた胃袋/完全アリバイ/銅の指を持つ男の悲惨な話/幽霊に憑かれた巡査/不和の種、小さな村のメロドラマ
  • 華氏451度
    本を読むことを禁じられた近未来の世界。本を燃やすのが仕事の主人公が小型ラジオ、大型テレビによって深く考えることをしない市民を飼い慣らす社会に疑問を持ち始める。近未来といいつつもう現代社会に起こっていることだと思う。