宇野利泰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこの本はアクロイド殺しのようなトリックの本を先に読んだことがあるかどうかで評価は変わるかもしれない。
私は先の本に限らず、同様のトリックのものを何冊か読んだことがあるだけに、結末ではさして驚くことはなかったが、これが百年もの昔に書かれた作品で、なんなら同じトリックで有名なアクロイド殺しよりも前に出版されていたということに、人間の発想力に拍手を送りたいところである。
ところで私が手に入れた本は、復刻され、かつ表紙にさらに覆面のカバーがかけられていて、そこに煽り文句が書いてあるものである。読後、表紙を事前に見ていたところでおそらく大した影響はないだろうと思った。
長らく絶版であったとも書かれてい -
ジョージ・ダグラス・ハワード・コール / マーガレット・コール / E・C・ベントリー / ニコラス・ブレイク / S・C・ロバーツ / フィリップ・マクドナルド / A・A・ミルン / ジュリアン・シモンズ / グラディス・ミッチェル / ロイ・ヴィカーズ / マイケル・イネス / クリスチアナ・ブランド / マージョリー・ブレムナー / ヴィクター・カニング / ジョン・クリーシー / エドマンド・クリスピン / ナイオ・マーシュ / マーティンエドワーズ / 浅羽莢子 / 宇野利泰 / 鈴木美朋 / 中村有希 / 法村里絵 / 深町眞理子 / 宮脇孝雄 / 山田順子3.6 (5)
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ジョージ・ダグラス・ハワード・コール / マーガレット・コール / E・C・ベントリー / ニコラス・ブレイク / S・C・ロバーツ / フィリップ・マクドナルド / A・A・ミルン / ジュリアン・シモンズ / グラディス・ミッチェル / ロイ・ヴィカーズ / マイケル・イネス / クリスチアナ・ブランド / マージョリー・ブレムナー / ヴィクター・カニング / ジョン・クリーシー / エドマンド・クリスピン / ナイオ・マーシュ / マーティンエドワーズ / 浅羽莢子 / 宇野利泰 / 鈴木美朋 / 中村有希 / 法村里絵 / 深町眞理子 / 宮脇孝雄 / 山田順子3.6 (5)
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Posted by ブクログ
本屋で、Wカバー(カバーの上にさらにカバー)がかかった本が平積みされていたので、思わず手に取りました。
――“ミステリの一部界隈では「とある理由」でよく名が知れているものの、絶版で長らく入手困難になっていた作品です。”
表紙に書かれたこの一文に、完全にやられました。
一体どんな内容なんだ?!と、期待が一気に膨らみます。
しかも「とある理由」を知っているのと知らないのとでは、読み味がまったく違うというのです。
この作品が発表されたのは1917年。
その時代に、あのトリックや表現方法を用いて作品を創り上げていたとは……本当にすごいことです。
物語は、仮面舞踏会の夜に殺害された女優をめぐる事 -
Posted by ブクログ
旅行先で、表紙タイトルが隠された状態で激推しされてたので買った本。
昔の、それも翻訳本ということでやや読みにくいが、結構面白かった。
いわゆるナードぽい主人公が奔走する話。元カノが殺されて、BSS(僕の方が先に好きだったのに)の女性が第一発見者で、容疑者は元カノを寝とってBSSの女性と結婚した友達らしい。
話が込み入ってるし、なんかもう誰が誰だか?ってなる。それに、主人公もよく言えば好きな人のために頑張ってるけど、悪く言えば空気読めない事するし……(婚約者もいるのにね)
内容文体トリック含め、良くも悪くも昔っぽいけど、でも100年以上前の作品らしいから、その当時の衝撃過ごそう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ売り方が面白くて購入。表紙が見えないようにカバーの上から更にカバーがされ、売り文句が書いている。「とある理由」で有名な小説であり、それゆえに前情報なしで読むべしとのこと。あらすじも表紙も装画も見ずにに買うことはなかなか無いので、新鮮な気持ちで作品に触れられる良い企画だと思う。少なくとも電子書籍では出来ない。
しかし、ある程度読み進めると犯人に気づく。古典と言ってもいい作品なので、現代の感覚で読むとわかる人はわかるだろうが、なによりもカバーの売り文句によって「仕掛け」があることが明かされてしまっているからだ(何を言ってもヒントになってしまうので、仕方がないとは思う)。しかし仕掛けに気付いた -
Posted by ブクログ
この手の名作がいつだってそうであるように、この本は数十年前に出版された昔の本にもかかわらず提起される警鐘は今でも通用する。「本」が許されない世界。本作では、本が消されていた理由は、思考を促すため。本は政権に、社会に、歴史に、批判的な思考を促してきた。現代社会を映すように「」に入る単語を変えるのであればなんだろうか。独裁政権では分かりやすい。「」に入るのは情報。インターネットが普及した現在では本が担ってきた役割がインターネットによって一部置換されている。そのインターネットが運ぶ情報の内、独裁政権では都合の悪い部分を検閲している。民主主義社会はどうだろうか。あからさまな検閲はないにせよ、現代では逆