宇野利泰のレビュー一覧

  • ドルリイ・レーン最後の事件
    この作品単体で見ると星2がいいところ。この作品を真に楽しむにはXYZの悲劇の3作品が必須。

    事件はなかなか起こらないし、起きても地味。

    しかし、結末は…

    悲劇3作を読めば、このラストのための前作だったという感想を持てるでしょう。
  • ローマ帽子の秘密
    帽子の秘密はなんだろな。それを明かしてくれるのを楽しみに読んでいると、分かっていながらすっぱりきっぱりと教えてくれないエラリーに思わず苛。パパクイーンが結構好きになりました。楽しめたけど、犯人が最後までわからなくて悔しかったです。
  • ポケットにライ麦を
    この犯人はほんとにひどい奴。
    ミス・マープルが怒って、きっちり復讐を果たしたのもむべなるかな。
    ラストはじわっとくる。
  • ローマ帽子の秘密
    最後の犯人に関しては突飛だった分
    それは反則だろう、という
    違和感さえ抱いてしまいました。

    トリックはある意味証拠も残らない
    すばらしいものを使っています。
    なのでクイーン警視が苦労するのも無理はありません。

    最初の作品のため
    エラリイはしゃしゃり出てきません。
  • Yの悲劇
    2010年12冊目。(ペース遅いです…)
    「X」に比べると、設定や登場人物の関係がつかみやすい
    ぶん、さくさく読めました。どちらかといえば、「Y」の
    ほうが有名ですよね。受け入れられやすい設定なのでしょうね。
    どちらが面白いかは、ちょっと迷います。
  • Xの悲劇
    だって、もう、当然おもしろいです。そりゃ、名作ですもん。
    久々の翻訳モノのミステリに、最初は苦戦しましたが、
    のってきたらやめられなくなります。
  • ラヴクラフト全集4
    ラヴクラフト全集の中でもクトゥルフ入門者必読の作品が多い。特に「狂気の山脈にて」は旧支配者、ショゴスなどの基本的な設定が示されているので他の作品の理解にも役立つでしょう。
    個人的には「宇宙からの色」が臨場感のある語り口でもっとも恐怖を覚えました。今まで読んだ中ではラヴクラフト作品の中でもかなり上位に...続きを読む
  • ドルリイ・レーン最後の事件
    あぁ、まさか、まさかと思いながら、なぜそこに行き着いたか推理の真相を読み進めた時、納得と衝撃が同時に訪れる。この結果は予想できなかった…
  • ラヴクラフト全集7
    1巻目を読んだのは、大学時代に郵便局でアルバイトしていたときという記憶があるので、少なくとも15年以上はたっているということです。
    その間に、クトゥルー神話も、だいぶんメジャーな存在になってきたなぁと、ちょっと感慨深いです。

    さて、恐怖ものというか、コズミックホラーから読み出したラブクラフトですが...続きを読む
  • 犯罪カレンダー(1月~6月)
    『双面神クラブの秘密』
     大学の第1期生たちの作った「双面神クラブ」内に作られた秘密クラブでの殺人事件。生き残ったメンバーたちの名前に隠された秘密の共通点。

    『大統領の5セント貨』
     ワシントンが埋めた5セント硬貨と剣を探すエラリー。

    『マイケル・マグーンの凶月』
     確定申告の資料が盗すまれたと...続きを読む
  • 犯罪カレンダー(7月~12月)
    『墜落した天使』
     ニッキーの友人ドロシーの夫とその弟の関係。墜落してきた天使。撃たれた夫。

    『針の眼』
     元冒険家に依頼され娘の婿の調査をするエラリー。海賊キッドの隠した財宝。発射された銃弾の謎。犯人の体に残された銃弾。

    『三つのR』
     バーロウ大学で消えた大学教授。発見された白骨。

    『殺さ...続きを読む
  • 黒い海岸の女王
    ハヤカワ文庫の方が絵も文もかっこよくて好きなんですが絶版ですって?!でも、こちらはオリジナルに忠実というから買います。剣と魔法の英雄ファンタジー物の原点。
    ムアコック作品といい、復刻が相次いでいるせいで10代に堪能した話を読み直す機会が多く、いいものは何歳になって読んでもいいと思う次第。
  • ギリシャ棺の秘密
    主人公のエラリイが事件の中で推理に失敗を重ねながら、父のクイーン警視との痴話ゲンカなどを交えつつ、その天才振りを発揮していく様がステキ。
  • Yの悲劇
    ミステリ巨匠の名作。X,Y,Zの2作目ですが、重苦しいものの読み応えがある。Xも最後の最後まで伏線があってオススメ。
  • Xの悲劇
    謎解きのレベルが高い。演出過剰気味で軽快さに欠くきらいがある。老俳優レーンの人物造型は良。解答は色んな意味で迂遠。【0512新】
  • Yの悲劇
    日本では『Xの悲劇』よりも高評価らしいが…評価しづらい。トリックと結末は星5。だが脚本・演出が重苦しい…星4。【0510古】
  • 寒い国から帰ってきたスパイ
    1978年発行ということなんで私が生まれる一年前。結構古いですね。スパイ小説の金字塔と紹介されたら、見ないわけにはいかない。面白かったんだけど、やはり洋書ということでスッと理解できないときがあるのと、字が小さい‥。老眼が始まってる私にはちと辛い。やはり、ラストシーンが印象的でしたね。それは見てくださ...続きを読む
  • ローマ帽子の秘密
    劇場で悪徳弁護士が毒殺され、その際に被害者のローマ帽子が持ち去られた事件を追うクイーン親子のお話。国名シリーズ第1作目。積読状態になっていた本だけど、中盤から面白みが出て、犯人逮捕の場面はすごくハラハラしました。最後まで読んで良かった
  • Xの悲劇
    正直途中で中だるみしたけど、普通に楽しめた。
    ドルリー・レーンのようなユニークな紳士の探偵は好きだし、もっとテンポよく物語が進んでいけば面白かったかもしれない。

    描写が細かく説明されているところと小説的な風景描写…?のバランスが変だったかな…読まなくても良いところとしっかり読むべきところの見分けは...続きを読む
  • ラヴクラフト全集7
    短編が多く、読みやすいのだが話としてはなんだか物足りなかった。


    "夢書簡"では、明らかにランドルフ・カーターの陳述であったり、小説の元ネタとなったらしい。そんな夢をみるものかと思いながら、面白かった。