宇野利泰のレビュー一覧

  • ギリシャ棺の秘密

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    かなり凝った設定で、読み応えがあった。
    犯人は、やっぱりかーという感じだったが、そこに至るまでの二転三転が面白かった。エラリーが悩み、読者も同じ泥沼に嵌まるという。裏を掻いて裏を掻いて元に戻れなくなる、という。。。

    エラリー最初の事件、というのが一番の味噌かもしれない。エピソード1、というか、レジェンドオブ、というか。ある程度続いてきたシリーズの途中でこれを挟むというのも、ドラマ的だと思う。

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    2012年09月19日
  • 犯罪カレンダー(1月~6月)

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    短編もの☆1月から6月まで月ごとのイベントに合わせて事件を解決していく作り(^O^)/
    短編だからさくさく読めて持ち歩くのにちょうどいいかな。
    ニッキィって赤毛なんだねぇ。

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    2012年09月09日
  • ポケットにライ麦を

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    なんだか今回は、たちの悪い男に良いように操られる女性がたくさん登場した。
    一筋縄ではいかない犯人。しかも、皆その人物を、不審に思うことさえしなかったのだから。それこそ、自分がその手にかかる、その瞬間まで。
    ラストの二人の人物の台詞は、あまりに悲しい。そして、普段穏やかなミス・マープルでさえ、怒りに震え涙するのだ。

    ところでこの作品、ミス・マープルが探偵であるのはお馴染みだが、ニール警部もなかなか良い動きをしている。頭の回転が良くて誠実で正義感も強い。事前情報なしで、ミス・マープルを小馬鹿にしない警察官には、なかなかお目にかかれないと思うので。

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    2012年08月29日
  • ラヴクラフト全集2

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    引越しなどで散逸していた創元推理文庫のラブクラフト全集を、再度買い直した。2巻には、「クトゥルフの呼び声」、他2篇が採録されている。
    この中で最も気に入ったのは、中編「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」である。怪しげな古代魔術に魅入られて次第に変貌を遂げていく、主人公。
    苦労しながらも、彼の「ゴール」に向かって前進していく過程は、ちょっと謎解きと似た面白さがある。
    また、細部まで作りこまれた世界観がたまらないのと同時に、古代探求に熱中する主人公の姿に、ある種の共感を覚えてしまう。(決して、こうなりたいというわけではないが・・・あしからず)。

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    2012年08月11日
  • ポケットにライ麦を

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    ネタバレ

    いちいから作られた毒薬タキシン。これがタキサンであり、ここからタキソールやタキソテールの抗がん剤が出来て自分が使うことになるとは、昔最初に読んだ時は思いもしなかった

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    2012年04月29日
  • ラヴクラフト全集2

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    『チャールズ・ウォードの奇怪な事件』が素晴らしい。
    ラヴクラフトには珍しいらしい長編だけど、
    長さに見合った壮大なストーリー。
    やっぱりラヴクラフトは必読だな。

    ところでこれは映画化されているらしいけれど、
    微妙なところだ。
    B級でもいいけど「ポー」を騙るのはちょっと...。
    ポーもラヴクラフトもどちらも可哀相だ。

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    2012年04月21日
  • 思考機械の事件簿1

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    東野圭吾のガリレオが好きな人は一読の価値有り。1905年ジャック・フットレル著『思考機械』が酷似しています。哲学博士&法学博士&王立学会会員&医学博士&歯科博士・・・のヴァン・ドゥーゼン博士の頭部は大きく異様という下りは異なるけど。

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    2012年04月03日
  • Yの悲劇

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    異常な性癖の持ち主揃いとして有名なハッター家。その主人ヨーク・ハッタ―の自殺を発端に、少年の毒入り卵酒の誤飲騒ぎ、楽器を使った撲殺と不可解な事件が続き、ドルリー・レーン氏の出番となる。
    ***
    あまりにも有名な古典ミステリの傑作たる所以を思い知る一方で、評価されすぎでは?とも思った。
    真相を掴んだように見えながらなかなか推理を披露しないレーン氏、警部や検事を含め情緒豊かな登場人物に疲れたり、イライラしながら読み進めたのに、真相解明を引き延ばした理由が腑に落ちず。。
    当時、この点はすんなり受け入れられたんだろうか。

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    2012年03月12日
  • ラヴクラフト全集2

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    短篇「エーリッヒ・ツァンの音楽」が好き。
    恐怖はサッと姿を現し、またスッと闇に消えていくのであります。

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    2011年12月14日
  • Xの悲劇

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    バーナビー・ロスによる、ドルリイ・レーン四部作の一作目。って言うまでも無く有名な作品。エラリイ・クイーンとバーナビー・ロスはどちらも覆面作家として売り出していたので、両者による覆面会談なんて事をやったらしい。ご存知の通り中の人は同一(フレデリック・ダネイとマンフレッド・リー)なので、要するに自演乙。このレビュー、全然内容に触れてないや。まあいいよね。

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    2011年11月03日
  • Yの悲劇

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    ネタバレ

    金持ちきちがいハッター家で起きる毒物を使った聾唖盲者殺人未遂や楽器マンドリンで撲殺された鬼婆。NYの港で溺死自殺したと思われるヨーク・ハッター(Y)が案出した探偵小説の殺人プロットどおりに犯行を行うのは意外な人。犯人の動機がいまいち説得力不足だけど、面白かった。

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    2011年10月13日
  • Xの悲劇

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    ネタバレ

    外国物は人物名を覚えられなくて敬遠してたけど、さすが巨匠の作品だけあって面白かった。ドルリイ・レーンがサム警視に変装して調査をするところはちょっと現実離れしていたけど、論理的な推理はまさに奇跡。

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    2011年10月09日
  • Yの悲劇

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    一家通して個々に特異な特徴を持つハッター家で起こる奇怪な殺人事件及び殺人未遂事件。
    主人公は聾者の元俳優、ドルリー・レーン。前作「Xの悲劇」で鮮やかな推理を披露した彼が直面する底知れぬ悪意。相対した彼の苦悩と決断の様は事件の様相とはまた別の面白さをはらんでいる。

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    2011年09月09日
  • ラヴクラフト全集2

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     『ラヴクラフト全集』2巻目です。『全集1』とは訳者が違いますが,相変わらずの重厚な文体で,読むのがちょっと疲れます。
     『全集2』には,いよいよ「クトゥルフの呼び声」が収録され,「クトゥルフ神話」の核心により一歩近づきます。ですが私のおすすめは,長編「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」です。
     チャールズ・ウォードという青年の身に起こった事件の記録なのですが,チャールズの事件は彼の先祖のジョゼフ・カーウィンという男と深いつながりがあり,100年前のジョゼフの身に起こった事件が断片的な資料から徐々に明らかになっていきます。そしてチャールズの事件も,断片的な資料や証言から徐々に真相が明らかに

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    2011年07月31日
  • ドルリイ・レーン最後の事件

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    この作品単体で見ると星2がいいところ。この作品を真に楽しむにはXYZの悲劇の3作品が必須。

    事件はなかなか起こらないし、起きても地味。

    しかし、結末は…

    悲劇3作を読めば、このラストのための前作だったという感想を持てるでしょう。

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    2011年03月08日
  • ローマ帽子の秘密

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    帽子の秘密はなんだろな。それを明かしてくれるのを楽しみに読んでいると、分かっていながらすっぱりきっぱりと教えてくれないエラリーに思わず苛。パパクイーンが結構好きになりました。楽しめたけど、犯人が最後までわからなくて悔しかったです。

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    2010年10月11日
  • ローマ帽子の秘密

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    最後の犯人に関しては突飛だった分
    それは反則だろう、という
    違和感さえ抱いてしまいました。

    トリックはある意味証拠も残らない
    すばらしいものを使っています。
    なのでクイーン警視が苦労するのも無理はありません。

    最初の作品のため
    エラリイはしゃしゃり出てきません。

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    2010年06月09日
  • Yの悲劇

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    2010年12冊目。(ペース遅いです…)
    「X」に比べると、設定や登場人物の関係がつかみやすい
    ぶん、さくさく読めました。どちらかといえば、「Y」の
    ほうが有名ですよね。受け入れられやすい設定なのでしょうね。
    どちらが面白いかは、ちょっと迷います。

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    2010年04月08日
  • Xの悲劇

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    だって、もう、当然おもしろいです。そりゃ、名作ですもん。
    久々の翻訳モノのミステリに、最初は苦戦しましたが、
    のってきたらやめられなくなります。

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    2010年04月08日
  • ドルリイ・レーン最後の事件

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    あぁ、まさか、まさかと思いながら、なぜそこに行き着いたか推理の真相を読み進めた時、納得と衝撃が同時に訪れる。この結果は予想できなかった…

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    2009年10月04日