思考機械の事件簿1

思考機械の事件簿1

1891年、英国で創刊したばかりの〈ストランド・マガジン〉が掲載したシャーロック・ホームズ譚は、爆発的な好評を博し、雑誌の売行きは一挙に数倍にはね上がった。この異常人気に他誌が黙っているはずはない。かくして陸続と独自の個性を誇る名探偵たちが登場し、名推理を競い合うことになった。彼らを通称して《シャーロック・ホームズのライヴァルたち》といい、名探偵の世紀が開幕する。本巻はアメリカの生んだ名探偵《思考機械》の活躍を描く名作を選りすぐった本格派ファン垂涎のコレクション第1巻!/【目次】《思考機械》調査に乗り出す/謎の凶器/焔をあげる幽霊/情報洩れ/余分の指/ルーベンス盗難事件/水晶占い師/茶色の上着/消えた首飾り/完全なアリバイ/赤い糸/解説=戸川安宣

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思考機械の事件簿1 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年01月08日

     『思考機械(シンキング・マシーン)』は、本名を「オーガスタス・S・F・X・ヴァン・ドゥーゼン」といい、哲学博士(PH.D.)、法学博士(LL.D.)、王立学会会員(F.R.S.)、医学博士(M.D.)、そして歯科博士(M.D.S.)といった、肩書きと名前とでアルファベットの殆どを使ってしまうという...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月16日

    「ありそうもないことだとおっしゃるならともかく、不可能という言葉は、ぼくの前では口になさらないでください。神経に障りますから」正義や報酬のためではなく頭脳の体操として事件を解決するヴァン・ドゥーゼン教授は、チェスの世界チャンピオンとのゲームで15手先を読んで王手と言い「思考機械」と呼ばれるようになる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年09月23日

    シャーロックホームズのライヴァルものとして十分に楽しめる。本書に収録されていない十三号独房の問題が気になる。

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    Posted by ブクログ 2012年04月03日

    東野圭吾のガリレオが好きな人は一読の価値有り。1905年ジャック・フットレル著『思考機械』が酷似しています。哲学博士&法学博士&王立学会会員&医学博士&歯科博士・・・のヴァン・ドゥーゼン博士の頭部は大きく異様という下りは異なるけど。

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    Posted by ブクログ 2019年01月11日

    代表作「十三号独房の問題」を含まない短編集
    書かれた時代を思えば仕方ないかもしれないが
    標準作であるもののそれ以上ではなく
    これ以上が前記ひとつでは埋もれてしまうのもいたしかたなしか

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    Posted by ブクログ 2012年10月15日

    サンドイッチが食べたくなったので用意しておくと良いと思われる。ありえないことを嫌う性格は好感が持てるが、情景描写がやや雑。

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    Posted by ブクログ 2010年03月19日

    シャーロック・ホームズのライバルたち、というコピーがついているように、ホームズを彷彿とさせる探偵です。どんな怪事件も思考機械の手にかかると、論理的に整頓されていきます。ただ、人の心には踏み込まないんですよね。なので、犯罪の手口は解明しても、その動機までは解明されないものもあるので、ちょっと不満かなあ...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年09月22日

    「海神の晩餐」に出てきたので。

    シャーロック・ホームズのライヴァルの一人とされる、
    「思考機械」ことヴァン・ドゥーセン教授のミステリーで面白かった。
    シャーロックよりさらに頭脳派というか非肉体派で、
    小柄で瘦せていて蒼白い顔という外観はちょっと典型的だが、
    常に切手を持ち歩いているとか、
    不可能と...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年12月31日

    『《思考機械》調査に乗り出す』
    死に際の老人の役を個人的な仕事として引き受けたフランク。依頼人ホールマン氏の明らかな詐欺行為として思考機械に相談を持ち込む。

    『謎の凶器』
    楽屋で殺害された女優。被害者の肺からは全ての酸素が吸い出されていた。

    『焔をあげる幽霊』
    ハッチストン・ハッチが目撃した燃え...続きを読む

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