宇野利泰のレビュー一覧

  • 黒い海岸の女王

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    ネタバレ

    『氷神の娘』
    雪原での戦い。戦いで傷ついたコナンが出会った少女と雪の巨人達の謎。

    『象の塔』
    ザモラ王国の都市シャディザールに立つ巨象の塔。巨象の塔に棲む魔術師ヤルの持つ宝を狙って侵入するコナン。塔の中で出会った盗賊タウラス。巨大な蜘蛛との戦い。塔の中に監禁されている生命体の秘密。

    『石棺のなかの神』
    聖堂の警備兵アルスが見つけた死体。町の金持ちプブリコの遺体。付近で発見されたコナン。警備隊の尋問。殺人の容疑をかけられるコナン。何者かに依頼され聖堂に侵入したコナン。殺害直前のプブリコの行動の秘密。石棺に隠された謎。

    『館のうちの凶漢たち』
    王国の権力を握る〈紅の司祭〉ナポニドゥスに目をつ

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    2013年01月26日
  • ポケットにライ麦を

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    ミスマープルシリーズなのになかなかマープル登場せず心配しましたが、それまでに事件がたっぷり描かれています。最後まで真犯人が分かりづらく、久々にアガサの本格ミステリー読んだなと感動させてもらいました。ただテレビシリーズにて見た記憶が途中から出てきて、映像を想像しながら読み進み楽しめました。・・・が、犯人だけ忘れてた。

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    2013年01月15日
  • Xの悲劇

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     再読。

     ドルリイ・レーンものはなかなか読み応えがあっていい。
    ドルリイ・レーンの人となりは、好き嫌いが分かれるところであろうが、四部作の評価については(ひとまとまりで見たときについてでは)一致するだろう。

     ただ、個々で見て何が一番かと問えば、「Xの悲劇」か「Yの悲劇」かで分かれる。
     私はどちらかと言えば、心情的にどちらも一番だと、言いたくなってしまう(笑)。
     というのも、秀でている箇所がそれぞれ違う為、比較し様がないと思うからである。思うにそれぞれの良さがあるから、このような意見割れが起こるのであろう。
     「Xの悲劇」の秀でている点は、その「簡潔明瞭な論理展開」だろう。成程、と思

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    2012年12月23日
  • ポケットにライ麦を

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    ネタバレ

    ミス・マープル・シリーズ

    自分の会社でコーヒーを飲んでいたレックス・フォテスキュー。突然倒れ死亡したレックス。死因は毒殺。事件当日屋敷を離れていた彼の後妻アディール。息子であるパーシヴァル。パーシヴァルに内緒で感動していた息子ランスを呼び戻そうとしていたレックス。警察が容疑者としてマークしたアディール。青酸性の毒物で殺害されたアディール。事件当夜から姿を消したメイド・グラディス。事件の翌日帰還したランス。何者かに絞殺され鼻に洗濯バサミをつけられたグラディス。事件を知り現場に駆け付けたミス・マープル。グラディスに行儀作法を教え込んだミス・マープルの義憤。グラディスの恋人の正体。かつてレックスと

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    2012年08月10日
  • Yの悲劇

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    古畑任三郎でも似たようなストーリーを見たけど、初めて読んだ当初は「へぇ~、なるほどね」という気持ち。かなり印象に残る一冊。前情報無しに読めばかなりおもしろい。

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    2012年03月12日
  • 黒い海岸の女王

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     小難しいと言うか、考えて読まなければならないファンタジーが
    続いた反動で、何も考えずに心底楽しめる本が読みたくなった。
    で、選んだのがコナンである。コナンと言っても名探偵でも未来
    少年でもないのでお間違いの無きよう(笑)。ヒロイックファンタジー
    orソード&ソーサラーの元祖とでも言える作品であり、シュワル
    ツェネッガー主演で映画化もされたので知っている人も多いだろう
    ファンタジー作品である。

     他者を圧倒する巨躯に野生の獣のような俊敏さ。そして何物にも
    屈服しない本能と意志を併せ持つ野蛮人。妖魔の存在を信じている
    が、それと同時に倒せない妖魔などいないとも信じている男。
    そのコナン

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    2013年08月25日
  • Zの悲劇

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    ネタバレ

    XYZのうち、Zが一番好きです。

    サム警視の娘の素人探偵が活躍するので、一番、身近に感じることができ、とても馴染めます。

    Xは、恐る恐る読みました。
    結末までの長い道のりでした。

    Zは、楽しみながら読むことができました。
    ミス サムが、結局誰を好きになるのだろうというのが、一番の興味の対象でした。

    XYZを比較して、みると、3作に共通して出てくる人物を、第三話で客観化したところに、シリーズの起承転結があって面白しろいと思いました。

    シリーズものを書くときの参考にしたいと思いました。

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    2012年03月04日
  • Xの悲劇

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    ネタバレ

    はじめてクイーンを読みました。
    2人の作者の合同著者名であることを始めて知りました。

    アメリカの探偵ものとして楽しめました。
    次はYの悲劇を読もうと思いました。

    ps.
    Yの悲劇を読みました。次はZの悲劇を読もうと思いました。

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    2012年03月02日
  • ラヴクラフト全集2

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    世界最古と思われる宇宙スライム小説かつ集団発狂「クトゥルフの呼び声」および他2編収録。やはり半分を占める、悪魔召喚の話が素晴らしいですな。2世紀前の話を書き上げた上に、それを現代に再現するという、現代ハリウッド映画そのもののストーリー展開に感服。信じられないけど、これが書かれたの、1920年代なんだぜ。

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    2012年02月04日
  • ローマ帽子の秘密

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    ネタバレ

    エラリー・クイーン・シリーズ

    弁護士モンティー・フィールド殺人事件。ローマ劇場で毒殺されたモンティ・フィールド。現場から消えた被害者の帽子。強請屋である被害者のシルクハットに隠された秘密。劇場に招待されていたモンティー・フィールドの元共同経営者ベンジャミン・モーガン。モンティー・フィールドに強請られていたベンジャミン・モーガン。被害者のポケットにあった小物入れの持ち主フランシス・アイヴィス・ホープ。彼女の婚約者で役者のスティーブン・バリー。モンティー・フィールドの強請りのネタの隠し場所。

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    2013年03月10日
  • オランダ靴の秘密

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    ネタバレ

    エラリー・クイーン・シリーズ

     百万長者アビゲール・ドルーン夫人殺害事件。手術前に絞殺された被害者。容疑者であるジャニーはアリバイを主張するが証人の正体を明かさない。ジャニーのアリバイ証人スワンソンの登場。同時刻に起こったジャニー殺害事件。靴紐の修理に使われた絆創膏の謎。ジャニーに化けた犯人が残した手術着に隠された秘密。

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    2011年11月18日
  • ギリシャ棺の秘密

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    超長かった記憶。でも読むのはしんどくなかった。エラリイの推理手法の成り立ちについての記述が有って個人的にはかなり好き。

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    2011年11月02日
  • ポケットにライ麦を

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    ネタバレ

    映像作品を先に見たので、ポケットにライ麦をが、マザーグースだということが想像できました。
    映像作品では、マープルがわりとはやめに登場していました。
    文庫を読み進んで、どこで登場するかが楽しみでした。

    ミス マープルものは、イギリス文化を知るために読んでいるので、マザーグースねたは、とてもうれしいです。

    これまでは、マザーグースの歌だけを聞いても、いま一歩ピンとこないことが多かった。
    サスペンスで利用してもらえると、すごく親しみがもてるようになります。

    映像作品で、曲がついているので楽しく聴いてから、文字で読むと音楽がよみがえってきます。

    とはいうものの、最初に見たときは、な

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    2011年08月14日
  • ラヴクラフト全集2

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    古書購入。

     ホラー。暗黒神話。
     クトゥルー(ここではクトゥルフ)神話の創設者、ラヴクラフト。その短編集。
     最後の短編は、短編って言うには、長い。
     全編通しておどろおどろしい。ここではないどこかの絶望的な話。気が狂いかねない恐怖と隣り合わせにされた人々。
     精密な絵を見るような描写が特徴の作者。勉強になります。
     長め、最後の「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」は終わりはまだ救いがあります。他のは、解決してなかったり、裏でざわざわしてたりして、落ち着かないままなんです。ゾンビ、蘇りもの。
     呪文が綺麗です。
    「死せるクトゥフが、ル・リエ―の家で、夢見ながら待っている」
     とかはかなり有

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    2011年05月28日
  • ポケットにライ麦を

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    ネタバレ

    この翻訳者さんはとても読みやすかったです。
    古典作品なのにすらすら読めるのは、本当に翻訳者さんの工夫の賜だと思います。

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    2011年04月05日
  • Yの悲劇

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    日本では古典ミステリーの最高傑作と呼び声の高い本作。

    かの江戸川乱歩も褒め称えたとか。

    内容は確かにすごい!
    全ての文章が犯人当ての布石となっていて無駄がない。

    ラストは、意外な犯人が。
    奇妙な凶器の理由も、本来なら有り得ない動機も全て丹念に読めば見えてきます。

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    2011年03月08日
  • Zの悲劇

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    多分受けるイメージはこうでしょう。
    「地味」「面白くない」「期待はずれ」
    私もそう思いました。
    しかもずーーーっとある男の無実追及だし。
    退屈するな、と。

    でも本当の楽しみは
    最後、レーンの話にあるわけで。
    そう、ワクワクさせる要素があるんです。
    そこがお楽しみ。

    そして、26人が消去され、
    最後の一人になったとき…
    はっとさせられることでしょう。

    短気な人には向かない作品。
    でも通な人にはとても面白い作品。

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    2010年07月06日
  • 犯罪カレンダー(7月~12月)

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    前半部はなんだかなーと思っていたけど
    後半月はよかったなぁ。
    何よりもちょっと謎解きの興味をそそられて、
    なおかつ殺人事件も起こるという
    2コンボの作品もあるのでなおよし。

    そして一番面白いのは
    なんと、ドッキリミステリーがあること。
    そう、エラリイ氏はだまされたわけで…
    そういう使い方もミステリーはできますな。
    確かに。

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    2010年06月29日
  • オランダ靴の秘密

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    おなじみ「読者への挑戦」シリーズ。
    病院内、手術前に殺人が露見する
    特殊中の特殊な設定です。

    たぶん犯人は容易に推測できるでしょう。
    広義での犯人は。
    ただし、そこで油断すると著者の思う壺です。
    してやられますよ。

    しかしながら「金」というものは結局
    人を変えてしまうものですな。

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    2010年06月21日
  • フランス白粉の秘密

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    事件が錯綜して
    一部読みづらい部分はありますが
    非常に読み手の推理意欲を書きたててくれる良書です。
    もちろん国名シリーズのため読者の挑戦つき。

    真犯人はなかなかでないことでしょう。
    何しろ別に出てくる事件が邪魔をし
    その真犯人が出てくることを
    かたくなに拒みますからね…

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    2010年06月11日