宇野利泰のレビュー一覧

  • ラヴクラフト全集2

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    独特な世界観を持つ怪奇小説家、ラヴクラフト全集の第2巻です。
    短編が多い中、長編「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」を収録しています。
    じっくりと狂気が語られ、読者を暗い深淵へ導きます。
    ラヴクラフトを楽しむためには、逞しい想像・妄想力が欲しいものです。
    第3巻にも期待します。

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    2019年07月19日
  • ラヴクラフト全集2

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    ラブクラフトが安定したホラー風味ファンタジーの書き手だというのは納得したが
    なぜクトゥルフ神話になり得たのは理解できないのは
    やはりホラーがさっぱりわからないからか文化の違いか
    本当に日本人というか英語とその文化圏にないひとが
    ラブクラフトのそうぞうするホラーというのを理解しているのだろうか
    ホラーに理解はいらないのかもしれないが

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    2019年01月08日
  • Xの悲劇

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    初めてのエラリー・クイーン氏の作品。探偵ドルリイ・レーンの登場。今までには出てこなかった、特徴的な人間で、もともと役者だったところで、シェイクスピアの引用をしたりと、面白い。
    P.244 L.2のシェイクスピア劇の不朽性を語る場面の、スター偏重主義についての主張のたとえを、警視たちの捜査の重点の置くところの過ちになぞらえて、語るのが面白かった。次はYの悲劇。

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    2018年11月15日
  • ラヴクラフト全集2

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     1に引き続き、正体不明のものを正体不明のままで恐ろしさをかき立てる描写を楽しむコズミック・ホラー。TRPGでおなじみの神話異性物や展開により、あれの元ネタはこれなのかという風に眺められた。秋の夜のお供に良い一冊。

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    2018年09月11日
  • 魔女誕生

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    魔女の名前がサロメ。他の魔道士の皆さんと同じく、魔女サロメさんは水晶球によって通信する。
     そんでサロメさんはどっか東洋の魔道士の人に拾はれ、そこで傀儡の女王になるつもりがお転婆さんなので返される。
     かっこいい。
     古代遺跡の描写がかっこいい。

    0
    2018年05月13日
  • 黒い海岸の女王

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    スペースインドぞうのいろいろが、そこそこ面白い。あと、東アジアをモデルにしたところが何となく蔑視はされてない感じ。
     キンメリアのコナンさんは、実はハーフだったらしい。なかなかかっこいい。

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    2018年05月13日
  • ポケットにライ麦を

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    ミス・マープル物の第6弾。ミス・マープルのベストに挙げる人も多いので気になっていた作品。いつもは俯瞰して事件の推理を組み立てるマープルが、今回は怒りに燃えている。マザーグースになぞらえて起きた3件の連続殺人で、マープルの仕込んだメイドが殺されるからだ。複雑に絡み合う登場人物の思惑が事件をかき回すが、マープルが現場に乗り込み、正義の鉄槌を下す。

    0
    2018年04月28日
  • ピーター卿の事件簿

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    新版になって、ウィムジー→ウィムジイと他の創元推理文庫のピーター卿シリーズと同じ表記になり、各短編の邦題&原題が1頁に記載されたのが良いです。解説も加筆・補填されている一方、「暗号ミステリ傑作選」収録の『龍頭の秘密の学究的解明』の解題は残っているので、これを機会にピーター卿短編全集を完成させるために、東京創元社さんには「事件簿3」の刊行を切に願います。

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    2018年04月26日
  • アデスタを吹く冷たい風

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    思いがけず面白い。短編ミステリでここまで楽しいとは。
    独裁政権下の軍人テナント少佐シリーズは手に汗握るし、陪審裁判の話は冷や汗モノ。

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    2018年04月08日
  • 寒い国から帰ってきたスパイ

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    ネタバレ

    池上彰さんがお薦めされている、しかも珍しくフィクション(勝手な印象ですが、よくノンフィクションをとり上げられているイメージなので)というところに興味をひかれ、はじめてのスパイ小説に挑戦。

    主人公は、冷戦下の東ドイツで諜報活動を行っていた初老のイギリス人スパイ・アレック。
    宿敵ムントとの戦いに敗れ、全てを失い帰国するものの、復讐のために再び戦いに身を投じる……という筋書き。
    要するに、すべての設定が渋めです。
    もちろん私の普段のごく平凡な暮らしぶりと何ら共通する要素はないのですが、それでも引っ張られるように最後まで読みました。
    とにかく、物語の緊張感がすごい。

    冒頭に、「喋らないことも嘘の一

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    2017年08月17日
  • 寒い国から帰ってきたスパイ

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    スパイ小説の古典、面白かった!!

    アクション劇はほぼ皆無で、

    尋問描写と
    三人称で人物の所作とインサイトの描写を中心に
    進行していくので、淡々とした進行に映るのだが、

    寒い国へステージを移して以降の、
    たたみ掛け方が凄まじく、
    攻守の激しい移ろい、綯い交ぜとなる真実に辿る複数の筋、
    が 「この先どうなるんっ!!??」の連続で、
    頁を繰る手が止まらず、
    ラスト100ページは あっという間に読み終えてしまった
    とりわけ
    査問会議(法廷劇といえるかな)が圧倒的だった

    0
    2017年05月29日
  • ラヴクラフト全集2

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    ・クトゥルフの呼び声
     これに出てくるクトゥルフという単語から、クトゥルフ神話と呼ばれるようになったらしい。地球規模で複数の人間に似たような恐怖の夢を見させることができる存在。それが海底のル・リエーの家で眠っていると。なかなか壮大なスケールの恐怖感がよい。

    ・エーリッヒ・ツァンの音楽
     呪いの旋律とでもいうべき音楽を奏でるエーリッヒ。実はその旋律で魔物と闘っていたのだろうか。短いながらも印象深い話。

    ・チャールズ・ウォードの奇怪な事件
     ネクロマンサーが一般社会に暮らしていたらどうなるか、という話。長い割にはインパクトがなかった。魔術師対決が見られるとは思っていなかった。そこだけが目が覚め

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    2017年03月03日
  • Yの悲劇

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    有名過ぎて一回くらいは読んでいただろうと思い込んでいました。

    未読。びっくりするぐらい初見。

    読み始めが偶然にも2月2日だったので、プロローグでやたらとテンションがあがりました。

    名探偵が敗北宣言をするという、古典定型からすると衝撃があります。

    13歳のいいところのお坊ちゃんが4歳の弟と一緒にきいきい騒ぐのも衝撃。

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    2017年02月13日
  • ポケットにライ麦を

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    ネタバレ

    アガサ・クリスティーがすごいのは、読者の犯人探しの視点を完璧に捉えていることだと思う。

    この事件の中心は複雑な家族関係を抱えた豪邸水松荘。けれど冒頭は被害者の職場にあるタイピング室から始まる。結論から言うとタイピング室は事件に無関係で、冒頭以降の物語はすべて水松荘で展開される。
    だけど、だからこそ、ミステリ好きの読者はその導入部分が気になってしまうのでは。タイピング室の人間関係や描写が軽快でわかりやすいのもそれを助長する。あのタイピング室は一体? 美人秘書のミス・グローブナーは事件後なぜ辞めたのか? もしや犯人はタイピング室に… と考えてしまう。

    ミステリのトリック・種明かし自体はちょっと

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    2017年06月21日
  • 寒い国から帰ってきたスパイ

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    最後の最後で真実が明らかに。こんな世界が、実際に存在したのか、現在もあるのか…。人が信用できなくなりそう。

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    2016年12月04日
  • 寒い国から帰ってきたスパイ

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    ティンカー、テイラー…を読んだ時、人物を覚えて追うのに必死だったけど、これは登場人物も少ないし心理描写が多いから読みやすかった。
    派手なシーンはないんだけども、これからどうなっちゃうの?というドキドキ、ハラハラするストーリーです。ただ、勧善懲悪・最強の主人公!みたいな爽快感はないかな…。

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    2016年05月02日
  • ポケットにライ麦を

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    ミス・マープルシリーズの長編第6作目。
    「ライ麦」は本編にもタイトル通り登場するが、もう少しトリックに絡んだ方が良かったかな。

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    2016年02月14日
  • 華氏451度

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    米国のSF・幻想文学作家のレイ・ブラッドベリによる1953年発表の作品。
    ジョージ・オーウェルの『1984年』などと並び、代表的なディストピア小説のひとつと言われる。ディストピア小説とは、SFなどで空想的な未来として、理想郷(=ユートピア)の正反対の社会(=ディストピア)を描いた小説で、その内容は政治的・社会的な様々な課題を背景としている場合が多い。
    華氏451度とは、摂氏では233度にあたり、紙が自然発火する温度というが、本作品は本の所有や読書が禁じられた近未来の物語である。
    主人公は「焚書官」として、人類の叡智の結晶である本を焼き尽くす仕事をしているが、その一方で人々は超小型ラジオや家の大

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    2016年01月11日
  • ポケットにライ麦を

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    ネタバレ

    ミス・マープルが面倒を見ていたメイドが殺された事で、ミス・マープルが乗り出すので、半分弱読み進めないとミス・マープルが登場しません。
    意外な犯人。見事にミスリードされました。
    最後にミス・マープルの思いやりと情の深さを感じてしんみりします。

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    2015年08月22日
  • 華氏451度

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    ベンジャミンフランクリンの名前が出てきたから、某国で本当にあった話かと思って、いろんな歴史資料調べてしまった。そもそも「焚書」って言葉が存在すること自体なまなましい。。

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    2015年08月16日