宇野利泰のレビュー一覧

  • Xの悲劇

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    シェイクスピア俳優・ドルリーレーンの最初の事件簿です。
    ドルリーレーンが生き生きしています。舞台を降りた名優が犯罪を解き明かしていくストーリーなのですが、話の各所にちりばめられた、シェイクスピア作品からの台詞の引用がすごく好きです。シェイクスピアを読みたくなります。
    ドルリーレーンの持って回ったような言い方とか仕草が微笑ましいです。

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    2010年06月03日
  • Yの悲劇

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    ハッター家連続殺人事件。
    自殺した当主の夫。卵酒による毒殺未遂、なしに注射された毒。
    夜中に殺害された当主ハッター夫人、凶器に使われたマンドリンの謎。
    爆発した薬品庫。

    2009年1月30日購入

    2009年1月31日初読

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    2009年10月07日
  • 思考機械の事件簿1

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    ネタバレ

    『《思考機械》調査に乗り出す』
    死に際の老人の役を個人的な仕事として引き受けたフランク。依頼人ホールマン氏の明らかな詐欺行為として思考機械に相談を持ち込む。

    『謎の凶器』
    楽屋で殺害された女優。被害者の肺からは全ての酸素が吸い出されていた。

    『焔をあげる幽霊』
    ハッチストン・ハッチが目撃した燃える幽霊の謎。失われた宝石の謎。

    『情報洩れ』
    ライバルに情報が漏れている。しかし秘密を漏らせる人間がいない。タイプライターを使った暗号。
    『余分の指』
    問題のない指を切り落として欲しいと頼む婦人。そして指が無い死体が発見される

    『ルーベンス盗難事件』
    盗まれたルーベンスの油絵、容疑者は別の絵を模

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    2013年12月31日
  • ラヴクラフト全集2

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    不朽の名作「クトゥルフの呼び声」が収録されている。「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」はハマんないと読めなさそう。

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    2009年10月04日
  • ラヴクラフト全集2

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    『クトゥルフの呼び声』『チャールズ・ウォードの奇怪な事件』収録。
    初期作品が多いので、それほどクトゥルー神話は出てこないものの、チャールズ〜は必読!不気味でそして人間の恐ろしさが垣間見れる

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    2009年10月04日
  • Yの悲劇

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    エラリークインは赤○次郎のように突拍子も無い人間が犯人だったりしない。
    まさに正統派。
    その作品の中でも最高に出来のいい作品。
    だって絶対犯人わからないけど、(犯人がわかった時の衝撃度はすごかった)絶対納得しますよ。
    X,Yとクオリティが高いのだが、Zがダメダメなのが残念。

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    2009年10月04日
  • スミルノ博士の日記

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    ネタバレ

    ダブルカバーで平積みされていたら買っちゃうよ。「とある理由」が気になってワクワクして読んだ。
    肝心の「とある理由」は博士の日記がベースということ、警官とのやり取りで生まれる博士への不信感からずっとそうなんじゃないかとは思って読んでいた。それを100年くらい前に書いているからすごいんだけどね。今となってはうーんって感じ。

    ただ途中でえがかれる博士の不安定な様子や全体的に漂う不穏な空気感が海外の翻訳ミステリーらしさが出ていてよかった。ラストでカリングが使った手法も相手の急所を突く見事なものだった。

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    2026年06月03日
  • ピーター卿の事件簿

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     ミステリ評論家の森英俊さんがバークリーの「服用禁止」の解説の中で、英国黄金時代を代表する女性作家として挙げていたのが、本書のドロシー・L・セイヤーズであり、前回アンソロジーに収録されていた「疑惑」が、とても刺激的な作品だったので期待して読んでみたのだが、果たして?

     本書は青年貴族「ピーター・ウィムジイ卿」が探偵役として事件を解決していく短編集であったのだが、まずはミステリ的にあっと驚くようなトリックや、どんでん返しといった分かりやすい爽快感のあるタイプではなく、所々怪奇要素が多いのが特徴的だったと書くと、江戸川乱歩や横溝正史を想像される方もいるのかもしれないけれど、彼らと雰囲気が異なるの

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    2026年05月30日
  • 思考機械の事件簿1

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    数多いるシャーロック・ホームズのライヴァル達だがホームズより運動能力は劣るが論理性を追求した性格で肩書きが異常に多く名前も長すぎるからあだ名で叙述されるという個性ありすぎな名探偵の事件簿。ルールを教わっただけの超初心者ながらチェスの世界チャンピオンを破った事から「思考機械」と呼ばれるに至る。教授として高名なので探偵をする必要はないがワトスン役の新聞記者が不可解な事件を持ち込むと頭の体操代わりに解明に挑むというスタンス。安楽椅子探偵のようだが事件現場に赴いたり当事者から話を聞きに行ったりする。誘拐されても直ぐに連絡が取れるように準備も怠らないという用心深さは本書のエピソードでも分かる。
    各事件に

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    2026年05月28日
  • ポケットにライ麦を

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    ミス・マープルシリーズの長編。アガサ・クリスティからの見立て殺人に対する1つの回答ともいえる内容で一言でいうと巧い。金持ちの家で性格の違う仲の悪い兄弟というテンプレート的な設定だが、内容は面白い。ミス・マープルのように冷徹かつ論理的に考えると納得はいくが、心理的なフィルターで予想外の結末を提示してくるのはさすが。個人的にはこれまでのミス・マープルシリーズで1番面白かった。

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    2026年05月19日
  • スミルノ博士の日記

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    面白い一冊でした。
    ただ人によって、賛否あるというのも納得です。

    本だからこそできるトリックという事を念頭に、
    「少し変わったミステリーが読みたい」「海外作品に触れてみたい」という方は是非読んでみてください。

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    2026年04月14日
  • 華氏451度

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    『海の貝』ラジオを耳につめ、『テレビの部屋』で映像と話しながら一日を過ごす妻。いまのスマホ依存の若者たちと同じだと思い、ぞっとした。

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    2026年04月06日
  • スミルノ博士の日記

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     「これが面白い!」「なんか読みたい」ときはこれ!
     水色のカバーにガツンと大きなゴシック体が目に飛び込む。
     2024年に中公文庫から出された本書は大正には書かれ、昭和には訳されていたらしいが、今回初めて手に取った。
     探偵レオ・カリングが高名な細菌学者で法医学者のスミルノ博士の日記を取り出すところから物語は始まる。
     日記は去年の初めに起きた、殺人事件が主として記録されていた。
     警官とのつまらない諍いで警察署に連れてこられたスミルノが、知人女性と遭遇する。そう、警察署内で。彼女は殺人事件の容疑者になっていた!
     法医学の専門家ということもあり捜査に加わるスミルノの他、依頼を受けた探偵レオ

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    2026年03月28日
  • 寒い国から帰ってきたスパイ

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    ネタバレ

    まず翻訳が古くて女性の言葉が現代と全然違う。また女性も健気で献身的で前時代的(男に都合のいい女)でもある。
    冷戦時代のドイツで苛烈な英ソの情報戦が行われていたのを知ることが出来たのは良かった。
    タイトルと違ってスパイ・リーマスは「帰ってこなかった」のだけど、物理的に帰って来るor来ないではなくて、ラストで女性のもとへ駆け寄る(見捨てなかった)ことで、非情で人を駒としてしか見ない冷酷な世界から、人間味のある世界へ帰って来たのだと、数日後に思い至った。

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    2026年03月24日
  • ピーター卿の事件簿

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    別の創元推理文庫の巻末の宣伝だったかで、特に前情報無しにこの本を手に取ったのだが、ピーター卿のシリーズものということで、順番に読んでいればもっと魅力を感じたかもしれないなと少し悔やまれるところである。

    どの話も読んでみてそれなりに満足感のある作品ではあったが、特に「ピーター・ウィムジイ卿の奇怪な失踪」がお気に入り。
    悪魔・魔物の存在など宗教がかった話も絡んでくるのだが、アリスを一目見た時の描写の禍々しさなど、ラヴクラフトのような怪しさ・薄気味悪さが文章から漂っていて、とても好みだった。

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    2026年03月17日
  • 本好きに捧げる英国ミステリ傑作選

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    ビブリオミステリを集めた短編集。
    時代的には古いけれど、結構楽しい。読んだことのない作家さんの作品ばかりで新鮮。
    まだ途中なので読み終えたらまた感想書きます。

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    2026年03月16日
  • スミルノ博士の日記

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    ネタバレ

    本屋さんで表紙が隠されているのに惹かれて購入!
    途中犯人もおかしくなってくるので、なんとなくわかってしまったけれども面白かった

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    2026年03月14日
  • スミルノ博士の日記

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    ネタバレ

    久しぶりに推理小説を読んだら結構面白かった。
    あまりにもルネスタムが怪しかったから、逆にこれは博士が信頼できない語り手か?と何度も思ったけれど(スミルノ博士死んでるし。怪しすぎる)そう結論づけることができずにそのまま読み進めてしまった。案の定スミルノ博士が犯人だったのが悔しい。手紙の内容を明らかにしないのが怪しいなと思ったけどそこはあまり本筋には関係しなかった。むしろスミルノ博士が妄想に囚われる性質があることを見抜かなければならなかった。序盤、太陽の元で博士は内気なり、夜中には本来の自分になれる、という記述があったがさすがにこのヒントです妄想に辿り着くことはできなかった。二重人格も考えたけれど

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    2026年03月14日
  • スミルノ博士の日記

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    ネタバレ

    本のタイトルさえ隠して売る徹底ぶりに気になって購入。今ではどこかで読んだことあるかもと思う手法だが、この本が書かれた当時はとても斬新な手法として注目を浴びたと思う。
    主人公の日記をもとに進んでいくが、実際に起きたことや当時の心情と、こうだと思い込みたくて日記に書いたことがごちゃ混ぜになり、どんどん主人公の歪さが浮き彫りになってくる。
    どんどん追い込まれていくところが迫真の描写でよかった。

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    2026年03月09日
  • スミルノ博士の日記

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    ネタバレ

    この本は構造が凝っていた。部屋の構造や、事実関係、謎解きのプロセス等、分かりづらいところがちょいちょいあったが、最後「おお~」っとなった。日記で語られる形式がこの話の肝で、ロリータを読んだ後にチャットと話し合い、「日記だから真実が語られているとは限らない。日記の筆者の思い込み、都合の良いように書いていることを考慮する必要がある」ということが書いてあったが、まさにそれを使ったトリックで、盲点だったと思った。裏切りがダブルにもトリプルぐらいもあった。最後の探偵による付記で、博士自身の目線から離れてこの状況を見直すことで、この話で長い時間をかけて描かれていた状況ががらっと変わってしまう、そのトリック

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    2026年02月18日