宇野利泰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『《思考機械》調査に乗り出す』
死に際の老人の役を個人的な仕事として引き受けたフランク。依頼人ホールマン氏の明らかな詐欺行為として思考機械に相談を持ち込む。
『謎の凶器』
楽屋で殺害された女優。被害者の肺からは全ての酸素が吸い出されていた。
『焔をあげる幽霊』
ハッチストン・ハッチが目撃した燃える幽霊の謎。失われた宝石の謎。
『情報洩れ』
ライバルに情報が漏れている。しかし秘密を漏らせる人間がいない。タイプライターを使った暗号。
『余分の指』
問題のない指を切り落として欲しいと頼む婦人。そして指が無い死体が発見される
『ルーベンス盗難事件』
盗まれたルーベンスの油絵、容疑者は別の絵を模 -
Posted by ブクログ
当時何も知らずに読んだ人はどえらい衝撃を受けたことでしょう(°▽°)
現代社会はネットであらゆる情報をすぐに見ることができて便利なのですが、昔もいまも推理小説を読むときはなるべく情報は遮断しておいたほうがいいと思います(°▽°)
「あまり知りたくなかった前情報」「不意打ちのネタバレ」など…あるあるではないでしょうか…(°▽°)
情報なんて仕入れようとしなくても、とりあえず何も考えずに読み始めて、作者の仕掛けた罠に思いっきり嵌っちゃって、「あー騙されたー!」って言いながら天を仰いだり思わず笑っちゃったりする、そんな読書体験のほうが楽しくてイイな、と思うのです(°▽°)
1917年(大正6年) -
Posted by ブクログ
ネタバレこの作品の名前は何かで知っていて、読むことが出来ずにいて数十年。まさかの、カバーを隠した状態で発売されていて、狂喜乱舞でした。
しかも、オリジナル訳。
「とある理由」をあらかじめ知っていて、それでも面白かった!そして、これをリアタイで読みたかった、と切に思います。
昨今の倒叙作品に慣れた読者には、もしかしたら、「なんだぁ」と思われるかもしれませんが、同トリックの、かの有名作品よりも以前に書かれたものである、ということを考慮に入れると、この作品がいかに当時、驚嘆に値するものだったのかが理解できるでしょう。
倒叙法にととまらず、登場人物の心の動きと、探偵が犯人を絞っていく過程の描写に優れていて、表 -
Posted by ブクログ
冷戦時代、主人公である英国情報部のリーマスはベルリンに赴任していたが、東へ送り込んでいた配下のスパイが殺害されるなど作戦失敗が重なり、ロンドンに呼び戻されて閑職に左遷された挙げ句にクビになってしまうが、そこに東側から謝礼と見返りに情報提供をするよう誘いを受ける…というスパイ小説。
その誘いにリーマスが乗って東側へ寝返るというのが、東ドイツ情報部のムント副長官を失脚させるための英国情報部の策略だったのだが(と裏表紙の粗筋紹介に書いてある)、なんせスパイの諜報戦なもので、一筋縄ではいかないというもの。
「国の大義名分のためには個人など駒にすぎない」という東側の主義は、西欧には到底受け入れられないも -
ジョージ・ダグラス・ハワード・コール / マーガレット・コール / E・C・ベントリー / ニコラス・ブレイク / S・C・ロバーツ / フィリップ・マクドナルド / A・A・ミルン / ジュリアン・シモンズ / グラディス・ミッチェル / ロイ・ヴィカーズ / マイケル・イネス / クリスチアナ・ブランド / マージョリー・ブレムナー / ヴィクター・カニング / ジョン・クリーシー / エドマンド・クリスピン / ナイオ・マーシュ / マーティンエドワーズ / 浅羽莢子 / 宇野利泰 / 鈴木美朋 / 中村有希 / 法村里絵 / 深町眞理子 / 宮脇孝雄 / 山田順子3.5 (4)
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ジョージ・ダグラス・ハワード・コール / マーガレット・コール / E・C・ベントリー / ニコラス・ブレイク / S・C・ロバーツ / フィリップ・マクドナルド / A・A・ミルン / ジュリアン・シモンズ / グラディス・ミッチェル / ロイ・ヴィカーズ / マイケル・イネス / クリスチアナ・ブランド / マージョリー・ブレムナー / ヴィクター・カニング / ジョン・クリーシー / エドマンド・クリスピン / ナイオ・マーシュ / マーティンエドワーズ / 浅羽莢子 / 宇野利泰 / 鈴木美朋 / 中村有希 / 法村里絵 / 深町眞理子 / 宮脇孝雄 / 山田順子3.5 (4)
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