宇野利泰のレビュー一覧

  • フランス白粉の秘密

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    ニューヨーク五番街のフレンチ百貨店では最新家具の展示が目玉。ところが正午に決まって行われるショーの最中、収納型ベッドの中から女性の死体が転がり落ちて、大パニックに!しかも、その死体は百貨店の社長夫人だった。エラリイ・クイーン国名シリーズ第二作。本の感想は(どんな作品でも)なるべくいいところを見つけて書くように心がけているので、まずは良かったところから。(以下ネタバレあり)劇的な仕掛けで死体を登場(?)させた奇抜なアイデア。デパートのショーウィンドウに…店員もさぞビックリしたことだろう。最後の一行まで犯人の名前が明らかにしないという構成は、最後の最後まで推理小説読者に挑戦しているようで個人的には

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    2011年07月22日
  • ローマ帽子の秘密

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    NY、ブロードウェイの劇場内で、劇の進行中に客席から苦悶の声があがった。すでに悪徳弁護士がこと切れており、男が持っていたはずのオペラハットが無くなっていた。現場に駆け付けたクイーン警視と息子のエラリーは捜査を開始するが、広い劇場内、大勢の観客の対応に追われ、犯行の目星をつけられないまま、夜が明けるのであった…。やっと読めた〜。今更ながら国名シリーズに着手。一般的に評価の高い「エジプト〜」から読むか迷ったが、発行順にこちらから読むことにした。若干くどいと感じつつ、つぶさに調べていき推理を発展させる手法は丁寧だ。(以下ネタバレ)「幕間」で読者への挑戦を挿入された段階では、犯行現場の位置や劇場内での

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    2011年07月22日
  • Yの悲劇

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    久しぶりに読んだ。初読の感想などに触れたいところだが、どうあってもネタバレになりそう。いっさい書かない。
    エラリー・クイーンの作品のなかでも抜群の知名度を誇る『Yの悲劇』。本書の評価を決めるのは、トリックや人物造形、論理性などよりも、読み手が犯人像や結末にどれだけ衝撃を感じることができるかであろうと思う。私が中学生時代に初めて読んだときは、例の…おっと、いけない、いけない…。

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    2009年10月04日
  • ラヴクラフト全集2

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    ラブクラフトの数少ない長編の一つ「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」が収録されているが、なんとも読みにくいため難儀しました。やっとのことで全部読みましたが、展開が同作者の別の作品とほとんど同じだったり…。全集を読んでるとよくわかりますが、展開が同じ作品がいくつかあります。

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    2009年10月04日
  • Yの悲劇

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    ミステリーを読むようになって、何度も出てくるこのタイトルとエラリイ・クイーンの名。これは一度読んでおかないと、と思って手に取ってみました。
    探偵役である元俳優のドルリイ・レーンの言動がじれったいと思ってしまった。ハッター家の気違い具合が異様過ぎてちょっと辛い。でも謎が解ければすっきり納得。

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    2012年08月02日
  • Zの悲劇

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    ドルリー・レーン三作目。二作目より年を経たレーンの活躍が、サム警部の娘ペイシェンスの視点から語られる。

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    2009年10月04日
  • Xの悲劇

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    トリックだけは何かで見ていたのだが、実際物語の中で展開されるのはまた違う印象を受ける。
    ドルリー・レーン四部作の第一部。
    あの指はないだろと思わなくもない。何もかも演出過剰。だがそこが良い。

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    2009年10月04日
  • オランダ靴の秘密

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    古い推理小説を読んでしまった。最初にテンポがないので、読みはじめが苦しいが、慣れてくるとさすがに面白い。

    2004-08-25

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    2009年10月04日
  • Zの悲劇

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    理屈は通るんだけど、動機が退屈。ヒロインのロマンス描写がぎこちなくて苦笑。☆2.8くらい?【0512新】

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    2009年10月04日
  • ドルリイ・レーン最後の事件

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    訳のレベルが低い。中身もちょっと緻密さに欠き、終盤がどたばたするのが気に入らない。素材は良いのだが…。【060216新】

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    2009年10月04日