宇野利泰のレビュー一覧

  • ラヴクラフト全集2

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    TRPGで有名らしい「クトゥルーの呼び声」を筆頭に収録。

    他の巻に比べ、怪異に直接対峙している(というか、対峙している描写が比較的正気のまま書かれている?)作品が多いのが特徴。幻想的な雰囲気を楽しめる「エーリッヒ・ツアンの音楽」がこの間の中ではお勧めか。

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    2016年05月28日
  • Yの悲劇

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    ううう。ううう。
    レーンを好きになれそうでなりきれない、、、のは訳のせいなのか、そういうものか。。。。
    同じ判のXの悲劇が無い。。。のでカドカワのを購入。ちょっと時間あけて読もう。

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    2016年03月01日
  • 華氏451度

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    ぞっとした。

    政府によって本の所持が禁止され、イヤホンから流される放送と壁一面のテレビと『家族』に夢中にさせられて、考える時間を奪われた人たち。

    今、現実の世界で私たちは、自ら読書を避け、インターネットやスマートフォンの世界やゲームにのめり込み、自ら考える時間を放棄している。

    ほんと怖いです。

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    2015年10月10日
  • アデスタを吹く冷たい風

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     7編収録の短編集。

     前半の4編は軍人のテナント少佐が活躍する
    短編。架空の国が舞台で将軍の圧政や革命など
    ところどころ不穏なその国の空気が描かれている
    のが上手いです。


     またテナント少佐の軍隊の権力や派閥に縛られず、
    自分の正義と思考に愚直に行動する姿がとても男前
    です。

     テナント少佐ものがこの短編だけなのが残念…
    この国の政治をもっと掘り下げた長編があったら
    間違いなく名作になりそうな予感がします。


     他3編は歴史ミステリにブラックユーモア、奇妙
    な雰囲気のものとバリエーションが豊か。特に自分
    が好きだったのは、
     被告の無罪を勝ち取った弁護士がその友人の
    大学教授に被告

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    2015年07月26日
  • 華氏451度

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    本を見つけたら焼く仕事をする焚書官のモンターグ。消防士の格好でホースから火を吹かせるのだ。不思議な少女との出会いから、本を焼く為に出動した先での老婆の自殺からモンターグは始めて自分や妻の事を考えるようになって…
    無知を生産する世の中で、知識人は頭の中に本の内容を暗記するようになり、人々に伝えていく決意をするラスト。本は物事の本質を知る手段であり知的好奇心を満足させるものでもある。自分は無知だと気付く事が大事だ。

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    2015年06月15日
  • ポケットにライ麦を

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    中盤まで主役を務めるマープルの登場はないが、故に警察官の活躍が際立つ。

    ここ最近放送されていた、深夜のミステリチャンネルでのTV版では二時間で解決されるという仕様だったので、所々不明が残ったものだが、こうして文字を追ってみると、犯人が判明した際に、成る程。と思うところが多々あった。
    要するに、TV版よりも文字の方が、時系列がはっきりと覚えていられる。

    覚え書き。
    投資信託会社を経営する男が、自社の社長室で毒殺される。その男の上着のポケットには、ライ麦が一杯に詰められていた。
    その後、男の若い後妻、屋敷に勤めていたメイドが連続で殺害され、このメイドの行儀見習い先の主であったミス・マープルが新

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    2015年01月23日
  • ポケットにライ麦を

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    読む前から、マザーグースの一節のタイトルが気になっていた一冊。
    最後の締めくくりがとても切なくて印象に残る。

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    2014年12月28日
  • ラヴクラフト全集2

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    全集2巻目は3作品が収録。世界は安定したものではなく、辛うじて危ういバランスの上に存在している。ふとしたきっかけからそれを認識してしまう恐怖と絶望。この世界観は好きだけど、文章が華美でくどいのよね。あと7冊?読めるかな。

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    2014年09月15日
  • ラヴクラフト全集2

    Posted by 読むコレ

    前巻より読み易かった。
    今巻の秀逸な点は、悪魔や怪物という人外の存在を題材にしているにも拘らず、実際に怪物そのものや残酷な描写が少ない点でしょう。
    あくまでも扱っているのは興味と恐怖と狂気の境界線におけるせめぎ合いという人間らしい部分であり、故に容易に想像が可能であり怖気を誘います。
    中でも「チャールズ・ウォートの~」は珍しく長編で、それだけに主人公の狂気への過程がじっくりと描かれ、読み手の中の恐怖も醸成させられる体で世界観を堪能できます。
    にしてもラスト付近の老医師の胆力には脱帽。
    僕なら瞬間発狂ものでしょうね…

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    2014年07月05日
  • Yの悲劇

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    こちらも本当に久し振りの再読。内容完全に忘れてた。当時はセンセーショナルな内容だったのかもしれないが、現代では十分起こりえるレベルか。Xのほうが個人的にはミステリーとして出来がイイと思う。

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    2014年04月27日
  • 華氏451度

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    ネタバレ

     西尾維新『恋物語』の新聞全面広告から。『ひたぎサラマンダー』の「サラマンダー」のわけも読んでみて分かった。しかしガハラさんの言う通りこれをボーイミーツガールとは読めない。クラリスは凄く好きになっただけに出番が序盤だけだったのが残念。
     焚書について扱った小説。『1984年』、『沈黙の春』とかと同じ系統になるのか。1950年代から見た未来で現在だと違和感があるところも。管理体制が甘さが現代からみると考えにくい。車の延長線上の高速マシンはあるが、監視カメラがまったくない。携帯のような端末もなくラジオがポータブル化したものがあるだけ。これは作者の予想が間違っていることを指摘するものではなく現実にお

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    2014年09月04日
  • ラヴクラフト全集2

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    クトゥルフ神話大系の長、ラヴクラフト全集の2冊目は、今なお映画の原作モチーフとして用いられるホラーの名作『クトゥルフの呼び声』の他、傑作短編でショートホラームービーのような『エーリッヒ・ツェンの音楽』。ラヴクラフトとしては珍しい長編小説であり、話の中盤の途中がやたらと中弛みして退屈になる所などは、かの怪奇カルトムービー映画の父ロジャー・コーマンの演出風味そのまんまの展開が有る意味で味わいの深い『チャールズ・ウォードの奇怪な事件』を収録。今にすれば恐怖、怪奇というよりも奇異な物語はかえって新鮮に感じられる。

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    2013年10月26日
  • 思考機械の事件簿1

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    サンドイッチが食べたくなったので用意しておくと良いと思われる。ありえないことを嫌う性格は好感が持てるが、情景描写がやや雑。

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    2012年10月15日
  • 黒い海岸の女王

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    これがヒロイック・ファンタジーの原点なのか。ふむふむ。


    第三者の感想など挿入していないところが、まるで遠い昔から言い伝えられてきた神話や物語のような冷淡・残酷・不可思議がつまっているように感じました。

    付録にあたるのか、後半のハイボリア時代については理解できるような
    できないような別世界で実感がいかなかったのですが
    BBCで制作されたメソポタミア黎明期からラムセス2世・3世あたりの
    ドキュメンタリーを見て、はじめて得心がいきました。

    猿まで退化したり、大陸の形が変わるほどの天変地異は
    ないですが、ずーっと日本は日本だった国の者には想像もつかない
    国々、民族の移り変わりが実際にあったのだ

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    2012年09月20日
  • Yの悲劇

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    初読みエラリークイーン作品
    評価が高いのはわかるけど、探偵が終始白黒はっきりしてくれなくてイライラした
    意図的なんでしょうが、訳が問題なのかクイーンの文章が好みじゃないのか・・・

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    2012年05月04日
  • ポケットにライ麦を

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    推理小説らしい推理小説だった。
    日本人にはこのライ麦の歌がなじみのないものかもしれないけど、それに沿って、入念に考えられた殺人が起こる。
    やっぱり犯人は意外な人物。
    今回のお話では頭のいいおばーちゃんがどんどん謎を解いていってくれた。

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    2012年05月02日
  • ラヴクラフト全集2

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    「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」、過去の奇怪な事件とその調査を行っていた子孫の身に起こる事件。壁の下から発見される肖像画、先祖と容姿がうり二つであること、謎の言語の文書、儀式…とじわじわ恐怖心を盛り上げ得る要素が満載。真相に近づいていく怒濤のクライマックスに魅せられる。
    「クトゥルフの呼び声」、「エーリッヒ・ツァンの音楽」はベタだけど楽しい。

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    2012年02月29日
  • Xの悲劇

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    本格というのはこういうものかという感じで、ほほうと納得しながらも、翻訳のせいなのかわからないが、読みにくさもある。

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    2011年08月28日
  • ドルリイ・レーン最後の事件

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    これは最初から予想できたし根拠にも気付けた。難易度はかなり低いと思う。
    しかし、うーん、ある身体的特徴が犯人断定の決定的な要素になるわけだけど、これ実は論拠としては不十分なのである。というのも、真犯人と同じ身体的特徴と動機を持っている人なら誰でも犯人になり得るためだ。
    その辺の弱さが気になったが、しかし相変わらず読後の鮮やかさは見事で、さすがエラリークイーンと言ったところ。
    クイーンの小説って読後感が肝だと思う。

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    2011年07月11日
  • Zの悲劇

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    前作2つにくらべると平凡な感じがする。

    楽しめるが心に残る内容ではなかったし、驚きも少なかった。

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    2011年03月08日