宇野利泰のレビュー一覧
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1.おすすめする人
→ホラー要素がほしい、ゾッとしたい
2.内容
→リズムに苦戦して、
5回くらい断念してやっと読み終わった作品。
どれも追いかけられるような不安感に包まれて、
気味が悪いとはこのこと。
最後の「闇に囁くもの」は、
宇宙人の話かと思いきや、
最終ページでゾッとするなん...続きを読むPosted by ブクログ -
アマプラで“ナイトマネージャ”を見終えて、手元にあったこの小説を読み始めた。
流石・・スパイ小説の古典、金字塔である。
冷戦当時のリアリティと60年代を思わせる「歴史の進行、弁証法の必然性」といった表現等に時代を感じる。全体を覆う暗いトーンは新たな流行だったのだろうか。
査問会以降は最後まで一気読み...続きを読むPosted by ブクログ -
4編の作品が集録されています
あとがきにあるように「ラヴクラフトのリズム」に苦みましたが、徐々に慣れてきました。
100年近く前の作品とは思えない現代的なSF感があった「闇に囁くもの」は特に面白かった。
ラヴクラフト作品はイメージ力がある読者がハマるらしいのでお試し下さい
Posted by ブクログ -
ジョン・ル・カレを読まずして旅立つことはできないのだよ諸君
ただ、ひとつだけ告白しておこう
ずっとジョン・カレ・ルだと思っていたよ
バーモントか!
はい、スパイ小説の教科書と言っても過言ではない『寒い国から帰ってきたスパイ』です
1961年刊行でイギリスとアメリカの最優秀ミステリー賞を同時受賞し...続きを読むPosted by ブクログ -
ミステリの女王クリスティが創り出した名探偵ポアロに並ぶ探偵(?)マープルが登場する作品。
ミス・マープルは、映画やドラマで何人もの女性が演じており、私自身は、ジョーン・ヒクソン演じるドラマを全て観ており「ポケットにライ麦を」も観ており内容は分かっていたはずですが(怪)既視感なく最後まで楽しく読み切...続きを読むPosted by ブクログ -
MI6出身の著者によるハードボイルドなスパイ小説。やはりスパイものは冷戦の頃が一番おもしろい。
実際に存在した高位の役職に着いた二重スパイをモデルにしたのだろうか。
東ドイツ側のスパイハンターであるムントを失脚させるためのミッションにアサインされたMI6リーマスは東ドイツ側に寝返ったフリをして潜...続きを読むPosted by ブクログ -
社長さんが仕事中にお茶を飲んだら死んでしまった! という毒殺事件から始まる連続殺人。ミス・マープルが登場するのは半ば以降。色んな人から話を聞いて、解決していく手腕は実にお見事。 けど、この事件ラストのページの切なさったらありゃしない…。Posted by ブクログ
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期待していたより面白かった
本の構成もうまく読みやすい
話し的には同じようなパターンの内容なんだけれど
一気読みせず一日1タイトルずつ読み進めたのもあって
次巻も読んでみたい本でした。Posted by ブクログ -
ノン・シリーズも異色短編として悪くはないが、水準作(「玉を懐いて罪あり」を除く)。やはり読みどころはテナント少佐シリーズ。フランコ独裁政権下のスペインをイメージした架空の共和国で、かつては反将軍派でありながら、今はその将軍に仕えなければならないテナント少佐の、面従腹背を地で行く苦闘が描かれる。テナン...続きを読むPosted by ブクログ
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コナンシリーズはだいたいが、コナンが美女とてんやわんやする話ばかりですが、表題作はヒロインのいない男同士のコンビ物。
ちょっと頼りないけど、それでもコナンのパートナーとして奮戦するバルトゥスの姿に応援したくなります。
そんなバルトゥスの視点から見るコナンの超人ぶりも再確認出来る一篇です。 -
諜報活動は人の騙し合いである。真相を幾重にも隠していく、その先には彼らの尊厳をむしり取られていく裏切りや懲罰が潜んでいる。国家という組織はいつしか利権や体裁を優先する組織となり人に命を瑣末に扱うゲームに興じているのではないか。一人ひとりの献身がチェスの駒のように扱う人々もまた駒となっていることに気付...続きを読むPosted by ブクログ
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ついに初めて読みました。
意外と普通な伝奇小説ふうでした。
小説読んでいて、初めてポーの一族的な重厚さを感じまして。
ずっと冷たい印象が続く感じもして。
訳がいいのかな。この方の訳のは他にあるのかな?この一巻だけ?Posted by ブクログ -
民話と小説が融合し、そこにSFが入ってくるとなると、この時代だからこそ生まれた作品なんだなぁと思う。
ダゴン教、ニャルラトホテプ等といった単語が出てくるものの、主人公視点では詳細がわからない。それがかえって神秘性を増す。
インスマウスの荒廃した嫌な雰囲気の描写が細かくて、臨場感がある。想定内の出来事...続きを読むPosted by ブクログ -
公爵で金に不自由がなく金髪で背が高く、粋で優しいスポーツマンのピーターウィムジィ卿の短編7篇収録。個人的にセイヤーズの長編より短編の方が無駄がなくて好きだ。この中でのおすすめは「幽霊に憑かれた巡査」。存在しない13番地の家はどこに?という不可能興味あふれる作品。左右の臓器が逆になってる男が記憶を失っ...続きを読むPosted by ブクログ
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「ありそうもないことだとおっしゃるならともかく、不可能という言葉は、ぼくの前では口になさらないでください。神経に障りますから」正義や報酬のためではなく頭脳の体操として事件を解決するヴァン・ドゥーゼン教授は、チェスの世界チャンピオンとのゲームで15手先を読んで王手と言い「思考機械」と呼ばれるようになる...続きを読むPosted by ブクログ
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狂気と怪奇と狂言の狭間、どう捉えるかは読み手次第。「壁の中の鼠」「闇に囁くもの」は特にその傾向が強くて面白い。
「インスマウスの影」は特に形容しがたい気持ち悪さがあった。主人公があからさまなバッドエンドフラグを進む様をこれでもかって丁寧に描くくせに、肝心な謎の生物の正体であったり、話のオチであった...続きを読む -
最近読んだ本の感想を書き忘れている…。2週間前とかだと思うのだけど、それだけで思い出すのに力がいる。
アガサクリスティはミスマープルよりポアロの方が好きかも。見立て殺人もの。サクサク進んだ感がある。あっさりとしている。まったく自分のせいだと思うのだけど、推理と論理の記憶がいまいちすんなりつながらない...続きを読むPosted by ブクログ