宮城谷昌光のレビュー一覧

  • 春秋名臣列伝

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    宮城谷作品を愛する方には、これまでの中国ものの経過を思い出しながら、また裏話ににやにやしながら楽しむための本という気がする。

    宮城谷作品の入門とするには、やはりエッセイより物語だと思う。春秋時代の逸話を知りたいのなら、すっきりまとまっていていい。

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    2009年10月04日
  • 重耳(上)

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    一言でいうと、我慢なんですかね。
    機を待つといいますか。
    語彙が少ないのでうまく表現できなくてすいません。
    面白いです。

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    2009年10月04日
  • 春秋の色

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    裏表紙に書かれている、本の内容紹介から、古代中国や中国古典のトリビア的な本なのかと思った。
    そのような内容も含まれているが、宮城谷氏自身の思い出や、書評なども収録されている。

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    2011年10月18日
  • 夏姫春秋(上)

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    悲劇の美女、夏姫。美しすぎて時代に翻弄されて、それでもがんばった世紀の美女。そしてすべてを捨てて彼女を手に入れた稀代の恋・・・

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    2009年10月04日
  • 介子推

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    前660年頃。晋の人で姓は王,名は光。重耳を慕いその亡命に従い,重耳一行が飢えに苦しんでいた時でもひそかに重耳の食糧を確保したり,閻楚という刺客から守ったりした縁の下の力持ち的な役割を果たした人です。縁の下なので重耳も介推の活躍は知りませんでした。重耳は19年の亡命生活を終えて晋へ帰国し君主となりました。そこで論功行賞を行った時,重臣の咎犯(狐偃)は重耳に報酬を求め,重耳もこれに応じました。これを見て介推は重耳に失望します。というのも,君主になったのは天の意思と考えており,重臣達が手柄を誇り,報酬を求めるのは間違っており,それを認めた重耳にも失望したということです。やがて介推は母と共に山へ姿を

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    2009年10月07日
  • 重耳(上)

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    前650年頃。晋の文公。春秋時代の五覇。(五覇:孟子は斉の桓公,晋の文公,秦の穆公,宋の襄公,楚の荘王を言い,荀子は斉の桓公,晋の文公,楚の荘王は変わらないが,あと2人を呉王闔閭(こうりょ)と越王勾践言う)。
    国内の後継者争いで殺されそうになり,国外へ逃亡,各地を遍歴し,十七年後に晋の君主となります。
    魅力的な人間の回りには人が集まります。狐突,郭偃,狐偃,先軫,介子推など一人一人の小説も出来そうなぐらい魅力的な人が多いように感じます。
    『古来,やってはいけないことが3つある。1.禍をたくらんではならない
    2.乱につけこむことをしてはならない3.人の怒りを増大させてはならない。喧嘩により人を屈

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    2009年10月07日
  • 孟嘗君(2)

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    ホウケン登場によりテンション上昇、ページをめくる速度もアップ。完全な善人じゃないところがいい(笑)。風洪さまの男ぶりも好みだけど、心に曇りのない美男子より、心に曇りのある美男子の方が好みです。そして彼が片思いだというところがなおいい。

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    2009年10月04日
  • 香乱記(三)

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    二世皇帝の最期・・・
    ここにかかれているように、このとき彼が
    2人の暗殺者を高位につけるから趙高を
    誅せよと言えば歴史はかわっていたかも。
    かわいそうな皇帝だ。

    劉邦のカゲがうすいのがウケる。

    こうやって1つの国から見ると、戦国時代
    に逆戻りした感じだったんだなぁ。

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    2009年10月04日
  • 香乱記(二)

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    陳勝呉広の乱。
    このへんからよく知っている物語が展開。
    でも田氏の立場からするとこのどうして
    いいかわからない戦乱の世も落ち着いて
    ながめていられる感じがする。ふしぎだ。

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    2009年10月04日
  • 香乱記(一)

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    田氏3兄弟・・・
    司馬遼太郎さんの「項羽と劉邦」の
    なかで敵としてかなりしぶとかった
    人たちっていう記憶しかなかった。
    なのでわるい人かと思ってた。
    でもすごい有能みたいだ。
    これからの楚漢戦争にどう
    かかわっていくのかがたのしみ。

    それにしても趙高のやつ・・・
    たいへんなやつだ。
    ほんと、めまいがするほどの悪臣だ。

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    2009年10月04日
  • 香乱記(二)

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    ちらほらとよく知られた名前が出てきてます。
    小説である事を有効活用した、主人公の危機っぷりと、実在人物を取り上げているが故の、その危難からの脱出の際の幸運っぷりが素敵です(笑)。

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    2009年10月04日
  • 香乱記(四)

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    項羽と劉邦については私も前々から知っていましたが、それは彼らの側から見た歴史を辿る事で彼らの像というものを追ってました。
    これは彼らに屈しなかった人物を中心に据えていて、歴史の中の人物像に新たな印象を与えてくれました。
    途中の戦況の移り変わり等、説明的な部分が多くて(それだけ広域・多方面にわたって注目すべき動向が見られたという事ですけれども)ダレてくる所もあり、女性については首を傾げる事も多々ありましたが(皆高潔過ぎです・・・)、部分部分で考えさせられる所がありました。
    まだ受け止めるには、己の心柱がしっかりしていない気がします。

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    2009年10月04日
  • 孟嘗君(5)

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    読んだ!という感覚が突き抜けました。
    政治云々よりも人との関わりから編まれる歴史を感じられると思うので読みやすいと思います。

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    2009年10月04日
  • 孟嘗君(4)

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    ようやっと主人公が交代、といった感じでしょうか。聞いたことのある話がちらほらと出てきてその部分の愉しさも相俟って、一気に読めます。

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    2009年10月04日
  • 太公望(上)

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    太公望。
    誰でも知っている名前でありながら、何をした人なのかは知られてないですよね。不遇時代に釣りばかりしてた人だという印象が強烈。軍師であることは知っていたのですが、その為にどちらかと言えば武張った感じを持っていました。
    宮城谷さんは例によって少ない情報から、出来る限り正確な生身の太公望像を描き出そうとします。もっとも、それも最後は想像でしかないのですが。
    宮城谷さんの太公望は、若くて、頭が良く、指導力を持つ剣の達人です(かといってスーパーマンでも無いのですが)。そして謀略の人。様々なスパイ活動で、反商勢力をまとめ上げ、最後の最後に周王と組んで商との戦いに臨みます。
    500ページ×三巻の大作

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    2016年08月16日
  • 子産(上)

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    春秋時代の国家、鄭の宰相の話。
    どのようにその人が形成されていったのか、について語る宮城谷節ともいうべき書きぶりは健在で、子産の博識さ等から来る聡明さにはうろこが落ちることも。

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    2009年10月04日
  • 太公望(上)

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    私は知りませんでしたが、男性の人に聞くと割と知っているひとが多いみたいですね。何でも釣りの神様(?)みたいになっている人みたいで、よく船の名前とかにもなっている人みたいです。
    その人の一生を感情豊かに描いてある作品です。上・中・下とありますが、割とすっと読めますよ。

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    2009年10月04日
  • 晏子(一)

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    この作品は、春秋時代の中国が舞台。宮城谷さんの持ち味の出た、父の晏弱(あんじゃく)、子の晏嬰(あんえい)親子二代に渡る壮大な物語。


     斉の国を訪れた晋の国の使者郤克(げきこく)が体の特徴を笑われたことに怒り狂い、斉と晋の関係が悪化。斉の晏弱は険悪になった晋と国交回のために、晋へ向かうところから、話は始まる。
     前半のみどころは、四方八方敵だらけの晋で、晏弱無事に使命を果たして帰国できるのか?
     その他、野心に燃える元亡命貴族の崔杼(さいちょ)とのやりとり、南郭偃(なんかくえん)、蔡朝(さいちょう)といった友人との関係もなかなか楽しい。


     そして後半のみどろこは、体は小さいながらも(およ

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    2009年10月04日
  • 介子推

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    典型的英雄譚。
    すっきりとまとめられていて、介推の人物像も清廉に描かれていて読みやすい。
    主人公に対する作者の愛情が感じられる。

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    2009年10月04日
  • 管仲(上)

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    ◆春秋時代の斉の名宰相・管仲の話。「管鮑の交わり」の名逸話や桓公に矢を射る話など、宰相になる前の話がメインです。

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    2009年10月04日