宮城谷昌光のレビュー一覧

  • 孟嘗君(5)

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    終わった。 田文、孟嘗君は斉の国に仕えず、育ての親の白圭のように天に仕えようと食客を連れて放浪する。しかし、人は見放さず、魏の宰相に推挙され、国力を回復させる。その後故郷の斉の宰相に。最後王に疎まれ、秦の宰相にされてしまうが、内部抗争で殺されそうになり、脱出。そのときの話が鶏鳴狗盗。 なるほどね。話の中のうち田文が主人公は本当に4巻、5巻のみ。3巻まではその前の関係者の話であったが、後書きを見るとあまり史記にも孟嘗君という人なりが残っておらず、作者が苦労したようだ。 でもそのため、話のあらすじが非常に旨く流れて孟嘗君、田文の成り立ちが良く掛けており、無いようもおもしろく読める。結構中国の春秋戦

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    2014年08月28日
  • 孟嘗君(4)

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    大きくなた田文は父田嬰に従い、仕事をするが、有るとき出奔し、育ての父白圭の元で黄河の堤防作りに専念する。 
    いろいろな業務を行い、人の使い方を覚えて、人智を養い大きくなっていく所は良い。そこで小さな女のことで悩むところがまた人らしい。 最後に王に褒賞を受けようとしたとき、女を捜して国を出てしまうところなんぞはいかにも一人の男だと思われて愉快になってしまう。 さて最後の5巻目
    読むか!

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    2014年08月23日
  • 孟嘗君(3)

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    やっと主人公田文が活躍し始める。 ただこの巻の主人公は孫子。田文周りの登場人物が光る。次に行きます。

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    2014年08月23日
  • 孟嘗君(2)

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    風洪が大活躍し、孫子と関わり、田文の父である田嬰と関わるようになる。また商鞅が秦であの有名は厳しい法律を作って国を新たに改めようとする。まだ田文は子供でまだ話の中では風洪の子でメインに活躍はしていない。でも話としては十分面白い! 再読中!

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    2014年08月21日
  • 孟嘗君(1)

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    孟嘗君の話の前哨戦。 商鞅とその妻、その兄である風洪が活躍。 まだ田文は赤ん坊でありその成長の途中での話。でも風洪を中心に巡る話が非常におもしろく読める。話の内容は良い。 今回は10数年ぶりに再読した。

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    2014年08月20日
  • 重耳(下)

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    紀元前6世紀、中国春秋時代の五覇の一人で、晋の文公と呼ばれた重耳という人物の話。晋の君主の家系の二男に生まれたが、秀才でもなく人気もなく特徴のない人物であったため兄弟の中でも目立たなかった。しかし、晩年は、誠実で実直な性格により国内外の色々な人たちから一目置かれるようになる。身内の争いごとにより国外に脱出し19年間諸国を転々とする亡命生活を経て、晋に戻り君主となる。重耳の話というよりは、重耳に仕えたすばらしい臣の面々の話ではないだろうか。幼少期の教育係の郭偃をはじめ、丕鄭、孤突、孤偃、孤毛、先軫、介子推などなど見事な人物が揃っておりこれら臣に支えられてなければ重耳は君主にはなれなかっただろう。

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    2014年06月16日
  • 重耳(中)

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    紀元前6世紀、中国春秋時代の五覇の一人で、晋の文公と呼ばれた重耳という人物の話。晋の君主の家系の二男に生まれたが、秀才でもなく人気もなく特徴のない人物であったため兄弟の中でも目立たなかった。しかし、晩年は、誠実で実直な性格により国内外の色々な人たちから一目置かれるようになる。身内の争いごとにより国外に脱出し19年間諸国を転々とする亡命生活を経て、晋に戻り君主となる。重耳の話というよりは、重耳に仕えたすばらしい臣の面々の話ではないだろうか。幼少期の教育係の郭偃をはじめ、丕鄭、孤突、孤偃、孤毛、先軫、介子推などなど見事な人物が揃っておりこれら臣に支えられてなければ重耳は君主にはなれなかっただろう。

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    2014年06月16日
  • 重耳(上)

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    紀元前6世紀、中国春秋時代の五覇の一人で、晋の文公と呼ばれた重耳という人物の話。晋の君主の家系の二男に生まれたが、秀才でもなく人気もなく特徴のない人物であったため兄弟の中でも目立たなかった。しかし、晩年は、誠実で実直な性格により国内外の色々な人たちから一目置かれるようになる。身内の争いごとにより国外に脱出し19年間諸国を転々とする亡命生活を経て、晋に戻り君主となる。重耳の話というよりは、重耳に仕えたすばらしい臣の面々の話ではないだろうか。幼少期の教育係の郭偃をはじめ、丕鄭、孤突、孤偃、孤毛、先軫、介子推などなど見事な人物が揃っておりこれら臣に支えられてなければ重耳は君主にはなれなかっただろう。

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    2014年06月16日
  • 楚漢名臣列伝

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    「項羽と劉邦」の脇役10人の話。
    「項羽と劉邦」は横山光輝の漫画でしか読んだことないけど、いつもとは違う視点からということもあっておもしろかった。

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    2014年06月01日
  • 三国志 第六巻

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    西暦208年、赤壁の戦。三国志のハイライトともされるこの水戦に曹操は敗れ、南方攻略の足場を失った。歴史にイフは禁物だとしても、この敗戦がなければ、曹操は存命中に全中華の八割方を支配することができたに違いない。


    この時代の正史を書く陳寿も、この史実を吟味しただろう。ここをどう書くかで正史というストーリーの視座が定まる。三国鼎立の始まり、と見るのは我々を慣れ親しんだ史観だが、魏や晋を正統と見るならば、珍しく和同した南方抵抗勢力が報いた一矢、と描いただろう。


    曹操は呂布、袁術、袁昭と強敵を破り、天子を保庇し、有用な人材を登用して華北に平和と安定をもたらした。陳寿は羅漢中のような小説家では

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    2014年05月11日
  • 風は山河より(六)

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    歴史小説を書くということは、歴史の中に一つの視座を定め、その視座に沿って一つのストーリーを切り出すということである。

    長く中国古代史を書いてきた宮城谷さんは、日本の三河の小豪族の物語であっても、堂々たる正史の視座をとる。即ち、王者となるものには王者たる正当性があり、徳があり、その徳を慕って義や勇を備えた部下が集まってくる。そして欠かせないのは悪役というか、ライバルの存在。殷の紂王は暴戻に走って徳を失った、項羽は軍事において劉邦より優れていたが度量の大きさで劣っていた、と、ライバルの高い壁を乗り越えたのも単に戦に勝ったとか、幸運だったでは済まされず、ライバルよりも王者に相応しいことの立証が求め

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    2014年04月27日
  • 太公望(下)

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    殷から周にかけての時代小説。これまで読んだことの無い時代だったので、良かった!漢字の歴史にも触れており、楽しかった。

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    2014年04月17日
  • 三国志 第五巻

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    正史ベースの三国志。
    天下分け目の官渡の戦い。
    曹操の非凡さは言うまでもないが、のらくらしているようで生き抜いている劉備も凄い。

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    2014年03月28日
  • 草原の風(中)

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    突然、といって良いくらい、急に戦乱の中心に主人公が入ってきます。
    文中にもありますが、戦場に出てからの主人公は上巻とは正確がまるっきり別人です。
    物語は、期間的にも、人物群像的にも似ているのか、楚漢軍記の状況と照らし合わせて説明されることが多く、内容が分かりやすくなっています。
    (つまり、項羽と劉邦を知らないと、少し分かりづらいかも。)

    どのような形で大団円となるのか、下巻も期待です。

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    2014年03月02日
  • 草原の風(上)

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    後漢の創始者である劉秀のお話。
    宮城谷さんにしてはめずらしく、最初から本人が出てきます。
    (大概、主人公の前世代が活躍して、歴史的背景を深く説明します。)
    上巻は、世の中の乱れがすこしづつ進んでいるため、主人公の動きも地味であるため、

    「こんな人が本当に皇帝になるのかな?」

    と不安になりますが、小説自体は、面白くあっという間に読んだので続けて、中巻にも手をつけます。

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    2014年03月02日
  • 風は山河より(五)

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    菅沼新八郎定盈が永禄三年に今川軍傘下で西三河の刈谷で初陣を果たしてから、永禄十二年に徳川家康の下で遠江攻略を果たしその翌年までの十年間を描く第五巻。永禄三年は今川義元が桶狭間で倒れた年。そこから三河には松平元康の時代が訪れるのだが、物語は東三河の菅沼主従の目線で進む。菅沼新八郎は祖父同様にいち早く新時代に希望を託すのだが、祖父の時代とは異なり今川の支配力は強く、菅沼主従は辛酸を嘗める。その頃松平元康は西三河の平定に忙しく、なかなかその姿は新八郎の目の前に現れない。この渇望感、待望感が良い。

    ちなみに永禄十三年が元亀元年になった年、織田信長は既に京にあり、姉川の戦、長島一向一揆と畿内の敵対勢力

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    2014年02月11日
  • 晏子(四)

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    崔杼が謀反を起こしたが没落し、晏子が宰相となる。

    1巻から登場し、晏弱を認めていた崔杼は憎めない人物で、展開が残念だった。
    全体的に時代の流れが分かりやすく、晏子の逸話が丁寧に織り込まれ、読んでいて楽しかった。

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    2014年02月06日
  • 晏子(二)

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    将軍として抜擢された晏弱が、莱を攻める。
    後半では、晏子が成人。

    策略をもって寡兵で攻める戦略に引き込まれた。

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    2014年02月06日
  • 晏子(一)

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    春秋時代の斉の宰相晏子の父・晏弱と晏子の物語。

    晋の郤克の容姿を嗤ったことから恨みを買い、国の関係が悪化していくという国際関係が描かれていくのもおもしろい。
    晋と斉の戦いで晏弱が戦うシーンは手に汗を握る。

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    2014年02月06日
  • 太公望(下)

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    上中巻で積み上げてきた物語が、この巻で一気に加速し収束して行く。こんな爽快感のある小説は久しぶりだ。謎に満ちた太公望の生涯を見事に描いた秀作。牧野の決戦の情景が余韻として心に残る

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    2014年01月31日