風は山河より(三)

風は山河より(三)

小説・文芸
638円 (税込)

3pt

3.6

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織田信秀は、美濃の斎藤に大敗するも依然として巨大な力を誇っていた。安祥城を織田の配下から取り戻したい広忠は兵を出すが敗走、内訌が止まず、今川義元に助力を求める。嗣子、竹千代を人質として駿府に差し出すことを決めるが、道中、戸田正直の陰謀に巻き込まれてしまう。三河の混乱を傍観していた義元は、ついに太原崇孚雪斎を送り出す。武将たちの思惑が錯綜する第三巻。

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風は山河より の一覧

1~6巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~6件目 / 6件
  • 風は山河より(一)
    671円 (税込)
    戦国前夜の奥三河。瞬く間に西三河を支配した松平清康の驍名を聞いた野田城城主・菅沼新八郎定則は、帰属していた今川家を離れる決心をする。清康が卓越した戦術と情義の心で勢力を広げる中、新八郎は戦での働きが認められはじめる。一方、綾という女との出会いから、川原で拾った童子・四郎の出自とその周囲の陰謀が明らかになっていく。知られざる英傑たちの活躍を描く歴史巨編。
  • 風は山河より(二)
    638円 (税込)
    隣国・尾張では信長の父、織田信秀の力がもはや無視できないものになっていた。美濃征伐にでた清康であったが、叛逆ありという凶報が入り、戦わずして退却することを決める。しかし陣中にいるところを、乱心した家臣の息子に斬られ、命を落すことに。主君亡き後、残された嗣子を巡り様々な思惑が錯綜する中、織田、今川も三河攻略にのりだす。大久保、本多ら忠臣たちの活躍を描く第二巻。
  • 風は山河より(三)
    638円 (税込)
    織田信秀は、美濃の斎藤に大敗するも依然として巨大な力を誇っていた。安祥城を織田の配下から取り戻したい広忠は兵を出すが敗走、内訌が止まず、今川義元に助力を求める。嗣子、竹千代を人質として駿府に差し出すことを決めるが、道中、戸田正直の陰謀に巻き込まれてしまう。三河の混乱を傍観していた義元は、ついに太原崇孚雪斎を送り出す。武将たちの思惑が錯綜する第三巻。
  • 風は山河より(四)
    638円 (税込)
    戸田正直の奸計により尾張へ運ばれた竹千代であったが、織田から思わぬ厚遇を受ける。人質を掠奪され、なお駿府に臣従する決意をした広忠は、佐久間氏に送り込まれた隻眼の男の凶刃に斃れる。義元は三河攻略のため安祥城を攻め、竹千代を奪還、制圧への足固めをする。一方、義元の下知により、雨山城に兵を向けた菅沼定村は、戦場で命を落とす。時代が大きなうねりを見せる第四巻。
  • 風は山河より(五)
    638円 (税込)
    二万の軍勢を率いて尾張に進攻した今川義元であったが、桶狭間で信長の寡兵に敗れ命を落とす。父の死、弟の謀叛を乗り越え、元康に属く決心をした菅沼定盈は、その手腕で信頼を勝ち得るも、人質にとられた妻を殺され、守るべき野田城を奪われるという悲運に見舞われる。甲斐では、今川と松平の熾烈な争いを横目に、信玄が不穏な動きを見せ始めていた。時代が激動の様相を呈する第五巻。
  • 風は山河より(六)
    671円 (税込)
    三河制圧に意欲を燃やす信玄は、ついに三方原にて家康と激突する。圧倒的軍勢を誇る武田軍を前に、勝敗は呆気なく決し、家康は敗走。窮地に追い込まれた徳川軍の最後の砦は、野田城に籠もる菅沼定盈のみ。勢いづく敵は三万、守るは四百。絶体絶命の中、定盈は一ヶ月に亘る大攻防を繰り広げる。並居る武将を唸らせた男はいかに生きたのか。菅沼三代を描いた歴史巨編、堂々の完結。

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風は山河より(三) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    桶狭間で横死した 今川義元。その印象がどうしても強いので、駿河の今川氏と言うと弱い大名、貴族趣味に溺れた守旧的な守護大名、というイメージがあるのかもしれない。

    しかし この時期の今川氏は違う。同盟の計略をもって北条氏を駿河から追い出し、東が安定したとみるや 西の三河ににすばやく楔を打つ。それは怪僧太田雪斎がいたからだと筆者は言う。尾張の織田信秀が戦国大名としてまだ自立していなかったこの当時、雪斎の頭の中には駿河から尾張まで東海四ヶ国と、更には京都に至る地図が描かれていたのだろう。

    一方で今川義元よりも京に近い織田信秀。守護代ですらないのに伊勢神宮の改築に金を出す彼の眼は、明らかに都を向いていた。伊勢から大和路か、美濃から近江路か、今日でいえば近鉄かJR東海道線かの選択はまだできていなかったかもしれないが、美濃に梟雄斉藤道三が現れなければ、織田家の天下統一の道はもっと早く開けていたかもしれない。

    しかし本書の本題は、その両雄に挟まれる三河松平家である。上洛の道を開こうとする今川家の前線基地になるか、同じく西進を目指す織田家に後方の安堵を提供するか、今日の眼で見れば、松平広忠は前者を選び家中を苦難に陥れ、子の代になって家康は信長と後者の道を選び、徳川家は東へと伸びていく。武将としての勇敢さを持ちながらも戦国大名としての戦略眼に欠けていた広忠ではあるが、大久保、本多、酒井といった後の老中首班クラスの先祖たちは支え続ける。それも三河の山河の所以である、と筆者は言うが、功成り名を遂げた子孫たちの脚色が入っているのではないか、と私は少し疑ってみたい。

    0
    2014年01月26日

    Posted by ブクログ

    第三巻は、後の徳川家康が生まれるところから数年間の三河の情勢
    松平本家は内憂外患の中にある。
    内では一門に争いがあり、外には織田信秀に攻められ、重臣を次々失っていく。
    ある意味、よくこれで松平本家はつぶれなかったなあと思う。

    一つには岡崎城を守り抜いたこと、もう一つには織田にしても今川にしてもまだ三河を本気で取りに来ていなかった幸運があったのだろう。

    それにしても、主人公としての菅沼氏には合戦もなく平和な中にあり、今ひとつ、物語の中に入り込むのが難しい。
    要するに他家(松平家)の争いを外から見ているような疎外感がある。
    そろそろ菅沼氏の活躍を期待したい。

    0
    2010年12月06日

    Posted by ブクログ

    一旦は岡崎城から逃げ出した家康のお父さんですが、叔父をだまし討ちっぽく追い出して、再び城主に返り咲きます。

    ところが織田と今川に挟まれた岡崎城は、天才軍師雪斎の知略もあり、風前の灯火に!
    このままでは、援軍もあてに出来ないってわけで、仕方なく家康父は、手中の珠ともいえる嫡男竹千代(家康)を今川に人質として送り出します。

    だがしかし!竹千代は部下であり親戚筋でもある者の手で輸送途中にかどわかされて、織田に売られてしまうのでした。

    3巻まで読んで思ったのですが、三河武士なんだか、情がこわすぎる。妙にねちねちしてるように感じます。

    主君の寵愛を嫉妬したり、あいつより自分の方が蔑ろにされてるとか・・・まぁ、多かれ少なかれこういう問題はあるとは思うのですが、読んでてなんだかなぁ〜と言った感じ。

    筆者は松平贔屓のようなんで、徳川本家の人間については、手放しで持ち上げてる感じなんだけど、そんな素晴らしい家の人間が、2代続けて側近に斬殺されたり、嫡男移送中に誘拐されるかなぁ〜?

    奥さんの貰い方も捨て方も、なんだかどうよな気がする徳川家。
    どうひっくり返しても可哀想なお家とは思えど、正義の味方とかには思えない・・・。

    因に私的には人質は今川に送るって言うのは口実で、実際は織田に送るっていう裏密約とかあったのではないかなぁ〜と・・・思ったり・・・。

    読みやすいかどうかは別として、筆者は出来る限りの文献と照らし合わせてお話を作っている様なので歴史背景等勉強になります。
    へ〜こんな事実があったのか〜と新しい発見がたくさんありました。

    0
    2010年04月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「色即是空の寸前に歌がある」という語を始めとして、戦の描写の合間合間に、文雅の道への洞察もまた示される第3巻。

    0
    2018年02月07日

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