風は山河より(六)
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風は山河より(六)

671円 (税込)

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3.8

三河制圧に意欲を燃やす信玄は、ついに三方原にて家康と激突する。圧倒的軍勢を誇る武田軍を前に、勝敗は呆気なく決し、家康は敗走。窮地に追い込まれた徳川軍の最後の砦は、野田城に籠もる菅沼定盈のみ。勢いづく敵は三万、守るは四百。絶体絶命の中、定盈は一ヶ月に亘る大攻防を繰り広げる。並居る武将を唸らせた男はいかに生きたのか。菅沼三代を描いた歴史巨編、堂々の完結。

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風は山河より のシリーズ作品

1~6巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~6件目 / 6件
  • 風は山河より(一)
    671円 (税込)
    戦国前夜の奥三河。瞬く間に西三河を支配した松平清康の驍名を聞いた野田城城主・菅沼新八郎定則は、帰属していた今川家を離れる決心をする。清康が卓越した戦術と情義の心で勢力を広げる中、新八郎は戦での働きが認められはじめる。一方、綾という女との出会いから、川原で拾った童子・四郎の出自とその周囲の陰謀が明らかになっていく。知られざる英傑たちの活躍を描く歴史巨編。
  • 風は山河より(二)
    638円 (税込)
    隣国・尾張では信長の父、織田信秀の力がもはや無視できないものになっていた。美濃征伐にでた清康であったが、叛逆ありという凶報が入り、戦わずして退却することを決める。しかし陣中にいるところを、乱心した家臣の息子に斬られ、命を落すことに。主君亡き後、残された嗣子を巡り様々な思惑が錯綜する中、織田、今川も三河攻略にのりだす。大久保、本多ら忠臣たちの活躍を描く第二巻。
  • 風は山河より(三)
    638円 (税込)
    織田信秀は、美濃の斎藤に大敗するも依然として巨大な力を誇っていた。安祥城を織田の配下から取り戻したい広忠は兵を出すが敗走、内訌が止まず、今川義元に助力を求める。嗣子、竹千代を人質として駿府に差し出すことを決めるが、道中、戸田正直の陰謀に巻き込まれてしまう。三河の混乱を傍観していた義元は、ついに太原崇孚雪斎を送り出す。武将たちの思惑が錯綜する第三巻。
  • 風は山河より(四)
    638円 (税込)
    戸田正直の奸計により尾張へ運ばれた竹千代であったが、織田から思わぬ厚遇を受ける。人質を掠奪され、なお駿府に臣従する決意をした広忠は、佐久間氏に送り込まれた隻眼の男の凶刃に斃れる。義元は三河攻略のため安祥城を攻め、竹千代を奪還、制圧への足固めをする。一方、義元の下知により、雨山城に兵を向けた菅沼定村は、戦場で命を落とす。時代が大きなうねりを見せる第四巻。
  • 風は山河より(五)
    638円 (税込)
    二万の軍勢を率いて尾張に進攻した今川義元であったが、桶狭間で信長の寡兵に敗れ命を落とす。父の死、弟の謀叛を乗り越え、元康に属く決心をした菅沼定盈は、その手腕で信頼を勝ち得るも、人質にとられた妻を殺され、守るべき野田城を奪われるという悲運に見舞われる。甲斐では、今川と松平の熾烈な争いを横目に、信玄が不穏な動きを見せ始めていた。時代が激動の様相を呈する第五巻。
  • 風は山河より(六)
    671円 (税込)
    三河制圧に意欲を燃やす信玄は、ついに三方原にて家康と激突する。圧倒的軍勢を誇る武田軍を前に、勝敗は呆気なく決し、家康は敗走。窮地に追い込まれた徳川軍の最後の砦は、野田城に籠もる菅沼定盈のみ。勢いづく敵は三万、守るは四百。絶体絶命の中、定盈は一ヶ月に亘る大攻防を繰り広げる。並居る武将を唸らせた男はいかに生きたのか。菅沼三代を描いた歴史巨編、堂々の完結。

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風は山河より(六) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    歴史小説を書くということは、歴史の中に一つの視座を定め、その視座に沿って一つのストーリーを切り出すということである。

    長く中国古代史を書いてきた宮城谷さんは、日本の三河の小豪族の物語であっても、堂々たる正史の視座をとる。即ち、王者となるものには王者たる正当性があり、徳があり、その徳を慕って義や勇を

    0
    2014年04月27日

    Posted by ブクログ

    中国の春秋戦国時代を主に書いている作者の日本の戦国時代を書いた作品。

    一代ではなく三代に渡ってひとつの作品としていること。そして三代というと徳川三代なら家康・秀忠・家光と考えるところだが、ここで出てくるのは清康・広忠・家康。そもそもなかなかスポットライトの当たらない家康に至るまでの三代の時代を描い

    0
    2010年04月19日

    Posted by ブクログ

    本書のクライマックスとも言える野田城での30000(武田軍) vs 400(野田菅沼軍)の攻防戦。
    リアル、スリーハンドレッド基、フォーハンドレッド in JAPAN!

    約400年前にあった日本の話です。

    そして、舞台は長篠の戦いへ・・・
    戦国の明暗を分けた戦いの1つの顛末が、筆者独特の哲学にて

    0
    2010年04月18日

    Posted by ブクログ

    久々に読み応えのある長編を読んだ。
    宮城谷氏は元々中国モノが得意ということで、使用される漢語が硬めなのと、序盤の豪族に関する記述が詳細なので、1~2巻は少し読みにくいかも知れない、、、と言うか、ここまでで挫折する方が居るかも?
    が、3巻以降は非常にテンポ良く読めるようになる。

    戦国時代中期以降に東

    0
    2010年03月26日

    Posted by ブクログ

    清康から家康までの三代における三河地方の攻防を、徳川家家臣の野田菅沼家を主人公に描く。家康や信長などの武将達は突然現れたわけではなく、先祖から続く周囲との関係性や歴史的な流れの中にあるという、当たり前のことを、これまで意識していなかったと感じた。ある断面の分析ではなく、継続した流れが見えると、理解が

    0
    2017年02月21日

    Posted by ブクログ

    「盛りのときに衰えの端をみつけ、安定のときに危殆のきざしをみぬくことを、先見の明、といい」か。なるほど。風をよむべし。

    0
    2014年02月28日

    Posted by ブクログ

    最終巻は小説全体のクライマックス。
    武田信玄上洛時における菅沼氏による野田城籠城戦。
    寡兵でもって武田の大軍を一月釘付けにしたその攻防は、作者がもっとも描きたかった場面だろう。
    読み応えがあった。
    その場面以前にも、武田方が侵攻してくる場面は読んでるこちらも息が詰まるようなドキドキ感を持った。

    0
    2010年12月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ひと月の間、天下の武田信玄を城に食い止めるという、菅沼新八郎定盈の壮挙が描かれる。そのクライマックスで語り終えるのでなく、東三河の野田から関東の阿保へ、菅沼家が移封されるまでを丁寧に描いているからか、それとも、架空の人物である野田四郎の因縁にも6巻越しの決着をつけているからか、物語完結の余韻をしみじ

    0
    2018年02月12日

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